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3章 戦争
52.1話(ノーム回9) 見つかりました
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「こんにちはゴジュマンさん」
僕は夜に空間魔法の中に入り病院に来ました、僕が空間に入る時は時間経過を戻したので外ではそれほど時間が経ってません。
「おお待っておったぞいバイト、ほれこれを見てくれい」
ノームのお医者さんであるゴジュマンさんが小さい吸引機のような物を見せてきました、もしかしてそんなに小さく出来たのかと僕は驚いていますよ。
「これって吸引機の小型版ですか?」
「察しがいいのうさすがバイトだぞい、これは持ち運びが出来るようにした物だぞい、あらかじめ吸引機にセットして治療薬を充填するぞい」
ゴジュマンさんに使い方を聞きながら早く量産したいなと思っていると、ゴジュマンさんが呆れた顔をし始めたよ。
「おぬしの考えは分かってるぞい、早く量産したいと思ってるぞい?」
「う!?まぁそうですね、素材とかは十分にありますか?」
「今冒険者に頼んでいるぞい、そろそろ来ると思うぞい」
ゴジュマンさんが言うには、すでに神棚に1つはおいてあるそうなので問題はないですね、時間経過を同じにしちゃうから出来るだけこっちでも作っておかないとね。そしてそんな事を考えていると病院の扉が開き冒険者が入ってきました、みんな30歳は行ってる熟練者みたいでかなり強そうだよ、でも顔を見て僕は驚いています。
「先生依頼の品持ってきたましたよ」
「助かったぞいイマール、ではさっそくってどうしたぞい?」
ゴジュマンさんが僕とイマールを見て不思議に思っています、僕たちは今互いを見て固まってるんですよ。
「も、もしかしてバイトさんですか」
「そうだね久しぶりイマール、それにみんなも」
僕はすぐに答えたよ、誤魔化す方法はいくらでもあったと思う、でも何でかそれをしたくなかったんだ。
「やっと会えました、それにあの時のままの姿なんですね、やはりあなたは」
「まぁ・・・みんなには内緒にね騒ぎになるからさ」
僕は指を口元に立ててお願いしました、それを見てゴジュマンさんは奥に行き作業に入ってくれましたよ、聞かれたくない話だと悟ってくれたんでしょう、でもノームたちならそれほど騒がないだろうからいいとは思うけどね。
「それじゃバイト様がダンジョンカゼを治してくれたんですか」
「イマニ僕が治したってのは言い過ぎだよ、僕は少し手伝いをしただけ、作ったのはゴジュマンさんたちだよ」
細菌が悪さをしてるって知らせて顕微鏡とかを使って見てもらったんだ、そしてそこからそれらを体の外に出す、あるいは倒す方法を見つけたんだよ。
「あなたはそうやって僕たちを見守ってくれてるんですね、とても頼もしいです」
「イマールそれにみんなも分かってると思うけど僕は全能じゃない、ダンジョンカゼで命を無くした人もいた、僕は神様だけど全部は見てないんだ、それを良く覚えておいて」
時間を同じにしたから前よりは情報が入ってくるけど、それでも間に合わないこともある、だって向こうで生活してるんだからね。
「それでもあなたは僕たちを守ってくれました、助けてくれてありがとうございましたバイト様」
イマールが跪いてお礼を言ってくれました、それを見てイマニやイマゴロ、それにイマエもですみんな大人になってしまったね。
「頭を上げて話をしようよみんな、僕は君たちの話がとても聞きたいな」
僕はテーブルにお茶を出して座りました、イマールたちは顔を見合った後座ってくれて話をしてくれたんだ。
「じゃあイマールとイマニが結婚して、イマゴロとイマエもなんだね」
PTの男女で結婚してると聞いて何だか安心したよ、片思いで終わったりしてPT内がギクシャクすることもあるからね。
「はい、最初は大変だったんです、イマゴロがイマエに振られたとか僕に泣きついてきたりして」
「おま!?それは言わない約束だろうが!」
イマゴロがイマールを揺すりだしたよ、まぁ恥ずかしい話だもんね分かるよ、でも楽しいね。
「そうなんだね、よかったよみんなが幸せに暮らせてるみたいで、何か困ったこととかある?」
「それは」
報告書では来てないので恐らくないと思って聞いたんですが、どうやらあるみたいだよ、みんなで顔を見合って少し困ってる。
「実は、装備に困ってます」
「装備・・・でもみんなの装備はミスリルだよね、それでもダメなの?」
ミスリルを使ってるって事はかなりの実力のはずだよ、それでも苦しい戦いをしているって事なんだねイマールたちが頷いています、と言う事はそれ以上の物を使わないとダメって事か、属性装備はあるけどミスリル以上の鉱石はまだここでは用意してなかったね。
「じゃあ北の山にオリハルコン鉱石を取れるようにしておくよ、誰かに連絡して掘りに行って」
「あ、ありがとうございます、早速村長に連絡してきます」
イマールたちが頭を下げそのまま病院を出て行きました、そんなに急がなくてもいいと思うんだけど、そんなに欲しかったんだね。
「でも報告書になかったのは何でだろう?ハナどうしてかな」
『マスターそれはここにはない物と思っていたからですよ、もっと下の階に行かないとっと思っていたのでしょう、なにせオリハルコンなんて神器にしか使ってません』
なるほどないのが当たり前って事ね、つまり僕に聞いたのもダメもとだったと言う事かな、でもこれで更にみんなが強くなるね、ダンジョンもいまは70階辺りをうろうろしていて81階までは先だけど、これは101階までにしちゃうかな。
「話は終わったぞい?」
「ええゴジュマンさんお騒がせしました」
「では話の続きぞい」
ゴジュマンさんの説明を聞き今度はしっかりと理解しました、まぁぜん息やインフルエンザの吸引機と同じですね。
「こんなところぞい、血液検査の方は時間を掛けずに出来るようになったくらいだぞい」
「そうなんですか・・・ではその血液中に細菌が入った場合の対処法にこんな魔道具を作って見たので、研究して貰えるように言ってください」
「むむ!?」
魔道具を真剣に見ながらゴジュマンさんが唸ってるよ、それほど難しくないんだ、だって血液を綺麗にするだけなんだからね、もし菌を発生させている物がある場合は時間を掛けないと治らない、だからそこら辺を研究してほしいね。
「なるほど、これはまだ未完成と言う事ぞい?」
「ええ、ですので改良をお願いします、僕にはこれ以上無理でした」
「分かったぞい、早速仲間を呼んで取り掛かるぞい」
こうして魔道具が研究されて行きました、イマールたちとも話せて要望も聞けたしすごくいい一日だったよ。そして空間魔法から出て数日僕たちのランクアップ試験の日になりました。
僕は夜に空間魔法の中に入り病院に来ました、僕が空間に入る時は時間経過を戻したので外ではそれほど時間が経ってません。
「おお待っておったぞいバイト、ほれこれを見てくれい」
ノームのお医者さんであるゴジュマンさんが小さい吸引機のような物を見せてきました、もしかしてそんなに小さく出来たのかと僕は驚いていますよ。
「これって吸引機の小型版ですか?」
「察しがいいのうさすがバイトだぞい、これは持ち運びが出来るようにした物だぞい、あらかじめ吸引機にセットして治療薬を充填するぞい」
ゴジュマンさんに使い方を聞きながら早く量産したいなと思っていると、ゴジュマンさんが呆れた顔をし始めたよ。
「おぬしの考えは分かってるぞい、早く量産したいと思ってるぞい?」
「う!?まぁそうですね、素材とかは十分にありますか?」
「今冒険者に頼んでいるぞい、そろそろ来ると思うぞい」
ゴジュマンさんが言うには、すでに神棚に1つはおいてあるそうなので問題はないですね、時間経過を同じにしちゃうから出来るだけこっちでも作っておかないとね。そしてそんな事を考えていると病院の扉が開き冒険者が入ってきました、みんな30歳は行ってる熟練者みたいでかなり強そうだよ、でも顔を見て僕は驚いています。
「先生依頼の品持ってきたましたよ」
「助かったぞいイマール、ではさっそくってどうしたぞい?」
ゴジュマンさんが僕とイマールを見て不思議に思っています、僕たちは今互いを見て固まってるんですよ。
「も、もしかしてバイトさんですか」
「そうだね久しぶりイマール、それにみんなも」
僕はすぐに答えたよ、誤魔化す方法はいくらでもあったと思う、でも何でかそれをしたくなかったんだ。
「やっと会えました、それにあの時のままの姿なんですね、やはりあなたは」
「まぁ・・・みんなには内緒にね騒ぎになるからさ」
僕は指を口元に立ててお願いしました、それを見てゴジュマンさんは奥に行き作業に入ってくれましたよ、聞かれたくない話だと悟ってくれたんでしょう、でもノームたちならそれほど騒がないだろうからいいとは思うけどね。
「それじゃバイト様がダンジョンカゼを治してくれたんですか」
「イマニ僕が治したってのは言い過ぎだよ、僕は少し手伝いをしただけ、作ったのはゴジュマンさんたちだよ」
細菌が悪さをしてるって知らせて顕微鏡とかを使って見てもらったんだ、そしてそこからそれらを体の外に出す、あるいは倒す方法を見つけたんだよ。
「あなたはそうやって僕たちを見守ってくれてるんですね、とても頼もしいです」
「イマールそれにみんなも分かってると思うけど僕は全能じゃない、ダンジョンカゼで命を無くした人もいた、僕は神様だけど全部は見てないんだ、それを良く覚えておいて」
時間を同じにしたから前よりは情報が入ってくるけど、それでも間に合わないこともある、だって向こうで生活してるんだからね。
「それでもあなたは僕たちを守ってくれました、助けてくれてありがとうございましたバイト様」
イマールが跪いてお礼を言ってくれました、それを見てイマニやイマゴロ、それにイマエもですみんな大人になってしまったね。
「頭を上げて話をしようよみんな、僕は君たちの話がとても聞きたいな」
僕はテーブルにお茶を出して座りました、イマールたちは顔を見合った後座ってくれて話をしてくれたんだ。
「じゃあイマールとイマニが結婚して、イマゴロとイマエもなんだね」
PTの男女で結婚してると聞いて何だか安心したよ、片思いで終わったりしてPT内がギクシャクすることもあるからね。
「はい、最初は大変だったんです、イマゴロがイマエに振られたとか僕に泣きついてきたりして」
「おま!?それは言わない約束だろうが!」
イマゴロがイマールを揺すりだしたよ、まぁ恥ずかしい話だもんね分かるよ、でも楽しいね。
「そうなんだね、よかったよみんなが幸せに暮らせてるみたいで、何か困ったこととかある?」
「それは」
報告書では来てないので恐らくないと思って聞いたんですが、どうやらあるみたいだよ、みんなで顔を見合って少し困ってる。
「実は、装備に困ってます」
「装備・・・でもみんなの装備はミスリルだよね、それでもダメなの?」
ミスリルを使ってるって事はかなりの実力のはずだよ、それでも苦しい戦いをしているって事なんだねイマールたちが頷いています、と言う事はそれ以上の物を使わないとダメって事か、属性装備はあるけどミスリル以上の鉱石はまだここでは用意してなかったね。
「じゃあ北の山にオリハルコン鉱石を取れるようにしておくよ、誰かに連絡して掘りに行って」
「あ、ありがとうございます、早速村長に連絡してきます」
イマールたちが頭を下げそのまま病院を出て行きました、そんなに急がなくてもいいと思うんだけど、そんなに欲しかったんだね。
「でも報告書になかったのは何でだろう?ハナどうしてかな」
『マスターそれはここにはない物と思っていたからですよ、もっと下の階に行かないとっと思っていたのでしょう、なにせオリハルコンなんて神器にしか使ってません』
なるほどないのが当たり前って事ね、つまり僕に聞いたのもダメもとだったと言う事かな、でもこれで更にみんなが強くなるね、ダンジョンもいまは70階辺りをうろうろしていて81階までは先だけど、これは101階までにしちゃうかな。
「話は終わったぞい?」
「ええゴジュマンさんお騒がせしました」
「では話の続きぞい」
ゴジュマンさんの説明を聞き今度はしっかりと理解しました、まぁぜん息やインフルエンザの吸引機と同じですね。
「こんなところぞい、血液検査の方は時間を掛けずに出来るようになったくらいだぞい」
「そうなんですか・・・ではその血液中に細菌が入った場合の対処法にこんな魔道具を作って見たので、研究して貰えるように言ってください」
「むむ!?」
魔道具を真剣に見ながらゴジュマンさんが唸ってるよ、それほど難しくないんだ、だって血液を綺麗にするだけなんだからね、もし菌を発生させている物がある場合は時間を掛けないと治らない、だからそこら辺を研究してほしいね。
「なるほど、これはまだ未完成と言う事ぞい?」
「ええ、ですので改良をお願いします、僕にはこれ以上無理でした」
「分かったぞい、早速仲間を呼んで取り掛かるぞい」
こうして魔道具が研究されて行きました、イマールたちとも話せて要望も聞けたしすごくいい一日だったよ。そして空間魔法から出て数日僕たちのランクアップ試験の日になりました。
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