真面目ちゃんの裏の顔

てんてこ米

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第四章 波乱の軍事訓練後半戦

28 エモい写真

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 綺麗に洗った鉄板や調理器具を食堂に返しに行き、花火をして遊ぶみんなの元に戻ると、彼らはちょうどタイムラプスで撮影中だった。映える動画を撮るためにやる気満々の女子たちが撮影係の男子たちにあれこれ指示を出しているのを見て、呉宇軒ウーユーシュェンはそっと幼馴染の袖を引いた。

「なあ、みんなと合流するのはもう少し後にしない?」

 あれに巻き込まれたら面倒だぞ、と言うと、李浩然リーハオランは小さく笑みを漏らして頷いた。

「どこへ行く?」

 尋ねられた呉宇軒ウーユーシュェンはキョロキョロと辺りを見渡し、良さそうな場所を探す。すると、遠くの方で噴水のように花火が噴き上がっているのが見えた。
 色とりどりの火花が天へ向かって伸びていく。その様子は昔祖父が厨房で見せてくれた特大の火柱に似て、途端に懐かしい気持ちになる。

「あっちででかい花火やってるから見に行こう!」
 
 撮影に夢中な仲間たちは、まだ二人が居ないことに気づいてもいない。呉宇軒ウーユーシュェンは幼馴染の手を引くと、仲間たちに見つからないよう足を忍ばせて輝く噴出花火の方へ向かった。
 辺りはすでに真っ暗で、煌々と光る花火の色が遠目からでもよく見える。赤から黄色に変わった噴出花火は、今度は花びらが舞うように周囲に火花を散らし始めていた。
 見物人たちに混ざって眺めていると、不意にヒュンッと風を切るような音がして真上に花火が打ち上がる。天を仰ぐと、まるで空から星が落ちてきたようにキラキラした輝きが降り注いだ。

「綺麗だな」

 思わず見惚れていた呉宇軒ウーユーシュェンの腰に、ふと李浩然リーハオランの手が回される。彼は幼馴染の腰を抱き、自分の方へ引き寄せた。
 既視感のあるシチュエーションに呉宇軒ウーユーシュェンが隣を向くと、頬に柔らかいものが当たった。
 唇の端ギリギリに触れた感触にぎょっとする間もなく、真後ろでシャッターが切られた音がする。驚いて振り返ると、そこにはデジカメを構えた猫猫マオマオ先輩が立っていた。

「どうしよう……めっちゃエモい画像撮れちゃったんだけど!」

「ちょ、先輩!? 何してるんですか!」

 歓喜に打ち震える彼女の手からデジカメを引ったくると、ちょうど李浩然リーハオランが幼馴染の頬に口付けている瞬間が写っていた。噴き上がる花火の強い光が逆光になっているお陰で顔は見えず、頬ではなく口にキスしているように見える。花火をバックにしたその画像は確かに『エモい』構図だ。

「どうする? この写真」

 一緒に画像を覗き見ていた李浩然リーハオランを窺うと、彼は取り分けて焦る様子もなく、彼女にそっとデジカメを返した。

「そのままで良いのでは?」

「まあ、この画像じゃ誰と誰かなんて分かんねぇしな」

 二人の許しを得て猫猫マオマオ先輩は大喜びだ。花火の光が眼鏡に反射して面白いことになっている。

「この画像、ネットに上げても良いかしら?」

「俺たちの名前を出さないなら良いですよ」

 李浩然リーハオランも異論はないようで、先輩は喜びの余りガッツポーズをして飛び跳ねた。そこまで喜んでもらえると悪い気はせず、呉宇軒ウーユーシュェンは幼馴染を肘で小突いた。

「悪戯っ子め。騒ぎになったらどうする気だったんだ?」

 暗いとはいえ、周囲には花火を囲むように人が大勢集まっている。向かい側に居る人たちからは、花火の光もあって丸見えだ。

「心配ない。みんな打ち上げ花火を見ていたから」

「みんなじゃねぇだろ。まあ良いけど」

 実際、猫猫マオマオ先輩に決定的瞬間を目撃されてしまった。涼しい顔をして言ってのけた李浩然リーハオランに苦笑すると、呉宇軒ウーユーシュェンは気を取り直して彼の手を取った。

「そろそろみんなの所に帰るか。心配して探してるかもしれないし」

 浮かれる猫猫マオマオ先輩に別れを告げると、花火の暖かな光を背に、二人は仲間たちの元へ戻ることにした。



 バーベキュー跡地へ行くと、呆れたことに彼らはまだ撮影をしていた。今度は手持ち花火をブンブン回し、空中に光の絵を描こうとしている。男子たちはいい加減飽きてきているのか、はしゃぐ女子とは対照的にどこか疲れた表情をしていた。
 胡麻がたっぷり塗された団子を食べていたイーサンが、帰ってきた呉宇軒ウーユーシュェンたちに気付いて駆け寄ってきた。

「お前に差し入れ届いてるぞ」

 彼がテーブルを指差すと、紙皿の上にドーナツやら胡麻団子やらが載っている。お裾分けをもらった女子たちが焼きそばのお礼をしに来ていたらしい。イーサンもついでにお零れをもらったようで、撮影でくたびれている仲間たちを尻目に一人おやつ休憩をしている。

「やったな、一緒に食べよ!」

 影の功労者の李浩然リーハオランと一緒に椅子に腰掛け、呉宇軒ウーユーシュェンは団子を一つ彼の口に持っていった。まだ温かく、齧り付くと湯気が出る。

「美味しい?」

「悪くない」

 二人で呑気におやつタイムをしていると、女子に混ざって楽しそうに花火をしていた李若汐リールオシーがやって来た。ちゃっかりしている彼女は皿の上から胡麻団子を一つ摘むと、からかうように二人に目配せする。

「ね、ね、二人で抜け出して何してたの?」

「噴出花火見に行ってたんだよ。お前、こんな時間まで大丈夫なのか?」

 なんといっても受験が近い高校生なのだ。呉宇軒ウーユーシュェンが心配して尋ねると、彼女はふふんと得意げに胸を張った。

「お父さんが車出してくれてるから大丈夫」

 彼女はそう言って後ろの方へ目を向ける。釣られてそちらを見ると、可哀想なことに李先生は女子の撮影に巻き込まれていた。

「疲れてるのに可哀想だろ。助けてやれよ」

「えぇー? ちょっとくらい良いじゃん!」

 注意すると、李若汐リールオシーはムスッとして頬を膨らませた。父親をこき使って当然と言わんばかりだ。反抗期の娘を持つと大変だな、と呉宇軒ウーユーシュェンは李先生に同情の眼差しを向けた。
 その時、見回りをしているLunaルナがちょうど近くを通りかかる。呉宇軒ウーユーシュェンは可哀想な李先生の仇を取るべく、彼女に呼びかけた。

「Luna姉! ちょっと会ってほしい奴が居るんだけど」

 Lunaの名前が出た途端、李若汐リールオシーは大慌てで頭を抱えた。

「ちょっとシュェン兄、冗談はやめてよ!」

 彼女がこんな所に居るはずないと言いながらオロオロする。そうなるのも無理はないことで、学校指定のジャージはとても野暮ったく、通称『クソダサジャージ』と呼ばれていた。そんなダサい格好でトップモデルの前に出るなんて、年頃の女の子にはかなり堪える。
 呉宇軒ウーユーシュェンが大きく手を振ると、気付いたLunaが不思議そうな顔をしてやって来る。李若汐リールオシーは後ろを振り返るなり悲鳴を上げ、呉宇軒ウーユーシュェンの背後に慌てて逃げ込んだ。

「どうした? 憧れのLuna先輩だぞ?」

シュェン兄の意地悪!」

 恨みのこもった声を出しながら、サンドバックにするように背中をドスドス殴ってくる。乱暴な彼女に笑いつつ、呉宇軒ウーユーシュェン李若汐リールオシーをLunaに紹介した。

「こちら浩然ハオランの従姉妹で俺の昔馴染みの若汐ルオシー。Luna姉の大ファンなんだって」

「あら、可愛らしいお友だちがいたのね。初めまして」

「は、はじめましゅて……」

 憧れのトップモデルを前に、李若汐リールオシーはカチコチに緊張して噛んだ。突然しおらしくなった彼女に笑いを堪えきれず、呉宇軒ウーユーシュェンが肩を震わせていると、死角から背中に強烈な一撃をお見舞いされる。

「──ッ!」

 今のはかなりの一撃だった。
 声にならない声を上げると、Lunaが責めるような目でジロリと見てくる。また仕様もないことをして、という声が今にも聞こえてきそうだ。
 女王様は初々しいファンにとびっきりの笑顔を浮かべると、いつになく優しい声音で言った。

「こんな可愛い子を虐めるなんて……宇軒ユーシュェンにはよく言い聞かせておくわね」

 思わぬ所で飛び火して、呉宇軒ウーユーシュェンは顔を引き攣らせた。女子二人が徒党を組んだら勝ち目などない。
 絶体絶命の呉宇軒ウーユーシュェンは、慌てて李浩然リーハオランに助けを求める視線を向ける。すると、頼りになる幼馴染はすぐに事態を察し、従姉妹に声をかけた。

若汐ルオシー、一緒に写真を撮ってもらったらどうだ?」

 彼の言葉に、李若汐リールオシーは強張った顔のままブンブンと首を横に振る。ジャージ姿でのツーショットは嫌という意思表示だ。

「遠慮しなくて良いのよ、あたしも今は軍服姿だし。また今度お洒落な格好で一緒に撮りましょう」

 ファンに対して愛想のいいLunaは、そう言って緊張する彼女の手を取った。憧れの人の誘いだとさすがに断れないようで、李若汐リールオシーは恥ずかしそうにこくりと頷いた。
 明るい場所まで移動して、李浩然リーハオランが携帯で二人のツーショットを撮る。後ろから見学していた呉宇軒ウーユーシュェンが携帯を覗くと、そこには完璧な笑顔のLunaと、緊張してぎこちない微笑みを浮かべる李若汐リールオシーが写っていた。
 少々写りの悪い彼女が後で落ち込まないように、呉宇軒ウーユーシュェンはさり気なくLunaに目配せした。すぐにその意味を察した彼女は、気を張っている李若汐リールオシーに寄り添うと可愛らしく小首を傾げ、こつんと頭をぶつける。
 Lunaの突然の行動に、驚いた彼女は叫び出したいのを堪えるように両手で口を覆い、ファッション誌の一ページのような構図が出来上がった。幼馴染の携帯を横から素早く操作して、呉宇軒ウーユーシュェンはその姿を見事に写真に収めることに成功する。

「さすがLuna姉、今日も完璧だな」

「当然でしょ。うん、いい写真が撮れたじゃない」

 出来栄えを確認した彼女は満足そうに頷いた。李若汐リールオシーも慌てたように携帯を覗き込み、嬉しそうな顔でぴょんぴょん飛び跳ねる。

「ありがとうございます! 宝物にします!!」

 Lunaと固い握手を交わすと、李若汐リールオシーは満面の笑みで大喜びした。そしてご機嫌な彼女は呉宇軒ウーユーシュェンの元へやって来ると、何故か思い切り体当たりしてきた。

シュェン兄もありがとね!」

 吹き飛ばされて倒れそうになったところを李浩然リーハオランに支えられ、呉宇軒ウーユーシュェンはやれやれと肩を竦める。お転婆娘は加減を知らなすぎる。
 花火の終わりと共に、いい土産を貰った李若汐リールオシーは上機嫌で帰っていった。元気のいい彼女が帰るとまるで嵐が去った後のようで、呉宇軒ウーユーシュェンはぐったりする。

「今日はもう疲れたな。然然ランラン、抱っこしてぇ」

 甘えて言うと、李浩然リーハオランは本当に抱きかかえてくれた。彼の腕が腰に回され、ふわりと体が浮く。

阿軒アーシュェン、お疲れ様」

 幼馴染の低い声が鼓膜を揺らす。彼の首に腕を回すと、すっかり落ち着いた呉宇軒ウーユーシュェンは心地よさにゆっくりと目を閉じた。
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