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5、私と学校
しおりを挟むはーい!
ララです!
8つになりました!
今日から、貴族が通う学校に行きます!
シトラール様と同じ学校です!
年が同じなので!
学年も同じ!
学級が同じだといいなぁ…
宿舎学校なので、
少し…親元を離れるけど…ラブラブな両親は…大丈夫そうです!
私もはやくラブラブになりたいな!
相手は、恐れ多いことに…シトラール様ただ一人!
「手紙書くから!それと…休みには帰るようにするから!」
「気をつけて!」
「慌てないようにね!」
「はーい!行ってきます!」
最近わかったことですが…シトラール様を取り巻く貴族の社会は、何やらキナ臭い。
シトラール様の死に繋がる可能性があり…ただ今調査しているところです。
フラグはへし折る!
私は、どんなことでもしますよ!
「無理はするなよ?」
シトラール様様が、馬車の中で私の横に座っている。
何故⁇
何があった?
私たちは、いつのまにか…婚約者になっていました。
この馬車は、公爵家からお迎えに来てくれた馬車です。
身分的にも…公爵家の次男と伯爵家の後継娘の婚約は…不思議ではない。
むしろ…自然。
シトラール様のお家には…ご兄弟が沢山いるので、シトラール様は家の婿に来る予定です。
何故⁇
没落は?
いいのか?
公爵家と繋がったことで、我が家は…何故か復活を遂げ…
領地は栄えてる。
シトラール様⁇
騎士になるのでは?
「ララ?余所見は危ないよ?」
私を支えるように…肩をさり気なく抱きしめたシトラール様…
ラブラブ⁇
「ララ?」
「はい。シトラール様⁇」
「余所見したら、お仕置きだからね?」
「⁇」
「可愛い…わからなくてもいいよ。でも、余所見したらお仕置きだからね?」
甘い囁き…
8歳だよねー?シトラール様!?
ふあー!?
なんだコレ⁇
最強ステータス!役に立たない?…件について。
どうしたらいいですか?
魅了スキル⁇イヤー違う…多重思考?考えても答え出ないって…経験値が足りない?
交渉スキル⁇
話術か?
何話せばいいの?
風景が通り過ぎて行く中…
「あっ!見てくださいシトラール様!ここの風景は綺麗なんですよ。特に秋は、稲穂が黄金色に輝いて綺麗なんです!…今は春だけど…シトラール様と来てみたかったところです!」
「秋か?なら、二人で見に来ようか。馬は乗れるね?今年は色んなことを二人でしようね?」
「はい!いっぱい学んで!シトラール様の役にたちますね!」
「社交は苦手だったよね?無理はしないで?僕に頼っていいよ?婚約者なんだからね?」
「嬉しいです。」
泣きそうになってしまう私を…シトラール様は優しく見つめてくれる。
妖精化で逢いに行っていた時とは違って…同じ目線で話を出来る。
「婚約者…なんですよね…」
震えるほど嬉しい。
「幸せにしてあげる。いっぱいワガママ言ってくれていいんだよ?」
「えー?駄目です!ワガママ言うと断罪されて、婚約破棄されちゃいます!」
「ははは!どこのお話し?ララは面白いね?」
「ウー…本当ですよ?いっとき流行ったんですよ?」
ゲーム内の話だ。
貴族との結婚は、プレイヤーにはかなり面倒なとこが多いので、わざと婚約破棄に持っていくメンバーがいた。
そしてそのうちに…流行った遊びがあった…
悪役婚約破棄ごっこ
結構悪質な遊びで…私は嫌いだ。
社交界で若い貴族たちを弄び…婚約
可哀想な子を虐めて…婚約破棄する。
プレイヤーは他国に逃げられるので、捕まった者はいなかったけどね…自殺した貴族たちはいた。
いたたまれない…最悪な遊びだった。
「ずっと側にいたいです…婚約破棄はしませんよ?」
「当たり前だ!ララをやっと手元に手に入れたのに…逃すわけないでしょう?」
優しく手を握ってくれるシトラール様。
最高に…素敵すぎ!
そんなラブラブを過ごしていたら、学校の宿舎に着きました。
「残念ながら、同じ部屋ではないけど、近い部屋を開けてもらったから、安心してね?」
うわー!
公爵家の権力ですか?
いいのかな?
男女の宿舎が近くて…⁇
婚約者だからありか?
余計な虫がシトラール様に付かないといいなぁ。
まだ、8歳なのに…シトラール様…かっこいいし…モテそう。
「婚約者がいる貴族たち専用宿舎だよ。余計なちょっかいもないから、安心して?」
おお~
心の声が聞こえるの⁇
シトラール様最強説?
私たちは御付きたちに力を借りながら、部屋に荷物をしまった。
メイドは貴族一人に一人づつ連れて来れる。
本当はいらなかったけど…シトラール様が、必ず付けるように言うので、屋敷で一番年の近いメイドを連れて来た。
可愛い子で、獣人とのハーフだが、私に差別はない。
シトラール様にも、差別はなかった。
あったら私が婚約者になれるわけがない。
でも、公爵家にはあった。
シトラール様は、家族を長年説得?して、私との婚約に踏み切った。
本来なら…婚約者ができるわけなかった私に、身分の高い婿が来るおかげで、我が家はかなり注目を集めていた。
まぁ…私の能力は…申し分ないけど。
シトラール様は完璧だ。
でも、小さな社会の縮図でもある…学校ではそうもいかないかもしれない。
私はきっと…差別されるだろう…と思う。
「大丈夫。僕が守ってあげるよ」
「はい!シトラール様!頼りにしてます!」
見つめあって笑顔になる。
窓が向かい合わせの宿舎でした。
窓を開けて見ると…シトラール様が窓からこちらに侵入出来てしまうくらい近く…
「駄目ですよ!危ないですから!ここは4階ですよ!」
「大丈夫!4階くらいでは、怪我しないの知ってるでしょ?」
本当に侵入出来てしまいまして…
「女の子塔には、流石に婚約者でも入れないから、侵入しやすい処を借りたよ!」
私の部屋に!?
憧れのシトラール様!?
「ノックの音は6回だよ。こ・こ・を・あ・け・て…で、6回ね?」
「ふえ⁈」
「僕に覗かれないようにしっかりとカーテンは閉めてネ?」
「の、のぞいてくれるのですか?」
「ご褒美じゃないからね?守れなかったらお仕置きだから!」
「ふあ?⁈」
どうしてこんなことになった⁇
私のゲーム世界生活は、天国のようで…心臓が持ちません。
5
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