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番外編2
渚の家庭内恋煩い4
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子供達のはしゃぐ声が和室から聞こえなくなった後、俺は風呂へ行き、ぼんやりと湯船に浸かった。
浴槽の縁に顎を乗せ、濡れたヒゲ周りを舌でペロペロする。
お湯はもう大分温くて、長く浸かってても平気そうだ。俺は目を閉じ、湊のことを妄想し始めた。
やっぱりつがいになると、相手のことしか見えなくなってしまうので……昔からアダルトな動画とかそんなに見ないけど、そういうものが益々味気なくなってしまったんだよね。
抜きたい時に思い出すのは、過去のやらしい湊の姿ばっかり。
2回目のマラソンデートで、初めてキスした時とか、可愛かったなあ……。
最初は戸惑ったみたいなびっくりした顔していたのが、どんどんいやらしく身体中火照って、蕩けていって。
してるうちに、もっともっとって舌と唾液をおねだりしながら、……俺の太腿に、濡れたお尻の間をヌルヌル擦り付けて……色っぽく腰を前後に振って、気持ちよさそうに喘いで……。
口の中を奥まで舐めてあげてたら、可愛くビクビク震えながら、俺のお腹に出してくれたんだ。
後でそれを指で掬って舐めてみたら、甘くていい匂いで本当に堪らなかった。
そう――湊の匂いって本当に凄い。
何度か同族のオメガには会ったことがあるけど、あんな風に堪え難い、理性を全部持ってかれるような匂いを感じたのは彼が初めてだった。
あの時、どうにか自制心で堪えたけど、本当は隣のシャワーブースに押し入って湊を強姦してしまうとこで、かなりギリギリだったんだ……。
それだけ危うかったのに、その日のうちに湊を俺のマンションに連れてってしまうなんてね。
相当頭がおかしくなってたんだと思う。
でも、普段の彼は普通に男っぽいし、加えて隙がないし、どうにかして捕まえていないと、どんどん逃げられてしまう予感がして。
更に本当は女性が好きだ、なんてことまで知ってしまったらもう、どんな手を使ってでもこっちを振り向かせなきゃって焦ってしまった。
湊が犬っぽい時の俺に弱いこと知ってて、わざと家族を見せてみたり……。
挙げ句の果てに、薬飲んで我慢してる湊を誘惑して、自分から「舐めて」って言わせるほど追い詰めて……。
俺と出会ってから発情が乱れてるーーと、言う彼の言葉を、間接的な告白だと都合よく解釈して、正式に付き合っている訳でもないのに、恋人みたいに触れ合った。それで俺は、湊を手に入れたつもりでいたんだ、あの時……。
凄くバカだったと思う。
あの日のことは後悔してもしきれない。
――だって、あの時俺が無理矢理に湊を連れて来なければ、夏美と鉢合わせすることも、無駄に苦しめて、挙句一人で子供を産ませることにもならなかった。……湊、本当にごめん。
――なんて、気づいたら、エロい妄想をしていたはずがいつのまにか脳内反省会になっていた。
浴槽の中にブクブク沈みながらズーンと暗くなる。
だっ、ダメだダメだ!
反省しても後悔するなと言うじゃないか。
今は過去を後悔するよりも、しっかり抜いて今度こそ湊に迷惑を掛けないようにする時だろ!
エロい湊を思い出すんだ……!
エロい……。
そ、そういえば、あの後再会して犬の俺を誘惑した時の湊は、凄かった。
ーー夜、マンションにいたら、弟の直人が突然、散歩先から血相変えて帰ってきたんだ。
『お前の運命の君と、さっき霊岸橋の所で会ったぞ! 早く行ってこい!』
ーーなんて素っ裸で部屋の前で叫ばれてさ。
俺も気が動転して、とにかく一番早く着けそうな獣身でマンションを飛び出したんだ。
走りながらも凄く葛藤した。
俺は湊にとっては終わった男のはずだったし。
でも、もしかしたらって……。
実際のところ、その「もしかしたら」は正しかったんだ。
でもあの時の俺には分からなかった。
薬も拒否して、余りにも慣れた感じで俺を誘う湊を、あの後すっかり誤解してしまったけど……あれは、オメガの本能だったんだよな。
運命の雄を、二度と離さない為の必死の誘惑。
後から考えると、いじらしくて、可愛くて。
だってパンツまで使って俺のこと引き止めようとしてくれたんだよ。
あの時のパンツ、いい匂い過ぎて実は洗わないでずっと、秘密の場所にとっておいてある。
絶対本人には言えないけど、見つかったら相当やばいよね。変態と思われて離婚されたらどうしよう……。でもあれ捨てたくないし。
って、いけない、また脱線した!
パンツじゃない、中身の妄想だろ!?
ふう、閑話休題。
湊の、抑制剤一切なしのフェロモンはテロ並みだった。
その上犬の俺を大サービスで歓迎してくれて、処女なのに手コキしてくれるわ、フェラしてくれるわ……俺は彼の発情の虜になり、完全に理性がブチキレて、後先考えずに湊の中に出すことしか頭になくなった。
いろんな場所を舐めれば舐めるほど、いやらしい喘ぎ声を上げて悦ぶ湊はエロ可愛い過ぎて。
濡れてヤワヤワなお尻の穴を奥までペロペロしたら、キュンキュン俺の舌を締め付けて感じてくれて……。
誘うみたいに揺れる可憐なお尻に我慢できなくて、犬のままそこに突っ込んで、大量に中出ししてしまったんだよな……。
妊娠出来るって知らなかったとは言え、ほんとあれは……ない!
誘われたとはいえ俺一体何考えてたんだ!?
あの後湊が一人で病院にアフターピル貰いに行ったって聞いて、なんだかもう切なくて苦しくて俺泣いちゃったよ。
本当にごめんねって。
それに初めてなんだからもっと優しく、お姫様みたいに扱ってあげたかったのに……。
うう、俺は本当に馬鹿だ……。
……。
あれ、またいつのまにか一人反省会になってる。
浴槽の縁に顎を乗せ、濡れたヒゲ周りを舌でペロペロする。
お湯はもう大分温くて、長く浸かってても平気そうだ。俺は目を閉じ、湊のことを妄想し始めた。
やっぱりつがいになると、相手のことしか見えなくなってしまうので……昔からアダルトな動画とかそんなに見ないけど、そういうものが益々味気なくなってしまったんだよね。
抜きたい時に思い出すのは、過去のやらしい湊の姿ばっかり。
2回目のマラソンデートで、初めてキスした時とか、可愛かったなあ……。
最初は戸惑ったみたいなびっくりした顔していたのが、どんどんいやらしく身体中火照って、蕩けていって。
してるうちに、もっともっとって舌と唾液をおねだりしながら、……俺の太腿に、濡れたお尻の間をヌルヌル擦り付けて……色っぽく腰を前後に振って、気持ちよさそうに喘いで……。
口の中を奥まで舐めてあげてたら、可愛くビクビク震えながら、俺のお腹に出してくれたんだ。
後でそれを指で掬って舐めてみたら、甘くていい匂いで本当に堪らなかった。
そう――湊の匂いって本当に凄い。
何度か同族のオメガには会ったことがあるけど、あんな風に堪え難い、理性を全部持ってかれるような匂いを感じたのは彼が初めてだった。
あの時、どうにか自制心で堪えたけど、本当は隣のシャワーブースに押し入って湊を強姦してしまうとこで、かなりギリギリだったんだ……。
それだけ危うかったのに、その日のうちに湊を俺のマンションに連れてってしまうなんてね。
相当頭がおかしくなってたんだと思う。
でも、普段の彼は普通に男っぽいし、加えて隙がないし、どうにかして捕まえていないと、どんどん逃げられてしまう予感がして。
更に本当は女性が好きだ、なんてことまで知ってしまったらもう、どんな手を使ってでもこっちを振り向かせなきゃって焦ってしまった。
湊が犬っぽい時の俺に弱いこと知ってて、わざと家族を見せてみたり……。
挙げ句の果てに、薬飲んで我慢してる湊を誘惑して、自分から「舐めて」って言わせるほど追い詰めて……。
俺と出会ってから発情が乱れてるーーと、言う彼の言葉を、間接的な告白だと都合よく解釈して、正式に付き合っている訳でもないのに、恋人みたいに触れ合った。それで俺は、湊を手に入れたつもりでいたんだ、あの時……。
凄くバカだったと思う。
あの日のことは後悔してもしきれない。
――だって、あの時俺が無理矢理に湊を連れて来なければ、夏美と鉢合わせすることも、無駄に苦しめて、挙句一人で子供を産ませることにもならなかった。……湊、本当にごめん。
――なんて、気づいたら、エロい妄想をしていたはずがいつのまにか脳内反省会になっていた。
浴槽の中にブクブク沈みながらズーンと暗くなる。
だっ、ダメだダメだ!
反省しても後悔するなと言うじゃないか。
今は過去を後悔するよりも、しっかり抜いて今度こそ湊に迷惑を掛けないようにする時だろ!
エロい湊を思い出すんだ……!
エロい……。
そ、そういえば、あの後再会して犬の俺を誘惑した時の湊は、凄かった。
ーー夜、マンションにいたら、弟の直人が突然、散歩先から血相変えて帰ってきたんだ。
『お前の運命の君と、さっき霊岸橋の所で会ったぞ! 早く行ってこい!』
ーーなんて素っ裸で部屋の前で叫ばれてさ。
俺も気が動転して、とにかく一番早く着けそうな獣身でマンションを飛び出したんだ。
走りながらも凄く葛藤した。
俺は湊にとっては終わった男のはずだったし。
でも、もしかしたらって……。
実際のところ、その「もしかしたら」は正しかったんだ。
でもあの時の俺には分からなかった。
薬も拒否して、余りにも慣れた感じで俺を誘う湊を、あの後すっかり誤解してしまったけど……あれは、オメガの本能だったんだよな。
運命の雄を、二度と離さない為の必死の誘惑。
後から考えると、いじらしくて、可愛くて。
だってパンツまで使って俺のこと引き止めようとしてくれたんだよ。
あの時のパンツ、いい匂い過ぎて実は洗わないでずっと、秘密の場所にとっておいてある。
絶対本人には言えないけど、見つかったら相当やばいよね。変態と思われて離婚されたらどうしよう……。でもあれ捨てたくないし。
って、いけない、また脱線した!
パンツじゃない、中身の妄想だろ!?
ふう、閑話休題。
湊の、抑制剤一切なしのフェロモンはテロ並みだった。
その上犬の俺を大サービスで歓迎してくれて、処女なのに手コキしてくれるわ、フェラしてくれるわ……俺は彼の発情の虜になり、完全に理性がブチキレて、後先考えずに湊の中に出すことしか頭になくなった。
いろんな場所を舐めれば舐めるほど、いやらしい喘ぎ声を上げて悦ぶ湊はエロ可愛い過ぎて。
濡れてヤワヤワなお尻の穴を奥までペロペロしたら、キュンキュン俺の舌を締め付けて感じてくれて……。
誘うみたいに揺れる可憐なお尻に我慢できなくて、犬のままそこに突っ込んで、大量に中出ししてしまったんだよな……。
妊娠出来るって知らなかったとは言え、ほんとあれは……ない!
誘われたとはいえ俺一体何考えてたんだ!?
あの後湊が一人で病院にアフターピル貰いに行ったって聞いて、なんだかもう切なくて苦しくて俺泣いちゃったよ。
本当にごめんねって。
それに初めてなんだからもっと優しく、お姫様みたいに扱ってあげたかったのに……。
うう、俺は本当に馬鹿だ……。
……。
あれ、またいつのまにか一人反省会になってる。
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