闇華

第一章:暗殺の道へ

自立試験

月日は流れ、俺はもう15歳になった。

殺し屋はどうか知らないが、まぁ、一人で生活出来るくらいの歳じゃないだろうか……。

「自立したい！」

そう言ったら、言ったら、カロラはなんと言うだろうか。

どんな顔をするだろうか……。怒るのか、喜ぶのか…。笑顔で送り出してくれると、嬉しいな……。

とりあえず、カロラに相談してみよう。

俺は、カロラの部屋へ行きドアを叩いた。


㌧㌧㌧


「カロラ、少し相談があって…。入ってもいいかな？」

「いいぞ……入れ。」


    ｷﾞｨｰ


ドアを開けて入ると、いつもより部屋が汚かった。

スナイパーライフルについて、ターゲットの写真、いろんなものが机にのっていた。

「なんだ？」

カロラは、疲れた表情をこちらに向けた。

「あの…さ。」

いざ、カロラを目の前にすると言いづらいものだな…。

頑張れ、俺。

「あのさ、俺、もう15だし、そろそろ自立しようかなーなんて…さ。」

カロラは、一瞬驚いた顔を見せたが、

「いいんじゃないか？」 

と言った。

よしっ！俺は、嬉しかった。

「だだし、条件が一つある。」

じょ、条件？


「な、なんだよ。」



「━━━━」



「えっ………。」

俺は、カロラの言ってる意味がよく分からなかった。

「おい、カロラ。こんな時に、冗談はよしてくれよ。俺は、真面目に相談に来たんだ。」

カロラは、目線をこちらに向け言った。

「ふざけてなんか、いねーさ。ただ、それができないなら、お前は1人前の殺し屋と認めるわけにゃ、いかねーな。」

「いや…でも……。」

「でもも、クソもあるか！話は終わりだ、今日は疲れた。もう寝る。おやすみ。」

そう言うとカロラは、ベットに入った。

「おやすみ。」

俺はそう言うと、部屋から出た。

カロラは、本気であんなことを言っているのだろうか。

確かに、自立したいけど……。

でも、自立するには…カロラを……。

確かに、カロラは最近歳もとり、殺し屋を引退してもいいぐらいの歳だ。でも…………。



いや、殺し屋に甘えなんてあってはいけない。
俺が………カロラを………。





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どーもー、こんばんは。琉生です。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
この話、一応ファンタジーになってはいますが、何も無いなって思った方も少なくないと思います。ただ、まだ、ファンタジーになってないだけなので、心配なさらないで下さい。

これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします！！