荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー

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1章 覚醒

20話 ダンジョン探索

「今日はダンジョンギルドに行かなかったから僕の方が早かったね」


朝に空間魔法の確認をしましたが神器を交換して神棚に置くだけなので早いんです、それに念じればいいので着替えとか準備をしているあいだにも出来ます、その内並列行動とかつかないかな。


「おい見ろよあれ」

「な、なんだのあのPT!?」


僕が噴水広場で待っているとそんな声が聞こえて来ました、その先にはアンジェたちがいましたよ、遠くからでも分かるほどに髪がキラキラしています、これは誰もが目を止める美人さんって感じですね。


「お待たせバイト」

「お、おはようございます皆さん」


僕は少し声を裏返しちゃったよ、だって朝日と重なってすごくきれいなんだよ。


「どうしたんだバイト?少し変だぞ」


僕の赤くなった顔をカッツェが覗いてきたんだ、その顔もまたキラキラしてるんだよ、石鹸の効果もすごいんだね。


「み、皆さんがすごくキラキラしているものでちょっと、周りの人たちも注目してるでしょ」


僕は正直に言いました、だってさすがにこれは注目され過ぎです。


「そうだったか?俺は気付かなかったがな」

「私は気づいてたわよカッツェ、こんなに周りから視線を感じるもの、今までの倍は感じるわ」


アンジェの言葉を聞いてファファナたちも頷いてるよ、今までも注目はされてたけど更にだもんね、これってどこかのクランから声が掛かるんじゃないかな。


「にゃはは、まぁいつもの事にゃ、早くダンジョンに行くにゃよ」

「それもそうね、行きましょ」


周りの視線はすごいのにアンジェたちはあまり気にしない感じです、前とそう変わらないって事なんだろうけど、凄いねみんなここまで注目されてるのにいつもと同じなんてさ。


『マスターも慣れた方が良いですよ、次の商品もあるのですからね』


肩のハナがチクッと言ってきました、確かに貴族用の良いシャンプーとか更に化粧品も出す予定だし、ノームの魔道具も出したい、そんな物を出したらほんとにとんでもないかもしれないですよ。


「良いわよカッツェやって」

「おうアンジェ!だりゃー」


アンジェとカッツェが連携してダンジョンボアを両断してます、それもかなりの速度です、二人とも一昨日よりも早くない?


「にゃにゃ、負けてられないにゃ」

「ミリーも行くよ」


アイミとミリーも二人に負けてないです、オークの後ろに回ったアイミがオークの頭に拳を当てると、頭が、オークの頭が爆発しました、そしてミリーは首を切断して回っています、正面から向かって行ったのに気付かれないで後ろに回るってどれだけ早いんですか。


「ワタシの出番がない」


ファファナが少しがっかりしてますけど、あの速度は異常です、きっとファファナが強化魔法を使ってるんですよ。


「ファファナの魔法でみんな早くなってるんでしょ、一番の功労者はファファナだよ、でもいきなり飛ばし過ぎじゃないかな?」


僕はそう言いながら解体をしています、そう判断したのもみんながすごく張り切っているように見えるからです。


「そんな事はない、今日は体の調子が良い、疲れにくくて回復が早く感じる」


ファファナが少し長文を話しました、初めて聞いたよ。ってそんな事を言ってる場合じゃないね、身体の調子が良くて回復も早いとなるとこれってあれの特殊効果なんじゃないかな。


「(ハナちょっと話があるんだけど)」


僕は小声でハナに聞くことにしました、だって食事の効果もあったんだから、きっと石鹸とシャンプーのせいだよねって思うのが妥当だよ。


『マスターお気づきのようですね、そうですあの石鹸はMPの回復を早くしてくれます、そしてシャンプーは疲れにくくする作用があるのです』


普通に話してくれました、でもどうしてそれを先に言わないのかな。


『効果時間は24時間です、ですのでダンジョンで野営する際は十分気を付けてくださいマスター』

「(分かったけど、どうして言わないかな)」


そう言ったら鑑定を掛けないからだと言われてしまいました、つまり鑑定を掛ければ効果が分かるそうです。


「まぁいいや、みんなの役に立てるならそれで、僕も自分の仕事をしよ」


効果があるのはいい事だよ、用法容量を守って正しく使っていきたいね。僕は心でそう思いながらモンスターを移動させたり解体を進めました、僕の体が軽くなったのはそう言った効果もあったんだとこの時初めて知りましたよ。


「さて昼食ね、バイト今日は何が出るのかしら?」


みんなの動きが良かったから既にボス前です、これなら匂いとかを気にする必要はないんですよ。


「今日はハンバーガーを作ってきました、飲み物は好みがあるのでダメなら言ってください」


飲み物はシュワシュワするコーラやメロンソーダです、これは少し冒険しました、さすがにこんな物はこの世界にありません、普通の果物を潰した物とは明らかに違う物ですからね。


「うひょー!すげぇでけぇな」


カッツェがハンバーガーを見て喜んでいますね、サンドイッチよりも大きいですから分かります、それに肉もかなりのボリュームで大きいんですよ。


「ねぇバイト、この飲み物って黒いけど平気なの?」

「シュワシュワする以外は平気ですよアンジェ、でも嫌いな人もいるかもなので少し口に入れて見てください、そっちの緑色のもそんな感じです、ダメでしたら普通のジュースを出しますよ」


アンジェが少し怖がりながらコーラを飲んだんですが、どうやら気に入ってくれたみたいです、そしてメロンソーダも試したりと楽しく食事をしました。


「はぁ~美味しかった、ありがとねバイトっち」

「いえお粗末様ですミリー」


みんなにお礼を言われて僕は食器とかを片付けました、そしていよいよボスですね。


「さてみなさん、敵は3体でボアの上位種ジャイアントボアとオークキング、それとフェニックスバードです」

「そう・・・バイトどう戦えばいいと思うかしら」


僕がモンスターの名前を教えたらいきなり作戦の提示を求めてきたよ、みんなの戦い方は分かってるから方法はあるんだけど、アンジェが決めた方が良いと思います、でもこの空気はダメでしょうね。


「ボス3体の中で一番フェニックスバードが厄介です、突撃してきても熱でやられるし、遠くからも炎を吐いて来てダメージ以上に戦いが困難になります、ですので最初にそっちに火力を集中した方が良いです」


そうは言っても上空にいるのでファファナの魔法しか対応できないんだ、僕の矢も燃えちゃう、そこは僕も考えがあるから良いんだけどね。


「そうするとファファナっちの魔法で空から落として、私たちでタコ殴り?」

「ん、任せて」


ファファナが今回は出番があると思って張り切りだしました、でもそれだけじゃきついと思うんだよね。


「みんなにこれを配ります、少しは炎に耐性が付きます」


ノームたちからの貢ぎ物で炎耐性の付く指輪を貰いました、それもまた同じ物が沢山です、ハナの話では貢ぎ物は一日神棚に飾られるとそれがコピーされ僕の所に送られてくるそうです、つまり何日もお供えされているとそれが重複するって事らしいよ。


「こんな物も作ってるのバイト」

「そうですね、僕はポーターとしての性能がダメだったので、それ以外で頑張らないとって必死だったんですよ」


アンジェが少し顔色を悪くしています、きっと悪いことを聞いちゃったとか思ってるんでしょうね、まぁそうなんですが、今はアンジェたちがいますからもう済んだことって忘れますよ。


「それでカッツェがオークキングを足止めは分かるわ、でもバイトがジャイアントボアを担当するってどういう事かしら」


みんなに指輪を渡した後僕の作戦を話しました、今アンジェが言ったように僕がジャイアントボアを一人で引き付け、カッツェがオークキングを担当して時間稼ぎをします、そしてその間にフェニックスバードを倒して貰って次にオークキングを倒し、最後にジャイアントボアです、なので反対されているんですよ。


「ボア種は頭が悪いです、僕はにおい袋を持っているので引き付けることが簡単です、なので一番時間を稼げるから提案してます、これが一番成功率が高いです」


そう説得してアンジェは嫌そうな顔をしてますが成功率が高いのはほんとです、それに僕のレベルもかなり上がっているので逃げるだけなら絶対に大丈夫です、そう言えば今回僕は息を切らせた時が無いんです、レベルの確認を帰ったらした方が良いかもですね。


「分かったわ、でもバイト十分気を付けるのよ、死んでしまったら意味ないの、分かるわね」

「分かってますよアンジェ、僕だって自信がなければ言いません」


昔僕はダンジョンに置き去りにされた事があります、その時死に物狂いで逃げて何とかなったけど、それに比べればレベルも上がってるし、アイテムだって使いたい放題だもん。


「さて、じゃあ行くわよ」


アンジェが手を出して掛け声をしたので僕たちも手を添えて返事をしました、そして扉を開けてバトルの開始です。
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