荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー

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1章 覚醒

12話 ジト目

『おはようございますマスター』


次の日ハナに起こされ、いつもの様に準備をしつつ空間魔法の中で料理を作っています、朝ご飯は宿の物があるのでこれは昼食ですよ、そして準備を済ませたらいよいよノームたちの観察です。


「あれ?まだ15階だね、でも人口が2500人を超えてるよ」


少し遠めに村を見ると今までの建物が良くなっていました、住居にレンガ造りが加わり今までの木造住宅も縦に高くなってます、そのおかげもあるかもですが人口が爆発的に増えました、WPも倍の350万になりましたよ。


『これならもっと深くしてもよろしいと思いますよマスター』

「ハナがそう言うなら、じゃあ41階まで作ってボスは・・・ちょっと強めでキングリザードマンかな」


大きめのリザードマンで装備もなかなかです、WPも50万Pしましたよ。


『なるほど、尻尾目当てですね』

「分かるハナ、そうなんだ次のボスをミスリル系にしたいから、そろそろ属性とか回復を強化したいんだよ」


ボスを設置するとこっちのダンジョンと同じで転移ポートフィアがボスの隣の部屋に出来るんだ、これで時間を掛けずにどんどん先に進むことが出来るんだよ。リザードマンやリザードは尻尾と臓器が薬の素材になります、そしてリザードの中には炎の奴もいるので、それが普通のモンスターとして出てくれば武器に属性を付けられるんだ、それを期待しての配置だね。


「後は村をまた大きくするようにしてっと」


今回の拡張で街として見てもいいくらいになりました、後は建物が更に上に行くようになればしばらくはWPを使わなくても良いかもです、人口が1万を超えるくらいまでは様子見かな。


「さてポーターの仕事に行きますか」

『マスター頑張ってください、応援していますよ』


ハナの応援を貰って僕は宿屋の朝食を食べて仕事に出ました、何だか体が軽いです、もしかしたらステータスが上がってるのかもしれないね。


「はぁ~やっぱりこうなったのねぇ」


僕は今ギルドの受付にいます、そしてタタマさんにアンジェリカさんたちのPTに入ったことを報告してるんですが、どうしてかため息をつかれました。


「どうしてそんな顔するんですかタタマさん喜んでくださいよ!僕正式にPTに入れたんですよ」


そう言ったらジト目をされました、どうしてそんな顔なんですかタタマさん。


「嬉しいわよバイトくん、嬉しいんだけど・・・はぁ~まだ本人は分かってないのねぇ」


何かブツブツ言っています、何を分かってないんですか?僕はPTに入れてうれしいんですよ。


『分かります、すごく分かりますよギルドの人』


ハナまで何か言っています、だから何が変なのさ。


「そ、それでですねタタマさん」

「ええ分かってるわバイト君、加入申請をしてほしいのね、あとは他の勧誘も止めておくわ」


加入申請は分かるんだけど、勧誘って僕を誘ってくれてたところがあったの?


「聞いてないんですけどタタマさん」

「あら言ってなかったっけ?あなたは収納魔法がないだけで他はかなり優秀だって言われてるのよ、だから収納の話をしたら直ぐに誘いが来たの、一歩遅かったけどね」

「そ、そうだったんですか、僕の為にありがとうございますタタマさん」


タタマさんは優秀って言ってくれてますがそれはお世辞です、タタマさんが頑張ってくれたからそんな勧誘の話が上がるんだ、だって今までの仕事でそんな風に思われたことなかったもん、僕の知らないところでほんと感謝です、でもそれならもし僕がアンジェリカさんたちに見限られても平気そうだね。


「ええ、だからもしそのPTがいやだったらすぐに言うのよ、私がすぐに話をつけてあげる」


何だかタタマさんの鼻息が荒い気もしますが、直ぐに対応してくれそうで良かったです。


「ありがとうございます、でもきっと平気ですよ、アンジェリカさんたちはいい人ですからね」

「はぁ~・・・まあそうでしょうねぇ」


またジト目をされました、僕何かしたのかな?前の記憶でも心当たりないんだけど、分からないよ。


「じゃ、じゃあ約束があるので行ってきます」

「ええ、行ってらっしゃい」


最後の方は疲れた感じでしたけど、返事をしてくれたしまぁいいよね。


「タタマさんには今度お礼に何か渡さないとかな、何が良いと思うハナ?」

『マスターはタラシと言う言葉を知っていますか?』


たらし?知ってるけど、それがどうして今出て来るかな、お礼を渡すだけなんだよ。


『その顔は知っているようですね、マスター中途半端な優しさは過ぎると大変な事になります、十分注意してください』

「え!?でもタタマさんには色々してもらってるし、お礼は大事だよ」

『はぁ~それがタラシだと言うのです』


そんな事はないと思うけど、しょうがないからミスリルソードの皆さんに聞いてみよ、女性だからきっと良い物を考えてくれるよ。



「おはようございます皆さん」


中央広場に行くともうアンジェリカさんたちが待ってくれてました、僕はギルドに行ったから少し遅くなっちゃったんだよね。


「バイトっち、おはよ」

「すみませんミリーさん、PT申請をしていたもので遅くなりました」


そう言ったらアンジェリカさんが少し慌てだしましたよ。


「ごめんなさいバイトくん、本来なら私がしないといけないことだったわ、今日帰ってきたらする予定だったのよ」

「分かっていますアンジェリカさん、僕は丁度用事があったのでギルドに寄っただけです」


アンジェリカさんをフォローして僕はギルドで貰った羊皮紙を皆さんに見せました、これが申請書で後は皆さんのギルドカードを受付に出して了承を貰えば確定です。


「ふむふむ、契約書として確認するとこは無さそうね」


羊皮紙には契約内容として一緒に行動することが細かく記載されてます、後は報酬とかですね、僕の場合は1割となってて皆さんが気付かなければこれで済むはずです。正直お金ってもうどうでもいいです、稼ごうと思えばWPで出来ますからね、僕としてはアンジェリカさんたちの安全の方が大事ですよ。


「じゃあこれで申請しますね」

「そうねじゃあバイトくん、君から何だかとてもいい匂いがするの、どうしてか話してくれるかしら?」


アンジェリカさんが僕に羊皮紙を渡してくれたんですが、その直後に僕の顔の匂いを嗅いできました、カッツェさんたちはまだ少し離れていたので気付かなかったみたいで、アンジェリカさんの言葉を聞いて一緒になって嗅いで来たんです。


「バイトの匂いだったにゃか、どこからかお花の匂いがすると思ってたにゃが、いい匂いにゃ」

「ん、石鹸の匂い」

「いい香りだねぇ」


みんなして顔を近づけてきたので僕はすごく恥ずかしいよ、それに周りの人たちも結構見てきてるんだ、お風呂効果凄すぎだね。


「でもよ、石鹸にしては随分香りが良いな、香水でも付けてるのか?」

「カッツェこれは香水じゃないわ、石鹸本来の匂いよだから聞いてるの、バイトくん話してくれるわよね」


アンジェリカさんが僕の肩を掴んで鋭い目をして聞いて来ています、女性ってほんとそう言ったところには敏感だね、まさか気付かれるとは思わなかったよ。


「僕が作った石鹸を昨日試しに使って見たんですよ」


嘘を交えて話しました、もちろんお風呂に入ったとは言いません、桶を使って洗ったと言いました、でもアンジェリカさんたちはすごく興味津々で、現物の石鹸が見たいと言う事だったので20WPで交換して見せました。


「すごく良い香りにゃ」

「そうだね、バイトっちが作ったの?」

「はい、やっと完成して量産したから売りに出そうかなって思ってるんですよ」


ほんとはまだ何も考えてなかったんです、休みになってからの予定でしたが売りに出すのが決定しましたね、これだけアンジェリカさんたちが興味を示してるんだもん、絶対女性は飛びつくよ。


「じゃあ売りだしたら買わなくちゃね」

「いやいやアンジェリカさんたちなら無料で渡しますよ、PTに誘ってくれたんですからね」


そう言って僕はWPを使い人数分を交換して皆さんに渡しました、凄く見てますね。


「い、良いのかよバイト」

「ええもちろん、手造りで申し訳ないのですが、これからよろしくって事で貰ってください」


笑顔でそう言いました、手作りじゃないけど皆さんは喜んでくれているので良かったよ。


「じゃ、じゃあダンジョンに行きましょうか」


アンジェリカさんがまだ戸惑っていましたが出発しました、でも僕はその時タタマさんに渡す物が決まり声に出したんです。


「そうかタタマさんにもこれを渡せばいいんだね」

「んにゃ?何か言ったかにゃバイト」


僕の隣を歩いていたアイミさんが僕の顔を覗いてきたんだ、振り向くだけで良いのに覗き込まないでくださいよアイミさん。


「いえギルドのタタマさんにはお世話になっているので、お礼に石鹸を渡そうかなって思っただけですよ」

「そうにゃ?どんなことをしてくれてるにゃ?」


そう言われたので僕が何処かのPTかクランに、入れるように話しをつけていてくれたことを話しました。


「って事があったんですよ、だから何かいい物が無いかなぁって思ってたんですけど、皆さんの反応を見てこれかなって思ったんです」


僕はダンジョンに入るまでそんな話をしています、もう少しで入り口なのでここで話を終わりにして転移するはずなんですが、皆さんが入り口手前で止まっています。


「なるほどな、どう思うよアンジェ」

「そうねぇ高すぎるわけでもないけど、これはちょっと気になるわね」


石鹸はここで買うと5000ククリ銀貨5枚はします、確かに高価な物と言えばそうかもですが、それほどでもないです。


「それにしても」

「な、なんですか皆さん」


僕が贈り物を決めれてウキウキしているとみなさんが僕をジッと見てきました、どうしたんですか皆さん。


「いんやべつに、なぁアンジェ」

「そうねぇ」

「ん、相手が多そう」

「これはうかうかできないね」

「そうだにゃー」


僕を見た後皆さんで頷き合っています、そしてそのまま転移ポートフィアで移動したんですよ、だからどういう事なんですか皆さん。


「モンスターが来ました頑張りましょうね皆さん!」


遠くに21階からのモンスターでお肉の美味しいダンジョンボアがノシノシ歩いています、こいつらはそれほど狂暴ではなく攻撃しない限り平気なんですよ、丁度見えたのでそう皆さんに説明したんですけど、ジト目をされました、もうどうしてそうなるんですか。


「仕方ないわね、これは帰ったら話し合う事にしましょう」

「そうだな、じゃあ行くぜ!」


アンジェリカさんたちが何かを決めてダンジョンボアに向かって突撃しました、僕たちの戦いは始まりです、今日は色々持ってきているので試しながら戦いをサポートしますよ。
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