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早川静玖は我を忘れていた
回想
細い腰を掴む冷たい手。
静玖のアナルに当たる濡れた感触。
待ちわびたモノを与えられた静玖は歓喜に震えた。
そこへ佑が一気に突き入れるものだから静玖の身体は押し出され、口に咥えていたペニスが喉奥まで突き刺した。
前後から貫かれた静玖は息も出来ず、声も上げず性も出さずに絶頂した。
「すっごい、締まってるね、シズク。どう? 両方一度に犯されるのは? ああ気持ちいいんだね、何度も中で締め付けて……。ハルカのもちゃんと気持ちよくさせてあげるんだよ?」
欲しかったものを与えられた静玖は喜びに噎び泣いていた。
背に当たる冷たい手と口いっぱいに拡がる熱。
二つの肉塊が静玖を苛んだ。
酸欠に近い状態で意識が混濁している静玖は二つが同時に自分を攻め立てていることに気付いていなかった。
冷たい静玖と熱い遥、その二つが静玖を追い立てていた。
「ね、ハルカ。この子が好き? こんなに快楽に弱くて、僕とハルカの区別もつかない、バカな子が?」
静玖の痴態に苛立ちながらも欲情していた遥に佑が問いかける。
抉る腰の動きで揺れる静玖に遥のペニスがさらに膨れ上がった。
ひざまずいた姿勢で縛られているから支えるものがないにもかかわらず、その腰もまた揺れていた。
両親が離婚し、佑と離れたとき、やっとこの兄の呪縛から逃れられると思っていた。
進学もせずバイトに明け暮れていた遥は、ガラの悪い見た目、愛想のない態度で客からも店長からも距離を置かれていた。
そんな遥にすら、静玖は声を掛けた。『ありがとうございます』と。
ただそれだけの言葉が荒んだ心に染み入る音だった。
毎日のようにバイト先で顔を合わせていると、次第にそれは恋情に変わっていた。
しかしただ見つめるだけで満足していた遥の前に佑が現れたのだ。
金曜日の夜、コンビニの駐車場にいる二人を見かけたときは心臓が止まるかと思った。
遥が好きになる人は必ず双子の兄である佑を好きになった。
初恋の相手であったり、学生時代の恋人だったり、父親だったり。
佑が彼らを同等に好きになってくれていたら、遥も納得していただろう。
しかし、佑は彼らの愛情を受け入れながらその実、佑が愛しているのはただ一人、遥だけだった。
ただの兄弟としての愛情だったら遥も受け入れていた。
しかしその愛情はいつしか形を変え、はてには遥が関わるものすべてを壊して執着するようになった。
両親の離婚は遥にとって佑から逃れられるチャンスだったのだ。
最後の晩を一緒に過ごそうと懇願する佑に遥は仕方なしに頷いた。
そしてその夜、佑は遥を組み敷いた。
「あの夜のハルカのほうがよっぽど、気持ちが良かったよ」
静玖のアナルに当たる濡れた感触。
待ちわびたモノを与えられた静玖は歓喜に震えた。
そこへ佑が一気に突き入れるものだから静玖の身体は押し出され、口に咥えていたペニスが喉奥まで突き刺した。
前後から貫かれた静玖は息も出来ず、声も上げず性も出さずに絶頂した。
「すっごい、締まってるね、シズク。どう? 両方一度に犯されるのは? ああ気持ちいいんだね、何度も中で締め付けて……。ハルカのもちゃんと気持ちよくさせてあげるんだよ?」
欲しかったものを与えられた静玖は喜びに噎び泣いていた。
背に当たる冷たい手と口いっぱいに拡がる熱。
二つの肉塊が静玖を苛んだ。
酸欠に近い状態で意識が混濁している静玖は二つが同時に自分を攻め立てていることに気付いていなかった。
冷たい静玖と熱い遥、その二つが静玖を追い立てていた。
「ね、ハルカ。この子が好き? こんなに快楽に弱くて、僕とハルカの区別もつかない、バカな子が?」
静玖の痴態に苛立ちながらも欲情していた遥に佑が問いかける。
抉る腰の動きで揺れる静玖に遥のペニスがさらに膨れ上がった。
ひざまずいた姿勢で縛られているから支えるものがないにもかかわらず、その腰もまた揺れていた。
両親が離婚し、佑と離れたとき、やっとこの兄の呪縛から逃れられると思っていた。
進学もせずバイトに明け暮れていた遥は、ガラの悪い見た目、愛想のない態度で客からも店長からも距離を置かれていた。
そんな遥にすら、静玖は声を掛けた。『ありがとうございます』と。
ただそれだけの言葉が荒んだ心に染み入る音だった。
毎日のようにバイト先で顔を合わせていると、次第にそれは恋情に変わっていた。
しかしただ見つめるだけで満足していた遥の前に佑が現れたのだ。
金曜日の夜、コンビニの駐車場にいる二人を見かけたときは心臓が止まるかと思った。
遥が好きになる人は必ず双子の兄である佑を好きになった。
初恋の相手であったり、学生時代の恋人だったり、父親だったり。
佑が彼らを同等に好きになってくれていたら、遥も納得していただろう。
しかし、佑は彼らの愛情を受け入れながらその実、佑が愛しているのはただ一人、遥だけだった。
ただの兄弟としての愛情だったら遥も受け入れていた。
しかしその愛情はいつしか形を変え、はてには遥が関わるものすべてを壊して執着するようになった。
両親の離婚は遥にとって佑から逃れられるチャンスだったのだ。
最後の晩を一緒に過ごそうと懇願する佑に遥は仕方なしに頷いた。
そしてその夜、佑は遥を組み敷いた。
「あの夜のハルカのほうがよっぽど、気持ちが良かったよ」
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