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7月前半
43.変わりゆく夜
「アキラさんて強いんですか?
あのカズマさんをズタボロにしてましたよね?」
やっぱり信じられなくて直接聞いてみたけど
「別に強くはないよ?
力で来られちゃうと手も足も出ないし…
でもカズマには絶対に負けない!
僕が兄ちゃんなんだから!!」
何それ?可愛いなぁ
アキラさんがお兄ちゃん風を吹かせている!
あんなに体格差あるし、もう見るからに子供と大人の身長差なのに、必死に兄で居ようとする姿がツボに入って、吹き出しそうなのを必死に堪えてたら
「昔は兄ちゃんって呼んでくれてたのに、なんかでっかくなったらアキラになったし!
僕は兄ちゃんって呼んでほしいのに」
ブフゥ!!
「あぁ!ジョン君ひどい、笑ってる!」
「ふふっすいません、可愛らしくて、つい、アキラさんが兄ちゃんですか?アフハハ…」
あのカズマさんがアキラさんを兄ちゃんっと呼ぶ姿を想像すると笑えるし…
それを言ってもらえないとスネてるアキラさんも笑える……
そのときはすごく楽しく笑えていたのに
やっぱりアキラさんが帰省する日はきてしまって
今月はテスト期間と夏休みの関係から二週間後にずらしたらしい
「今回もなるべく早く帰ってくるから…またジョン君に温めて欲しいから」
「はい、待ってますから…、早く帰ってきてくださいね」
「うん、いってくるね」
そう言っていたのに、
アキラさんはまだ帰ってこない
夕方も過ぎて、夕ご飯も食べて、もう夜も深けて寝る時間になってしまったけど
僕は椅子に座って本を呼んでいる
内容なんて入ってこないけど
アキラさんが早く帰ってくるって言ったから…
アキラさんはいつもは運転手付きの車で帰ってくる。
もう寮の門限も過ぎてしまったし、校門まで迎えにもいけないし、帰ってくることなんてないってわかっているけど
とても一人で寝る気になんてならなかったから
何度目かの溜め息をついていると、ドンッという音の後に、コンコンっとノックがした
急いで開けるとアキラさんを抱きかかえたカズマさんが立っていた。
僕の顔を見て、少しほっとした顔をするカズマさんに、横抱きにされてぐったりとしながら荒い息を繰り返しているアキラさん
「カズマさん、どうしたんですか?
アキラさん大丈夫なんですか?
えっ…意識ないの?」
急いで部屋に通してアキラさんをベッドに横にしてもらうけど
アキラさんは肩で息をするように、ゼェゼェと呼吸をくりかえしている。
「アキラがね…ジョン君のところに帰りたいって俺に縋ってきたんだよ
意識も朦朧としてるし、立てもしないのに…
本当にごめんね…」
涙が出そうになった、なんで?なんでここまでするの?
いままでだって体調悪くて足元がおぼつかなくなってたけど、今回はひどすぎる
熱がでてるし、意識だって混濁している、こんなになってまで使うような薬じゃない!
「カズマさん……なんでアキラさんはこんなになるまで……
もうやめさせてくださいよ!アキラさんがΩだっていいじゃないですか!
なんでこんなにボロボロになりながら…自分を否定するの!!」
僕の言葉にカズマさんの目が見開かれていく。
怒りとも驚愕ともとれる表情で…
「俺だってやめさせれるならやめさせてるよ!
アキラは望んでこんなことしてるんじゃ…」
「がズ…マ……」
弱々しくアキラさんが名前を呼んで、口元に一本、人差し指を押し当てた
黙れっというハンドサインだ……
カズマさんがハッと目を見開いて押し黙り悲痛の表情で下を向くと、出口に向かう
「ジョン君、忘れないでくれ…
アキラはΩじゃない
そう接してくれ……
これは絶対に忘れないで……」
カズマさんが退出すると重い雰囲気に押しつぶされそうになる
アキラさん、あなたの考えてることが僕にはわからないよ…
あのカズマさんをズタボロにしてましたよね?」
やっぱり信じられなくて直接聞いてみたけど
「別に強くはないよ?
力で来られちゃうと手も足も出ないし…
でもカズマには絶対に負けない!
僕が兄ちゃんなんだから!!」
何それ?可愛いなぁ
アキラさんがお兄ちゃん風を吹かせている!
あんなに体格差あるし、もう見るからに子供と大人の身長差なのに、必死に兄で居ようとする姿がツボに入って、吹き出しそうなのを必死に堪えてたら
「昔は兄ちゃんって呼んでくれてたのに、なんかでっかくなったらアキラになったし!
僕は兄ちゃんって呼んでほしいのに」
ブフゥ!!
「あぁ!ジョン君ひどい、笑ってる!」
「ふふっすいません、可愛らしくて、つい、アキラさんが兄ちゃんですか?アフハハ…」
あのカズマさんがアキラさんを兄ちゃんっと呼ぶ姿を想像すると笑えるし…
それを言ってもらえないとスネてるアキラさんも笑える……
そのときはすごく楽しく笑えていたのに
やっぱりアキラさんが帰省する日はきてしまって
今月はテスト期間と夏休みの関係から二週間後にずらしたらしい
「今回もなるべく早く帰ってくるから…またジョン君に温めて欲しいから」
「はい、待ってますから…、早く帰ってきてくださいね」
「うん、いってくるね」
そう言っていたのに、
アキラさんはまだ帰ってこない
夕方も過ぎて、夕ご飯も食べて、もう夜も深けて寝る時間になってしまったけど
僕は椅子に座って本を呼んでいる
内容なんて入ってこないけど
アキラさんが早く帰ってくるって言ったから…
アキラさんはいつもは運転手付きの車で帰ってくる。
もう寮の門限も過ぎてしまったし、校門まで迎えにもいけないし、帰ってくることなんてないってわかっているけど
とても一人で寝る気になんてならなかったから
何度目かの溜め息をついていると、ドンッという音の後に、コンコンっとノックがした
急いで開けるとアキラさんを抱きかかえたカズマさんが立っていた。
僕の顔を見て、少しほっとした顔をするカズマさんに、横抱きにされてぐったりとしながら荒い息を繰り返しているアキラさん
「カズマさん、どうしたんですか?
アキラさん大丈夫なんですか?
えっ…意識ないの?」
急いで部屋に通してアキラさんをベッドに横にしてもらうけど
アキラさんは肩で息をするように、ゼェゼェと呼吸をくりかえしている。
「アキラがね…ジョン君のところに帰りたいって俺に縋ってきたんだよ
意識も朦朧としてるし、立てもしないのに…
本当にごめんね…」
涙が出そうになった、なんで?なんでここまでするの?
いままでだって体調悪くて足元がおぼつかなくなってたけど、今回はひどすぎる
熱がでてるし、意識だって混濁している、こんなになってまで使うような薬じゃない!
「カズマさん……なんでアキラさんはこんなになるまで……
もうやめさせてくださいよ!アキラさんがΩだっていいじゃないですか!
なんでこんなにボロボロになりながら…自分を否定するの!!」
僕の言葉にカズマさんの目が見開かれていく。
怒りとも驚愕ともとれる表情で…
「俺だってやめさせれるならやめさせてるよ!
アキラは望んでこんなことしてるんじゃ…」
「がズ…マ……」
弱々しくアキラさんが名前を呼んで、口元に一本、人差し指を押し当てた
黙れっというハンドサインだ……
カズマさんがハッと目を見開いて押し黙り悲痛の表情で下を向くと、出口に向かう
「ジョン君、忘れないでくれ…
アキラはΩじゃない
そう接してくれ……
これは絶対に忘れないで……」
カズマさんが退出すると重い雰囲気に押しつぶされそうになる
アキラさん、あなたの考えてることが僕にはわからないよ…
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