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第1章.母 Ⅱ
020縫.バレちゃった……♡
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ガーゴイルには打撃技でも、投げ技や極め技でも通用しません。
つまり、物理攻撃が無効なんです。
本当は怖くて、逃げ出しちゃいたい!
でも、ワタシがここで踏ん張らないとお母さんとニックが……!
えぇいっ、ここでフリーズしている場合じゃありません!
物理攻撃が無効なモンスターとどうにか闘おうと、自分の脳内から『胸キュン♡流格闘術』の引き出しを開けて、あらゆる可能性を探り……
「あっ、コレだ……!」
たったひとつだけ、まだ試していない『系統技』がある事に気付いたんです!
ガーゴイルにビッと指差します。
「ガーゴイル、この技で勝負です!
この技が通用すればワタシの勝ち、通用しなかったらワタシ達を好きにしなさい!」
ギギッ……!ギギッ……!
朱璃自身、自ら追い込んで奮い立たせるハズのひと言だったんですけど……
ガーゴイルはその言葉の意味が分かったのか分からないのか、空に向かって咆哮を繰り返します!
そしてその後、ギン!とこちらを睨みます。
ふぇ~、どーやら意味が分かっているみたーい……
泣き言ばかり言ってはいられません!
猛るガーゴイルが、翳した手をもう一度横に振ると……
グニャリとした空間に阻まれた追加攻撃の石が、まるで跳弾の様に一斉に朱璃の方へと投げ返って来ます!
「うわっとっと……!」
元は自分がブン投げた石が、同じスピードで戻って来るんです。
朱璃は、何とか全ての石を避け切りました。
すると、投げ返った石のかけらがコロッコロッと跳ねて来て……ナルト目になっていた京子とニックの頭にコツン。
『う……う~ん……』×2
あっ、どうやら2人とも目を醒ましたみたいです。
しかも2人の目の前で朱璃とガーゴイルが互角に闘い合うという、とんでもない光景が繰り広げられるオマケ付きで!
2人とも、今度は目が点になったままぽかーんと口が開いたまま閉じる事を忘れてしまっています!
「怖い思い」を勇気に変えて、朱璃はガーゴイルへと駆け出します!
すると、今まで朱璃がいた場所に雷が落ちます!
ガーゴイルの雷属性魔法を避けつつ、朱璃はガーゴイルの左側面に回り込みます。
ガーゴイルが雷属性魔法を右前脚で放っていたのを見て、左に回り込めば攻撃は届かないと考えたんです。
常にガーゴイルとは少し距離を取る位置取りを意識し、ミドルレンジから飛び込み攻撃をして来るタイミングを見計らいます。
ガーゴイルの飛び込み攻撃が来たら、朱璃はスライディングで股抜きして背後に回り込みます!
背後に回り込むと、くっ付かれるのを嫌がるガーゴイルは条件反射で尻尾で朱璃を跳ね上げて距離を空けようとします。
朱璃は、跳ね上げた尻尾の根元を踏み台にしてガーゴイルの首に肩車になりました。
その状態のまま、朱璃はガーゴイルのたてがみを優しく擦って言いました。
「まさか、ガーゴイルを相手に肩車が出来るなんて思いもしませんでしたよ。
でも、ダンスはもう終わりです。
静かに、眠って下さい…… “ 頭ポンポン♡ ” !」
今までの格闘を “ ダンス ” と表現した朱璃は、自分の右手のひらをガーゴイルの頭に当てました。
そう、「胸キュン♡流格闘術」唯一の物理攻撃無効に対応出来る『発勁技』、頭ポンポン♡です。
体中の全神力をかき集めたので、一発きりが限界です!
その手のひらを通して、無数のシャンパンゴールドの “ 帯 ” がガーゴイルの体内を蹂躙して行き……
パリ……ン……
と粉々に粉砕してしまったんです!
「朱璃、スゴい……
こんな事、いつの間に……」
「お姉ちゃん、スゴーイスゴーイ♪」
京子はただ呆気に取られ、ニックは花吹雪を撒き扇で舞って自分の事の様に大喜びしています。
朱璃は、バラバラになったガーゴイルの残骸を背にして辺りをキョロキョロ見回します。
「さて……ガーゴイルがいなくなった所で、と……
“ 次元の歪み ” は一体、どこにあるんでしょう?」
「あ、お姉ちゃーん、あそこー!」
ニックが見つめる先、巨大な岩の表面に黒い瘴気が滲み出るヒビが……
一方、ガーゴイルの残骸から数10m離れている京子も、足を引き摺って引きながらゆっくりと朱璃とニックが向かう巨大な岩へと歩いていました。
「あ……朱璃っ!」
その時、京子は信じられないモノを見てしまったんです!
先ほど粉々に粉砕したハズのガーゴイルの欠片が、独りでにズズズ……と一点に集まって来ているではありませんか!
「朱璃、今すぐそこから離れるのよっ!」
「お姉ちゃん、危なーい!」
朱璃も後ろを振り向き急いでその場から離れて、巨大な岩へと駆け出しました。
その時には、ガーゴイルの欠片も全て一点に集まり元のガーゴイル姿に戻りました。
そして、元の姿に戻ったガーゴイルは空高く舞い上がり、一本松の枝に停まりました。
ギギ……ギギッ!
京子は、己の持てる知識を総動員してガーゴイルの攻略法を模索します。
その時の京子は、決まって親指の爪を噛むクセがあるんです。
それにしても、何であの一撃でガーゴイルを完全粉砕したにも関わらず、また復活出来たのよ?
こんな何度も復活するヤツを相手に、どうやって闘えばイイっていうのよ?
つまり、物理攻撃が無効なんです。
本当は怖くて、逃げ出しちゃいたい!
でも、ワタシがここで踏ん張らないとお母さんとニックが……!
えぇいっ、ここでフリーズしている場合じゃありません!
物理攻撃が無効なモンスターとどうにか闘おうと、自分の脳内から『胸キュン♡流格闘術』の引き出しを開けて、あらゆる可能性を探り……
「あっ、コレだ……!」
たったひとつだけ、まだ試していない『系統技』がある事に気付いたんです!
ガーゴイルにビッと指差します。
「ガーゴイル、この技で勝負です!
この技が通用すればワタシの勝ち、通用しなかったらワタシ達を好きにしなさい!」
ギギッ……!ギギッ……!
朱璃自身、自ら追い込んで奮い立たせるハズのひと言だったんですけど……
ガーゴイルはその言葉の意味が分かったのか分からないのか、空に向かって咆哮を繰り返します!
そしてその後、ギン!とこちらを睨みます。
ふぇ~、どーやら意味が分かっているみたーい……
泣き言ばかり言ってはいられません!
猛るガーゴイルが、翳した手をもう一度横に振ると……
グニャリとした空間に阻まれた追加攻撃の石が、まるで跳弾の様に一斉に朱璃の方へと投げ返って来ます!
「うわっとっと……!」
元は自分がブン投げた石が、同じスピードで戻って来るんです。
朱璃は、何とか全ての石を避け切りました。
すると、投げ返った石のかけらがコロッコロッと跳ねて来て……ナルト目になっていた京子とニックの頭にコツン。
『う……う~ん……』×2
あっ、どうやら2人とも目を醒ましたみたいです。
しかも2人の目の前で朱璃とガーゴイルが互角に闘い合うという、とんでもない光景が繰り広げられるオマケ付きで!
2人とも、今度は目が点になったままぽかーんと口が開いたまま閉じる事を忘れてしまっています!
「怖い思い」を勇気に変えて、朱璃はガーゴイルへと駆け出します!
すると、今まで朱璃がいた場所に雷が落ちます!
ガーゴイルの雷属性魔法を避けつつ、朱璃はガーゴイルの左側面に回り込みます。
ガーゴイルが雷属性魔法を右前脚で放っていたのを見て、左に回り込めば攻撃は届かないと考えたんです。
常にガーゴイルとは少し距離を取る位置取りを意識し、ミドルレンジから飛び込み攻撃をして来るタイミングを見計らいます。
ガーゴイルの飛び込み攻撃が来たら、朱璃はスライディングで股抜きして背後に回り込みます!
背後に回り込むと、くっ付かれるのを嫌がるガーゴイルは条件反射で尻尾で朱璃を跳ね上げて距離を空けようとします。
朱璃は、跳ね上げた尻尾の根元を踏み台にしてガーゴイルの首に肩車になりました。
その状態のまま、朱璃はガーゴイルのたてがみを優しく擦って言いました。
「まさか、ガーゴイルを相手に肩車が出来るなんて思いもしませんでしたよ。
でも、ダンスはもう終わりです。
静かに、眠って下さい…… “ 頭ポンポン♡ ” !」
今までの格闘を “ ダンス ” と表現した朱璃は、自分の右手のひらをガーゴイルの頭に当てました。
そう、「胸キュン♡流格闘術」唯一の物理攻撃無効に対応出来る『発勁技』、頭ポンポン♡です。
体中の全神力をかき集めたので、一発きりが限界です!
その手のひらを通して、無数のシャンパンゴールドの “ 帯 ” がガーゴイルの体内を蹂躙して行き……
パリ……ン……
と粉々に粉砕してしまったんです!
「朱璃、スゴい……
こんな事、いつの間に……」
「お姉ちゃん、スゴーイスゴーイ♪」
京子はただ呆気に取られ、ニックは花吹雪を撒き扇で舞って自分の事の様に大喜びしています。
朱璃は、バラバラになったガーゴイルの残骸を背にして辺りをキョロキョロ見回します。
「さて……ガーゴイルがいなくなった所で、と……
“ 次元の歪み ” は一体、どこにあるんでしょう?」
「あ、お姉ちゃーん、あそこー!」
ニックが見つめる先、巨大な岩の表面に黒い瘴気が滲み出るヒビが……
一方、ガーゴイルの残骸から数10m離れている京子も、足を引き摺って引きながらゆっくりと朱璃とニックが向かう巨大な岩へと歩いていました。
「あ……朱璃っ!」
その時、京子は信じられないモノを見てしまったんです!
先ほど粉々に粉砕したハズのガーゴイルの欠片が、独りでにズズズ……と一点に集まって来ているではありませんか!
「朱璃、今すぐそこから離れるのよっ!」
「お姉ちゃん、危なーい!」
朱璃も後ろを振り向き急いでその場から離れて、巨大な岩へと駆け出しました。
その時には、ガーゴイルの欠片も全て一点に集まり元のガーゴイル姿に戻りました。
そして、元の姿に戻ったガーゴイルは空高く舞い上がり、一本松の枝に停まりました。
ギギ……ギギッ!
京子は、己の持てる知識を総動員してガーゴイルの攻略法を模索します。
その時の京子は、決まって親指の爪を噛むクセがあるんです。
それにしても、何であの一撃でガーゴイルを完全粉砕したにも関わらず、また復活出来たのよ?
こんな何度も復活するヤツを相手に、どうやって闘えばイイっていうのよ?
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