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3章91番目の世界
66話 感覚
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少女たちはキャッキャっと話ているがそろそろ隊ごとの訓練をしてもらおう。
「そろそろ次いくぞー」
「「「「はーい」」」」
何故かいい返事が返ってきた、不満の声が来ると思っていたので俺は少し戸惑ったが、隊ごとになって訓練が始まった。
「それにしても、一日でこれほど違いが出るんだな」
「そうか?まだまだこれからだぞ、今やってるのは基礎だ」
昨日訓練生に教えたのが基礎の基礎、次の応用に行きつけば数人に第6世代を出してもいいかもしれない。
「どうしてそこまで急いでるんだ?」
俺はその言葉にドキッとした、そう俺は少し焦っている、俺が作った機体や武器が使われなくなったことから始まり、論文を却下されたからだ。
順調にこの世界の人たちの強化が出来ていた、それが出来なくなって来ている。
「ガジェトはブラックボックスの進化周期理論を信じてるか?」
「ああ、あのポットスって学者が言ってるやつか」
実はその学者も俺なんだ、色々な方向から助言をしないと上の連中が動いてくれない。
却下が続いているからそろそろ動くつもりだが、丁度周期的に進化をしてくるかもしれないんだ、俺の予想では大型の動物になって来ると思っている。
「前の形から変わってるのは解るけどな、正直わからんよ、周期があるなんて」
「そうか、まあそうだな」
「ジュントは信じてるから焦ってるってことか」
焦っているというかそろそろ次に行きたいんだ、進軍し領土を取り戻したい。
「可能性の問題だな、確かに強くなってるからな奴らは、それが近い内起きるならそれに備えないと均衡が崩れる」
「だからあの、どでかいライフルってわけか」
俺は頷いておいた、他の考えている策が先だしあれは制限があり過ぎるからな、あれはホントに最後だな。
「そうか・・・分かったよ、私は学者は信じないがジュントは信じる」
そう言って部下の子たちと整備場の方に歩いて行った。
俺も隊ごとに注意と指導をして行き、少しずつ応用も加えていった、流石に飲み込みが早い。
「はぁ~~気持ちいいぜー」
昼食の時間になり俺は、約束の回復魔法を掛けていっている、みんな気持ち良さそうだ。
「それは良かったな、はい次」
「じゃあ」
「私たち」
ベルとナルの二人が一緒に出てきた。
「魔法は一人ずつでないと無理だぞ、じゃあベルからな」
「「!?」」
二人が驚いて固まっている、なんでだ?
「ジュントさん、なんでベルとナルの違いが分かるの!私解らないのに」
ジェミーに言われた、みんなを見たがクビを捻っている、なるほどみんなは分からないって事か。
「何かコツがあるのかしら?」
「魔力の色が若干違うし、声だってベルの方が少し高いだろファンナ?」
俺がそう言うとファンナにわかりませんって顔された、そんなに分からないか。
「いやいや変わらねぇって、どういう感覚してるんだよ」
「そう言われても、ほら顔もここら辺が少し違うだろ?」
そう言ってベルのおでこや頬っぺを触って教えたのだが、同意が貰えなかった。
「もういいですわ、ジュントさんの感覚がすごかったってことですわね」
ネティーアの言葉でみんなが同意し、俺の回復魔法が再開され、全員を回復させた。
「じゃあ俺は街に行くが、キョウコ誰が付いてくるんだ?」
「そろそろブラックボックスの襲撃があるので、ネティーア隊とプルネーラ隊には残ってもらい、ファンナの隊を付けます」
「そうか、よろしくなファンナ」
「ファンナは向こうで用事があるから、途中で別れますからね」
怒りながら言ってきた、俺の護衛なのにいいのだろうかと思うがまあいいかな。
「別にかまわないぞ、俺も用事があるから行くんだし、じゃあ行くか」
俺たちは一台の車に乗り基地を出た。
「そろそろ次いくぞー」
「「「「はーい」」」」
何故かいい返事が返ってきた、不満の声が来ると思っていたので俺は少し戸惑ったが、隊ごとになって訓練が始まった。
「それにしても、一日でこれほど違いが出るんだな」
「そうか?まだまだこれからだぞ、今やってるのは基礎だ」
昨日訓練生に教えたのが基礎の基礎、次の応用に行きつけば数人に第6世代を出してもいいかもしれない。
「どうしてそこまで急いでるんだ?」
俺はその言葉にドキッとした、そう俺は少し焦っている、俺が作った機体や武器が使われなくなったことから始まり、論文を却下されたからだ。
順調にこの世界の人たちの強化が出来ていた、それが出来なくなって来ている。
「ガジェトはブラックボックスの進化周期理論を信じてるか?」
「ああ、あのポットスって学者が言ってるやつか」
実はその学者も俺なんだ、色々な方向から助言をしないと上の連中が動いてくれない。
却下が続いているからそろそろ動くつもりだが、丁度周期的に進化をしてくるかもしれないんだ、俺の予想では大型の動物になって来ると思っている。
「前の形から変わってるのは解るけどな、正直わからんよ、周期があるなんて」
「そうか、まあそうだな」
「ジュントは信じてるから焦ってるってことか」
焦っているというかそろそろ次に行きたいんだ、進軍し領土を取り戻したい。
「可能性の問題だな、確かに強くなってるからな奴らは、それが近い内起きるならそれに備えないと均衡が崩れる」
「だからあの、どでかいライフルってわけか」
俺は頷いておいた、他の考えている策が先だしあれは制限があり過ぎるからな、あれはホントに最後だな。
「そうか・・・分かったよ、私は学者は信じないがジュントは信じる」
そう言って部下の子たちと整備場の方に歩いて行った。
俺も隊ごとに注意と指導をして行き、少しずつ応用も加えていった、流石に飲み込みが早い。
「はぁ~~気持ちいいぜー」
昼食の時間になり俺は、約束の回復魔法を掛けていっている、みんな気持ち良さそうだ。
「それは良かったな、はい次」
「じゃあ」
「私たち」
ベルとナルの二人が一緒に出てきた。
「魔法は一人ずつでないと無理だぞ、じゃあベルからな」
「「!?」」
二人が驚いて固まっている、なんでだ?
「ジュントさん、なんでベルとナルの違いが分かるの!私解らないのに」
ジェミーに言われた、みんなを見たがクビを捻っている、なるほどみんなは分からないって事か。
「何かコツがあるのかしら?」
「魔力の色が若干違うし、声だってベルの方が少し高いだろファンナ?」
俺がそう言うとファンナにわかりませんって顔された、そんなに分からないか。
「いやいや変わらねぇって、どういう感覚してるんだよ」
「そう言われても、ほら顔もここら辺が少し違うだろ?」
そう言ってベルのおでこや頬っぺを触って教えたのだが、同意が貰えなかった。
「もういいですわ、ジュントさんの感覚がすごかったってことですわね」
ネティーアの言葉でみんなが同意し、俺の回復魔法が再開され、全員を回復させた。
「じゃあ俺は街に行くが、キョウコ誰が付いてくるんだ?」
「そろそろブラックボックスの襲撃があるので、ネティーア隊とプルネーラ隊には残ってもらい、ファンナの隊を付けます」
「そうか、よろしくなファンナ」
「ファンナは向こうで用事があるから、途中で別れますからね」
怒りながら言ってきた、俺の護衛なのにいいのだろうかと思うがまあいいかな。
「別にかまわないぞ、俺も用事があるから行くんだし、じゃあ行くか」
俺たちは一台の車に乗り基地を出た。
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