異能バトル漫画にトリップ直後で黒幕と遭遇するとかふざけんな。~俺は意地でも平凡ライフを送ってやる~

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第2章 風の国:シルフィタウン

第1話 巻き込まれる厄介事②

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  この世界へ来てやっと俺は黒磯が管轄している【Alastorアラストル】の外に出ている。外の空気ウマッ。


 そう。俺が優雅に朝食タイムをして世話係になった与一とメイドの桃花ちゃんと一緒に過ごしていた。


 『鵺っくん!外に遊びに行こう!』


 いきなり目の前に俺の平穏を脅かす不法侵入の“黒い悪魔”が現れた。コイツがいると本当ろくなことがない。俺はここ数日で学習した。


 『……嫌だ。お前が提案することは全部が怪しい。俺は此処でのんびり過ごすんだよ。面倒事に巻き込まれない様にな。』


 「ええ~。行こうよ~。」


 今日こそコイツの思い通りにはさせん。絶対面倒くせぇことになるからな。……どうせ行くにしても【風の国】関連だろ。今から原作でいう“第一話”が開幕する所だろ。


 “復讐”するのは止めないが勝手に二人でやってくれ。俺を巻き込むな。


 それに俺の首には“小型爆弾”がある。だから【Alastorココ


 「行かないね。大体首の“コレ”どうすんだよ。此処から出たら俺の首チョンパだろ?嫌だね。」


 「ちゃんとその時は“解除”してあげるから。」


 「え。マジ?」


 「うん。マジ。」


 「じゃあ行く~~!!」


  首に着けてあるチョーカーの小型爆弾を解除すると条件も付け加えられ十分怪しかったが俺は早くこの男から離れたかった。隙をついて逃げることが出来れば俺のモンだ。


 黒磯は俺と与一を連れて異空間から別の場所へ瞬間移動をした。

 そして首に着けていた爆弾を解除した瞬間最速な速さで俺は逃亡を図ったが。


 『うん。知ってた。鵺っくんが逃げようとしてたの。馬鹿だね。爆弾を外した位で僕から逃げられるとでも?』


 『…く……そ…ッ。』


 瞬間移動で回り込まれ首に手刀されて視界が暗くなっていったのだ。


 『おやすみ。鵺っくん。』


 笑う黒磯を最後に気を失ってしまった。最初からコイツから逃げるなんて無理難題だったんだ。こんなことなら城でぐーたらしてれば良かった。……今さら悔やんでも仕方がない。


 そして俺は今。何故か第一話の舞台である≪風の国≫にいる。……それも主人公がいる秘密組織【風清弊絶ふうせいへいぜつ】のアジトにッ!!

 こんなんばっかじゃん!!俺!!いい加減にしろよ!!黒磯ぃぃ!!


 俺はというと白のカッターシャツに黒ズボン。そして黒エプロン。いわばカフェの店員スタイルだ。侵入先のバーの手伝いを黒磯に“無理矢理”やらされている。


 「ど、どうなってんのかな?“クイナ”君?」


 殴りかかりそうな勢いで変装している黒磯にバーの厨房で問い詰めていた。


 「気持ちは分かりますが鵺楼さん!落ち着いて下さい!」


 「止めるな!ヨッちゃん!!」

 黒髪ロングヘアーのカツラとサングラスを装着しカフェ店員みたいな変装した与一こと“ヨッちゃん”が俺を宥める。


 「えへへ。鵺っくんのエプロン姿可愛いね。」


 「これは殺してもいいのかな?なぁ?ヨッちゃん?」ビキビキ


 「駄目です!いいから落ち着いて!バレますよ!本当!」


 なんとか怒りを抑え黒磯から離れる。そうだ。落ち着け。深呼吸だ。コイツのペースになるな。俺は今バイトに来ているだけ。金稼ぎだ。そう思えばいい。


 「え~もう終わっちゃうのかい?もっと迫ってくれてもいいのに。ねぇ鵺っくん♡」


 コイツマジでふざけやがってぇぇ。殴りはしていいかなぁ?……耐えろ。耐えるんだ。後で思い存分ぶん殴ればいい。それまで耐えろ。


 そういや黒磯はマスターの弟子の“クイナ”として働いてたっけ?

 よくここまで化けたもんだ。間近で見たらマジで“別人”じゃないか。


 うんとまぁ。あの美貌を誇る黒磯がねぇ。ふーん。


 「鵺っくん。どうしたの?もしかしてこういう姿の方が好きなの?」


 「違うわい!!」
 

 ニヤニヤしやがってコイツはどっちの姿でも腹立つな。


 「天下の美貌を持つお前でもこれじゃあ女の子にモテませんわな。」


 「僕は別に必要ないよ。」


 意地張ちゃって。まぁ。ぷぷっ。ああ!いい気味……。


 「クイナさ~~ん♡♡」


  だ?


 超絶可愛い白髪のミニ着物着た美少女が変装した黒磯に抱きつく。


 はぁ?待て待て。この子はもしや……俺の“推し”であるヒロインの……。


 「おはようございます!クイナさん!」


 氷華ちゃんじゃねぇか!!かわっ!!実物可愛いぃぃ!!!!


 「ちょっ離れて下さいよぉ~!!氷華さん!!」


 「駄~目~♡」


 は?なんだコレ?俺が雷迅と戦ってる間コイツは愛しの氷華ちゃんとイチャコラしてたんか?はぁ?○ネ?


 「ねぇクイナさん?この冴えない眼鏡の男は誰なんですか?」


 あれ?誰にでも優しくてあの天使の氷華ちゃんがなんか俺に冷たいんですけどぉ!?

 いやいや。そんな筈はどんな醜男でも優しく聖母のように接していたあの子が俺を睨み付けてるなんてそんなことは。


 「どなたかは分かりませんがここは遊び場じゃないんです。だからーー早く出て行かれた方が良いですよ。眼鏡さん。」


 ……あるんだ。うわぁー。悪い顔で笑ってる。俺にしか聞こえない声で言って来るのもこれは“確定”だわ。


 あーやっぱなー。違和感あったんだよ。この子。俺の異世界トリップとは違うか。

 黒磯コイツ笑い堪えてやがる。分かってて連れて来たな。性格悪っ。


 仕草や動きでなんとなくは気づいていたが受け入れたくなかった。……はぁ。推しに会えたのに“偽物”かよ。

 ……見た目はやっぱ可愛いけど。なんかな。中身が違うと分かるとなぁ。


 「聞いてますか!」


 お。無視したとかと思ってキレ始めたぞ。本物の冷静な氷華ちゃんならこんな些細なことでは取り乱さない。キレやすい主人公を抑えるのがヒロインである氷華ちゃんの役目だった。

 普段は優しく時には厳しく。そんな所が良かったのに。妹の織田姤によく似ていた。……容姿も内面もよく似ていて妹の様に応援していた。

 ……あくまで氷華ちゃんは“推し”。決して異性として見てはないぞ。……“巨乳”は男のロマンだがな。


 俺が考え込んでいると赤髪お下げチャイナ野郎が割り込んできた。


 「氷華が話してるだろ!無視するんじゃねぇよ!このクソ眼鏡!」


 「鵺楼さん!?」


 ………出たな。主人公クソ野郎。仮にも一般人を殴ろうとしてるのか?しかも異能の炎つきで。

 
 「うるせぇぇ!!今考えてんだろうが黙れやぁ!!虫が!!」
 

 「ぐふっ!!」


 「焔!?」


 弱っ。たった回し蹴りしただけで落ちるもんなの?え?コイツ主人公だよね。一話だって言っても仮にS級の異能者であの≪炎の国≫出身だろ?うわぁー。引くわ。


 「酷いわ!貴方はなんでそんなに暴力的なの!?」


 気を失った炎羅寺 焔に寄り添った氷華が俺を睨みつけていた。いやいや。おかしいでしょ。


 「え~。先に手を出してきたのはそっちでしょ?そんなん正当防衛ですわ。」


 そうそう。俺なんて異能なしだぜ?殺さなかったし逆に優しいもんだろ。


 「それは貴方が私を無視したからじゃない!!」


 「無視してた訳ではなくて考え事してたの。それに俺は反撃もせずただ焼け死んでもいいって君は言いたいのかな?」


 「そ、そういう訳じゃっ!」


 「だよね。なら文句ないでしょ?」


 おーお。泣いてる泣いてる。これじゃあ俺がか弱い少女を泣かせてるみたいだな。でも俺は間違ったことは言ってないし。


 「俺とヨッちゃんは“クイナ”に勧められてココに仕事に来てるの。一般人だけどちゃんとマスターに許可も得てる。ね?マスター。」


 「ああ。俺が二人を許可した。鵺楼とヨッ君は手際がいいし要領がいい。そんでもって鵺楼は料理補助もプロ並みだ。」


 「ッ薫さん。」


 “暴食”さんにここまで褒められるとは思わなかったな。この男も無害そうな男前な見た目をしているが黒磯の仲間で幹部の一人だ。【氷柱の大罪】の≪暴食≫ーーーー茶葉陽 薫ちゃばひ かおる


 「正直お前が来て助かってるよ。鵺楼。」


 「……あざっす。」


 褒められるのは嬉しいが頭撫でないで欲しいな。大の大人の俺が成人男に撫でられてもなんも嬉しくない。


 「ちょっとマスター!!それ“セクハラ”ですよ!鵺っくんが嫌がってるでしょ!」


 俺を撫でていた茶葉陽の手を祓い除け俺を抱き締めて怒ってるがお前もコイツよりいつも達の悪い“セクハラ”してんだよ。黒磯。


 「す、すまん。悪いな。鵺楼。」


 いや。別に謝らなくてもいいのに。


 「いえ。気になさらず。……お前も離れろ。暑苦しい。」

 「え~。まだ鵺っくんの温もりを感じてたい。」


 「キショッ!離れろや!!」


 更に黒磯は密着して抱きつい来た。俺は引き剥がそうとするが奴の握力で身動きが取れなかった。


 固っ!!腕の力強すぎだろう!!コイツ離れねぇ!!ていうか化けの皮が剥がれて来てるぞ。コイツ。与一もハラハラして心配してるし。めちゃくちゃだ。


 「あ、あなたさっきからクイナさんと親しそうだけどあなたはクイナさんの何なのよぉ!!」


 俺とクイナの仲を勘違いした氷華は俺に嫉妬するように怒鳴り声を上げていた。……この女。クイナが黒磯 棗だと知っていて接近してやがるな。それもそうか。形は違えど俺と同じ“異世界人”だからな。


 ……ということはこの女にも≪白梟の仮面集団≫に“番号”を刻まれられた筈。

 俺の左脇腹には≪11≫と刻まれていた。中身が“異世界人”であるこの氷華にも体の何処かに“数字”が刻まれている可能性がある。


……今確認するか?…………都合よくここの連中は黒磯や茶葉陽以外隙だらけ。隙をついて……いや。駄目だな。流石に中身は違ったとしても少女の身体を調べるなんて下衆なことは出来んな。

 
 ま。いずれ機会があるだろ。今はその時じゃないしな。


 「ど、どういう事よ!」

 あ。やべぇ。また氷華さんが怒ってらっしゃる。途中から話聞いてなかったわ。なんか怒ってたのは知ってるけど今どうなってんだ?

 
 「あんまりだわっ!あなたの様な人が!?嘘よ!?」


 「氷華!?大丈夫か?」


 ヒステリック起こしちゃってまぁ。主人公も大変だな。こんな怖いヒロインは嫌だな。


 それにしても何がどうなって………。なんかこういう最近展開あったよな。


 「(考え事は終わった?)」


 ニコニコして笑ってる黒磯が小声で俺に話しかけてきた。状況を察するにまたコイツが問題発言してんじゃないのか?


 「(……お前。何を言った?すげぇ怒ってるけど。)」


 「(ふふ。僕は“本当のことを言ったまでさ。”)」


 本当のことだぁ。何を言った?

 与一の方を見ると赤くなった顔を隠して何か照れた様子だった。茶葉陽に関しては頭を抑えて溜め息をついていた。

 いやいや。なんか怖いんだが。


 「あっあなたがクイナさんの“恋人”だなんて信じられないわっ!!」


 「は?恋人?」


 は?何言ってんだ?この女。


 「だから僕は貴方と付き合えません!ごめんなさい。僕は彼だけを愛してるんです。」


 「…そん……なッ。」


 はあぁぁ!?何言ってんだぁぁ!!このイカれ野郎が!!


 潜入に来たのはいいが大半黒磯と主人公達のせいでめちゃくちゃになってしまった。


 ……静かに暮らしたいのに。黒磯コイツといると本当ろくなことないな。


 「これはどういう状況かな?」


 俺達がどんちゃん騒ぎしている中胸をはだけさせたカッターシャツを着たチャラついた黄緑色の長髪イケメンが扉から入ってくる。


 このチャラそうな奴がここの……秘密組織【風清弊絶】のリーダー兼『風の王・那留風 翠静なるかぜ すいせい』だなんてな。
 

 「……焔をヤったのと氷華ちゃんを泣かせたのは誰だ?」


 ……………ヤバ。ガチギレやん。これ絶対面倒くさそうなヤツ。



 
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