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25話 一家に一台、便利な皇太子
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「……別に、召喚していいよ?条件書き換えて置いたから。『強く異世界に行く事を望んだ者』にしておいたよ。男も召喚されるから、気をつけて?」
皇太子に忠告をしておきましょう。
「……その条件ならば、誰でも召喚できるでしょう。だから、私はサカエに着いて行きます」
は?何て言ったの??
なぜ?着いてくる??
「私がいれば、各国も手出しが出来ません。我が国も、聖女を手放していないことが広まります。貴族の腹芸は私が引き受けましょう。……役立つ様にしますから、着いて行かせてください」
んな!?
貴族との面倒な腹の探り合いの会話をしなくていいの??
かなり魅力的ですね。
「……結婚してほしいとは言いません。どうか、そばに居るだけでも……」
懇願してくる皇太子。
もう、国王の許可も出ている様だ。
……しかも、すでに新たな聖女を召喚したらしいです。
国の対応は慎重だったが、彼らは、快く永住してくれるそうです。
男が混じっているのは、初めてのことで、ここ数日大変だったらしいです。
だから、皇太子の役目も果たしたことで、王を説得して旅の道ずれ・お供として着いて行く事を懇願して来たということらしいです。
「……何でそこまで?私は嫌ですよ?あんなに冷たくあしらって来た人と……寝食をともにするなんて……」
「……そのことは、謝罪します。申し訳ない。逆に冷たくあしらってくれて構わない。連れて行ってくれないだろうか?」
そこまで言われて、断れる日本人がいたらすごいですよね。
私には、無理でした。
オズワルドが「サカエは優しすぎる」と、苦笑している。
ウナが「サカエは冷たくあしらえないだろう?」と言って、もう一式旅のセットを増やしてくれた。
ハドラーは「サカエには、指一本触れさせない」と、皇太子を牽制している。
私は甘いのだろう。
そう言えば、お腹に増えた聖女の印のせいで、能力が増えた様に思われる。
皇太子には、印の事をばれたく無い。
慎重に行動しなければならない。
油断しない様にしよう。
いつも、肝心なところで抜けている私のことだ、失敗しない様に敏感に警戒しても、やりすぎにはならないだろう。
皇太子に気を許さない様にしようと思う。
その心構えが、もろくも崩れ去る。
何故かって?
この皇太子、かなり使える男だった。
身分もさることながら、本人のスペックも高い。
気遣いが上手くて、腹芸は底知れない。
何処からか出てくる便利な魔道具を使って、王族とは思えないほどに家事もこなす。
外との交渉をすべて引き受けてくれる時点で、平和なほのぼのライフが戻ってきた。
油断として見てくれて構わないと思う。
普段なら、水浴びも一人でせずに、安全性のために誰かと一緒に入り、もしもを回避するために誰かに見張りに立ってもらい、念のため誰かに皇太子の面倒を見てもらう。
でも、その日はみんな仕事に出ていて、一人暇を持て余していた。
部屋の中で、汗を拭うつもりで、タオルを手に取り、体を拭いていた。
そこに、皇太子が帰ってきたのだ。
「サカエ、ただいま」
自分の部屋でもあるので、皇太子はノックもせずに入ってきた。
ガッツリと私の裸の上半身を見られてしまう。
「サカエ、印は……腰だけではなかったのですか?」
皇太子が近づいて来る。
「きゃーーーーー!!」
私が叫んだのも、許されるだろう?
皇太子に忠告をしておきましょう。
「……その条件ならば、誰でも召喚できるでしょう。だから、私はサカエに着いて行きます」
は?何て言ったの??
なぜ?着いてくる??
「私がいれば、各国も手出しが出来ません。我が国も、聖女を手放していないことが広まります。貴族の腹芸は私が引き受けましょう。……役立つ様にしますから、着いて行かせてください」
んな!?
貴族との面倒な腹の探り合いの会話をしなくていいの??
かなり魅力的ですね。
「……結婚してほしいとは言いません。どうか、そばに居るだけでも……」
懇願してくる皇太子。
もう、国王の許可も出ている様だ。
……しかも、すでに新たな聖女を召喚したらしいです。
国の対応は慎重だったが、彼らは、快く永住してくれるそうです。
男が混じっているのは、初めてのことで、ここ数日大変だったらしいです。
だから、皇太子の役目も果たしたことで、王を説得して旅の道ずれ・お供として着いて行く事を懇願して来たということらしいです。
「……何でそこまで?私は嫌ですよ?あんなに冷たくあしらって来た人と……寝食をともにするなんて……」
「……そのことは、謝罪します。申し訳ない。逆に冷たくあしらってくれて構わない。連れて行ってくれないだろうか?」
そこまで言われて、断れる日本人がいたらすごいですよね。
私には、無理でした。
オズワルドが「サカエは優しすぎる」と、苦笑している。
ウナが「サカエは冷たくあしらえないだろう?」と言って、もう一式旅のセットを増やしてくれた。
ハドラーは「サカエには、指一本触れさせない」と、皇太子を牽制している。
私は甘いのだろう。
そう言えば、お腹に増えた聖女の印のせいで、能力が増えた様に思われる。
皇太子には、印の事をばれたく無い。
慎重に行動しなければならない。
油断しない様にしよう。
いつも、肝心なところで抜けている私のことだ、失敗しない様に敏感に警戒しても、やりすぎにはならないだろう。
皇太子に気を許さない様にしようと思う。
その心構えが、もろくも崩れ去る。
何故かって?
この皇太子、かなり使える男だった。
身分もさることながら、本人のスペックも高い。
気遣いが上手くて、腹芸は底知れない。
何処からか出てくる便利な魔道具を使って、王族とは思えないほどに家事もこなす。
外との交渉をすべて引き受けてくれる時点で、平和なほのぼのライフが戻ってきた。
油断として見てくれて構わないと思う。
普段なら、水浴びも一人でせずに、安全性のために誰かと一緒に入り、もしもを回避するために誰かに見張りに立ってもらい、念のため誰かに皇太子の面倒を見てもらう。
でも、その日はみんな仕事に出ていて、一人暇を持て余していた。
部屋の中で、汗を拭うつもりで、タオルを手に取り、体を拭いていた。
そこに、皇太子が帰ってきたのだ。
「サカエ、ただいま」
自分の部屋でもあるので、皇太子はノックもせずに入ってきた。
ガッツリと私の裸の上半身を見られてしまう。
「サカエ、印は……腰だけではなかったのですか?」
皇太子が近づいて来る。
「きゃーーーーー!!」
私が叫んだのも、許されるだろう?
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