僕と精霊〜A journey of heroes〜

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最後の砦 

第33の旅 カウントダウンは始まった

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神界

 マハトゥとグランドールはシャボン玉の絶対神に呼び出しをくらっていた
「君達、許可なくこんな事して許されると思ってるの?」
シャボン玉には電気が走っている

「大変申し訳ございません!」
グランドールは土下座をする
「ち、違うんですよ!グランドール先輩に脅されて」
マハトゥは全ての責任をなすりつけようとする

「はぁ君みたいな未熟者の神を見るのは本当にガッカリだよ」
絶対神はマハトゥに雷を落とす

「ギャア❗️」
マハトゥは丸焦げになる
「内容は全部調べてるよ、嘘をついても無駄、とりあえず2人には罰を与える!内容は君達以外の神達と決めるよ!大体1時間くらいかな?まぁしっかり反省してよね!」
そう言い残して絶対神は消えてしまう

「ちぇ!おいチクったな?」
マハトゥはグランドールの胸ぐらを掴む
「時間の問題ですよ!それにマハトゥさんが許可を取ってるって言ったんじゃないですか!」
グランドールは抵抗する

「とにかく!なんでこんな事をしたんですか!」
グランドールは話を切り替える

「こんな事って?」
マハトゥはわざとらしくとぼける
異常者イレギュラーですよ!あなたの管理する世界で突如現れたっていう!」

「あ、あー!それがどうした?」
マハトゥは少しずつ汗をかき始める
「どうしたじゃないですよ!私が送った者達がとんでもない物を見つけてきたんですよ!」
グランドールは注射器を取り出す

「なんだそれ?あ~アレか、人間界で流行りのナースってヤツか!」
マハトゥはふざけ続ける
「どこまで惚けるつもりですか!この薬からあなたの唾液や鼻水の成分が検出されたんですよ!」
グランドールの周りに雷が轟きだす

「わ、分かった!話す話すよ!たくっ..バレてたのかよ」
マハトゥの声のボリュームが下がっていく

「俺はなー試したかったんだよ、そっちの世界の英雄ってのがどのくらい強いのかをよ!だからわざわざ俺の細胞を下等な人間に分け与えてやったんだよ」
マハトゥは鼻をほじりながら真相を話す

「なんて事を!あなたはそれでも神ですか!恥を知りなさい!」
グランドールを囲む雷は今にもマハトゥを貫抜こうとトグロを巻く

「フンッ!何が神だ、何億年もひたすら監視監視監視!何が使命だ!せっかくの命が勿体無いぜ」
マハトゥは手から獄炎を出す

「なぜあなたのような神に世界の管理が任されたのか..これも同じ神である我々の責任、此処で決着をつけましょう!」
「おうよ、そっちの方が退屈しなさそうだな」
2人の神の戦いが今始まる


G-6715
研究所前

 フランは重症のクラムを癒している
「クラム!なんでこんな事するの!分からないよ!どうして自分から死のうとしたの!私にあれだけ言ってくれたのに!絶対に死なせない!」

「さてトドメといこうか」
「えぇ!」
カップルは同時にフランとクラムを狙う

「フランさん!逃げて下さい!」
ツイスターはフランを引っ張る
「危ない!」
グレイトは前に出る
「邪魔しないで‼️」
フランが叫ぶと真っ赤な巨鳥が現れる

「なんだ!」
2人は攻撃を止める
「?なにこれ」
フランは顔を上げる

「フラン、よく勇気を振り絞りましたね」
鳥はフランに語りかける
「あなたは?」

「私はスザク、あなたが力に目覚めてからずっと見守っていました、救いようのない奴隷だったあなたは今や仲間を作り、恋をし、たった今大切な人の為に勇気を出しました」
スザクはフラン達を翼で覆う

「傷を癒します、今あなた達を失うことになってはいけません、フラン、あなたに私の力を全て授けます使い方はご存知のはず...」
スザクはフランの体に入り込む

(主人、これは中々興味深いですよ)
イグニートはマジマジとフランを観察する

「なんだよ興醒めだ、一気に決めるよハニー」
「はーい」
2人の攻撃が再開される

「スザク...」
「キェェェ‼️」
フランの背中からスザクが飛び出す

「フランさん!私達も」
「ああ!俺らもいくぜ」
ツイスターとスカルドは前に出る

「2人はクラムを見守ってて、此処は私が」
「おっと俺もサポートするぜ、なんかお前らは悪いヤツではないようだな」
フランとグレイトはカップルに立ち向かう

「おいお前ら!俺が許可してやる!先に行け!」
グレイトはジャン達に指示を出す

「みんな行くぞ!」
ジャンとパンプは先陣を切って研究所へ入る

「皆さん!速く!」
ツイスターも叫ぶ
「俺ら行くぜ」
ラート達も走り出す

「無事を祈ります」
白夜達も
「ツイスターコレを!」
リベラはツイスターにバラを投げて皆について行く

「このバラは..ありがとうございます!」
ツイスターはバラを髪留めにする

「おいフラン!危なくなったらいつでも呼べよ」
スカルドはクラムを心配しながら声をかける

「分かってる」
「俺も頼ってくれていいんだぜ、これでも20年以上門番をやってお前ら以外を通したことが無いんだぜ」
グレイトは構えを取る

「いつまで時間をかけている、腐れカップル」
上から男が降ってくる

「あーあ‼️何のようだパニッシュ‼️」
ダーリンは頭を掻きむしりながら振り返る
「何だ、文句でもあるのか?」
パニッシュはダーリンに威圧的な眼光を飛ばす

「す、すまない」
「ダーリンダメよ関わったら」
2人から先程までの威勢が感じられなくなる

「レベル3だが知らんが能力に頼ってばかりで隙をつかれて負ける、それがいつものお前らだ腐れカップル、原因は男か?」
パニッシュは冗談混じりにそう言うがハニーは血相を変える

「ダーリンを悪く言ってんじゃねぇよ、このヘボちんがぁ‼️」
戦いが始まる





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