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1章 覚醒
15話 実演と秘密
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「こ、ここがみんなが泊ってる宿ですか」
アンジェを先頭に歩いて着いた場所はこの街で上位の宿屋です、トップではないですけどほんとに高級宿ですよ、確か一泊1人1万ククリとかだったはずです、僕の泊ってる宿は1泊500ククリ大銅貨5枚だよ、1泊で金貨1枚が無くなるなんて信じられないよね。
「そうね、でもそんなに驚くことなの?」
アンジェがそう言ってみんなも不思議そうだよ、みんなの実力なら確かに稼げるけど、凄いね。
「あらためてみんなとの格の違いを知りました、ほんとに僕が仲間になって良いのかな」
「何言ってるのバイトっちはもう仲間だよ、さぁ入ろー」
ミリーさんが僕の手を引っ張ってきましたけど、中もすごくきれいで僕の場違い感が半端ないよ。
「おかえりなさいませアンジェリカさま」
「ただいま支配人さん、この子は私たちの新しい仲間のバイトくんよ」
どうしてかこの宿の支配人さんがアンジェに挨拶をしてます、そして僕を見て普通に頭を下げてくれました。
「わたしくはこのホテルの支配人をさせていただいています、アーノルドと申します、バイト様どうぞよろしくお願い致します」
「こここ、こちらこそよろしくお願いします」
僕も頭を下げましたよ、僕みたいな人にまでこんな対応をするなんてすごいんだね、驚きだよ。
「じゃあ支配人に顔見せも出来たし、部屋に行きましょ」
アンジェがそう言ってみんなで広い階段を登って行きました、その姿が見えなくなるまで支配人さんはお辞儀をしてましたよ、あれがプロだよね。
「ここがそうよ、さぁ入って」
アンジェが止まった場所はこのホテル(宿と言うのに抵抗を覚えました)の最上階である5階です、しかも5階にはこの部屋の扉しかないんだ、きっと中が何部屋にも別れてるんだよ。
「広っ!?」
部屋に入るとすごく広いリビングが広がっていました、さすが高級ホテルって感じだけど、もうほんと開いた口が閉じれないよ。
「向こうが個室の寝室だから入っちゃだめよ、それと向こうがバスルームね」
アンジェが部屋の説明をしてくれてますけど、僕の頭には入りませんよ、このホテル凄すぎだよね。
「まぁ寛げってバイト」
「そうだよバイトっち、座って座って」
カッツェがフワフワのソファーに座って手招きしてミリーが僕の背中を押してきました、でも僕の服じゃ汚れちゃうよ。
「そ、それよりも早速シャンプーの説明をしますよ、バスルームに行きましょう皆さん」
僕は上着を脱いで洗う準備を始めました、こんなことなら一度服を着替えに宿に帰るべきだったよ、今着替えるのはさすがに変だもんね。
「じゃあ最初は誰の髪を洗いましょうか?」
バスルームにリクライニングチェアを用意して服を着たままでも洗える準備が出来ました、タオルとかも首元に置くので濡れることはないですよ。
「じゃあ最初は私ね」
「はいアンジェ、じゃあイスを倒しますよぉ~」
椅子を後ろに倒して髪を洗い始めました、アンジェは髪が短いから練習にも丁度いいね。
「かゆいところはありませんかアンジェ」
「いえ、ないわよバイト・・・でも気持ちいいわねぇ」
僕も人の髪を洗うのって初めてだからちょっと大変だね、でもなるべく優しく丁寧に洗って最後はタオルで水気を取って終わりました。
「はい終わりです、どうでしたか?」
「ええとっても良かったわ、ありがとバイト」
アンジェの嬉しそうな笑顔を見て僕も嬉しくなったよ、そして次の人です。
「じゃあ次は俺だな」
次にカッツェの髪を洗って行き全員を洗いました、ミリーとカッツェはアンジェみたいに短かったから、慣れてきてうまく洗えたんですが、ファファナとアイミは長くて大変でしたよ。
「すごいわね、このシャンプーって言うの、髪がツルツルで光ってるわ」
髪を洗い終わりみんなでリビングで髪を拭いているんですが、自分たちの髪を触って驚いています。
「こんな感じで洗ってもらえればいいので今度から使ってください、無くなったらまた持ってきますからどんどん使ってもらえればと思います、あと石鹸も言ってくださいね」
みんなを洗い終わったので僕は明日の話をする為に座りました、もちろんソファーには座りませんよ、絨毯の上に正座です、絨毯だって汚れそうで嫌なんですが、さすがに立ったままだと言われますからね。
「では、明日の話をする前に僕の秘密を話したいと思います」
僕は空間魔法の事は言わずに無限収納を持っていることを話すと決めました、だってダンジョンに行っていたのに無駄な石鹸とかシャンプーしまいにはリクライニングチェアです、どう考えてもおかしいですよね。
「通りで色々な物を出すわけだぜ、なぁアンジェ」
「ええ変だと思ったわ、レベル1にしては多すぎるものね」
「はい、黙っていてすみませんでした」
僕は黙っていたことを謝りました、スキルとかを黙っていることは当たり前なんですが、僕はみんなを信じたんです、だからこれは僕の心からの謝罪です、空間魔法の方は黙っているというか見せられないので、どう話して良いのか分からないって事で話しません。
「それは当然だもの謝る必要は無いわ、じゃあ今後はもっと色々出してくれるのかしら?」
「はい、他にもあるのでサポートをします、でもダンジョンでは限界がありますけどね」
匂いの強い物は出せません、野営をするのであれば使えると思うからその時は遠慮はしませんけどね。
「楽しみにしてるわ、それで問題の明日だけど、どうするのよみんな」
アンジェがみんなに言ってまた話し合いが始まりました。
「それなんだがアンジェ、俺たちでバイトを護衛した方が良いと思うぞ」
カッツェが真剣な顔で言ってきましたね、確かにすごい商品を出すんですから、誘拐とかの可能性はありますけど、僕の場合武器とかをWPで交換すればいいから問題ないんですよね。
「それもそうね、そうすれば私たちがいるって分かるし、じゃあみんな予定がないのなら全員で行きましょ」
っと言う事で全員で行くことになりました、そして僕は帰るのではなく色々出すことになって、今軽めの料理と飲み物を出しています。
「これうまいぜ!酒のつまみには丁度いいだろうな」
「ダメよカッツェ、今日は遅くなっちゃうと明日起きられなくなるわ」
アンジェがお酒を止めてるけど、僕としては出してみたいんだよね、カッツェはどっちが好きなのかな?ウォッカとか色々出して見たいね、ちなみに僕も成人してるので飲めます、日本酒派ですかね。
「分かってるってアンジェ、だからこうしてジュースで我慢してるんだろ、バイトお代わりだ」
カッツェにお代わりのマンゴージュースを出しました、おつまみはスナック菓子ですよ。
「それにしてもうまいな、バイトどうしてこんなに色々持ってるんだ?」
「僕はここで少しずつ魔道具を作ってたんです、でも売り出すまでには何度も実験して改良する必要があるじゃないですか、それの成果ですね」
果物はこっちにもありますからね、ここにある物はそれほど珍しい物ではありません、カッツェも頷いて終わったよ。
「すごいねぇバイトっち、ミリーはマネできないよ」
「僕には時間だけはありましたからね、コツコツ作ってやっと良くなったところに、皆さんがPTに入れてくれたんですよ」
そう言ってミリーにジュースのお代わりを渡しました、そして明日は朝9時に僕がここに来る事を伝え部屋を出ました。
「すごい部屋だったねハナ」
『そうでしたね、マスターの借りている部屋とは偉い違いです』
僕もそう思うんだけど、でも支配人さんのように頭を下げられることって慣れてないからあまり休まらないんだよね、僕は安くても今の宿が良いな。
「そうだったねぇ~」
『ですねぇ・・・マスター気付いてますか?』
ハナと和やかに話して歩いていたんですが、そんなのほほんとした空気が一変しました、僕は宿に帰るだけのはずなんですよ、でもどうやらそう言うわけにはいかないようです。
アンジェを先頭に歩いて着いた場所はこの街で上位の宿屋です、トップではないですけどほんとに高級宿ですよ、確か一泊1人1万ククリとかだったはずです、僕の泊ってる宿は1泊500ククリ大銅貨5枚だよ、1泊で金貨1枚が無くなるなんて信じられないよね。
「そうね、でもそんなに驚くことなの?」
アンジェがそう言ってみんなも不思議そうだよ、みんなの実力なら確かに稼げるけど、凄いね。
「あらためてみんなとの格の違いを知りました、ほんとに僕が仲間になって良いのかな」
「何言ってるのバイトっちはもう仲間だよ、さぁ入ろー」
ミリーさんが僕の手を引っ張ってきましたけど、中もすごくきれいで僕の場違い感が半端ないよ。
「おかえりなさいませアンジェリカさま」
「ただいま支配人さん、この子は私たちの新しい仲間のバイトくんよ」
どうしてかこの宿の支配人さんがアンジェに挨拶をしてます、そして僕を見て普通に頭を下げてくれました。
「わたしくはこのホテルの支配人をさせていただいています、アーノルドと申します、バイト様どうぞよろしくお願い致します」
「こここ、こちらこそよろしくお願いします」
僕も頭を下げましたよ、僕みたいな人にまでこんな対応をするなんてすごいんだね、驚きだよ。
「じゃあ支配人に顔見せも出来たし、部屋に行きましょ」
アンジェがそう言ってみんなで広い階段を登って行きました、その姿が見えなくなるまで支配人さんはお辞儀をしてましたよ、あれがプロだよね。
「ここがそうよ、さぁ入って」
アンジェが止まった場所はこのホテル(宿と言うのに抵抗を覚えました)の最上階である5階です、しかも5階にはこの部屋の扉しかないんだ、きっと中が何部屋にも別れてるんだよ。
「広っ!?」
部屋に入るとすごく広いリビングが広がっていました、さすが高級ホテルって感じだけど、もうほんと開いた口が閉じれないよ。
「向こうが個室の寝室だから入っちゃだめよ、それと向こうがバスルームね」
アンジェが部屋の説明をしてくれてますけど、僕の頭には入りませんよ、このホテル凄すぎだよね。
「まぁ寛げってバイト」
「そうだよバイトっち、座って座って」
カッツェがフワフワのソファーに座って手招きしてミリーが僕の背中を押してきました、でも僕の服じゃ汚れちゃうよ。
「そ、それよりも早速シャンプーの説明をしますよ、バスルームに行きましょう皆さん」
僕は上着を脱いで洗う準備を始めました、こんなことなら一度服を着替えに宿に帰るべきだったよ、今着替えるのはさすがに変だもんね。
「じゃあ最初は誰の髪を洗いましょうか?」
バスルームにリクライニングチェアを用意して服を着たままでも洗える準備が出来ました、タオルとかも首元に置くので濡れることはないですよ。
「じゃあ最初は私ね」
「はいアンジェ、じゃあイスを倒しますよぉ~」
椅子を後ろに倒して髪を洗い始めました、アンジェは髪が短いから練習にも丁度いいね。
「かゆいところはありませんかアンジェ」
「いえ、ないわよバイト・・・でも気持ちいいわねぇ」
僕も人の髪を洗うのって初めてだからちょっと大変だね、でもなるべく優しく丁寧に洗って最後はタオルで水気を取って終わりました。
「はい終わりです、どうでしたか?」
「ええとっても良かったわ、ありがとバイト」
アンジェの嬉しそうな笑顔を見て僕も嬉しくなったよ、そして次の人です。
「じゃあ次は俺だな」
次にカッツェの髪を洗って行き全員を洗いました、ミリーとカッツェはアンジェみたいに短かったから、慣れてきてうまく洗えたんですが、ファファナとアイミは長くて大変でしたよ。
「すごいわね、このシャンプーって言うの、髪がツルツルで光ってるわ」
髪を洗い終わりみんなでリビングで髪を拭いているんですが、自分たちの髪を触って驚いています。
「こんな感じで洗ってもらえればいいので今度から使ってください、無くなったらまた持ってきますからどんどん使ってもらえればと思います、あと石鹸も言ってくださいね」
みんなを洗い終わったので僕は明日の話をする為に座りました、もちろんソファーには座りませんよ、絨毯の上に正座です、絨毯だって汚れそうで嫌なんですが、さすがに立ったままだと言われますからね。
「では、明日の話をする前に僕の秘密を話したいと思います」
僕は空間魔法の事は言わずに無限収納を持っていることを話すと決めました、だってダンジョンに行っていたのに無駄な石鹸とかシャンプーしまいにはリクライニングチェアです、どう考えてもおかしいですよね。
「通りで色々な物を出すわけだぜ、なぁアンジェ」
「ええ変だと思ったわ、レベル1にしては多すぎるものね」
「はい、黙っていてすみませんでした」
僕は黙っていたことを謝りました、スキルとかを黙っていることは当たり前なんですが、僕はみんなを信じたんです、だからこれは僕の心からの謝罪です、空間魔法の方は黙っているというか見せられないので、どう話して良いのか分からないって事で話しません。
「それは当然だもの謝る必要は無いわ、じゃあ今後はもっと色々出してくれるのかしら?」
「はい、他にもあるのでサポートをします、でもダンジョンでは限界がありますけどね」
匂いの強い物は出せません、野営をするのであれば使えると思うからその時は遠慮はしませんけどね。
「楽しみにしてるわ、それで問題の明日だけど、どうするのよみんな」
アンジェがみんなに言ってまた話し合いが始まりました。
「それなんだがアンジェ、俺たちでバイトを護衛した方が良いと思うぞ」
カッツェが真剣な顔で言ってきましたね、確かにすごい商品を出すんですから、誘拐とかの可能性はありますけど、僕の場合武器とかをWPで交換すればいいから問題ないんですよね。
「それもそうね、そうすれば私たちがいるって分かるし、じゃあみんな予定がないのなら全員で行きましょ」
っと言う事で全員で行くことになりました、そして僕は帰るのではなく色々出すことになって、今軽めの料理と飲み物を出しています。
「これうまいぜ!酒のつまみには丁度いいだろうな」
「ダメよカッツェ、今日は遅くなっちゃうと明日起きられなくなるわ」
アンジェがお酒を止めてるけど、僕としては出してみたいんだよね、カッツェはどっちが好きなのかな?ウォッカとか色々出して見たいね、ちなみに僕も成人してるので飲めます、日本酒派ですかね。
「分かってるってアンジェ、だからこうしてジュースで我慢してるんだろ、バイトお代わりだ」
カッツェにお代わりのマンゴージュースを出しました、おつまみはスナック菓子ですよ。
「それにしてもうまいな、バイトどうしてこんなに色々持ってるんだ?」
「僕はここで少しずつ魔道具を作ってたんです、でも売り出すまでには何度も実験して改良する必要があるじゃないですか、それの成果ですね」
果物はこっちにもありますからね、ここにある物はそれほど珍しい物ではありません、カッツェも頷いて終わったよ。
「すごいねぇバイトっち、ミリーはマネできないよ」
「僕には時間だけはありましたからね、コツコツ作ってやっと良くなったところに、皆さんがPTに入れてくれたんですよ」
そう言ってミリーにジュースのお代わりを渡しました、そして明日は朝9時に僕がここに来る事を伝え部屋を出ました。
「すごい部屋だったねハナ」
『そうでしたね、マスターの借りている部屋とは偉い違いです』
僕もそう思うんだけど、でも支配人さんのように頭を下げられることって慣れてないからあまり休まらないんだよね、僕は安くても今の宿が良いな。
「そうだったねぇ~」
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