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異世界編4・おじいちゃんの説明回
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エテ吉が持ってきてくれた簡素な木の椅子に腰掛ける。何事か言いた気な娘さんを制して、これまたエテ吉が持ってきた椅子に腰掛けさせる。ロールは寝台の上で丸くなっている。憮然とした主の顔に吹き出しそうになってしまった。
「まずは、説明させておくれ娘さん」
「理解できなくとも理解してもらう他ないんじゃ、娘さん。この世界は君達が住んでおった人間界の日本ではなく、魔界の森の奥地なんじゃ。まずは、それを前提条件として受け入れてもらわねば話が進まないんじゃ。お分かりかね?」
「どうして、娘さんや巻坂浩之君が魔界へと転移してしまったのか、それはわしからは説明できない。詳細が分からないからのぅ、憶測でものを言う訳にもいかん。兎にも角にもここは魔界なんじゃよ。それだけは理解しておくれ」
「ここが魔界だとすると、娘さんには疑問が生じてくるじゃろうな。……あぁ、いやいや、どうして魔界にいるのか、というのはこの際置いといておくれ。そもそもの話じゃよ。魔界って何処じゃ、という話じゃ」
「詳しい話をすると日が暮れてしまうから多少省かせてもらうがな、魔界というのは、人間界と同じ『次元世界』の内の一つなんじゃよ。分かるかね? ……分からんか、そうじゃろうな。『次元世界』の説明は困難じゃな、全く」
「例えを用いて簡略化させると、君達人間界で言うと自国と海外の国という程度の認識で構わんじゃろ。地続きでも海を挟んででもいないがな。人間界の『次元世界』と、魔族の住まう魔界の『次元世界』――ついでに言えば、神族の住む神界も――はお隣同士の国みたいなもんじゃ。故に、君たちは人間界から何らかの理由で海外にきてしまったという理解で概ね良いじゃろう。お分かりかね?」
「それでは、魔界の説明に入ろうか。人間界でもお伽話程度には聞いたことがあるんじゃないかのぅ? ん? あぁ、そうそう神様がいる世界が神界で悪魔とか悪い奴がいる世界が魔界。概ねそんな理解でいいじゃろう。……これ、ロール騒ぐでない。魔界が悪ではないことはわしが一番分かっておる」
「騒がしくてすまないの、娘さんや。じゃが、魔界に居る限り、魔界を悪い世界として扱わんようにな。誰だって、自分の住む世界を悪しきものと取られては血相を変えるというものじゃ。その風説自体、神族の仕業なんじゃが……まぁ、良いか」
「本来、魔界も神界も人間界も同じような種族の集まりなんじゃよ。人間界風に言えば外国人というぐらいの認識で結構。世の中色んな人種がいるもんじゃ。魔界にいる魔族も心穏やかなものもいれば、神界の神族にも血気盛んな好戦的な輩もいっぱいおる。……これは、神界にしてみればフェアじゃないかのぅ。まぁ、平等だと取ってもらえれば有り難い。神界が善で、魔界が悪だというのは間違った考え方だということじゃ」
「とはいえ、同一世界内ではないのだから違うところはある。何よりも人間界と違うところは、魔界の魔族、神界の神族は魔法を使えるというところかのぅ」
「人間は大気に満ちたマナを使うことが出来ない種族であるため、手先がどんどん器用になっていき、物理法則に従って文明を築き上げた」
「逆に、魔族や神族は大気中に満ちた魔力を体内に取り込み、魔法という形で体外へ放出することが出来る種族であるため、物理法則なんざガン無視じゃ。魔界と神界は魔力法則に従って生活しているんじゃよ」
「どちらが優れている、という訳ではないんじゃよ。各種族に良いところ悪いところがあり、それを補いつつ人間界、魔界、神界は共存してきたんじゃ」
「では、先程から話に出てきている『次元世界』を説明していこう。『次元世界』とは人間界、魔界、神界、そして数多ある無数の『次元世界』一つ一つの事を指すんじゃ。先ほどの例をそのまま使うとすれば、『次元世界』とは一つの国家というイメージで良いじゃろぅ……すまんな、イメージさせてばかりで。他に良い例えが思いつかんのじゃよ」
「『次元世界』は星の数程存在し、その一つ一つの中に人間界や魔界、神界のような世界が広がっているんじゃ。頭がくらくらしてくるじゃろ? そして、数多ある『次元世界』において人間界、神界、魔界とこの三つの『次元世界』が他の『次元世界』を統括していると考えてもらっていいじゃろう。何故この三つの世界が、だって? それはまたの機会に詳しく説明しようじゃないか」
「他の『次元世界』を統括している三つの『次元世界』。もっと簡単に言えば、『次元世界』のリーダーじゃな。語弊があるかもしれんが、この3つの『次元世界』をトップとしたピラミッドが存在し、3つの『次元世界』で土台を支えている、とイメージしておくれ」
「何を支えているのか、って? いい質問じゃなロール。分からないことや聞きたいことはどんどん聞いてもらいたい。話は戻すが、三つの『次元世界』が支えているもの、それが『時』なんじゃよ」
「例え話だから実際にピラミッドを想像してもらうと少し困ってしまうんじゃが……そんな不安定な場所にどうして時を、と思うじゃろ? 発想を逆転して考えてみておくれ、娘さんや」
「『次元世界』をお創りになられた方――あぁ、そういうお方がいらっしゃるんじゃよ。これらの『次元世界』は太古の昔に創られたものなんじゃ。君たちからすると、神といって差し支えないじゃろぅ。勿論、神族とは別の、な――は、ある種、『次元世界』を本のように考えていてな。はじまりから終わりまでを想定してお創りになられた訳じゃ。ここに『時』の流れが存在しないとなるとどうなるか分かるかねロール?」
「……そう、賢いぞロールや。『時』の流れが存在しなければ、はじまりもしなければ終わりもしないんじゃよ。時間がないんじゃから」
「『時』の流れを土台として、数多の『次元世界』をそのお方はお創りになられた。ほっほ、ピラミッドと言ったから語弊があったかのぅ。なに、形などありはせんのだから雰囲気だけ伝わればいいんじゃよ」
「兎にも角にも密接に結び付いた『時』と『次元世界』において太古の昔、人間界と神界、そして魔界の三つの『次元世界』はうまーく共存していたんじゃよ」
「今となっては、人間界の者は誰一人として覚えておらんじゃろう。魔界や神界でも限られたものにしか伝わっておらん。神魔大戦が起きるまでは三界同士の行き来もあり、それはそれは平和な時代だったということじゃ」
「それでな、あまりにも平和すぎると心を湧き立たせる戦乱を求める大馬鹿者がおるもんじゃ。それが平和を求めての事なのか、単純に戦乱を求めておったのかは、当事者でもないわしには分からんことじゃが」
「神魔大戦について言及すると、日が暮れてしまうんで割愛するが、要は魔界と神界が総力を結集して戦争することになってしまったんじゃよ」
「結果はまぁ、魔界も存在して神界も存在することからも分かる通りの引き分け。いや、痛み分けというべきかのぅ」
「魔界は大部分の領土を消失し、いまなお国土の半分以上は荒廃した大地となっておる。わしらのいる小屋も荒廃した大地の一部にあるんじゃよ。神界は魔界に大ダメージを与えはしたが、人員にかなりの損害を被っての。国土こそ荒廃しなかったが、戦争で命を落としたものがかなりの数に上ったということじゃ」
「その後もお互い色々と画策したようではあるが、結果として、戦争を継続することが困難になった訳じゃな。そこへ現れたのが、『次元世界』をお創りになられた創造主様じゃ――そう、先程話に出てきたお方じゃよ」
「創造主様は大層お嘆きになられたそうじゃ。御自分の作られた『次元世界』でこのような悲劇が起ころうとは、お思いにならなかったんじゃ。そこで、創造主様は御自分の創られた次元世界に一つのルールを課したんじゃ」
「【『媒介者』に『次元世界』の修正を任じる】。これがその時に定められた『次元世界』のルールじゃ。先の神魔大戦の折りも、『媒介者』なる人物が現れ、大戦を終結させたと言われておる。後に、創造主様は三界――勿論、他の無数にある『次元世界』全ても含めて――の行き来を禁じ、共存していた三つの『次元世界』はそれぞれ独立した存在となって時を過ごすことになったそうじゃ」
「まずは、説明させておくれ娘さん」
「理解できなくとも理解してもらう他ないんじゃ、娘さん。この世界は君達が住んでおった人間界の日本ではなく、魔界の森の奥地なんじゃ。まずは、それを前提条件として受け入れてもらわねば話が進まないんじゃ。お分かりかね?」
「どうして、娘さんや巻坂浩之君が魔界へと転移してしまったのか、それはわしからは説明できない。詳細が分からないからのぅ、憶測でものを言う訳にもいかん。兎にも角にもここは魔界なんじゃよ。それだけは理解しておくれ」
「ここが魔界だとすると、娘さんには疑問が生じてくるじゃろうな。……あぁ、いやいや、どうして魔界にいるのか、というのはこの際置いといておくれ。そもそもの話じゃよ。魔界って何処じゃ、という話じゃ」
「詳しい話をすると日が暮れてしまうから多少省かせてもらうがな、魔界というのは、人間界と同じ『次元世界』の内の一つなんじゃよ。分かるかね? ……分からんか、そうじゃろうな。『次元世界』の説明は困難じゃな、全く」
「例えを用いて簡略化させると、君達人間界で言うと自国と海外の国という程度の認識で構わんじゃろ。地続きでも海を挟んででもいないがな。人間界の『次元世界』と、魔族の住まう魔界の『次元世界』――ついでに言えば、神族の住む神界も――はお隣同士の国みたいなもんじゃ。故に、君たちは人間界から何らかの理由で海外にきてしまったという理解で概ね良いじゃろう。お分かりかね?」
「それでは、魔界の説明に入ろうか。人間界でもお伽話程度には聞いたことがあるんじゃないかのぅ? ん? あぁ、そうそう神様がいる世界が神界で悪魔とか悪い奴がいる世界が魔界。概ねそんな理解でいいじゃろう。……これ、ロール騒ぐでない。魔界が悪ではないことはわしが一番分かっておる」
「騒がしくてすまないの、娘さんや。じゃが、魔界に居る限り、魔界を悪い世界として扱わんようにな。誰だって、自分の住む世界を悪しきものと取られては血相を変えるというものじゃ。その風説自体、神族の仕業なんじゃが……まぁ、良いか」
「本来、魔界も神界も人間界も同じような種族の集まりなんじゃよ。人間界風に言えば外国人というぐらいの認識で結構。世の中色んな人種がいるもんじゃ。魔界にいる魔族も心穏やかなものもいれば、神界の神族にも血気盛んな好戦的な輩もいっぱいおる。……これは、神界にしてみればフェアじゃないかのぅ。まぁ、平等だと取ってもらえれば有り難い。神界が善で、魔界が悪だというのは間違った考え方だということじゃ」
「とはいえ、同一世界内ではないのだから違うところはある。何よりも人間界と違うところは、魔界の魔族、神界の神族は魔法を使えるというところかのぅ」
「人間は大気に満ちたマナを使うことが出来ない種族であるため、手先がどんどん器用になっていき、物理法則に従って文明を築き上げた」
「逆に、魔族や神族は大気中に満ちた魔力を体内に取り込み、魔法という形で体外へ放出することが出来る種族であるため、物理法則なんざガン無視じゃ。魔界と神界は魔力法則に従って生活しているんじゃよ」
「どちらが優れている、という訳ではないんじゃよ。各種族に良いところ悪いところがあり、それを補いつつ人間界、魔界、神界は共存してきたんじゃ」
「では、先程から話に出てきている『次元世界』を説明していこう。『次元世界』とは人間界、魔界、神界、そして数多ある無数の『次元世界』一つ一つの事を指すんじゃ。先ほどの例をそのまま使うとすれば、『次元世界』とは一つの国家というイメージで良いじゃろぅ……すまんな、イメージさせてばかりで。他に良い例えが思いつかんのじゃよ」
「『次元世界』は星の数程存在し、その一つ一つの中に人間界や魔界、神界のような世界が広がっているんじゃ。頭がくらくらしてくるじゃろ? そして、数多ある『次元世界』において人間界、神界、魔界とこの三つの『次元世界』が他の『次元世界』を統括していると考えてもらっていいじゃろう。何故この三つの世界が、だって? それはまたの機会に詳しく説明しようじゃないか」
「他の『次元世界』を統括している三つの『次元世界』。もっと簡単に言えば、『次元世界』のリーダーじゃな。語弊があるかもしれんが、この3つの『次元世界』をトップとしたピラミッドが存在し、3つの『次元世界』で土台を支えている、とイメージしておくれ」
「何を支えているのか、って? いい質問じゃなロール。分からないことや聞きたいことはどんどん聞いてもらいたい。話は戻すが、三つの『次元世界』が支えているもの、それが『時』なんじゃよ」
「例え話だから実際にピラミッドを想像してもらうと少し困ってしまうんじゃが……そんな不安定な場所にどうして時を、と思うじゃろ? 発想を逆転して考えてみておくれ、娘さんや」
「『次元世界』をお創りになられた方――あぁ、そういうお方がいらっしゃるんじゃよ。これらの『次元世界』は太古の昔に創られたものなんじゃ。君たちからすると、神といって差し支えないじゃろぅ。勿論、神族とは別の、な――は、ある種、『次元世界』を本のように考えていてな。はじまりから終わりまでを想定してお創りになられた訳じゃ。ここに『時』の流れが存在しないとなるとどうなるか分かるかねロール?」
「……そう、賢いぞロールや。『時』の流れが存在しなければ、はじまりもしなければ終わりもしないんじゃよ。時間がないんじゃから」
「『時』の流れを土台として、数多の『次元世界』をそのお方はお創りになられた。ほっほ、ピラミッドと言ったから語弊があったかのぅ。なに、形などありはせんのだから雰囲気だけ伝わればいいんじゃよ」
「兎にも角にも密接に結び付いた『時』と『次元世界』において太古の昔、人間界と神界、そして魔界の三つの『次元世界』はうまーく共存していたんじゃよ」
「今となっては、人間界の者は誰一人として覚えておらんじゃろう。魔界や神界でも限られたものにしか伝わっておらん。神魔大戦が起きるまでは三界同士の行き来もあり、それはそれは平和な時代だったということじゃ」
「それでな、あまりにも平和すぎると心を湧き立たせる戦乱を求める大馬鹿者がおるもんじゃ。それが平和を求めての事なのか、単純に戦乱を求めておったのかは、当事者でもないわしには分からんことじゃが」
「神魔大戦について言及すると、日が暮れてしまうんで割愛するが、要は魔界と神界が総力を結集して戦争することになってしまったんじゃよ」
「結果はまぁ、魔界も存在して神界も存在することからも分かる通りの引き分け。いや、痛み分けというべきかのぅ」
「魔界は大部分の領土を消失し、いまなお国土の半分以上は荒廃した大地となっておる。わしらのいる小屋も荒廃した大地の一部にあるんじゃよ。神界は魔界に大ダメージを与えはしたが、人員にかなりの損害を被っての。国土こそ荒廃しなかったが、戦争で命を落としたものがかなりの数に上ったということじゃ」
「その後もお互い色々と画策したようではあるが、結果として、戦争を継続することが困難になった訳じゃな。そこへ現れたのが、『次元世界』をお創りになられた創造主様じゃ――そう、先程話に出てきたお方じゃよ」
「創造主様は大層お嘆きになられたそうじゃ。御自分の作られた『次元世界』でこのような悲劇が起ころうとは、お思いにならなかったんじゃ。そこで、創造主様は御自分の創られた次元世界に一つのルールを課したんじゃ」
「【『媒介者』に『次元世界』の修正を任じる】。これがその時に定められた『次元世界』のルールじゃ。先の神魔大戦の折りも、『媒介者』なる人物が現れ、大戦を終結させたと言われておる。後に、創造主様は三界――勿論、他の無数にある『次元世界』全ても含めて――の行き来を禁じ、共存していた三つの『次元世界』はそれぞれ独立した存在となって時を過ごすことになったそうじゃ」
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