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1章 天職が不遇
24話 噂の傭兵団
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クージュ国がイースラム国に敗北した。それを聞いたアタシは賭け事の中の話だと笑っていた、金等級のアタシの傭兵団【紅の薔薇】でアタシの独り勝ちだったからだ。
その日の酒は、いつも飲んでる物なのにとても美味だった、料理も塩をふんだんに使わせ豪華にしたから美味い、笑いが止まらないよ。
「でもよぉ~アンジュラ、遠くのちみっこい戦いよりもこっちだぜ、明日の作戦成功するのか?」
「それこそ心配はいらないぞヴェルネラ、明日の戦いはこちらの快勝でおわる」
「そ、そんな!?さすがにそれはないだろ、クージュとかのちみっこい国とは違うんだぞ・・・本気か?」
ヴェルネラは1万の兵同士なんだぞと、分かりきった事を言って来た。だがアタシも本気も本気だと、料理を食べて余裕を見せたんだ。
賭けの結果を聞かなければそこまでの自信はなかった、しかし相手国であるヘルーネイアに向かった男はそれを成したんだ。
そいつはクージュが負ける事を言い当てる前に、ヘルーネイアの砦で工作をしてアタシたちを勝たせると言い残して行った、これで勝てないサーミンではないんだ。
先陣は傭兵のアタシたちが取るけど、早い者勝ちなんだから全部取ってやる、それがアタシたちの快勝なのよ。
「そんな大切なモノを良く分からない男に託すのかよアンジュラ」
「アタシが男を信用していないのは知ってるだろ?これはそれほど期待できる作戦なんだよヴェルネラ」
ヴェルネラもアタシも、男なんて生き物は信用しない。アタシの傭兵団には女が800人に男200人いるが、その男どもは下っ端で責任者なんてさせない。
最初は遊びでクージュとイースラムの賭けをしたんだ、しかしアタシも負けるのが分かっているのに選択はしない。負けるのが嫌だから調べて、勝てる可能性があると見つけた、そしてそこからずっと調べさせていた。
イースラム国を勝たせたのは、小さな傭兵団が要因だった、そいつらは少数だけど変わった武器を使っていると報告された。
「期待ねぇ~」
「まぁ、アタシも最初はその程度だったさヴェルネラ・・・だけどね、調べれば調べただけ気になりだした、だから賭けたんだ」
その傭兵団は、最初の依頼が終わった後、国の兵と共に戦い勝利に導いていなくなった。アタシの情報網では、そいつらは南下したところまでは分かってるけど、何処の戦場にもそいつらは顔を見せてない。そこからの情報が集まらなくなり、代わりに50人以上の盗賊団を1つの馬車に乗っていた傭兵が倒したとか、街の1つが飛躍的に発展したとか、変な噂が集まって来た。
ヴェルネラはそれを聞いて、胡散臭いと思って変な顔をしだした、アタシも最初はそんな顔をしていたと笑ってしまった。
「笑い事じゃないですよそれぇ~」
「まあそうだね・・・だけど、賭けの結果を聞いて信じたくなった、あいつも少し変わってるんだよ」
銅等級の新人だった男で名前はアサルトレジル。そいつは新人のクセにアタシと互角に戦った、だから男でも一度だけ信じて見た、それが正解で賭けに勝ち、だから明日の戦いも信じようと思った。もしダメでも、その時はアサルトレジルに責任を取らせる、それが無くてもアタシたちは勝てる事を見せれば良いだけだ。
「ダメでも、アタシたちの力で勝つんだ、名がまた売れるぞ」
「そう言う事ですかアンジュラ、結局信じてないんじゃない」
「そうでもないわよヴェルネラ、数を減らさないで済むならその方が良い、アタシは勝つのも好きだけど、快勝なんてまだ数回しか味わってないわ。それが味わえるなら、嫌いな男でも使うわよ」
負けるのが一番嫌い、だからもしアサルトレジルが失敗し、更にアタシが負けを味わう事になれば。その時は死ぬよりもひどい仕打ちを用意してやるわ、だから絶対成功させないと許さない。
男の帰りを待つようになるとは思わなかったと、美味い酒を飲んでちょっとだけワクワクしてるわ、窓の外に見える敵の砦を眺め酒をまた一口、明日の開戦時には門は普通閉じている、それが開いていれば約束通り戦いは快勝になる。
「ふふふ、楽しみね」
「勝つのがっすよね・・・何だか変に赤くなってないか?」
「なっ!?何を言ってるのヴェルネラ!!勿論勝ちたいのよ」
乙女の顔とかヴェルネラは言って来たけど、戦の鬼と言われたアタシがそんな顔するわけないわ。まあ、快勝を味わえば考えも変わるかもしれないけど、男相手なんて冗談じゃない!!
美味い酒も料理も悪くなりそうだから、ヴェルネラもそれ以上は言わなかった、快勝できるのならヴェルネラもそれを期待し、みんなで勝利の為にと再度の宣言をして飲み明かした。
そして朝になり武器を持って砦を見ると、扉が開いていたけど大きな布が掛かっていた、その布はアタシたちの目の前で門から落ちて砦の中が見えたんだ。門が開いていたとみんなの歓声が上がり、そのままアタシたちは突撃した、敵は驚いている様で対処に遅れていた、どうやら門の中からは分からなかったみたいよ。
「良く分からないけど、これは好機っ!行くぞっ!!」
アタシの掛け声で1000人が砦に散っていく、そこからはひとりで10人と戦う乱戦だけど、混乱してる敵に負けるアタシたちじゃないわ。20人でも相手にならないほどの勢いで突き進んで、あっという間に砦を占領してサーミンの旗を掲げた。
遠くで兵士たちが進軍を始めたのが見えたけど、まだそんな時間かと思うほどの短時間で砦を占領していた。これを快勝と言わずにはいられない、あいつの言っていた通りだった。
快勝に導いた男は、やっとアタシたちの前に姿を現し余裕の表情だ。青い髪の背の高い男アサルトレジルは、普通の女性が見れば良い男なんだろうけど、アタシたちにそんな感想はないわ。
「約束守ったわね」
「当然だ、オレには倒さなければいけない男がいる」
鋭い目を遠くの方角に向けたアサルトレジルは、復讐心に満ちた顔をしていた。余程恨みのある人物なんだろうと、力になるのならば使えるとアタシは歓迎した。
アサルトレジルは、他にもふたりの仲間を連れていた。ふたりとも男性で白い髪の男と赤い髪の男で、どちらもアサルトレジルと同じくらいの身長と気配を持っている。これは戦力になると期待してしまった。
「だがその前に、この世界で一番強いとされる奴らを倒す、協力してくれるかアンジュラ」
「「なっ!?」」
アタシとヴェルネラはビックリして後ろに下がってしまった。魔族に手を出すなんて正気ではない、どんなに強くてもあいつらには勝てないんだ。
アタシは勝てない戦いはしない、絶対に無理だと言ってやった、しかしアサルトレジルと他の2人は笑う程の絶対の自信を持っていた。無茶だとヴェルネラは反論したが、アサルトレジルは魔族たちを前哨戦だと言い放ったよ。
「強いだけの奴らなんて敵じゃない、問題はジルベルトだ」
「そいつはそんなに強いのか?」
「そうだっ!!あいつが付くと戦況は一変する。トップランカーの俺たちを勝たせたのもジルベルトだと、オレたちの顔に泥を塗ったんだ、絶対に許さん!!」
その恨みを晴らす為、そいつを倒すのが目標らしく、その為にフェニックス族を倒すと宣言してきたよ。
大規模国はお互いを警戒していて動く事はない。しかし、3つの中規模国が統一され大国になればそのバランスは崩れるだろう、そうなれば本当の意味での世界戦が始まる。
「大規模国は傭兵を必要としない、自分たちだけで勝てると思ってるだろう。だから俺たちは数で勝負するぞ」
「なるほどな、勝機があるとすればそんな所か・・・しかし集めた奴らがザコばかりでは話にならんぞアサルトレジル」
「ザコはザコなりに使い道はある、もう直ぐ兵器が広まるからな」
兵器?っとヴェルネラは頭を傾げたが、アタシはそれを知っている。イースラム国が使った変わった武器がそれなんだ。それが広まれば大国にも勝てるとアサルトレジルは思っている。
ザコにはそれを使わせ戦力にする、それを魅力的に感じてアサルトレジルを分隊長に任命した。
「アンジュラ!!こいつは男だぞ」
「ヴェルネラ、こいつは力を示した、それは評価しなくてはいけないだろう」
抗議するヴェルネラを黙らせ、期待しているとアサルトレジルに伝えその場を離れた。ヴェルネラは後ろを歩き再度の抗議をしてくるが、アタシはあいつらを捨て石にする作戦だと言い聞かせたよ。
兵器が凄いのは分かるが、あくまでも魔族が相手ではないだけで、そんなに簡単に倒せるのなら苦労はない。
「中規模国を占領したら、あいつらを切り捨てれば良い、どうせ男だ」
「そう言った考えだったのか、それなら分かったよアンジュラ」
アサルトレジルたちは強い、だから存分に利用させてもらう、アタシは負けるのが嫌だからな。
その日の酒は、いつも飲んでる物なのにとても美味だった、料理も塩をふんだんに使わせ豪華にしたから美味い、笑いが止まらないよ。
「でもよぉ~アンジュラ、遠くのちみっこい戦いよりもこっちだぜ、明日の作戦成功するのか?」
「それこそ心配はいらないぞヴェルネラ、明日の戦いはこちらの快勝でおわる」
「そ、そんな!?さすがにそれはないだろ、クージュとかのちみっこい国とは違うんだぞ・・・本気か?」
ヴェルネラは1万の兵同士なんだぞと、分かりきった事を言って来た。だがアタシも本気も本気だと、料理を食べて余裕を見せたんだ。
賭けの結果を聞かなければそこまでの自信はなかった、しかし相手国であるヘルーネイアに向かった男はそれを成したんだ。
そいつはクージュが負ける事を言い当てる前に、ヘルーネイアの砦で工作をしてアタシたちを勝たせると言い残して行った、これで勝てないサーミンではないんだ。
先陣は傭兵のアタシたちが取るけど、早い者勝ちなんだから全部取ってやる、それがアタシたちの快勝なのよ。
「そんな大切なモノを良く分からない男に託すのかよアンジュラ」
「アタシが男を信用していないのは知ってるだろ?これはそれほど期待できる作戦なんだよヴェルネラ」
ヴェルネラもアタシも、男なんて生き物は信用しない。アタシの傭兵団には女が800人に男200人いるが、その男どもは下っ端で責任者なんてさせない。
最初は遊びでクージュとイースラムの賭けをしたんだ、しかしアタシも負けるのが分かっているのに選択はしない。負けるのが嫌だから調べて、勝てる可能性があると見つけた、そしてそこからずっと調べさせていた。
イースラム国を勝たせたのは、小さな傭兵団が要因だった、そいつらは少数だけど変わった武器を使っていると報告された。
「期待ねぇ~」
「まぁ、アタシも最初はその程度だったさヴェルネラ・・・だけどね、調べれば調べただけ気になりだした、だから賭けたんだ」
その傭兵団は、最初の依頼が終わった後、国の兵と共に戦い勝利に導いていなくなった。アタシの情報網では、そいつらは南下したところまでは分かってるけど、何処の戦場にもそいつらは顔を見せてない。そこからの情報が集まらなくなり、代わりに50人以上の盗賊団を1つの馬車に乗っていた傭兵が倒したとか、街の1つが飛躍的に発展したとか、変な噂が集まって来た。
ヴェルネラはそれを聞いて、胡散臭いと思って変な顔をしだした、アタシも最初はそんな顔をしていたと笑ってしまった。
「笑い事じゃないですよそれぇ~」
「まあそうだね・・・だけど、賭けの結果を聞いて信じたくなった、あいつも少し変わってるんだよ」
銅等級の新人だった男で名前はアサルトレジル。そいつは新人のクセにアタシと互角に戦った、だから男でも一度だけ信じて見た、それが正解で賭けに勝ち、だから明日の戦いも信じようと思った。もしダメでも、その時はアサルトレジルに責任を取らせる、それが無くてもアタシたちは勝てる事を見せれば良いだけだ。
「ダメでも、アタシたちの力で勝つんだ、名がまた売れるぞ」
「そう言う事ですかアンジュラ、結局信じてないんじゃない」
「そうでもないわよヴェルネラ、数を減らさないで済むならその方が良い、アタシは勝つのも好きだけど、快勝なんてまだ数回しか味わってないわ。それが味わえるなら、嫌いな男でも使うわよ」
負けるのが一番嫌い、だからもしアサルトレジルが失敗し、更にアタシが負けを味わう事になれば。その時は死ぬよりもひどい仕打ちを用意してやるわ、だから絶対成功させないと許さない。
男の帰りを待つようになるとは思わなかったと、美味い酒を飲んでちょっとだけワクワクしてるわ、窓の外に見える敵の砦を眺め酒をまた一口、明日の開戦時には門は普通閉じている、それが開いていれば約束通り戦いは快勝になる。
「ふふふ、楽しみね」
「勝つのがっすよね・・・何だか変に赤くなってないか?」
「なっ!?何を言ってるのヴェルネラ!!勿論勝ちたいのよ」
乙女の顔とかヴェルネラは言って来たけど、戦の鬼と言われたアタシがそんな顔するわけないわ。まあ、快勝を味わえば考えも変わるかもしれないけど、男相手なんて冗談じゃない!!
美味い酒も料理も悪くなりそうだから、ヴェルネラもそれ以上は言わなかった、快勝できるのならヴェルネラもそれを期待し、みんなで勝利の為にと再度の宣言をして飲み明かした。
そして朝になり武器を持って砦を見ると、扉が開いていたけど大きな布が掛かっていた、その布はアタシたちの目の前で門から落ちて砦の中が見えたんだ。門が開いていたとみんなの歓声が上がり、そのままアタシたちは突撃した、敵は驚いている様で対処に遅れていた、どうやら門の中からは分からなかったみたいよ。
「良く分からないけど、これは好機っ!行くぞっ!!」
アタシの掛け声で1000人が砦に散っていく、そこからはひとりで10人と戦う乱戦だけど、混乱してる敵に負けるアタシたちじゃないわ。20人でも相手にならないほどの勢いで突き進んで、あっという間に砦を占領してサーミンの旗を掲げた。
遠くで兵士たちが進軍を始めたのが見えたけど、まだそんな時間かと思うほどの短時間で砦を占領していた。これを快勝と言わずにはいられない、あいつの言っていた通りだった。
快勝に導いた男は、やっとアタシたちの前に姿を現し余裕の表情だ。青い髪の背の高い男アサルトレジルは、普通の女性が見れば良い男なんだろうけど、アタシたちにそんな感想はないわ。
「約束守ったわね」
「当然だ、オレには倒さなければいけない男がいる」
鋭い目を遠くの方角に向けたアサルトレジルは、復讐心に満ちた顔をしていた。余程恨みのある人物なんだろうと、力になるのならば使えるとアタシは歓迎した。
アサルトレジルは、他にもふたりの仲間を連れていた。ふたりとも男性で白い髪の男と赤い髪の男で、どちらもアサルトレジルと同じくらいの身長と気配を持っている。これは戦力になると期待してしまった。
「だがその前に、この世界で一番強いとされる奴らを倒す、協力してくれるかアンジュラ」
「「なっ!?」」
アタシとヴェルネラはビックリして後ろに下がってしまった。魔族に手を出すなんて正気ではない、どんなに強くてもあいつらには勝てないんだ。
アタシは勝てない戦いはしない、絶対に無理だと言ってやった、しかしアサルトレジルと他の2人は笑う程の絶対の自信を持っていた。無茶だとヴェルネラは反論したが、アサルトレジルは魔族たちを前哨戦だと言い放ったよ。
「強いだけの奴らなんて敵じゃない、問題はジルベルトだ」
「そいつはそんなに強いのか?」
「そうだっ!!あいつが付くと戦況は一変する。トップランカーの俺たちを勝たせたのもジルベルトだと、オレたちの顔に泥を塗ったんだ、絶対に許さん!!」
その恨みを晴らす為、そいつを倒すのが目標らしく、その為にフェニックス族を倒すと宣言してきたよ。
大規模国はお互いを警戒していて動く事はない。しかし、3つの中規模国が統一され大国になればそのバランスは崩れるだろう、そうなれば本当の意味での世界戦が始まる。
「大規模国は傭兵を必要としない、自分たちだけで勝てると思ってるだろう。だから俺たちは数で勝負するぞ」
「なるほどな、勝機があるとすればそんな所か・・・しかし集めた奴らがザコばかりでは話にならんぞアサルトレジル」
「ザコはザコなりに使い道はある、もう直ぐ兵器が広まるからな」
兵器?っとヴェルネラは頭を傾げたが、アタシはそれを知っている。イースラム国が使った変わった武器がそれなんだ。それが広まれば大国にも勝てるとアサルトレジルは思っている。
ザコにはそれを使わせ戦力にする、それを魅力的に感じてアサルトレジルを分隊長に任命した。
「アンジュラ!!こいつは男だぞ」
「ヴェルネラ、こいつは力を示した、それは評価しなくてはいけないだろう」
抗議するヴェルネラを黙らせ、期待しているとアサルトレジルに伝えその場を離れた。ヴェルネラは後ろを歩き再度の抗議をしてくるが、アタシはあいつらを捨て石にする作戦だと言い聞かせたよ。
兵器が凄いのは分かるが、あくまでも魔族が相手ではないだけで、そんなに簡単に倒せるのなら苦労はない。
「中規模国を占領したら、あいつらを切り捨てれば良い、どうせ男だ」
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