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15 猫の愛撫
自分でも尻を突き出して司の指に気持ちいい場所を明け渡すと、意地の悪い笑みを含んだ声が耳に吹き込まれた。
「……いつもは聖人君子みたいな顔してるのに、発情すると、自分で腰、揺すっちゃうほどセックス大好きになっちゃうんだ……!?」
「ンッ、好き……っ、発情せっくす大好き……お尻もっと……っ、深いとこっ、指でいじって……っ」
「素直でいやらしい貴弘君も可愛いけどさ……。いつ、どこの誰相手に、こんなエッチな腰使い仕込まれたのかなあ……!?」
肩に小さな牙が食い込んで、ひいっと息が漏れる。
痛いのに、それすら懐かしくて嬉しくて、誘うみたいに尻を振って指に媚びてしまう。
「ムカつくから、指、抜いちゃおうかな……?」
司の指がずる、と引き抜かれかけて、俺は必死でそれを追い掛けた。
「嫌だっ、もっと指っでナカっ、いっぱいえぐって……っ! 奥まで……はやくっ、交尾で気持ちよくなりたい……っ」
司がわざと逃げるように指の位置を低く、布団スレスレにしてきて、俺は自然と、和式のトイレでしゃがむ時みたいな格好で膝を広げ、スクワットするみたいにその指を貪るハメになった。
グチョッ、グチョッと音を立てて腰を上げおろしする内に、指の数が増えていく。
「ハッ、アッ、ああッ」
どうしようもなくイキたくなり、限界になってる雄の部分を自分で擦ろうとすると、ガシッと手首を掴まれて止められた。
「……はぇっ!?」
そのまま手首を背中側に持っていかれ、浴衣の帯で後ろ手に縛られてゆく。
「こ、こらっ、何するつもりだ……!?」
「安心して。まさかコンビニもない場所だと思わなかったから、ゴムもないし……ナカで出さないように我慢するからさ……?」
安心……出来るはずがない。
後ろの司はいつのまにか猫顔になってて、柔らかい毛と弾力のある肉球付きの指が、俺の性器とナカとを両方、容赦なく擦りたてる。
「うあああッッ! だめイクイクイクぅ……ッ!」
無数の細い毛で濡れた穴も粘膜も全部、いやらしく擦られて、凄まじい絶頂が襲ってくる。
ナカでイッたのか外でイッたのかも不明なまま、白濁した精液と後ろの粘液とを垂れ流したまま、痙攣が止まらない。
そんなイッてる最中に――襖の外で、ガラガラという、玄関の扉を開ける音が聞こえてきた。
「お食事、お済みでございますかぁ」
明るくのほほんとした、宿の女将さんの声だ。
ひいっと息を呑んでいると、司が俺の浴衣を素早くなおし、自分は瞬時に炬燵の中に飛び込んだ。
その間0.5秒かと思うほどの速度で、俺はといえば両手が後ろで縛られてるし、流石に感情やら何やらが追いつかない。
とにかく、襖を開けられたら、彼女にもさすがに、俺のオメガフェロモンの匂いが分かってしまう……それだけは、避けたかった。
「すっ、すみません、ま、まだ食べてて……お、遅くて申し訳ないです……っ」
「そうですかぁ。じゃあ、明日の朝取りに参りますから、置いといてくださいねぇ。じゃあ、お二階に上がらせてもらって、お布団敷きますから」
「は、はい……お世話様で……ひっ」
炬燵布団の中で、何かザラザラした濡れたものが、俺の性器を、濡れたナカの粘膜を……無遠慮になぞってくすぐっている。
「っつ、司っ」
今やらしい声を上げたら、聞かれてしまうのに。
でも、猫舌の先で鈴口をこじ開けられ、その周りをさりさりと執拗に舐められると、もう……。
「んクッ、ひうぅ……っ!」
縛られてるせいで、声を手で抑えることもできない。
トン、トンと階段を上がっていく足音を聞きながら、必死で耐える。
その間にも、司の舌は、俺の裏筋を辿り、どんどん降りて……。
ゾクゾクと期待が止まらなくなり、俺は縛られたまま肘をついて後ろに倒れ気味になりながら、わざと炬燵の中で膝を折って限界まで開き、正常位のセックスの時のような、浅ましい体勢になった。
司の顔が遠慮なく股の間に入ってきて、俺の陰茎を指でゆるゆる擦りながら、濡れてほぐれ切った穴にもグチッと舌を突き込んでくる。
「んふぅ……っ、あひッ……」
奥を舌の棘でムズムズ刺激されて、気が狂いそうなほど良くて……奥がキュンキュン切なく焦がれる。
古い家のせいか、すぐ頭の上では2階の足音が響いてくるのに、卑猥な喘ぎが止まらない。
炬燵布団の中で腰を揺らし、司の手に陰茎を必死に擦り付け、尻穴で猫舌を締め付けて悦んで……。
「うぅンッ、あッ、ま、またイッ、クぅ……ッ」
びく、びくと腹に白濁をこぼしながら下半身を悶えていると、ガラガラ、と玄関の扉が閉まる音がした。
「あぅ、司、っ、早くっ、早くぅ……っ」
小声でねだり、炬燵の中で脚を司の体に絡める。
それを解くみたいに司がそーっと炬燵の中から出てきて、その姿に驚いた。
どういう柔軟性なのか、いつの間にか炬燵の中で浴衣を脱いで、モフモフの全裸になってる……。
上に乗られて組み敷かれ、炬燵に熱されたモフモフの白い毛に包み込まれて、心地良さと官能で天にも昇るような気持ちになる。
脚が高く抱きかかえられて、司が、ゴムもつけてない自分の赤黒い性器を俺の濡れた場所に押し付けてきた。
人間とは少し形の違う、先端に細かい棘のついた、巨大な赤黒い陰茎。夢にまで見た、司のナマのちんぽ……。
もはや発情が完全にピークになった俺に、それを拒む理性なんて、残っているはずもなく――。
「……っ、これぇ……ずっと、奥まで欲しかった……っ、嬉しい……っ」
涎を垂らしながら自分で尻を浮かせ、司の先端に淫らに穴を押し当て、必死にすがる。
司の青い瞳と目が合って……その視線は見たことがないくらい熱を含んでいて、ほとんど正気を失ってるみたいに見えた。
「貴弘君、前の彼氏にどんだけ仕込まれてんの……!? もう、外出しとか無理……、ナカに精液塗りたくって、全部っ、俺が上書きするから……!!」
細かい棘を帯びた司の凶器が、強引に俺の狭い処女穴をこじ開けてくる。
痛みと快感が、別ものではなく、一緒になって腹の奥を蹂躙し、支配する。
「ンッ、あハぁッ」
身体が慣れてない分、前にした時よりもずっとキツいけど……いつもゴム越しに感じてた、根元に集まった無数の棘の懐かしい感触に、涙が溢れた。
あの司が、俺を抱いてくれてる。
ゴム無しで抱いたことなんてなかったのに、そんな理性も失うほど、他の誰でもない、俺を求めてくれてる。
その事実がただ、もう、嬉しかった。
「ねぇ、貴弘君、これ、好き? 元彼よりもっ、気持ちいい……!?」
がっつくようにお尻をめちゃくちゃに早く突かれて、俺は嗚咽しながら何度も頷いた。
「気持ちい、……好きっ、大好き……!」
「だったらもうっ、他の猫と浮気しちゃダメだから……! 俺の方が手触りだっていいしっ、鳴き声だって絶対に可愛いんだから……!!」
こんな状況で言われるようなことじゃなくて、泣き笑いしてしまった。
何言ってるんだ、司は。
もしかして嫉妬………?
前の時はそんな情けないところ、見せたこと一回もなかったくせに……。
「しないっ、他の猫となんて……っ、司が一番の、俺の飼い猫だからっ、だからもっと……っ」
律動で乱れる俺の身体を、強く強く司の腕が抱きしめてくる。
その手で俺の両手首を戒めていた浴衣の紐が解かれ、俺はやっと司の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きしめることが出来た。
「ああ……」
司の柔らかな毛に包まれて、空をフワフワ飛んでるみたいに気持ちいい。
締め付けてナカでもしっかり抱き締めると、俺の奥の方で、司が痙攣しながら欲を吐き出しているのが分かった。
震えている全身が愛おしくて、可愛くて、両手で頭を撫で回す。
「イッたのか……?」
「うん……先に……ごめんね」
バツが悪そうにされたけど、俺は嬉しかった。
「もっと、してくれるんだろ……」
額にキスすると、司は嬉しそうに目を細めて、俺の汗ばんだ喉に頬擦りした。
「……うん、うん、いっぱいしたいんだ……。ああ、何でだろ……。俺ね、貴弘君の感じる場所、全部知ってる気がする……。それに、会った時からずっと、胸が苦しくて、痛くて……」
温かい水が鎖骨の辺りにこぼれてきて、繋がったまま、はっとする。
顔を離した時、司の灰色の目が――なぜだか、ポロポロと涙を溢していた。
「こんなに胸が痛いの、初めてなんだ。貴弘君のこと無理矢理にでもちゃんと抱いたら、治るかなって思ってたのに、それなのに全然、治らないんだよ……。もしかして、誰かを好きになるって、こういうことなのかな……?」
「……」
違うよ。
お前が言ってるそれはきっと、愛とか恋とかじゃない。
たんなる、勘違いからくる独占欲なんだと思う。
本当は、分かってるよ……。
でも俺はわざと、そんなことは言わないでおくことにした。
今夜だけは、司に心から求めてもらえる恋人でいたかったから。
「司……世界一可愛い、大好きだ……」
今まで出来なかった分、思う存分、腕の中の男を抱き締める。
「俺も大好きだよ。だから捨て猫にしないでね……」
「……いつもは聖人君子みたいな顔してるのに、発情すると、自分で腰、揺すっちゃうほどセックス大好きになっちゃうんだ……!?」
「ンッ、好き……っ、発情せっくす大好き……お尻もっと……っ、深いとこっ、指でいじって……っ」
「素直でいやらしい貴弘君も可愛いけどさ……。いつ、どこの誰相手に、こんなエッチな腰使い仕込まれたのかなあ……!?」
肩に小さな牙が食い込んで、ひいっと息が漏れる。
痛いのに、それすら懐かしくて嬉しくて、誘うみたいに尻を振って指に媚びてしまう。
「ムカつくから、指、抜いちゃおうかな……?」
司の指がずる、と引き抜かれかけて、俺は必死でそれを追い掛けた。
「嫌だっ、もっと指っでナカっ、いっぱいえぐって……っ! 奥まで……はやくっ、交尾で気持ちよくなりたい……っ」
司がわざと逃げるように指の位置を低く、布団スレスレにしてきて、俺は自然と、和式のトイレでしゃがむ時みたいな格好で膝を広げ、スクワットするみたいにその指を貪るハメになった。
グチョッ、グチョッと音を立てて腰を上げおろしする内に、指の数が増えていく。
「ハッ、アッ、ああッ」
どうしようもなくイキたくなり、限界になってる雄の部分を自分で擦ろうとすると、ガシッと手首を掴まれて止められた。
「……はぇっ!?」
そのまま手首を背中側に持っていかれ、浴衣の帯で後ろ手に縛られてゆく。
「こ、こらっ、何するつもりだ……!?」
「安心して。まさかコンビニもない場所だと思わなかったから、ゴムもないし……ナカで出さないように我慢するからさ……?」
安心……出来るはずがない。
後ろの司はいつのまにか猫顔になってて、柔らかい毛と弾力のある肉球付きの指が、俺の性器とナカとを両方、容赦なく擦りたてる。
「うあああッッ! だめイクイクイクぅ……ッ!」
無数の細い毛で濡れた穴も粘膜も全部、いやらしく擦られて、凄まじい絶頂が襲ってくる。
ナカでイッたのか外でイッたのかも不明なまま、白濁した精液と後ろの粘液とを垂れ流したまま、痙攣が止まらない。
そんなイッてる最中に――襖の外で、ガラガラという、玄関の扉を開ける音が聞こえてきた。
「お食事、お済みでございますかぁ」
明るくのほほんとした、宿の女将さんの声だ。
ひいっと息を呑んでいると、司が俺の浴衣を素早くなおし、自分は瞬時に炬燵の中に飛び込んだ。
その間0.5秒かと思うほどの速度で、俺はといえば両手が後ろで縛られてるし、流石に感情やら何やらが追いつかない。
とにかく、襖を開けられたら、彼女にもさすがに、俺のオメガフェロモンの匂いが分かってしまう……それだけは、避けたかった。
「すっ、すみません、ま、まだ食べてて……お、遅くて申し訳ないです……っ」
「そうですかぁ。じゃあ、明日の朝取りに参りますから、置いといてくださいねぇ。じゃあ、お二階に上がらせてもらって、お布団敷きますから」
「は、はい……お世話様で……ひっ」
炬燵布団の中で、何かザラザラした濡れたものが、俺の性器を、濡れたナカの粘膜を……無遠慮になぞってくすぐっている。
「っつ、司っ」
今やらしい声を上げたら、聞かれてしまうのに。
でも、猫舌の先で鈴口をこじ開けられ、その周りをさりさりと執拗に舐められると、もう……。
「んクッ、ひうぅ……っ!」
縛られてるせいで、声を手で抑えることもできない。
トン、トンと階段を上がっていく足音を聞きながら、必死で耐える。
その間にも、司の舌は、俺の裏筋を辿り、どんどん降りて……。
ゾクゾクと期待が止まらなくなり、俺は縛られたまま肘をついて後ろに倒れ気味になりながら、わざと炬燵の中で膝を折って限界まで開き、正常位のセックスの時のような、浅ましい体勢になった。
司の顔が遠慮なく股の間に入ってきて、俺の陰茎を指でゆるゆる擦りながら、濡れてほぐれ切った穴にもグチッと舌を突き込んでくる。
「んふぅ……っ、あひッ……」
奥を舌の棘でムズムズ刺激されて、気が狂いそうなほど良くて……奥がキュンキュン切なく焦がれる。
古い家のせいか、すぐ頭の上では2階の足音が響いてくるのに、卑猥な喘ぎが止まらない。
炬燵布団の中で腰を揺らし、司の手に陰茎を必死に擦り付け、尻穴で猫舌を締め付けて悦んで……。
「うぅンッ、あッ、ま、またイッ、クぅ……ッ」
びく、びくと腹に白濁をこぼしながら下半身を悶えていると、ガラガラ、と玄関の扉が閉まる音がした。
「あぅ、司、っ、早くっ、早くぅ……っ」
小声でねだり、炬燵の中で脚を司の体に絡める。
それを解くみたいに司がそーっと炬燵の中から出てきて、その姿に驚いた。
どういう柔軟性なのか、いつの間にか炬燵の中で浴衣を脱いで、モフモフの全裸になってる……。
上に乗られて組み敷かれ、炬燵に熱されたモフモフの白い毛に包み込まれて、心地良さと官能で天にも昇るような気持ちになる。
脚が高く抱きかかえられて、司が、ゴムもつけてない自分の赤黒い性器を俺の濡れた場所に押し付けてきた。
人間とは少し形の違う、先端に細かい棘のついた、巨大な赤黒い陰茎。夢にまで見た、司のナマのちんぽ……。
もはや発情が完全にピークになった俺に、それを拒む理性なんて、残っているはずもなく――。
「……っ、これぇ……ずっと、奥まで欲しかった……っ、嬉しい……っ」
涎を垂らしながら自分で尻を浮かせ、司の先端に淫らに穴を押し当て、必死にすがる。
司の青い瞳と目が合って……その視線は見たことがないくらい熱を含んでいて、ほとんど正気を失ってるみたいに見えた。
「貴弘君、前の彼氏にどんだけ仕込まれてんの……!? もう、外出しとか無理……、ナカに精液塗りたくって、全部っ、俺が上書きするから……!!」
細かい棘を帯びた司の凶器が、強引に俺の狭い処女穴をこじ開けてくる。
痛みと快感が、別ものではなく、一緒になって腹の奥を蹂躙し、支配する。
「ンッ、あハぁッ」
身体が慣れてない分、前にした時よりもずっとキツいけど……いつもゴム越しに感じてた、根元に集まった無数の棘の懐かしい感触に、涙が溢れた。
あの司が、俺を抱いてくれてる。
ゴム無しで抱いたことなんてなかったのに、そんな理性も失うほど、他の誰でもない、俺を求めてくれてる。
その事実がただ、もう、嬉しかった。
「ねぇ、貴弘君、これ、好き? 元彼よりもっ、気持ちいい……!?」
がっつくようにお尻をめちゃくちゃに早く突かれて、俺は嗚咽しながら何度も頷いた。
「気持ちい、……好きっ、大好き……!」
「だったらもうっ、他の猫と浮気しちゃダメだから……! 俺の方が手触りだっていいしっ、鳴き声だって絶対に可愛いんだから……!!」
こんな状況で言われるようなことじゃなくて、泣き笑いしてしまった。
何言ってるんだ、司は。
もしかして嫉妬………?
前の時はそんな情けないところ、見せたこと一回もなかったくせに……。
「しないっ、他の猫となんて……っ、司が一番の、俺の飼い猫だからっ、だからもっと……っ」
律動で乱れる俺の身体を、強く強く司の腕が抱きしめてくる。
その手で俺の両手首を戒めていた浴衣の紐が解かれ、俺はやっと司の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きしめることが出来た。
「ああ……」
司の柔らかな毛に包まれて、空をフワフワ飛んでるみたいに気持ちいい。
締め付けてナカでもしっかり抱き締めると、俺の奥の方で、司が痙攣しながら欲を吐き出しているのが分かった。
震えている全身が愛おしくて、可愛くて、両手で頭を撫で回す。
「イッたのか……?」
「うん……先に……ごめんね」
バツが悪そうにされたけど、俺は嬉しかった。
「もっと、してくれるんだろ……」
額にキスすると、司は嬉しそうに目を細めて、俺の汗ばんだ喉に頬擦りした。
「……うん、うん、いっぱいしたいんだ……。ああ、何でだろ……。俺ね、貴弘君の感じる場所、全部知ってる気がする……。それに、会った時からずっと、胸が苦しくて、痛くて……」
温かい水が鎖骨の辺りにこぼれてきて、繋がったまま、はっとする。
顔を離した時、司の灰色の目が――なぜだか、ポロポロと涙を溢していた。
「こんなに胸が痛いの、初めてなんだ。貴弘君のこと無理矢理にでもちゃんと抱いたら、治るかなって思ってたのに、それなのに全然、治らないんだよ……。もしかして、誰かを好きになるって、こういうことなのかな……?」
「……」
違うよ。
お前が言ってるそれはきっと、愛とか恋とかじゃない。
たんなる、勘違いからくる独占欲なんだと思う。
本当は、分かってるよ……。
でも俺はわざと、そんなことは言わないでおくことにした。
今夜だけは、司に心から求めてもらえる恋人でいたかったから。
「司……世界一可愛い、大好きだ……」
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