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9月
122.選択のとき (sideカズマ)
ジョン君は驚くほど静かに、車に乗せられて連れて行かれてしまった。
少しの抵抗も、抗議の声もあげずに
ただポロポロっと数粒の涙をこぼして
「カズマさん!!………アキラさんに、ありがとうございましたって伝えてください
あなたのことが、ずっとずっと好きですって
あなたの幸せを願っていますって伝えてください!」
そう言い残して、全てを諦めた顔、僅かに微笑んですら見えた…
君は、なんで……そんなものだったの?
アキラへの執着は?ずっと一緒にいるって約束したんだろ?
あのときのアキラは、すごく幸せそうに笑って
なのに君は、なんでそんなにあっさりと諦めるんだよ!
ジョン君への理不尽な怒りを覚えながら、僕はおじいちゃんに連絡をして
転移魔法でアキラの下に飛んでいった。
「アキラ……ごめん……、間に合わなかった、ジョン君を連れて行かれた!
どうしたらいい?どうしたら、ジョン君を……アキラ?大丈夫?」
今までに見たことのないアキラの顔に恐怖した。
今までだって散々酷いことをされてきたけど、明らかに今アキラは……
目を見開いて下唇を噛んで、カタカタと震える肩を自分の腕で掻き抱いて
……怒っているの?……悲しんでるの?
「カズマ……、ごめんね、ちょっと…もう耐えられそうにないんだ……」
「アキラ……、何をするつもりなの?
アキラ!お願いだよ……無茶だけはしないで!!」
辛そうな、本当に辛そうに俺を見て
「ごめんよ、カズマ……、カズマは僕に付いてくれる?
あっちじゃなくて、僕に付いてくれる?
本当にごめんね、こんな選択させて……」
『カズマ、あなたもタイミングを逃してはいけませんよ?
泥舟にいつまでもしがみついていてはいけませんよ…』
ダークの言葉が頭をよぎった。
ダーク、お前が言っていた泥舟はこのことか?
「そんなの、当たり前だろ?
お前はずっと俺の半身だろ?
どんな結果になろうとも、俺はお前と共にいるよ…
俺はアキラにずっと付いていくよ!」
最初から選択肢なんてないんだ…
俺にはアキラを選ぶ以外考えられない
例え、アキラが沈みゆく運命でも、アキラと一緒になら喜んで沈んでいくさ……
俺は、ジョン君にアキラを変えてほしいと願いながら
アキラを幸せにしてほしいっと願いながら
どこかで嫉妬していたのかもしれない
今、アキラが自分に付いてきて欲しい言われたのが俺で、側にいられるのが俺だということに
こんなに酷い状況だというのに、場違いにも歓喜している。
「アキラ……、俺達は双子だろ?
二人でずっと一つだったのに…
ずっとお前ばかり苦しい思いして
ずっと申し訳なかった……
一緒にいさせてくれよ!
なんでもする、俺達のために!
どうしたらいい?俺は何をしたらいい?」
「そんな……僕はカズマが側にいてくれるだけで、ずっと救われていたんだよ?
そうか…二人で一つか……
よし、先ずはジョン君を助け出して…あの人たちを……」
俺の言葉に安堵した笑顔で、何かを決意したように、俺にいくつか指示を出す。
ただ、どんどんアキラの顔が険しくなっていくのが恐ろしかった。
少しの抵抗も、抗議の声もあげずに
ただポロポロっと数粒の涙をこぼして
「カズマさん!!………アキラさんに、ありがとうございましたって伝えてください
あなたのことが、ずっとずっと好きですって
あなたの幸せを願っていますって伝えてください!」
そう言い残して、全てを諦めた顔、僅かに微笑んですら見えた…
君は、なんで……そんなものだったの?
アキラへの執着は?ずっと一緒にいるって約束したんだろ?
あのときのアキラは、すごく幸せそうに笑って
なのに君は、なんでそんなにあっさりと諦めるんだよ!
ジョン君への理不尽な怒りを覚えながら、僕はおじいちゃんに連絡をして
転移魔法でアキラの下に飛んでいった。
「アキラ……ごめん……、間に合わなかった、ジョン君を連れて行かれた!
どうしたらいい?どうしたら、ジョン君を……アキラ?大丈夫?」
今までに見たことのないアキラの顔に恐怖した。
今までだって散々酷いことをされてきたけど、明らかに今アキラは……
目を見開いて下唇を噛んで、カタカタと震える肩を自分の腕で掻き抱いて
……怒っているの?……悲しんでるの?
「カズマ……、ごめんね、ちょっと…もう耐えられそうにないんだ……」
「アキラ……、何をするつもりなの?
アキラ!お願いだよ……無茶だけはしないで!!」
辛そうな、本当に辛そうに俺を見て
「ごめんよ、カズマ……、カズマは僕に付いてくれる?
あっちじゃなくて、僕に付いてくれる?
本当にごめんね、こんな選択させて……」
『カズマ、あなたもタイミングを逃してはいけませんよ?
泥舟にいつまでもしがみついていてはいけませんよ…』
ダークの言葉が頭をよぎった。
ダーク、お前が言っていた泥舟はこのことか?
「そんなの、当たり前だろ?
お前はずっと俺の半身だろ?
どんな結果になろうとも、俺はお前と共にいるよ…
俺はアキラにずっと付いていくよ!」
最初から選択肢なんてないんだ…
俺にはアキラを選ぶ以外考えられない
例え、アキラが沈みゆく運命でも、アキラと一緒になら喜んで沈んでいくさ……
俺は、ジョン君にアキラを変えてほしいと願いながら
アキラを幸せにしてほしいっと願いながら
どこかで嫉妬していたのかもしれない
今、アキラが自分に付いてきて欲しい言われたのが俺で、側にいられるのが俺だということに
こんなに酷い状況だというのに、場違いにも歓喜している。
「アキラ……、俺達は双子だろ?
二人でずっと一つだったのに…
ずっとお前ばかり苦しい思いして
ずっと申し訳なかった……
一緒にいさせてくれよ!
なんでもする、俺達のために!
どうしたらいい?俺は何をしたらいい?」
「そんな……僕はカズマが側にいてくれるだけで、ずっと救われていたんだよ?
そうか…二人で一つか……
よし、先ずはジョン君を助け出して…あの人たちを……」
俺の言葉に安堵した笑顔で、何かを決意したように、俺にいくつか指示を出す。
ただ、どんどんアキラの顔が険しくなっていくのが恐ろしかった。
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