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3章 1年2学期
78話 噂
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「アレシャスのおかげで騎士たちが強くなった。これならキングを通り越し、ハイエンダクラスのモンスターを設置しても良いかもしれないな」
俺のポイントは100万を超えたんだ。今なら、ちまちまと弱いモンスターから設置しなくても、十分な利益になるだろう。
上手くすれば、その上のレジェンドクラスも夢ではない。そうなれば騎士たちのやる気も上がるだろうし、良いことだらけだ。
「だが、あいつのダンジョンも気になるところだ。バルサハルの評価が低くて分からんが、装備のドロップ品が良い時点でかなりの物だろう」
アレシャスは、学園側の方針からずれていることで評価がされず、あのテストの数値は参考にならん。だが、確実に俺と同じ実力を持っている。
「またあいつと戦ってみたいな」
あの時のダンジョンバトルは楽しかった。学園側がさせないだろうが、また戦いたいな。
「じゃ、ジャケン様!」
俺が紅茶を飲みながらダンジョンを製作していると、部屋にケーニットがノックもしないで入ってきた。
かなりあわてた様子だが、珍しいと思ってしまい笑ってしまったぞ。
「どうしたケーニット、そんなに慌てて」
「そ、それが!あの平民上がりがスタンピードバトルを挑まれたそうです!」
なんだそんな事かと、俺は動揺する事無く思ったぞ。あいつは目立つし、力のない奴らのやっかみを受けるのは分かっていた。
そこら変の奴らが敵う相手ではない、何せ俺が認めた奴だからだ。
「あわてることではないだろう、どうせアレシャスの勝ちは揺るがない、そうだろ?」
「そ、それが・・・負けたのですジャケン様!」
「な、なんだとっ!?」
俺は耳を疑った。紅茶のカップをテーブルにたたきつけ割れてしまったが、そんな事はどうでも良い。
あいつの実力は本物だ、あのケリーですら助言をもらい、それを素直に受け入れるほどだぞ。
「間違いないのかケーニット、間違いだったら許さんぞ」
「ほんとなのですジャケン様」
ケリーが何を言われたのか遠くて聞こえなかったが、あれのおかげでケリーのモンスターは、一段階強くなって現れるようになった。
俺はそれを見て焦っていて、だからキングクラスを10体で設置しようと思ったんだ。それなのに、あいつが負けるなんて信じられなかった。
「相手は誰だケーニット!まさかケリーじゃないだろうな」
「それが、伯爵家のエマル殿だそうです」
「なんだとっ!!」
俺はまた耳を疑った。エマル・マルトークは、伯爵家で実力ある家だが、本人はかなり実力が下だ。
このままでは、今の地位も危ういと思ったほどで、とても勝てるとは思えなかった。ケーニットから詳細を聞き、少しは納得がいったよ。
「15対1か、それならまだ話は分かるな」
「はい、なんでもお抱えでもない騎士たちをあいつがダンジョンに勝手に入れた事が原因らしく、賠償金としてポイントを要求され仕方なくだそうです。更に悪いことに、ポイントを返して貰う約束をして、制約のネックレスを着けたそうですよ」
最後のあらすじを聞き俺は頭を抱えた。俺は騎士たちが強くなったことで浮かれて見過ごした。アレシャスは学園に刃向かいすぎたんだ。
「学園にはめられたな」
「そう思います。騎士たち全員が持っていたので、誰もが分かったでしょう」
「だが、それをあいつのせいにするのはお門違いだ」
あれだけ優秀なダンジョンを作れる男を他の奴に取られたのが問題でもある。
こうなる前に俺の傘下に入れたかったが、少し勿体ないことをした。
「まぁ済んだことだ仕方ない・・・それで、奴の持っていたポイントはいくつだったケーニット?」
「はい・・・500万は超えていたようです」
「はぇ?」
変な声が出てしまう程、俺はビックリした。そしてもう一度聞き返して俺は、信じられないと思ったぞ。
何をどうすればそれほどのポイントを稼げるのか、俺でも分からなかった。
「完成されたダンジョンを持つ父上でも、一月500万がやっとなのに、学生のあいつが同じ数値をどうして持っている。いったいどうしたら・・・ケーニット、その戦いはどんなだったんだ」
「はいジャケン様。そのバトルは激戦になったそうで、ハイエンダクラスを出現させたりと、すごい戦いだったそうです」
「つまりあいつは、ハイエンダクラスを出せると言う事か?」
「考えたくはないですが、そうなります」
「それなら15人相手に、引けを取らなかったのも分かるな」
しかし俺は何かが引っかかっていた。
いくら格下とは言え、ハイエンダを出せばまず勝てると思っているんだ。
相性が悪く激戦になったと考えるしかなく、それでもすごいと言わざるを得なかったよ。
「やはり、アイツを手に入れておくべきだったか?」
俺の物にしたかった、恐らくそれはケリーも今そう思っていただろう。
奴はあの助言から動いていて、いち早くあいつを傘下に入れようと企てていたからだ。
「自分の調べでは、激戦だったことは隠しているようでした。今はエマル殿を中心に、あいつのダンジョンを研究しているようです・・・どうしますかジャケン様」
あいつのダンジョンはたまに見えない時がある。画面を隠蔽しているから謎が多く複雑で分かりにくい。
それをあいつの解説を入れて研究して来るとなると厄介で、考えるだけで顔が歪んでしまったぞ。
「これからはエマルも俺たちと肩を並べると言うことだな」
「ジャケン様」
「まぁ良いじゃないかケーニット、面白くなってきた!」
俺は決心してハイエンダクラスを設置した。これで更にポイントが稼げる、俺は負けないと力が入ったんだ。
そして、俺が決意している同じ時、ケリーも同じ報告を受けていた。
「やられましたわ、せっかくアレシャスをこちらに引き入れる準備をしていましたのに、すべておじゃんですわ」
ダンジョンの助言を受け、わたくしのダンジョンが格段に良くなりましたわ。
それを口実に傘下に入れる準備をしていましたが、学園側が一歩早くわたくしは遅れてしまいましたわね。
「ケリー様、幸いポイントはあいつに戻りました。これからエマル殿たちはモンスターを強くするでしょうが、ダンジョンの研究に時間は掛かり、持っているポイントは30万前後で足りないと思われます」
「そう考えると、アレシャスの500万という、莫大なポイントが流れていたらと思うとゾッとしますわね」
そんな額を持っていたのも驚きですが、傘下に入れてそれを使われていたら、そう考えただけでも体が振えますわ。
でも、わたくしは顔がニヤケてしまっていましたわ。恐怖よりも、まずアレシャスがそこまで貯めるほどの腕前だったと賞賛したいのですわ。
「イサベラ、エマルたちのダンジョンがどこまで良くなってるのか、徹底的に調査ですわ」
「畏まりましたケリー様。ケリー様がジャケン殿を抜いてトップを取れると言う大事な時期です、必ず良いご報告を持って参ります」
イサベラが部屋を退出したけれど、途中であいつの助言なのが気に入らないとか言ってましたわ。
ですけど、アレシャスはそれだけの実力を持っていますの、平民上がりとかそんなのは些細な事ですわ。
「そう、彼は実力を示したのです。爵位の差なんて些細な事ですわ」
実力もないのに伯爵だったりしている者もいます、彼の方がよっぽど優秀だと、わたくしはちょっと怒っているのですわ。
ちょっと興奮してしまい、椅子に座って紅茶を飲んで一息しましたが、そこで頭を抱えたんですのよ。
「ほんとにやられましたわ。まさか新たな派閥が出来てしまうなんて、それもあのアレシャスを傘下にしたとなれば、必ずわたくしたちと並んだ力を手に入れますわよ」
アレシャスの助言はほんとにすごいモノです。
ちょっと通路を曲げただけなのに、わたくしの設置したモンスターが強くなったのですわ。それがどれだけの事なのか理解できないわたくしではなくってよ。
「これはうかうかしてられませんわね、次の試験で見極めなくてはいけませんわ」
ダンジョン画面を出して決意を新たに製作ですわよ。
俺のポイントは100万を超えたんだ。今なら、ちまちまと弱いモンスターから設置しなくても、十分な利益になるだろう。
上手くすれば、その上のレジェンドクラスも夢ではない。そうなれば騎士たちのやる気も上がるだろうし、良いことだらけだ。
「だが、あいつのダンジョンも気になるところだ。バルサハルの評価が低くて分からんが、装備のドロップ品が良い時点でかなりの物だろう」
アレシャスは、学園側の方針からずれていることで評価がされず、あのテストの数値は参考にならん。だが、確実に俺と同じ実力を持っている。
「またあいつと戦ってみたいな」
あの時のダンジョンバトルは楽しかった。学園側がさせないだろうが、また戦いたいな。
「じゃ、ジャケン様!」
俺が紅茶を飲みながらダンジョンを製作していると、部屋にケーニットがノックもしないで入ってきた。
かなりあわてた様子だが、珍しいと思ってしまい笑ってしまったぞ。
「どうしたケーニット、そんなに慌てて」
「そ、それが!あの平民上がりがスタンピードバトルを挑まれたそうです!」
なんだそんな事かと、俺は動揺する事無く思ったぞ。あいつは目立つし、力のない奴らのやっかみを受けるのは分かっていた。
そこら変の奴らが敵う相手ではない、何せ俺が認めた奴だからだ。
「あわてることではないだろう、どうせアレシャスの勝ちは揺るがない、そうだろ?」
「そ、それが・・・負けたのですジャケン様!」
「な、なんだとっ!?」
俺は耳を疑った。紅茶のカップをテーブルにたたきつけ割れてしまったが、そんな事はどうでも良い。
あいつの実力は本物だ、あのケリーですら助言をもらい、それを素直に受け入れるほどだぞ。
「間違いないのかケーニット、間違いだったら許さんぞ」
「ほんとなのですジャケン様」
ケリーが何を言われたのか遠くて聞こえなかったが、あれのおかげでケリーのモンスターは、一段階強くなって現れるようになった。
俺はそれを見て焦っていて、だからキングクラスを10体で設置しようと思ったんだ。それなのに、あいつが負けるなんて信じられなかった。
「相手は誰だケーニット!まさかケリーじゃないだろうな」
「それが、伯爵家のエマル殿だそうです」
「なんだとっ!!」
俺はまた耳を疑った。エマル・マルトークは、伯爵家で実力ある家だが、本人はかなり実力が下だ。
このままでは、今の地位も危ういと思ったほどで、とても勝てるとは思えなかった。ケーニットから詳細を聞き、少しは納得がいったよ。
「15対1か、それならまだ話は分かるな」
「はい、なんでもお抱えでもない騎士たちをあいつがダンジョンに勝手に入れた事が原因らしく、賠償金としてポイントを要求され仕方なくだそうです。更に悪いことに、ポイントを返して貰う約束をして、制約のネックレスを着けたそうですよ」
最後のあらすじを聞き俺は頭を抱えた。俺は騎士たちが強くなったことで浮かれて見過ごした。アレシャスは学園に刃向かいすぎたんだ。
「学園にはめられたな」
「そう思います。騎士たち全員が持っていたので、誰もが分かったでしょう」
「だが、それをあいつのせいにするのはお門違いだ」
あれだけ優秀なダンジョンを作れる男を他の奴に取られたのが問題でもある。
こうなる前に俺の傘下に入れたかったが、少し勿体ないことをした。
「まぁ済んだことだ仕方ない・・・それで、奴の持っていたポイントはいくつだったケーニット?」
「はい・・・500万は超えていたようです」
「はぇ?」
変な声が出てしまう程、俺はビックリした。そしてもう一度聞き返して俺は、信じられないと思ったぞ。
何をどうすればそれほどのポイントを稼げるのか、俺でも分からなかった。
「完成されたダンジョンを持つ父上でも、一月500万がやっとなのに、学生のあいつが同じ数値をどうして持っている。いったいどうしたら・・・ケーニット、その戦いはどんなだったんだ」
「はいジャケン様。そのバトルは激戦になったそうで、ハイエンダクラスを出現させたりと、すごい戦いだったそうです」
「つまりあいつは、ハイエンダクラスを出せると言う事か?」
「考えたくはないですが、そうなります」
「それなら15人相手に、引けを取らなかったのも分かるな」
しかし俺は何かが引っかかっていた。
いくら格下とは言え、ハイエンダを出せばまず勝てると思っているんだ。
相性が悪く激戦になったと考えるしかなく、それでもすごいと言わざるを得なかったよ。
「やはり、アイツを手に入れておくべきだったか?」
俺の物にしたかった、恐らくそれはケリーも今そう思っていただろう。
奴はあの助言から動いていて、いち早くあいつを傘下に入れようと企てていたからだ。
「自分の調べでは、激戦だったことは隠しているようでした。今はエマル殿を中心に、あいつのダンジョンを研究しているようです・・・どうしますかジャケン様」
あいつのダンジョンはたまに見えない時がある。画面を隠蔽しているから謎が多く複雑で分かりにくい。
それをあいつの解説を入れて研究して来るとなると厄介で、考えるだけで顔が歪んでしまったぞ。
「これからはエマルも俺たちと肩を並べると言うことだな」
「ジャケン様」
「まぁ良いじゃないかケーニット、面白くなってきた!」
俺は決心してハイエンダクラスを設置した。これで更にポイントが稼げる、俺は負けないと力が入ったんだ。
そして、俺が決意している同じ時、ケリーも同じ報告を受けていた。
「やられましたわ、せっかくアレシャスをこちらに引き入れる準備をしていましたのに、すべておじゃんですわ」
ダンジョンの助言を受け、わたくしのダンジョンが格段に良くなりましたわ。
それを口実に傘下に入れる準備をしていましたが、学園側が一歩早くわたくしは遅れてしまいましたわね。
「ケリー様、幸いポイントはあいつに戻りました。これからエマル殿たちはモンスターを強くするでしょうが、ダンジョンの研究に時間は掛かり、持っているポイントは30万前後で足りないと思われます」
「そう考えると、アレシャスの500万という、莫大なポイントが流れていたらと思うとゾッとしますわね」
そんな額を持っていたのも驚きですが、傘下に入れてそれを使われていたら、そう考えただけでも体が振えますわ。
でも、わたくしは顔がニヤケてしまっていましたわ。恐怖よりも、まずアレシャスがそこまで貯めるほどの腕前だったと賞賛したいのですわ。
「イサベラ、エマルたちのダンジョンがどこまで良くなってるのか、徹底的に調査ですわ」
「畏まりましたケリー様。ケリー様がジャケン殿を抜いてトップを取れると言う大事な時期です、必ず良いご報告を持って参ります」
イサベラが部屋を退出したけれど、途中であいつの助言なのが気に入らないとか言ってましたわ。
ですけど、アレシャスはそれだけの実力を持っていますの、平民上がりとかそんなのは些細な事ですわ。
「そう、彼は実力を示したのです。爵位の差なんて些細な事ですわ」
実力もないのに伯爵だったりしている者もいます、彼の方がよっぽど優秀だと、わたくしはちょっと怒っているのですわ。
ちょっと興奮してしまい、椅子に座って紅茶を飲んで一息しましたが、そこで頭を抱えたんですのよ。
「ほんとにやられましたわ。まさか新たな派閥が出来てしまうなんて、それもあのアレシャスを傘下にしたとなれば、必ずわたくしたちと並んだ力を手に入れますわよ」
アレシャスの助言はほんとにすごいモノです。
ちょっと通路を曲げただけなのに、わたくしの設置したモンスターが強くなったのですわ。それがどれだけの事なのか理解できないわたくしではなくってよ。
「これはうかうかしてられませんわね、次の試験で見極めなくてはいけませんわ」
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