湖は静かな眠りにつく

神無月

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10話 考察

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「あんたの横になんて
?」

そんなはずない‼………とは言えなかった。
亜里沙の顔があまりにも真剣だったから。
要するに、亜里沙の言うことは真実だということの証拠であることを意味していた。

俺はつぐみに目をやる。
相変わらず亜は、黙りこくっていた。

だがしかし、その様子は俺にはしっかりと目に見えている。これが幻覚だとはどうしても思えない。
だからといって、亜里沙がここまで真剣な顔をしているわけなのだから、とても嘘をついているとは考えられなかった。

………わけがわからない…

俺は今いったい地球上の人間の何%が体験する現象に逢っているのだろう?

そもそもとして、俺は亜とは今日の夕方頃、人が賑わっている商店街で出会った。そう、あの出会いは偶然だったはずだ。
ならどうして、俺には見えても亜里沙には見えないのだろうか?



………やっぱりわからないな…

必死で考察をしたが、結論は導き出せなかった。

「ち、ちょっと大丈夫?」
亜里沙が俺に話しかけてきた。どうやら、気味の悪いことを言った後の意味深な沈黙に耐えられなくなったらしい。

「最悪だよ」
素直に本音を言った。
「何か飲み物持ってくるからちょっと待っててちょうだい?」
そういいながら、亜里沙は部屋を出て階段を降りていった。

亜里沙を待っている間も俺は亜のことを考えていた。
だけど、いくら考えたって答えは分からなかった。

「……………」
やっぱり亜は黙っている。


ところでどうして俺は亜に答えを聞こうとしないんだろう?

………いや…本当は分かってる…。俺はただただ怖かったんだ。亜のことを知ったとしてどうなるか分からなかったから。
でも、このままじゃ何も事が進まないと思った。だからこそ俺は亜に話しかけよう。




……それが良いのかは俺にはわからない…。



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感想 1

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みんなの感想(1件)

活昭
2016.11.07 活昭

いろいろ伏線があるようで続きが楽しみですね。

2016.11.08 神無月

果たして、僕の国語力で
全ての伏線を回収できるのやら…‥…‥笑

解除

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