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9月
136.逆襲 (sideカズマ)
二人の再開に頬が緩んでしまうけど、少し離れたところに捨て置かれてる薄汚れた赤い布の塊に血液が足元に下がっていくのを感じた……
その凝視したまま動けなかった。あの布は絶対にあの女の服だろう…
いつも好んで来ている毒々しさを感じる赤い服が…今は塊みたいに丸まっている。
あの中はどうなっているんだ?もしかして……嫌な汗が背中を伝うけど
「あぁ!!
なんてことを、母さん!無事か?
ああぁぁ……頼む生きていてくれ、お前がいなくなってしまったら…俺は生きていけない!」
躊躇なく布の塊を剥がして、現れたあの女を即座に抱き上げる父親の姿に驚きを感じる。
そこにはさっきまでの打算なんか感じなくて……
「ああぁ…、よかった気づいたんだね
俺がわかるかい?大丈夫かい?」
「あなた……ああぁ、私、助かったのね?もう、私…恐ろしかった…ああぁぁ」
体の力が抜けていく
よかった、アキラは殺人までは犯していなかった。
「アキラっ!!
お前は、母さんになんてことを…
こんなことを!許されると思っているのか!!!」
あの人が怒りのままにアキラに怒号を飛ばすけど、アキラはどこ吹く風でジョン君のもふもふの毛に幸せそうに顔を埋めている
うん……、さすがにアキラ、相手してあげたら?
もふもふしたいのはわかるけど、顔真っ赤にしてるからね?
「ん~?別にっ?
だってその女がジョン君のこと処分したとか言うから…
それに僕は魔法なんかウォーターボールくらいしか出せないんだよ?
その女の怪我は、僕に放った攻撃魔法をそのまま返しただけだよ?」
なんでもないことのように、アキラはサラリと言い返す。
そう……アキラは自分では魔法は使うには魔力がないけど、相手の魔法に干渉して照準や効果を変えられる。
それは演唱と発動の僅かな隙を狙うらしいけど、俺にはまったく理解できなかった。
この技によって俺はアキラに喧嘩で勝てた例がない
「それに、たった5日じゃない!
食べずに寝ずに二人で過ごしてみたんだよ?
僕がずっとしてきた生活をね?
ねぇ…どうだった?僕は楽しかったよ……母さんとこんなに長く話せたのはいつ以來かな?」
アキラの言葉に二人の息を飲む音が聞こえた気がした。
そうか……ひたすら食べずに寝かさずにいたからあの女はあんなにひどい状態なんだね?
「寝れないのも…食べれないのも…慣れれば平気だよ?
この体のだるさも、永遠に続くかと思える時間も……いつかは慣れるよ?
でも、許せなかった…なぜ僕のジョン君に手を出したの?
顔も知らない令嬢と結婚しろ?それがあなたの幸せだから?
だからあの犬畜生は消しておいたから?
……どこまで僕の人生を壊してくれるんだよ!!」
アキラは吐き捨てように言い切った。ここまでの怒りを、あの人達にぶつけるアキラは初めてみた。
二人は固まっていて返事もできていない、そりゃそうだ…ひたすら抑えつけていたアキラにここまでの逆襲をされたんだから
その凝視したまま動けなかった。あの布は絶対にあの女の服だろう…
いつも好んで来ている毒々しさを感じる赤い服が…今は塊みたいに丸まっている。
あの中はどうなっているんだ?もしかして……嫌な汗が背中を伝うけど
「あぁ!!
なんてことを、母さん!無事か?
ああぁぁ……頼む生きていてくれ、お前がいなくなってしまったら…俺は生きていけない!」
躊躇なく布の塊を剥がして、現れたあの女を即座に抱き上げる父親の姿に驚きを感じる。
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「ああぁ…、よかった気づいたんだね
俺がわかるかい?大丈夫かい?」
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体の力が抜けていく
よかった、アキラは殺人までは犯していなかった。
「アキラっ!!
お前は、母さんになんてことを…
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あの人が怒りのままにアキラに怒号を飛ばすけど、アキラはどこ吹く風でジョン君のもふもふの毛に幸せそうに顔を埋めている
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だってその女がジョン君のこと処分したとか言うから…
それに僕は魔法なんかウォーターボールくらいしか出せないんだよ?
その女の怪我は、僕に放った攻撃魔法をそのまま返しただけだよ?」
なんでもないことのように、アキラはサラリと言い返す。
そう……アキラは自分では魔法は使うには魔力がないけど、相手の魔法に干渉して照準や効果を変えられる。
それは演唱と発動の僅かな隙を狙うらしいけど、俺にはまったく理解できなかった。
この技によって俺はアキラに喧嘩で勝てた例がない
「それに、たった5日じゃない!
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ねぇ…どうだった?僕は楽しかったよ……母さんとこんなに長く話せたのはいつ以來かな?」
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そうか……ひたすら食べずに寝かさずにいたからあの女はあんなにひどい状態なんだね?
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でも、許せなかった…なぜ僕のジョン君に手を出したの?
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