異世界転生~転生先はニッポン?~

田村 翔

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1章

魔法が使えた!

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高位の魔法を見たその日に俺は早速魔力脈を探してみることにした。
魔力脈の探し方は、瞑想さながら血の巡りを感覚で追うのが1番やりやすい。

ん?何故か前世よりも魔力が多いように感じるぞ。
魔力というものはそんなにすぐに多くなるものではないのだが…
生まれ変わったから増えたのだろうか?
何故だろう沢山八百万ほどある気がする。
これだけあれば禁術に指定された転移や呪いの魔法も使える気がするが、まずは探知魔法にしておこう。

結論━
家の中に在る物の場所は全て把握出来た。
それにこれだけ連続して使っているにも関わらず魔力が尽きる気配は無い。
本当に禁術でも使えるのではないだろうか?

この時海斗は気付いていなかったが、この世界で魔法と呼ばれるものとマジックと呼ばれるものは似ているようで全く違う。
魔法は空想上のもので奇跡と呼ばれる事もあるものであり簡単に行使することは難しいとされているのに対し、マジックは実現不可能なことが起きているかのようにことである。
そのためこの世界に魔法が存在すると考えて行動する者達を厨二病と称し禁忌の対象とされることもある。

今度、ヨウチエンで周りのみんなに披露し他にもこちらに来ている者がいないか探してみよう。

こうして、実際に魔法が使えるのにも関わらず周囲からは厨二病と認定されたアウグスト…いや、海斗の生活が幕を開けた。
__________________

ありがとうございます。
今回より、本格的に話しがスタートしていきます。
実際に魔法が使える厨二病の物語楽しんでください。
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