エロ垢バレた俺が幼馴染に性処理してもらってるって、マ？

アカバレって、マ？

アカバレって、マ？ Seite 6

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食べ終わったら、そのまま後片付けだ。
一応俺も後片付けしている。

……食器を運ぶだけだけど。


「じゃあ紘汰、運んでくれる？」

「うん」


シンクに食器を置く。
ちなみにカレー皿とか油物を重ねると、重ねられたお皿の底も油まみれになって、洗うのが大変だと怒られたことがある。
怒ると言っても、ちょっと優しく注意されたくらいで、思い返せば壮馬が怒っている記憶はあまり、いやほぼ無いかもしれない。


「ありがとう、じゃあプリンの前に先にお風呂入っておいで」

「分かった！あとよろしく」

「あ、タブレット借りるね」

「おっけー、多分充電器にささってるはず！」

「了解！」


俺と壮馬には共用のタブレットがある。
主に俺はアプリでゲームしたり、壮馬は本を読んだりするのに使っている。




髪を洗い、全身を洗ってから湯船に浸かる。

あー、今日はなんか疲れた…。
今日は学校も半日だけだったし、ほとんど疲れていないはずなのに、なんだろうこの疲労感…。

あー、壮馬にくすぐり攻撃されたからか。
と思ったけど、さっきのあーんかもしれない。
あれは色々と心臓に悪いな。恋人できても絶対にやらないぞ。



湯船から出て身体を拭く。
あ、しまった、パジャマ忘れた…まぁいいか、どうせ壮馬だし。


「壮馬パジャマ忘れた～」

パンイチで部屋に戻ると、壮馬はタブレットに夢中のようだ。本でも読んでいるのか？

「どうかした？」

本を読んでいると思えない雰囲気に、ベッドに座る壮馬の隣に腰掛けて問いかける。



「これって紘汰のアカウント…？」

壮馬がそう言って渡してきたタブレットに映っているのは、紛れもなく俺の“エロアカ”。

「――？！」

一瞬時が止まった。声にならない叫び。


オワッタ…、俺の人生終わった…。
どうやら最後の晩餐はシーフードカレーのようだ。
しかもまだお気に入りのプリンを食べていない……！！

えってかなんで？…なんでタブレット？
…もしかしてあの時か！えっちな動画をタブレットの大画面で見ようと思って、ブラウザからログインした時だな？！春休みだったからログアウトするの忘れてた！？

尋常ではないスピードでアホなことを思いながら原因を究明する俺。
というかこの状況どうする。
この際原因なんてどうでもいいよ…よりにもよって、幼馴染の壮馬にバレるなんて…。



「ごめん、見ちゃって」

沈黙を破ったのは壮馬だ。いや壮馬は悪くない。そのままにしていた俺が圧倒的に悪い。


「え、あ……それ？俺のじゃないよ。いやーなんか間違って誰かのログインしちゃって、びっくりして放置してただけ」

人間、窮地に立たされると咄嗟に嘘がすらすら出てくるようだ。
でも全然壮馬の顔が見られない。
エロアカ見せられて声をあげなかった自分を褒めたい。まだ嘘が成立するかもしれないからな。
素直に認めるなんて、即死だぞ。
少なくともエロアカで男の裸とか見てるなんてバレたら壮馬とは絶交になるだろう。
ちょっと泣きそう。
でも最悪のシナリオを覚悟しないわけにはいかない。


「へぇ～、そうなんだ！」



良かった～～～～
嘘バレなかった～～～～

冷や汗がすごくてもう一度お風呂に入りたいくらいだ。



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