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3章
41話 懸賞ダンジョン
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「6ヵ所に命中~10等だね~」
狐の仮面をつけたオーガに景品を貰い僕はガックリです。まだまだ修練が足りない、だけどもう時間が無いんです。
村長たちがウサギダンジョンに現れました。まだ兵士たちを連れて来てないから時間はあるけど、近い内に来るんだよ。
僕たちは遂に動き出します。クイーンには僕だけが参加する事は伝えてあるんだ、みんなにはこんな事させられない、あいつらは僕だけで対応する。
「その為に武器が欲しいのに、僕の腕じゃまだまだ掛かるかも」
村長たちはまだ迷宮を進んだばかり、だから時間はあるんだ。だけど10等の参加賞どまりじゃ、良い品が貰えないんだよ。
その上の鉄の剣が欲しい、出来ればその上のミスリルダガーが欲しいと、景品を眺めてしまいます。
せっかく訓練ダンジョンと一緒に出現した景品ダンジョンを貰ったのに、使いこなさいと勿体ないです。訓練も始まったばかりだけど、時間は掛けられないんです。
「ロラン、一人で抱え込むなよ」
悩んでいると、横で景品を取っていたダダ兄が鉄の剣を僕に譲ってくれたんだ。感謝の言葉を言ったけど、謝罪も言葉にしたよ。
僕一人であいつらを片付ける、それが一番良いんだ。だけどダダ兄は一緒に戦ってくれると言ってくれた、強い味方が出来て嬉しいよ。
「エミリーは俺が守る、その為だったら俺はなんだってやるぞ」
「そうだよねダダ兄、一緒に戦おう」
その決意をした後の的当ては、先ほどの粗末なモノじゃなくなったよ。自分でも驚いたけど凄く正確に狙えて、おかげでミスリルまで取れました。
下の階に設置されてる棒倒しで防具も揃え準備を整え、みんなに気付かれない様、戦いの準備を揃えた僕とダダ兄は、ウサギダンジョンの外で村長たちを待ち構えます。
「いたな、この裏切り者ども!!」
「良く言うね村長、僕たちを散々騙していたくせにさ」
相手の言い分は無茶苦茶で、戻ってこいだの、エミリーを返せと言ってきてるんだ、ダダ兄は反対してきたけど当然だよ。
僕も相手の意見は切り捨てるつもりです。でもまずは言葉での話し合いから入りました、相手が言い終わるのを待ち、次にこちらの要望を伝えます。だけど村の叔父さんたちが武器を構え始めたんだ、やる気満々だね。
「暴力で来るなら僕たちは容赦しないよ、今までとは違うんだ。僕たちは、ただ平和に暮らしたいだけなんだよ」
「そんなこと知るか!!ワシたちの村に戻って来るんだ!」
もう畑を耕すのは嫌だと、叔父さんはクワを握る手を強めたよ。
自分たちは遊んでいたいだなんてふざけてます。僕たちは物じゃないんだと叫び武器を抜き、交渉は決裂した。
こうなったらまずは力の差を見せつける必要があります。全員が武器を振りかぶった瞬間、僕は間を通り武器を壊していきました。それは一瞬の事で、ダダ兄の横に僕が戻っても、村長たちは気付きません。
手に持っていた武器が壊れ、戸惑いを隠せない、それでも僕たちは武器を降ろさないよ。
「ど、どういうことだ!?」
「どうもこうもないよ村長、僕は村にいた時よりも強くなったんだ。もうあなた達の言いなりにはならない、これ以上何かしてくるなら、僕も本気を出すよ」
ミスリルの短剣を掲げると、さすがに村長たちはひるんでくれました。三流の捨てセリフを言いながら村に帰って行ったんだ。
そのセルフが欲しかった僕は、空に光魔法を放ち村に行ってるセーブルさんに知らせたよ。これで村長たちが帰ると村は平地になっています。
「やっと耕した畑も、何とか住めた家も無くなった。これで絶望する気持ちは分かったでしょ、僕たちからすべてを奪ったんだ当然だよ」
「そうだな、反省して俺たちの下に付けば、エミリーも喜ぶ」
そうだねっと、思っている懸念は口にしないで答えました。きっと村長たちは反省しない、そんなだから僕たちを働かせていたんだ、追い詰められたら何をするか分からない。
村長たちの次の手は領主に泣きつく事です。報告するとしても準備に時間が掛かるから、これで時間は稼げると僕は少し安心した。
クイーンたちも助けてくれるけど、出来るだけ血は流したくありません。
「僕の考えは甘いかも知れない、だけど人種の為でもあるんだよね」
クイーンたちの力だけ見てもそうだけど、これはそれよりも先の話、魔族との共存が掛かってる問題です。土地が少ないこの世界なら必須だと、使っている人は思う事なんだ。
ダンジョンは地下資源と同じ、それを多く使っているのは魔族です。彼らは僕らの先を行き豊富な資源を集める事が出来る。僕はクイーンのダンジョンをそう見て、このままでは滅びるのは人種の方です。それを何とかしたいんだ、村長たちなんて気にしてる場合じゃない。
「兵士を連れて来るなら、丁度良いからそれも利用する。まずは僕自身がもっと知識を蓄え強くならないとだ」
剣技などの戦いは、正直僕は苦手です。だからほどほどにして知恵を武器にしたくて勉強を頑張ってる、これからは先を読んだ者が勝つと確信しての事だよ。
その力で絶対みんなを守って見せる!!そんな僕の決意がなされている時、平地になった村では騒ぎになっていました。
「わ、ワシの村がない・・・どうなってるんじゃ」
綺麗な平地が広がり、全員はその場に立ち尽くします。場所を間違えたとか思わせるくらい、ほんとに何もないんだ。
その場所に間違いはない、平地を歩き混乱し始めた村長たちはただその場を歩くだけでした。そしてある程度時間が過ぎると、僕のせいだと言い始めます。
怒りを湧きあがらせダンジョンに急いだんだ。でも僕たちはもう中にいて外には出ません。
「そ、村長疲れました」
食事も碌に取っていないせいもあり、村人たちは弱音を口にします。往復してきたから当然ではあるんだ、言われた村長もほんとは疲れてる、だけど怒りでそれどころじゃありません。
「情けない奴らじゃ・・・こうなったら領主様に報告して討伐してもらうぞ」
とうとう僕たちの討伐を口にして迷宮を出ます。それは誰も幸せになれない最悪の言葉なのにです。
僕はクイーンたちとガックリして見ていました。もうあいつらは救えない、これからは領主との話し合いを優先しようと決めたんです。
「それは良いウサが、成功するウサ?」
「弱気ですねクイーン、もし襲撃して来ても返り討ちにすればいいだけです。そしてその時は、領地を全ていただきます。そうでしょロラン」
「そうですねフサーバスさん、ここの領主はそれほどバカじゃない。貢物を何度も送ってる僕たちを取るよ」
村長たちは逆に処罰され、奴隷にでも落ちれば良いんだ。僕たちは勝った、もう誰にも縛られない平和で楽しい暮らしをするんだ。
僕の予想通り、数日後に村長たちは何も出来ずに帰って来ました。ボロボロになっても助けを求めず、彼らはこのまま終わるんだと思っていたんだけど、僕たちの村に訪問者が来て考え直したんだ。それは領主様と話を付けた後の1月後で、驚きの部隊だった。
ちなみに村長たちは、ダダ兄とエミリーさんが救世主で助けました。勿論しっかりと恩を売り、裏切れない様にもしたんだ、魔道具って便利だよね。
村長たちは、ある建設地で働いて貰っていて、そこは後々役に立つ場所なんだよ。
狐の仮面をつけたオーガに景品を貰い僕はガックリです。まだまだ修練が足りない、だけどもう時間が無いんです。
村長たちがウサギダンジョンに現れました。まだ兵士たちを連れて来てないから時間はあるけど、近い内に来るんだよ。
僕たちは遂に動き出します。クイーンには僕だけが参加する事は伝えてあるんだ、みんなにはこんな事させられない、あいつらは僕だけで対応する。
「その為に武器が欲しいのに、僕の腕じゃまだまだ掛かるかも」
村長たちはまだ迷宮を進んだばかり、だから時間はあるんだ。だけど10等の参加賞どまりじゃ、良い品が貰えないんだよ。
その上の鉄の剣が欲しい、出来ればその上のミスリルダガーが欲しいと、景品を眺めてしまいます。
せっかく訓練ダンジョンと一緒に出現した景品ダンジョンを貰ったのに、使いこなさいと勿体ないです。訓練も始まったばかりだけど、時間は掛けられないんです。
「ロラン、一人で抱え込むなよ」
悩んでいると、横で景品を取っていたダダ兄が鉄の剣を僕に譲ってくれたんだ。感謝の言葉を言ったけど、謝罪も言葉にしたよ。
僕一人であいつらを片付ける、それが一番良いんだ。だけどダダ兄は一緒に戦ってくれると言ってくれた、強い味方が出来て嬉しいよ。
「エミリーは俺が守る、その為だったら俺はなんだってやるぞ」
「そうだよねダダ兄、一緒に戦おう」
その決意をした後の的当ては、先ほどの粗末なモノじゃなくなったよ。自分でも驚いたけど凄く正確に狙えて、おかげでミスリルまで取れました。
下の階に設置されてる棒倒しで防具も揃え準備を整え、みんなに気付かれない様、戦いの準備を揃えた僕とダダ兄は、ウサギダンジョンの外で村長たちを待ち構えます。
「いたな、この裏切り者ども!!」
「良く言うね村長、僕たちを散々騙していたくせにさ」
相手の言い分は無茶苦茶で、戻ってこいだの、エミリーを返せと言ってきてるんだ、ダダ兄は反対してきたけど当然だよ。
僕も相手の意見は切り捨てるつもりです。でもまずは言葉での話し合いから入りました、相手が言い終わるのを待ち、次にこちらの要望を伝えます。だけど村の叔父さんたちが武器を構え始めたんだ、やる気満々だね。
「暴力で来るなら僕たちは容赦しないよ、今までとは違うんだ。僕たちは、ただ平和に暮らしたいだけなんだよ」
「そんなこと知るか!!ワシたちの村に戻って来るんだ!」
もう畑を耕すのは嫌だと、叔父さんはクワを握る手を強めたよ。
自分たちは遊んでいたいだなんてふざけてます。僕たちは物じゃないんだと叫び武器を抜き、交渉は決裂した。
こうなったらまずは力の差を見せつける必要があります。全員が武器を振りかぶった瞬間、僕は間を通り武器を壊していきました。それは一瞬の事で、ダダ兄の横に僕が戻っても、村長たちは気付きません。
手に持っていた武器が壊れ、戸惑いを隠せない、それでも僕たちは武器を降ろさないよ。
「ど、どういうことだ!?」
「どうもこうもないよ村長、僕は村にいた時よりも強くなったんだ。もうあなた達の言いなりにはならない、これ以上何かしてくるなら、僕も本気を出すよ」
ミスリルの短剣を掲げると、さすがに村長たちはひるんでくれました。三流の捨てセリフを言いながら村に帰って行ったんだ。
そのセルフが欲しかった僕は、空に光魔法を放ち村に行ってるセーブルさんに知らせたよ。これで村長たちが帰ると村は平地になっています。
「やっと耕した畑も、何とか住めた家も無くなった。これで絶望する気持ちは分かったでしょ、僕たちからすべてを奪ったんだ当然だよ」
「そうだな、反省して俺たちの下に付けば、エミリーも喜ぶ」
そうだねっと、思っている懸念は口にしないで答えました。きっと村長たちは反省しない、そんなだから僕たちを働かせていたんだ、追い詰められたら何をするか分からない。
村長たちの次の手は領主に泣きつく事です。報告するとしても準備に時間が掛かるから、これで時間は稼げると僕は少し安心した。
クイーンたちも助けてくれるけど、出来るだけ血は流したくありません。
「僕の考えは甘いかも知れない、だけど人種の為でもあるんだよね」
クイーンたちの力だけ見てもそうだけど、これはそれよりも先の話、魔族との共存が掛かってる問題です。土地が少ないこの世界なら必須だと、使っている人は思う事なんだ。
ダンジョンは地下資源と同じ、それを多く使っているのは魔族です。彼らは僕らの先を行き豊富な資源を集める事が出来る。僕はクイーンのダンジョンをそう見て、このままでは滅びるのは人種の方です。それを何とかしたいんだ、村長たちなんて気にしてる場合じゃない。
「兵士を連れて来るなら、丁度良いからそれも利用する。まずは僕自身がもっと知識を蓄え強くならないとだ」
剣技などの戦いは、正直僕は苦手です。だからほどほどにして知恵を武器にしたくて勉強を頑張ってる、これからは先を読んだ者が勝つと確信しての事だよ。
その力で絶対みんなを守って見せる!!そんな僕の決意がなされている時、平地になった村では騒ぎになっていました。
「わ、ワシの村がない・・・どうなってるんじゃ」
綺麗な平地が広がり、全員はその場に立ち尽くします。場所を間違えたとか思わせるくらい、ほんとに何もないんだ。
その場所に間違いはない、平地を歩き混乱し始めた村長たちはただその場を歩くだけでした。そしてある程度時間が過ぎると、僕のせいだと言い始めます。
怒りを湧きあがらせダンジョンに急いだんだ。でも僕たちはもう中にいて外には出ません。
「そ、村長疲れました」
食事も碌に取っていないせいもあり、村人たちは弱音を口にします。往復してきたから当然ではあるんだ、言われた村長もほんとは疲れてる、だけど怒りでそれどころじゃありません。
「情けない奴らじゃ・・・こうなったら領主様に報告して討伐してもらうぞ」
とうとう僕たちの討伐を口にして迷宮を出ます。それは誰も幸せになれない最悪の言葉なのにです。
僕はクイーンたちとガックリして見ていました。もうあいつらは救えない、これからは領主との話し合いを優先しようと決めたんです。
「それは良いウサが、成功するウサ?」
「弱気ですねクイーン、もし襲撃して来ても返り討ちにすればいいだけです。そしてその時は、領地を全ていただきます。そうでしょロラン」
「そうですねフサーバスさん、ここの領主はそれほどバカじゃない。貢物を何度も送ってる僕たちを取るよ」
村長たちは逆に処罰され、奴隷にでも落ちれば良いんだ。僕たちは勝った、もう誰にも縛られない平和で楽しい暮らしをするんだ。
僕の予想通り、数日後に村長たちは何も出来ずに帰って来ました。ボロボロになっても助けを求めず、彼らはこのまま終わるんだと思っていたんだけど、僕たちの村に訪問者が来て考え直したんだ。それは領主様と話を付けた後の1月後で、驚きの部隊だった。
ちなみに村長たちは、ダダ兄とエミリーさんが救世主で助けました。勿論しっかりと恩を売り、裏切れない様にもしたんだ、魔道具って便利だよね。
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