200 / 262
第四章
[ 194 ] 宴会/前半
しおりを挟む
――「ふぁー、いい湯だなー。最高」
「ハリルベル、ちゃんと体を洗ってから入ってる?」
「ん? なんで?」
「もう……」
僕らはいま、宿の大浴場に来ている。
ヨーレンスさんが追加で僕のお金さえ払えば、同室利用は問題ないと言ってくれたので、僕はロゼと同室で泊まる事になったのはいいが……。
ハリルベルが大浴場に入りたいと駄々を捏ねた。
「もう汗びちゃなんだ!頼む!」
「うーん、基本的に宿泊のお客様のみの利用なのですが……」
「ロゼぇ、なんとか頼んでくれよー」
「ピヨもお風呂入りたいピヨ」
「もう仕方ないですわね……」
――「ロイエも早くこいよ! めちゃ気持ちいいぞ!」
この世界の人たちは体を洗ってから入るということをしない。シャワーがないから仕方ないのかもしれないが、衛生観念は崩壊している。
「ところでさ、ロイエは重力魔法の師匠とやらには会ったんだよな?」
「……うん、会ったよ」
「師匠……アルノマール市長がぞっこんらしいが、いい男なのか?」
「うん……。そうだよ。いい人だよ」
「へぇ、いつか会ってみたいな」
「そうだね……」
レーラさんはもうこの世にいない。
それでも彼が教えてくれた教えは、僕の中で生きている。それだけは確かな事だ、僕の中でレーラさんは生きている……。
「デザントにいたって聞いたけど、どうだった? なんか面白い事はあったか?」
「そうだね。レオラっていう女の子がいて――
――僕らは大浴場の中で、お互いのこれまでの経緯について話した。それは久々の友との会話だった。
「あ、ロイエさん。長かったですわね」
部屋に戻ると、既にロゼとピヨはお風呂を出た後だった。戦闘服からラフなワンピースに着替えたロゼは髪がまだ少し濡れており、どことなく艶かしい雰囲気だった。
「ロイエさん?」
「あ、ごめん。えーと、ハリルベルと長話しちゃって」
「そうですか、積もる話もありますよね」
「うん」
「うぇー、ロイエぇ……目がまわるピヨー」
ソファーの上で、ピヨが小さな氷を頭に乗せてぐったりとしていた。
「ごめんなさい。ピヨちゃん長湯しちゃったみたいで」
「どれどれ……」
念の為にクーアとアノマリーをかけてみたが、状態は変わらなかった。湯当たりには効果がないのか……。
「じゃあピヨはここで待ってるか?」
もうすぐギルドで宴会が始まる時間だ。元々ピヨには大人しくしていてもらう予定だったから、どっちでもいいけど……。
「俺が美味しい飯を、少し持って帰ってきてやるか」
「い、いやだピヨ……。ピヨも行くピヨ……」
「じゃぁ、大人しくしてろよ?」
「わかったピヨ……」
とりあえず水分をよく飲ませておくしかないな。
「わたくしが定期的に小さな氷を渡すので口に含んでいれば、大丈夫かと思います」
「そうだね。悪いけど、ピヨはロゼのポーチにいれておいてくれる?」
「わかりましたわ。ピヨちゃんこちらへ」
「うー、ロゼ。ピヨにもご飯取っておいてピヨ……」
「はいはい、わかりました」
誰に似たのか、こんな状態でも食い意地はすごいな。
襲撃の心配はしてないけど、最低限の装備を身につけると、僕らは宿を出てギルドへ向かった。
「こんにちはー」
「おう! ロイエェエエ! てめぇ遅せーぞ!」
ギルドに入るなり、ガンツさんが既に酔っ払っていた。
「約束の時間より早く来ましたが……」
「予定が予定通り始まるわけねぇだろ! 敵はまっちゃくれねぇぞ!」
それはそうなんだけど、この場合は違う気がする。
「ごめんね。ロイエ君、ガンツさんは酒入るといつもああだから、ほっといていいよ」
ギルドの中は宴会ムードで、大テーブルには所狭しと料理やお酒が並べられており、プリンさんも僕に謝りながら次々と料理を運んでいた。
「ベルきゅーん」
「あー、シルフィここではまずいよ……」
「なんでよぉ。私寂しかっ……くんくん。え?」
シルフィが、一瞬考え込むと、眼にも止まらぬ速さで僕に近付き、ハリルベルと同様にくんくんと匂いを嗅がれた。まだ埃臭いのかな……。そんな呑気なことを思っていたら……。
「アレストルム」
「ぐぇ!!」
突然シルフィが風魔法練度★4、空気の拘束魔法で僕の首を締めてきた。こ、これヤバいぞ……。腕とかならともかく、首を絞められると空気だから手で掴めない。魔法も詠唱出来ない……。
「シ、シルフィ?! なにしてんだ?!」
「こいつ! ベルきゅんと同じシャンプーの匂いを! 私のベルきゅんを寝取ったな! しかも男同士で! くぅー! 許さない!」
「待て待て待て! 誤解だ! やめろって! ロイエ死んじまう!」
や、ヤバい……。意識が……。無詠唱でクーアは唱えられるけど、窒息は治せない……。
「ヴァルムヴァント!」
朦朧とする意識の中、ハリルベルがそう叫んだ途端、息が楽になった。
「がはっ! はぁはぁ……」
酸欠寸前で解放された僕は、咳き込みながら自分に何が起きたのか確認しようと必死に目を凝らすと、僕は炎の結界のようなもので守られていた。これが、火魔法練度★5か。
「ロイエ! 大丈夫か?!」
「ごほっ! な、なんとか……ありがとう」
「ベルきゅん! やっぱりロイエさんと出来てたのね!」
「え?! ち、違うよ!」
「違わないでしょ! この浮気者! 男同士でなんて不潔です! うわーーーん!」
シルフィは叫びながら床に置かれていた酒瓶を蹴り飛ばすと、ギルドから出て行ってしまった。
「はぁはぁ、ゴホッ。ハリルベル! 追わないと!」
「あ、ああ、だよな」
ハリルベルが転がった酒瓶を端へ寄せると、シルフィを追うために駆け出そうとしたが、ロゼに止められた。
「ハリルベルさん、いまのシルフィさんには声が届かないと思います。わたくしが弁明してきますので、ここで待っていてください」
「え……。そうかな」
「女の子のわたくしの方が気持ちがわかりますし、事情も説明出来ますから」
「わかった。ロゼにお願いするよ。シルフィは喧嘩すると良く南門のそばのバーに行くから、きっと」
「わかりましたわ。お任せください。ハリルベルさんはシルフィさんの代わりに料理の配膳などをお願いします」
「よし、任された!」
ロゼは僕に目配せをすると、足速にギルドを飛び出した。ここはロゼに任せるとしよう。
「ハリルベル、ちゃんと体を洗ってから入ってる?」
「ん? なんで?」
「もう……」
僕らはいま、宿の大浴場に来ている。
ヨーレンスさんが追加で僕のお金さえ払えば、同室利用は問題ないと言ってくれたので、僕はロゼと同室で泊まる事になったのはいいが……。
ハリルベルが大浴場に入りたいと駄々を捏ねた。
「もう汗びちゃなんだ!頼む!」
「うーん、基本的に宿泊のお客様のみの利用なのですが……」
「ロゼぇ、なんとか頼んでくれよー」
「ピヨもお風呂入りたいピヨ」
「もう仕方ないですわね……」
――「ロイエも早くこいよ! めちゃ気持ちいいぞ!」
この世界の人たちは体を洗ってから入るということをしない。シャワーがないから仕方ないのかもしれないが、衛生観念は崩壊している。
「ところでさ、ロイエは重力魔法の師匠とやらには会ったんだよな?」
「……うん、会ったよ」
「師匠……アルノマール市長がぞっこんらしいが、いい男なのか?」
「うん……。そうだよ。いい人だよ」
「へぇ、いつか会ってみたいな」
「そうだね……」
レーラさんはもうこの世にいない。
それでも彼が教えてくれた教えは、僕の中で生きている。それだけは確かな事だ、僕の中でレーラさんは生きている……。
「デザントにいたって聞いたけど、どうだった? なんか面白い事はあったか?」
「そうだね。レオラっていう女の子がいて――
――僕らは大浴場の中で、お互いのこれまでの経緯について話した。それは久々の友との会話だった。
「あ、ロイエさん。長かったですわね」
部屋に戻ると、既にロゼとピヨはお風呂を出た後だった。戦闘服からラフなワンピースに着替えたロゼは髪がまだ少し濡れており、どことなく艶かしい雰囲気だった。
「ロイエさん?」
「あ、ごめん。えーと、ハリルベルと長話しちゃって」
「そうですか、積もる話もありますよね」
「うん」
「うぇー、ロイエぇ……目がまわるピヨー」
ソファーの上で、ピヨが小さな氷を頭に乗せてぐったりとしていた。
「ごめんなさい。ピヨちゃん長湯しちゃったみたいで」
「どれどれ……」
念の為にクーアとアノマリーをかけてみたが、状態は変わらなかった。湯当たりには効果がないのか……。
「じゃあピヨはここで待ってるか?」
もうすぐギルドで宴会が始まる時間だ。元々ピヨには大人しくしていてもらう予定だったから、どっちでもいいけど……。
「俺が美味しい飯を、少し持って帰ってきてやるか」
「い、いやだピヨ……。ピヨも行くピヨ……」
「じゃぁ、大人しくしてろよ?」
「わかったピヨ……」
とりあえず水分をよく飲ませておくしかないな。
「わたくしが定期的に小さな氷を渡すので口に含んでいれば、大丈夫かと思います」
「そうだね。悪いけど、ピヨはロゼのポーチにいれておいてくれる?」
「わかりましたわ。ピヨちゃんこちらへ」
「うー、ロゼ。ピヨにもご飯取っておいてピヨ……」
「はいはい、わかりました」
誰に似たのか、こんな状態でも食い意地はすごいな。
襲撃の心配はしてないけど、最低限の装備を身につけると、僕らは宿を出てギルドへ向かった。
「こんにちはー」
「おう! ロイエェエエ! てめぇ遅せーぞ!」
ギルドに入るなり、ガンツさんが既に酔っ払っていた。
「約束の時間より早く来ましたが……」
「予定が予定通り始まるわけねぇだろ! 敵はまっちゃくれねぇぞ!」
それはそうなんだけど、この場合は違う気がする。
「ごめんね。ロイエ君、ガンツさんは酒入るといつもああだから、ほっといていいよ」
ギルドの中は宴会ムードで、大テーブルには所狭しと料理やお酒が並べられており、プリンさんも僕に謝りながら次々と料理を運んでいた。
「ベルきゅーん」
「あー、シルフィここではまずいよ……」
「なんでよぉ。私寂しかっ……くんくん。え?」
シルフィが、一瞬考え込むと、眼にも止まらぬ速さで僕に近付き、ハリルベルと同様にくんくんと匂いを嗅がれた。まだ埃臭いのかな……。そんな呑気なことを思っていたら……。
「アレストルム」
「ぐぇ!!」
突然シルフィが風魔法練度★4、空気の拘束魔法で僕の首を締めてきた。こ、これヤバいぞ……。腕とかならともかく、首を絞められると空気だから手で掴めない。魔法も詠唱出来ない……。
「シ、シルフィ?! なにしてんだ?!」
「こいつ! ベルきゅんと同じシャンプーの匂いを! 私のベルきゅんを寝取ったな! しかも男同士で! くぅー! 許さない!」
「待て待て待て! 誤解だ! やめろって! ロイエ死んじまう!」
や、ヤバい……。意識が……。無詠唱でクーアは唱えられるけど、窒息は治せない……。
「ヴァルムヴァント!」
朦朧とする意識の中、ハリルベルがそう叫んだ途端、息が楽になった。
「がはっ! はぁはぁ……」
酸欠寸前で解放された僕は、咳き込みながら自分に何が起きたのか確認しようと必死に目を凝らすと、僕は炎の結界のようなもので守られていた。これが、火魔法練度★5か。
「ロイエ! 大丈夫か?!」
「ごほっ! な、なんとか……ありがとう」
「ベルきゅん! やっぱりロイエさんと出来てたのね!」
「え?! ち、違うよ!」
「違わないでしょ! この浮気者! 男同士でなんて不潔です! うわーーーん!」
シルフィは叫びながら床に置かれていた酒瓶を蹴り飛ばすと、ギルドから出て行ってしまった。
「はぁはぁ、ゴホッ。ハリルベル! 追わないと!」
「あ、ああ、だよな」
ハリルベルが転がった酒瓶を端へ寄せると、シルフィを追うために駆け出そうとしたが、ロゼに止められた。
「ハリルベルさん、いまのシルフィさんには声が届かないと思います。わたくしが弁明してきますので、ここで待っていてください」
「え……。そうかな」
「女の子のわたくしの方が気持ちがわかりますし、事情も説明出来ますから」
「わかった。ロゼにお願いするよ。シルフィは喧嘩すると良く南門のそばのバーに行くから、きっと」
「わかりましたわ。お任せください。ハリルベルさんはシルフィさんの代わりに料理の配膳などをお願いします」
「よし、任された!」
ロゼは僕に目配せをすると、足速にギルドを飛び出した。ここはロゼに任せるとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる