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2章2つ目の世界
37話 仕事の前に
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「ふぅ~サーナ少し休憩しましょう」
看護士の人にそうって患者の出入りする方の扉に付いているレバーを引いていた、あれは外から見ると休憩中って文字が出るんだ。
「どうでしたかジュート」
「とても勉強になったよアイ、はいお茶」
俺は無限収納からお茶を出した、圧縮収納魔法は俺がこの世界で広めた、何度も国に入るとどうしても驚かれるし人前で使えないのは不便だからな。
「しゅ、収納魔法!?」
「そうですよ、でも僕のレベルではこの部屋の3倍くらいが限界ですけどね、はいお菓子もどうぞ」
アイが驚いていたので俺は控えめに説明した、どうせ容量何て分からないからな、ちなみに俺の言った容量は初級に毛が生えた程度だ、俺が少し教えれば誰でも出来る。
「それでも羨ましいわ、私も教わったけど出来なかったの」
「そうなのかい?でもおかしいな回復魔法をあれだけ使えるんだから魔力は十分でしょ?属性の要らない収納魔法がどうして使えないの?」
俺の開発した収納魔法は回復魔法と似たような部類なんだ、だから魔法士ならだれでも出来る、はずなんだが。
「理解が出来ないのよ、だってこの部屋と同じ大きさがこのカップに入っちゃうのよ、どう考えてもおかしいじゃない」
なるほど、そう言った障害もあるのか・・・これは俺としては盲点だったな。
「おかしくないよ、例えばこの枕の中身だ」
俺は少し授業をした、無限収納から枕を出し、その枕の中に入っている綿を出して両手で持った。
「今の大きさは両手で持たないとダメだよね」
「そうね、枕の大きさがそれ位だものね」
「そうだね、でもこうやると・・・ほら片手に収まった、こうすれば圧縮できるでしょ」
そう言ってアイの顔を見たら、ポカンとしていた分からなかったかな。
「どうかなアイ、分かったかな?」
「え!?ええ分かったわ、まさかこんな簡単な事が収納魔法の原理なんて、信じられないけど」
難しく考えすぎだ、使える空間の大きさが決まっているのだからそれを圧縮して小さくする、簡単なことだ。
「後で試してみるといいよ、そろそろ休憩が終わるからね」
時計を見て俺が言ったらアイが戸惑っていた、試そうとしたんだろうな、だが収納魔法は出し入れに魔力を使うから仕事中はあまり使わない方がいい。
「お疲れアイ、仕事の終わりの飲み物をどうぞ」
「ありがとジュート、さっきは気付かなかったけどこの飲み物美味しいわね、何処で売ってるの?」
飲み物を飲んでアイが聞いてきた、だがこれは俺特製のハーブ茶でどこにも売ってない。
「俺のオリジナルなんだ、だから売ってないよ」
「そうなの、こんなにおいしいなら売りだしたら儲かりそうね」
「あまり量が作れないから自分たち用さ、所で俺は泊まる場所をまだ教えて貰ってないんだけど、宿舎って何処かな?」
それを聞いてアイが笑っていた、どうして笑うんだ?
「ジュート、隣の建物を見なかったの?そこが宿舎よ、左が男性用で右が女性」
「そうだったんだね、ありがとうアイ」
隣の建物か、そう言えば窓が多くあった建物が建ってたな。
「着替えたら一緒に行きましょ、寮長を紹介するわ」
そう言って俺たちは着替えをする為にあの部屋に向かった、あの連中はいなかったけどな。
「ここがそうなのか?」
「ええ、ここを使っているのは看護士の人が多いのよ、魔法士は高給取りだから自分たちで豪邸を建てているの」
なるほど、あの連中はここにはいないんだな、そしてアイも右の宿舎に暮らしていると。
「アイも給料は良いだろ、どうして建てないんだ?」
「私はまだ2年目だもの、そこまでの給金は貰ってないわ、寮長ー」
アイが少し頬を膨らませながら言ってきた、新人の内はそれほどでもないのか、俺はいくらなんだろうな。
「はいはーいってアイちゃん、どうしたの?」
何故か子供がエプロンを付けて走ってきた、あれがここの寮長なのか?
「寮長新しくここに入るジュートくんです」
アイが俺を紹介してくれたので頭を下げておいた、向こうは俺の事を聞いていたのか思い出したような顔をしている。
「聞いてるわ魔法士の新人さんね、私はミュウミって言います」
お辞儀をして自己紹介をしてくれた、それにしても小さいな、ここを任されてるんだから成人はしてるよな?
「ジュート今子供がここを任されてるの?とか思ってるでしょ」
「まぁな、だが成人はしてるんだろ?」
ミュウミから少し離れて俺たちはヒソヒソと話している、どうやら本人に知られると機嫌を損ねるようだな。
「当然です、それに小さいのは魔法士として優秀だからなんです、本人に行ってはダメですよ気にしてるんですから」
俺は頷いておいた、そう言えばイルティもそうだったな。
「分かった、だがあれはどうするんだ?」
俺たちが離れてヒソヒソ話していたから察していじけている。
「どうせ私は小さいですよ」
「だ、大丈夫ですよミュウミさん、まだまだ伸びます」
「ほ、ほんと!?」
すごい食いついたな、だがアイは根拠もなく言っているだけだ、顔を背けている。
「うぅ~どうせ私はこのままよ、歳だってもう25だし」
「方法がないわけじゃないんだがなぁ」
「「!?」」
俺が独り言のように言ったのを聞き逃さず二人が見てきた。
「ど、どうやって!ねぇどうすればいいの」
「ま、まぁ落ち着け」
俺の腰らへんを掴んでミュウミが聞いて来た、ほんとイルティと同じだな。
看護士の人にそうって患者の出入りする方の扉に付いているレバーを引いていた、あれは外から見ると休憩中って文字が出るんだ。
「どうでしたかジュート」
「とても勉強になったよアイ、はいお茶」
俺は無限収納からお茶を出した、圧縮収納魔法は俺がこの世界で広めた、何度も国に入るとどうしても驚かれるし人前で使えないのは不便だからな。
「しゅ、収納魔法!?」
「そうですよ、でも僕のレベルではこの部屋の3倍くらいが限界ですけどね、はいお菓子もどうぞ」
アイが驚いていたので俺は控えめに説明した、どうせ容量何て分からないからな、ちなみに俺の言った容量は初級に毛が生えた程度だ、俺が少し教えれば誰でも出来る。
「それでも羨ましいわ、私も教わったけど出来なかったの」
「そうなのかい?でもおかしいな回復魔法をあれだけ使えるんだから魔力は十分でしょ?属性の要らない収納魔法がどうして使えないの?」
俺の開発した収納魔法は回復魔法と似たような部類なんだ、だから魔法士ならだれでも出来る、はずなんだが。
「理解が出来ないのよ、だってこの部屋と同じ大きさがこのカップに入っちゃうのよ、どう考えてもおかしいじゃない」
なるほど、そう言った障害もあるのか・・・これは俺としては盲点だったな。
「おかしくないよ、例えばこの枕の中身だ」
俺は少し授業をした、無限収納から枕を出し、その枕の中に入っている綿を出して両手で持った。
「今の大きさは両手で持たないとダメだよね」
「そうね、枕の大きさがそれ位だものね」
「そうだね、でもこうやると・・・ほら片手に収まった、こうすれば圧縮できるでしょ」
そう言ってアイの顔を見たら、ポカンとしていた分からなかったかな。
「どうかなアイ、分かったかな?」
「え!?ええ分かったわ、まさかこんな簡単な事が収納魔法の原理なんて、信じられないけど」
難しく考えすぎだ、使える空間の大きさが決まっているのだからそれを圧縮して小さくする、簡単なことだ。
「後で試してみるといいよ、そろそろ休憩が終わるからね」
時計を見て俺が言ったらアイが戸惑っていた、試そうとしたんだろうな、だが収納魔法は出し入れに魔力を使うから仕事中はあまり使わない方がいい。
「お疲れアイ、仕事の終わりの飲み物をどうぞ」
「ありがとジュート、さっきは気付かなかったけどこの飲み物美味しいわね、何処で売ってるの?」
飲み物を飲んでアイが聞いてきた、だがこれは俺特製のハーブ茶でどこにも売ってない。
「俺のオリジナルなんだ、だから売ってないよ」
「そうなの、こんなにおいしいなら売りだしたら儲かりそうね」
「あまり量が作れないから自分たち用さ、所で俺は泊まる場所をまだ教えて貰ってないんだけど、宿舎って何処かな?」
それを聞いてアイが笑っていた、どうして笑うんだ?
「ジュート、隣の建物を見なかったの?そこが宿舎よ、左が男性用で右が女性」
「そうだったんだね、ありがとうアイ」
隣の建物か、そう言えば窓が多くあった建物が建ってたな。
「着替えたら一緒に行きましょ、寮長を紹介するわ」
そう言って俺たちは着替えをする為にあの部屋に向かった、あの連中はいなかったけどな。
「ここがそうなのか?」
「ええ、ここを使っているのは看護士の人が多いのよ、魔法士は高給取りだから自分たちで豪邸を建てているの」
なるほど、あの連中はここにはいないんだな、そしてアイも右の宿舎に暮らしていると。
「アイも給料は良いだろ、どうして建てないんだ?」
「私はまだ2年目だもの、そこまでの給金は貰ってないわ、寮長ー」
アイが少し頬を膨らませながら言ってきた、新人の内はそれほどでもないのか、俺はいくらなんだろうな。
「はいはーいってアイちゃん、どうしたの?」
何故か子供がエプロンを付けて走ってきた、あれがここの寮長なのか?
「寮長新しくここに入るジュートくんです」
アイが俺を紹介してくれたので頭を下げておいた、向こうは俺の事を聞いていたのか思い出したような顔をしている。
「聞いてるわ魔法士の新人さんね、私はミュウミって言います」
お辞儀をして自己紹介をしてくれた、それにしても小さいな、ここを任されてるんだから成人はしてるよな?
「ジュート今子供がここを任されてるの?とか思ってるでしょ」
「まぁな、だが成人はしてるんだろ?」
ミュウミから少し離れて俺たちはヒソヒソと話している、どうやら本人に知られると機嫌を損ねるようだな。
「当然です、それに小さいのは魔法士として優秀だからなんです、本人に行ってはダメですよ気にしてるんですから」
俺は頷いておいた、そう言えばイルティもそうだったな。
「分かった、だがあれはどうするんだ?」
俺たちが離れてヒソヒソ話していたから察していじけている。
「どうせ私は小さいですよ」
「だ、大丈夫ですよミュウミさん、まだまだ伸びます」
「ほ、ほんと!?」
すごい食いついたな、だがアイは根拠もなく言っているだけだ、顔を背けている。
「うぅ~どうせ私はこのままよ、歳だってもう25だし」
「方法がないわけじゃないんだがなぁ」
「「!?」」
俺が独り言のように言ったのを聞き逃さず二人が見てきた。
「ど、どうやって!ねぇどうすればいいの」
「ま、まぁ落ち着け」
俺の腰らへんを掴んでミュウミが聞いて来た、ほんとイルティと同じだな。
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