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7月後半
74.終わり求めるあなた
僕たちは田中さんか運転する車で延々と山道を奥に進んでいる、迎えにきてもらった馬鹿長い車ではなくて…
めちゃ車高が高くてかなりの山道でもガタガタと走れるのだ
その後はナタを片手に山を登っている
おじいちゃんに言われた手伝いは狩りだった。
夏の間に冬の分の肉なども狩るらしくて近くに住むオークやコカトリス、あとたまにしかでないけどミノタウロスなんかも狩るらしい
そういう手伝いならめちゃくちゃ得意です!
田舎にいたときなんて家族分どころか、ほぼ集落分狩ってたし!!
「ジョン君はどこまでなら狩れるかのう?オークぐらいは狩れるじゃろう?
コカトリスは石化させてくるからきついかのう?」
「コカトリスなら大丈夫です。
前は主食な感じくらい獲ってましたし、オークはもちろん狩れますよ!
ミノタウロスもちょっと時間がかかるけどいけますよ…あいつ硬いから…
もう少し上に行ったらオークが何匹かいますね?そこ向かうんですか?
コカトリスならあっちですよね?」
おじいちゃんにギョッとした顔で見られてしまった…えっ?なんか不味いこといいました?
「いやぁ、ジョン君がかなり使えそうで助かるわい、何じゃ?臭いでわかるのか?
こりゃ本当に冒険者のパーティーに一人いたらめちゃくちゃ助かる存在じゃな…
とりあえず今日は昼までには帰るから、オークだけ狩って帰ることにしよう
あとそうじゃな、歩きながら話すかのぅ…
そっちの方が気も紛れるじゃろう?」
おじいちゃんが毒出しのときのアキラさんの様子を話してくれた。
淡々と抑揚のない言葉で、でもそれが尚更におじいちゃんの耐えてきた苦しさが伝わってきた。
毒出しはだいたい短くて一週間、最長で十二日間という時もあった。
アキラさんは初日は胃の中のものがなくなるまで吐いて、その後は半日くらい全身の激痛、その後はひたすら熱と頭痛と倦怠感に苦しむ
その間は点滴の栄養補給で過ごす。
「二日目の夜か、三日目あたりからあの子は死にたいって言い出すんじゃよ
毒出しの苦しさもあるのじゃろうが…
『生きてる意味がわからない』、『なんでこんな体で、生きていないといけないんの?』ってずっと泣くんじゃよ
四日目あたりから殺してくれって懇願が始まってな…
『殺してよ…生きてたくない』ってずっと言われるんじゃ
五日目くらいにだいたい自傷しだすからな、この時が一番気をつけてやらんと…アキラ君の力じゃ死ぬような傷はつけれんが
なるべく痛い思いはさせたくないからのぅ
その間は拘束とかもしたりして…
七日目あたりになると体力も底をつきて、ひたすら泣いてるだけになるわい」
僕は泣きたい気持ちでそれを聞いていた。
だからあの人は約束ができないんだ
あの人は未来が見えないから…
心の中でずっと終わりを望んでいるから…
僕はそんなアキラさんに何ができるんだろう?
そんなことをモンモンっと考えていたら、オークの姿が見えた。
五匹か…
「おじいちゃん、こいつら僕だけで殺っちゃっていいですか?
ちょっと頭をすっきりさせたいから…
魔法は使わないほうがいいですよね?鮮度が落ちるし」
「んん?なんじゃ?もうオークが見えたのか?何匹じゃ?
別にジョン君が倒せるなら構わんが…無理しちゃいかんぞ!
火と雷魔法はやめてくれ、他はまぁ鮮度はあまり関係ないから大丈夫じゃよ?」
僕はおじいちゃんの言葉が終わると同時に駆け出していた。
めちゃ車高が高くてかなりの山道でもガタガタと走れるのだ
その後はナタを片手に山を登っている
おじいちゃんに言われた手伝いは狩りだった。
夏の間に冬の分の肉なども狩るらしくて近くに住むオークやコカトリス、あとたまにしかでないけどミノタウロスなんかも狩るらしい
そういう手伝いならめちゃくちゃ得意です!
田舎にいたときなんて家族分どころか、ほぼ集落分狩ってたし!!
「ジョン君はどこまでなら狩れるかのう?オークぐらいは狩れるじゃろう?
コカトリスは石化させてくるからきついかのう?」
「コカトリスなら大丈夫です。
前は主食な感じくらい獲ってましたし、オークはもちろん狩れますよ!
ミノタウロスもちょっと時間がかかるけどいけますよ…あいつ硬いから…
もう少し上に行ったらオークが何匹かいますね?そこ向かうんですか?
コカトリスならあっちですよね?」
おじいちゃんにギョッとした顔で見られてしまった…えっ?なんか不味いこといいました?
「いやぁ、ジョン君がかなり使えそうで助かるわい、何じゃ?臭いでわかるのか?
こりゃ本当に冒険者のパーティーに一人いたらめちゃくちゃ助かる存在じゃな…
とりあえず今日は昼までには帰るから、オークだけ狩って帰ることにしよう
あとそうじゃな、歩きながら話すかのぅ…
そっちの方が気も紛れるじゃろう?」
おじいちゃんが毒出しのときのアキラさんの様子を話してくれた。
淡々と抑揚のない言葉で、でもそれが尚更におじいちゃんの耐えてきた苦しさが伝わってきた。
毒出しはだいたい短くて一週間、最長で十二日間という時もあった。
アキラさんは初日は胃の中のものがなくなるまで吐いて、その後は半日くらい全身の激痛、その後はひたすら熱と頭痛と倦怠感に苦しむ
その間は点滴の栄養補給で過ごす。
「二日目の夜か、三日目あたりからあの子は死にたいって言い出すんじゃよ
毒出しの苦しさもあるのじゃろうが…
『生きてる意味がわからない』、『なんでこんな体で、生きていないといけないんの?』ってずっと泣くんじゃよ
四日目あたりから殺してくれって懇願が始まってな…
『殺してよ…生きてたくない』ってずっと言われるんじゃ
五日目くらいにだいたい自傷しだすからな、この時が一番気をつけてやらんと…アキラ君の力じゃ死ぬような傷はつけれんが
なるべく痛い思いはさせたくないからのぅ
その間は拘束とかもしたりして…
七日目あたりになると体力も底をつきて、ひたすら泣いてるだけになるわい」
僕は泣きたい気持ちでそれを聞いていた。
だからあの人は約束ができないんだ
あの人は未来が見えないから…
心の中でずっと終わりを望んでいるから…
僕はそんなアキラさんに何ができるんだろう?
そんなことをモンモンっと考えていたら、オークの姿が見えた。
五匹か…
「おじいちゃん、こいつら僕だけで殺っちゃっていいですか?
ちょっと頭をすっきりさせたいから…
魔法は使わないほうがいいですよね?鮮度が落ちるし」
「んん?なんじゃ?もうオークが見えたのか?何匹じゃ?
別にジョン君が倒せるなら構わんが…無理しちゃいかんぞ!
火と雷魔法はやめてくれ、他はまぁ鮮度はあまり関係ないから大丈夫じゃよ?」
僕はおじいちゃんの言葉が終わると同時に駆け出していた。
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