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未来へ
155.メ○ンゲな感じの番組で
「僕は以前に保健所に捕獲されて収容されたことがあるんですよ、本当に数日後には殺処分の運命でした…
信じられないでしょうが、裁判も取り調べもなにもなしで即日に収容されて、下手をすればそのまま殺処分です。
数年前まで牙狼の扱いってそんな感じだったんですよ?」
スタジオ内で息を飲む音がする。
今はMC役の大御所女性お笑いタレントさんと、モデルあがりの綺麗系タレントさんとお話をするバラエティー番組の収録で
僕は衝撃発言をぶっこみ中だ
言葉をなくした二人のタレントさんを尻目に僕はイケメンに見えると言われている、少し物憂げな表情を作る。
「収容された牢屋の傍らには、糞尿にまみれて捕縛のときの怪我で動けない老牙狼がいました。
その牙狼の罪は人間の居住区に迷い込んだことでした。
ガリガリで人間に危害なんて加えることも難しいような老牙狼は、動けなくなるほど暴行されていたんですよ?
その牙狼と、牢屋の中でずっと番の話をしてました…
ふふっ、牙狼が集まるとすぐに番の自慢が始まるんですよ?
あの牙狼さんは素直なタイプじゃなかったな…」
「あの…そこからはどうやって助け出されたのですか?」
顔色を真っ青にして口元を引きつらせてMC役の方が話を戻させる。
さっきカンペには
『続けさせて、視聴率↗だぞ!!』
っと、嬉しそうにディレクターさんが書いていた。
「僕の運命の番が、人狼の友人に手を回してくれたんですよ
牙狼を人狼として登録をされることで、裁判なしには殺処分できなくなったんです。
でも僕の殺処分を遅らせるために、僕の番は違法なことをしました。
だから…罪を償うまでは僕の側にはいられないって
僕を守るためにしたのに、罰せられるのはあの人で…ぐぅ……」
考えるだけで涙が自然と溜まってくる…、スタジオ中のカメラが僕に合わされてるのを感じる。
「だから…僕は待ってるんです。
僕の番が、迎えに来てくれるのを
僕は、強くなって待ってるって約束したんです。
でもなかなか難しい、車の免許も勉強している司法試験も、牙狼の僕にはまだ受けれないから
僕の周りには壁があって強くなることを、拒むんですよ…」
「そんな…酷いっ、ジョンさんはすごく頭がいいんでしょ?
だったら受けさせてあげればいいじゃないですか?
そんなん、可哀想すぎるわ!」
モデルあがりのタレントさんが、大変に頭の悪そうな発言で僕を盛り上げてくれる。
場の雰囲気を作ってもらえて助かりますぅ…
「僕は普通に生きていきたいだけなんです。努力が認められて、自由に何にも縛られないで…
僕の首にはまだGPSが埋め込まれていて、位置情報が役所側で追えるようになっています。
人狼に登録されて、数年たってもこれすら取れてない。
僕はあのとき、番に守られて助けられて泣き崩れるしかできなかった。
僕は強くなりたいんですよ…
あの最高にかっこ悪かった僕から変わりたいんです。」
涙が溜まったままで、鼻水が出ないように気をつけて
眉間にシワを寄せて
アップで取られてる赤い光を出してるカメラからの向きも考えて
今僕は、これまでになく顔の筋肉を意識して動かしてます!
「今度こそ、僕の運命の番を守れるように!」
涙声混じりで、意志を強くこめるように軽く叫ぶように言い放つ……
いい感じに決まったかな?
「そうなのね…、私たち人間はあなたのような牙狼にひどいことをしてたのね……ウゥゥ、知らながっだわぁ」
MCの大御所お笑い系女性タレントさんがボロボロっと泣いて、同情してくれる。
モデルあがりのタレントさんもしきりに目をハンカチで拭うけど、涙がでてないな…
でも雰囲気は完璧です。
「ありがとうございます。
僕はこれからも、頑張っていきたいと思いますので…
どうぞ、視聴者の皆様にも見守っていてほしいです」
涙を拭って、可愛らしいっと言われている、全開の笑顔をカメラに向けてから最敬礼のお辞儀をすると
スタジオ内から拍手を送られた。
信じられないでしょうが、裁判も取り調べもなにもなしで即日に収容されて、下手をすればそのまま殺処分です。
数年前まで牙狼の扱いってそんな感じだったんですよ?」
スタジオ内で息を飲む音がする。
今はMC役の大御所女性お笑いタレントさんと、モデルあがりの綺麗系タレントさんとお話をするバラエティー番組の収録で
僕は衝撃発言をぶっこみ中だ
言葉をなくした二人のタレントさんを尻目に僕はイケメンに見えると言われている、少し物憂げな表情を作る。
「収容された牢屋の傍らには、糞尿にまみれて捕縛のときの怪我で動けない老牙狼がいました。
その牙狼の罪は人間の居住区に迷い込んだことでした。
ガリガリで人間に危害なんて加えることも難しいような老牙狼は、動けなくなるほど暴行されていたんですよ?
その牙狼と、牢屋の中でずっと番の話をしてました…
ふふっ、牙狼が集まるとすぐに番の自慢が始まるんですよ?
あの牙狼さんは素直なタイプじゃなかったな…」
「あの…そこからはどうやって助け出されたのですか?」
顔色を真っ青にして口元を引きつらせてMC役の方が話を戻させる。
さっきカンペには
『続けさせて、視聴率↗だぞ!!』
っと、嬉しそうにディレクターさんが書いていた。
「僕の運命の番が、人狼の友人に手を回してくれたんですよ
牙狼を人狼として登録をされることで、裁判なしには殺処分できなくなったんです。
でも僕の殺処分を遅らせるために、僕の番は違法なことをしました。
だから…罪を償うまでは僕の側にはいられないって
僕を守るためにしたのに、罰せられるのはあの人で…ぐぅ……」
考えるだけで涙が自然と溜まってくる…、スタジオ中のカメラが僕に合わされてるのを感じる。
「だから…僕は待ってるんです。
僕の番が、迎えに来てくれるのを
僕は、強くなって待ってるって約束したんです。
でもなかなか難しい、車の免許も勉強している司法試験も、牙狼の僕にはまだ受けれないから
僕の周りには壁があって強くなることを、拒むんですよ…」
「そんな…酷いっ、ジョンさんはすごく頭がいいんでしょ?
だったら受けさせてあげればいいじゃないですか?
そんなん、可哀想すぎるわ!」
モデルあがりのタレントさんが、大変に頭の悪そうな発言で僕を盛り上げてくれる。
場の雰囲気を作ってもらえて助かりますぅ…
「僕は普通に生きていきたいだけなんです。努力が認められて、自由に何にも縛られないで…
僕の首にはまだGPSが埋め込まれていて、位置情報が役所側で追えるようになっています。
人狼に登録されて、数年たってもこれすら取れてない。
僕はあのとき、番に守られて助けられて泣き崩れるしかできなかった。
僕は強くなりたいんですよ…
あの最高にかっこ悪かった僕から変わりたいんです。」
涙が溜まったままで、鼻水が出ないように気をつけて
眉間にシワを寄せて
アップで取られてる赤い光を出してるカメラからの向きも考えて
今僕は、これまでになく顔の筋肉を意識して動かしてます!
「今度こそ、僕の運命の番を守れるように!」
涙声混じりで、意志を強くこめるように軽く叫ぶように言い放つ……
いい感じに決まったかな?
「そうなのね…、私たち人間はあなたのような牙狼にひどいことをしてたのね……ウゥゥ、知らながっだわぁ」
MCの大御所お笑い系女性タレントさんがボロボロっと泣いて、同情してくれる。
モデルあがりのタレントさんもしきりに目をハンカチで拭うけど、涙がでてないな…
でも雰囲気は完璧です。
「ありがとうございます。
僕はこれからも、頑張っていきたいと思いますので…
どうぞ、視聴者の皆様にも見守っていてほしいです」
涙を拭って、可愛らしいっと言われている、全開の笑顔をカメラに向けてから最敬礼のお辞儀をすると
スタジオ内から拍手を送られた。
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