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天降る天使の希い
晴の月 その四 ♡
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ソルーシュの甘い声と軟膏と白濁が混じる音が、寝室に響く。
左足を高く掲げられ、割りいった蒼鷹がその張りのある太ももに頬を寄せる。
蒼鷹の陰茎はすっかり蕩けた菊座を前後して、まだ奥があることを知らせていた。
「あぁっ♡ そ、うよ、そこ、いい♡ あ、っ♡ んんっ♡ おく、キてる、そうよう、なか……っ♡ もう、っ♡」
ぐっと押し込んだ陰茎がぴたりと止まる。
「すっかり嵌って、先に吸い付いて……っ、ソルーシュ、っ、出して、いいか?」
最奥を開かされ、そこで蒼鷹の先端を感じる。
自然に中がうごめいて、欲しいと訴える。
蒼鷹が動くたび、自身の陰茎からこぼれ落ちるのは透明の液体だが、そんなことはもう気にならなかった。
「だし、て……、全部、ください」
「私の、すべては、ソルーシュの、もの、だ」
動き出した蒼鷹を止めるすべも理由もない。
ソルーシュはその動きに身を任せ、何度も絶頂していた。
どくんどくんと脈打つのを感じて、蒼鷹の身体が倒れ込んでくるのをソルーシュは満たされた気持ちで受け止めた。
一息ついた蒼鷹はソルーシュから抜け出ると、その横に寝転んだ。
「そうだ。ソルーシュの隠し事をひとつ聞いたから、私もなにか話そう。なにか聞きたいことはないか?」
「ワタシ自ら蒼鷹に話したわけではないのに……。いいのですか?」
「対等でいたいからな」
肩肘をついてソルーシュのほうを向いた蒼鷹の髪が、汗ばんだ肌に張り付いていた。
隠されてるわけではないが、気になることがあることを思い出した。
「体格や運動量ならワタシのほうがあると思うのですが……、閨では必ず蒼鷹に負けてしまいます。なにか理由があるのですか?」
「そんなことが知りたいのか?」
「実は、ずっと気になっていたのです」
どうみても自分より細い身体にもかかわらず、閨では確実に負けていた。
今、ソルーシュが動けと言われても寝台から起き上がるのがやっとだ。
「まぁいいが。経験値や受け入れる側のほうが体力の消耗は激しいと言われているな。あとは、賢高の、特に王家の男の子種は薄いのも理由のひとつかもしれない」
「薄い、のですか」
言われて思わずソルーシュは自身の腹を見た。
中に満たされているであろう蒼鷹の子種が見えるわけではないが、なんとなくである。
「見るな見るな。私の父親は、私ととっくに嫁いだ姉のふたり。叔父も娘は三人いるが男児は紅希だけ。父と叔父、男をふたり作った祖父の後宮は妃だけでも三十人。手を付けただけなら千人と言われているな」
「せ、千人?」
「子種が弱い分、精力が強くなったようだ。紅牡丹も性交だけは鄭琳より叔父のほうが良かったと言っていたらしいからな」
千人もいたとは信じられないが、紅牡丹の言い分はうっすら記憶にあった。
肖像画でしか知らないが、あの先王が? と思うと不思議でならない。
確かに白い衣装をまとった男ではあったが、蒼鷹と変わらない細い身体だった。
「分かったような……」
「他国の血と交わることで、出生率も増えてきたようだし、この先もっと増えていくさ」
月明かりに照らされた蒼鷹の顔には希望が見えた。
この国の希望が。
ソルーシュはその神々しい夫の姿を目に焼き付けて、しあわせな眠りについた。
それはまるで天使のような寝顔だった。
---
兄上、ワタシに子どもができました。
紅牡丹様を失った紅希を養子にしたのです。
王妃のワタシが父と呼ばれているのはおかしいですけれど。
少しずつですが紅希も元気を取り戻してくれています。
母親のしたことを本当の意味で理解するのはまだ先になりそうですが、いずれちゃんと説明したいと思います。
舜櫂のおかげで敵国との和睦もこちらに有利な条件となり、久しぶりに平穏な日々になりました。
兄上、ワタシはこの国で今、とても幸せです。
---
左足を高く掲げられ、割りいった蒼鷹がその張りのある太ももに頬を寄せる。
蒼鷹の陰茎はすっかり蕩けた菊座を前後して、まだ奥があることを知らせていた。
「あぁっ♡ そ、うよ、そこ、いい♡ あ、っ♡ んんっ♡ おく、キてる、そうよう、なか……っ♡ もう、っ♡」
ぐっと押し込んだ陰茎がぴたりと止まる。
「すっかり嵌って、先に吸い付いて……っ、ソルーシュ、っ、出して、いいか?」
最奥を開かされ、そこで蒼鷹の先端を感じる。
自然に中がうごめいて、欲しいと訴える。
蒼鷹が動くたび、自身の陰茎からこぼれ落ちるのは透明の液体だが、そんなことはもう気にならなかった。
「だし、て……、全部、ください」
「私の、すべては、ソルーシュの、もの、だ」
動き出した蒼鷹を止めるすべも理由もない。
ソルーシュはその動きに身を任せ、何度も絶頂していた。
どくんどくんと脈打つのを感じて、蒼鷹の身体が倒れ込んでくるのをソルーシュは満たされた気持ちで受け止めた。
一息ついた蒼鷹はソルーシュから抜け出ると、その横に寝転んだ。
「そうだ。ソルーシュの隠し事をひとつ聞いたから、私もなにか話そう。なにか聞きたいことはないか?」
「ワタシ自ら蒼鷹に話したわけではないのに……。いいのですか?」
「対等でいたいからな」
肩肘をついてソルーシュのほうを向いた蒼鷹の髪が、汗ばんだ肌に張り付いていた。
隠されてるわけではないが、気になることがあることを思い出した。
「体格や運動量ならワタシのほうがあると思うのですが……、閨では必ず蒼鷹に負けてしまいます。なにか理由があるのですか?」
「そんなことが知りたいのか?」
「実は、ずっと気になっていたのです」
どうみても自分より細い身体にもかかわらず、閨では確実に負けていた。
今、ソルーシュが動けと言われても寝台から起き上がるのがやっとだ。
「まぁいいが。経験値や受け入れる側のほうが体力の消耗は激しいと言われているな。あとは、賢高の、特に王家の男の子種は薄いのも理由のひとつかもしれない」
「薄い、のですか」
言われて思わずソルーシュは自身の腹を見た。
中に満たされているであろう蒼鷹の子種が見えるわけではないが、なんとなくである。
「見るな見るな。私の父親は、私ととっくに嫁いだ姉のふたり。叔父も娘は三人いるが男児は紅希だけ。父と叔父、男をふたり作った祖父の後宮は妃だけでも三十人。手を付けただけなら千人と言われているな」
「せ、千人?」
「子種が弱い分、精力が強くなったようだ。紅牡丹も性交だけは鄭琳より叔父のほうが良かったと言っていたらしいからな」
千人もいたとは信じられないが、紅牡丹の言い分はうっすら記憶にあった。
肖像画でしか知らないが、あの先王が? と思うと不思議でならない。
確かに白い衣装をまとった男ではあったが、蒼鷹と変わらない細い身体だった。
「分かったような……」
「他国の血と交わることで、出生率も増えてきたようだし、この先もっと増えていくさ」
月明かりに照らされた蒼鷹の顔には希望が見えた。
この国の希望が。
ソルーシュはその神々しい夫の姿を目に焼き付けて、しあわせな眠りについた。
それはまるで天使のような寝顔だった。
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兄上、ワタシに子どもができました。
紅牡丹様を失った紅希を養子にしたのです。
王妃のワタシが父と呼ばれているのはおかしいですけれど。
少しずつですが紅希も元気を取り戻してくれています。
母親のしたことを本当の意味で理解するのはまだ先になりそうですが、いずれちゃんと説明したいと思います。
舜櫂のおかげで敵国との和睦もこちらに有利な条件となり、久しぶりに平穏な日々になりました。
兄上、ワタシはこの国で今、とても幸せです。
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