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四神【ファンタジー】
四神の集い【四人用台本(男:女:不問=1:1:2)・20分程度】
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四神の集い
※ アドリブ可
玄武(台詞:33) 性別不問
北方の何処かに住む水神。冬の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。中性的な口調で、非常に面倒臭がり。
朱雀(台詞:33) 男
南方の何処かに住む神獣。夏の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。丁寧な口調だが、どこか胡散臭い。
白虎(台詞:18) 性別不問(中性よりだと尚可)
西方の何処かに住む神獣。秋の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。口調は荒いが、悪い奴ではない。怒鳴りあり。
青龍(台詞:25) 女
東方の何処かに住む神獣。春の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。女口調で動きも女性的だが、一番気性が荒い。怒鳴りあり。
麒麟 男
中央を治める神獣。今回出番はなし。とあるメイドがお気に入り。
玄武 : 皆、集まったね…本当は一人足りないけど、今回も麒麟には来ないって言われたし。
青龍 : ええ、そうでしょうね。あの人、今回はなんで来ないわけ?前回は内乱があって、とか言ってたけれど。
玄武 : 運命の子を見つけたから、って僕は聞いた。
白虎 : 俺たちは毎回来てるっつーのに、責任の欠片もねぇ野郎だな。ま、ある意味好都合か。
朱雀 : ええ。あの方がいらっしゃると、あの会話に花を咲かせることが出来ませんからね。
青龍 : じゃあ、さっさと情報交換してしまいましょうか。東方はいつも通り平和よ。人間たちも仲が良さそうだし、動物たちも弱肉強食の理に沿って生きてる。ああ、でも……人間たちが移動してきて多くなったからか、自然に手を出そうとしているかもしれないわ。
朱雀 : おやおや、いつになくせっかちですね。そんなに話したいことがあるんですか?
青龍 : ……うるさいわ。
朱雀 : 成程、図星ですか。なぜそのように隠そうとするのか不思議で堪りませんよ。貴方もなんだかんだ、この時を楽しみにしているのでしょう?
青龍 : (被せて)ねぇ、その騒がしい口一杯に桜の花を詰め込んであげましょうか?きっと素敵な言葉が出てくるようになるわよ。
朱雀 : それはそれは……面白い提案かとは思いますが、是非とも御遠慮願いたい。私もこの時間の為に、幾度となく我慢を強いられてきました。みすみす貴重な機会を逃す訳には行きません。
青龍 : あらそう。それなら利口に口を閉じておくのね。
朱雀 : 善処はいたしましょう。とはいえ、何故ここに来たのかと問われれば、黙ってなどいられないのは分かっておりましょうに。
青龍 : あら、貴方物忘れが酷すぎるんじゃないかしら。寝惚けているなら起こして差し上げる、”百桜一蘭”!!
朱雀 : なんと野蛮な!もう少々冷静に考えられないんですか?まあそんな術にかかる私ではありませんが。
青龍 : (被せて)黙れ!!
玄武 : ……二人は、よく飽きないよね。
白虎 : あ~、だな。毎回毎回同じ事で言い合ってやがる。青龍の野郎も突っかからなきゃいい話だろ。違ぇか?
玄武 : それはそうだけど……というか、野郎って言うと青龍が怒るよ?
白虎 : 大丈夫だって。あいつは朱雀に夢中だしな!そもそも、おしとやかなんてあいつには合わねぇだろ。今だって野郎らしくすげぇ口調で怒鳴っふぇるはふはひ……ぶへっ!はらがくふぃに!ぺっ、ぺっ!テメェ!!あにすんだクソ青龍!!
青龍 : 誰がクソだ、誰が!……(咳払い)アンタが色々余計なこと言うからでしょ!?
白虎 : あぁ゙!?ぶっ殺してやる!!”月光散華”!!!
青龍 : ヴ……視界が暗い…!よくも術をかけやが…かけてくれたわね!本気でやりたいようだから、全力でやってやろうじゃない!!
余裕があれば、背景で青龍と白虎のアドリブ戦闘。同時進行、もしくは無くても可。
玄武 : あーあ、始まっちゃったよ……。仕方ないなぁ、待っとこう……。
朱雀 : ええ、全く……それにしても、本当に元気ですね。つい先程まで私を追いかけていたとは思えぬほどです。
玄武 : ……元凶が何言ってんのさ、どうにかしてよ。
朱雀 : いいえ!私がいっても火に油を注ぐだけ、つまりは悪化させることしか出来ません!ですので、玄武にお願いします。
玄武 : 絶対やだね。めんどくさい。
朱雀 : おやおや、それは残念…と、言っておきますか。恐らく貴方が行っても巻き込まれるだけでしょうから、行かない方が身のためですね。万が一も無さそうですが、もしも行く様子であれば止めるつもりでしたし。
玄武 : ……君の考えてる事は、本当に分からないよ。じゃあ、なんで僕をけしかけようとしたのさ。
朱雀 : え?面白そうだったからですが。
玄武 : はは、そんなことだろうとは思ったよ。それを人間たちは変人と呼ぶんじゃないのかな。
朱雀 : それはそれで面白いではありませんか。何よりも面白さが一番優先度が高い。悦楽というものは、万物の感情に刺激を与えますからね。
玄武 : あー、うん。やっぱり話が分からないからいいや。
朱雀 : おや、そうですか?聞いてくだされば答えますが?
玄武 : 何が分からないかも分からないからいい。
朱雀 : ふふ……なんとも玄武らしい答えです。
玄武 : どうも。
そしてやっと終わる喧嘩。ぜぇぜぇと息が切れた二人がお互いを睨み合っている。
青龍 : はぁ、はぁ……ほんと、アンタなんて嫌いよ。
白虎 : …はぁ……奇遇だな、俺もだ。
玄武 : あ、終わった?なら、話し合いに戻ろう。
朱雀 : ええ、その通りですね。さあお座り下さい。まだ、青龍の報告しか済んでいないのですからね。
青龍 : っだ、れの、せいよ……!
朱雀 : ふむ、誰のせいでしょう。
青龍 : んの野郎!!
玄武 : ……煩いんだよ、もう黙ってよ。報告が最優先でしょ。
朱雀 : ……。
青龍 : っあ、う~……そうね、悪かったわ。
白虎 : さっすが、玄武。こういう時の圧のかけ方をよくご存知で!
玄武 : あのさ、白虎にも言ってるんだけど。次騒いだら、報告会だけにするからね。
白虎 : あ~、そうだよな。悪かった悪かった。流石にそれは困んだよ。
青龍 : ……ごめんなさいね、玄武。
朱雀 : 私は特に悪いとは思っていませんがね。
青龍 : (朱雀の言葉に被せて)ちょっと。
朱雀 : ……申し訳ありません。
玄武 : ん、それでいいよ。青龍が終わったから、白虎。
白虎 : 俺んとこねぇ。つっても、別に何かあったとかじゃねぇぜ?青龍も言ってた通り、人間らにも動物らにも変化はねぇ。まあ強いて言うなら、人間の数がどんどん減ってってることか?こんくらいだな(欠伸)
玄武 : じゃあ次は朱雀。
朱雀 : 成程?東西南北の順ですか。人間界の勝手な呼び名を使うとは、面白いですね。
玄武 : まあ、わかりやすい方が楽でしょ。皮肉より先に情報は?
朱雀 : ふふ、せっかちなことで。では、僭越ながら私の南部の情報提示をさせていただきます。とは言っても、結局お伝えできるのは一つ。以前とほとんど変わらぬということばかり。変わっているとしても、あまりに微々たる差であり、伝えるほどのことではありません。しかし、気温が僅かに上がり始めて……。
青龍 : うるさい。簡潔に話したらどうなの?
朱雀 : ……そうですね、簡潔に言うと…気温の上昇に伴い、雨量が減っている。それだけの話です。
玄武 : ありがとう。じゃあ最後に僕だね。北方は、変わらないよ。本当に何も。人間も動物も、気候でさえも変わらない。以上。
朱雀 : 玄武、貴方は本当に必要最低限のことばかりですね。あの話の際とは比べ物になりません。そんなところも面白いです、見ていて飽きない。
青龍 : あんた、面白い面白い言うけれど、その言葉しか知らないわけ?
白虎 : そうだぜ。言ってる方も面白くないしな。
朱雀 : 貴方がた、私に因縁をつけたいようですが、私はそのようなことに乗るほど馬鹿ではありません。どうしてもやりたいのであれば、二人で喧嘩をしていなさい。
玄武 : また怒らなくちゃいけないの?ねぇ、時間が無くなる。
青龍 : そ、それは困るわ!早く話に入りましょう?あの子を待たせる訳には行かないの!
白虎 : だからつっても、何も言わずにゃ終われねぇ!アイツらの話はしねぇと!!
朱雀 : 以前の私であれば何を言っているのかと冷たい視線をしていたのでしょうが、私は知ってしまったのです……………………あの、可愛さに!!
玄武 : ……そう、ここで定期報告会は終わり。あの子たちの成長や愛らしいところを好きに話して欲しい。あと三十分、時間はあまりない。
青龍 : ええ、そう……そうよね!以前なら三十分なんて瞬きの間だったというのに、今ではもっと短いのよ!気がついたら経っているような……でも、すごく勿体なく感じてしまうの!だってあの子、すごく可愛いのよ!私の伸ばした髪を梳かして微笑むのよ!後ろにいるから見えていないと思っているのね……!でも残念、私は神だから……!!貴方をすごく見えているのよ!まあ、終わったらいつものように「邪魔なら切ればいいのに」って、不貞腐れた顔にするの!貴方が好きみたいだからよ、なんて言えないの!私、あの子には正直になれない!誰か助けて!
朱雀 : ……貴方は、どうせ”じゃあやらなければいい”とでも言ったのでしょう。そんな態度では、あの子に飽きられても知りませんよ。私は逆ですが!あの子には好きにして欲しい!好きな食べ物も遊びもして欲しいのです……!しかし、あの子どこか遠慮しているのか、欲しくても一度断るんですよ!なんていじらしい……おかげで、そんな姿に悶える暇もなく、とにかく君のために用意したのだとお伝えするのですよ!あの美しい濡羽色の髪に合う簪をどれだけ買い与えたか…!卯の花色の頬がその際に僅かに赤らむのがどれだけ愛しいか……!あなたがたには分かりますまい!
白虎 : っは!お前らわかってねーなァ。上に乗せてやるんだよ!元々笑顔だったのが、さらに太陽みてぇにキラキラしてて、見ててすげぇ楽しいんだよ。虎の姿だからこそ出来ることか?嗚呼、悪い悪い。お前らじゃ厳しいかもなぁ?まあそんなことはどうだっていいが、マッジでさ、上に乗っけて走り回るとまあ可愛い笑顔すんだよ。止まるともっともっと、ってオネダリしてくんのがさらに可愛くてなぁ?もう二度と止まんねぇ!と何度思ったことか……なんで俺の体力が無尽蔵じゃねぇんだ!!!
玄武 : ……へぇ。みんな随分と溜め込んでるよね、毎回。
青龍 : だって当たり前でしょう!?この会合だって五年に一回あるか否か。これでも回数を増やした方でしょう?それでも、ここまで溜まってしまうのは、もはや罪深い可愛さの問題……!
朱雀 : ええ、その通り!あの可愛さは私をもメロメロにしてしまう凶器……!とはいえ、失ってしまうのはあまりに惜しい痛み、というものです……!もう以前の姿には戻れない!
青龍 : ええ、そうよね……!私ももう、女の姿しか出来ないのよ!怖がっていたあの子が心を開いてくれた唯一の姿……!それに、この体だとよくくっついてきてくれるの!可愛いわ!!
玄武 : やっぱり体つきって大事なんだね。僕には分からないけど……。
白虎 : 玄武は未だにあれか?本来の姿をサイズ調整して、あの子に抱っこされんのか?
玄武 : ん、まぁね。自分で歩く労力も要らないし、喜んで運んでくれるからとても楽だよ。ずっと抱えてくれるから、温度も丁度良くて気持ちいいし。
白虎 : くぁあ!!ずっりぃ!!俺もそれやってみてぇけど、威厳が……!!
青龍 : そ、そうよね。私も無理よ、それに私だと長すぎて、きっとあの子じゃ持てないわ……。
朱雀 : ええ、私も不可能です……感情が昂ると少々炎が……あの子に抱っこされた状態で感情を抑えるなど無理なことです!
玄武 : 僕には、ちょっと分からないんだよね。たしかに可愛いけど、君らがそんなに騒ぐ意味あるのかな。
白虎 : おい、知ってんだぞ俺ぁ。玄武、お前が本来の姿を見せるのは本当に信頼している証ってことをな。
青龍 : ええ、それにアンタ、本来の姿でいる時は、ものすごく甘えていることもね。
朱雀 : ふふ、全くその通り。是非この目でその姿を見せて頂きたいものです。会う度に姿の変わる貴方が、あの子だけには変わらぬ姿で会う……!姿にこだわらない貴方だからこその、珍しさ!
玄武 : じゃあもうお開きにしようかな。
白虎 : おいおい逃げんなよォ、お前だって溜まってるんだろ?発散してけよ。
玄武 : 別に溜まってないし。僕の子のことは僕だけが知ってればいいし。
青龍 : あらあら、玄武にこんな可愛い姿があったなんて。知らなかったわ。
朱雀 : ええ、全くその通りです。あの子のおかげですね。まあ、私の子は私の子だけの可愛さもたくさんあるのですがね!欲しいと思っていたとしても、あげませんからね!私のサチさん!
白虎 : 誰が欲しいかっての!俺の子がいちばん可愛い!!ミツって名前が似合う、甘い笑顔持ってんだぜ!?まあ欲しがったってあげねぇけどな!!
青龍 : その言葉、そっくりそのまま返すことにするわ。私のリュウタロウにかなう可愛さなんてないのよ。
玄武 : 勝手に言ってなよ、僕のユキジは誰にも渡さないし。
白虎 : だぁ~!!こうやって喋ってたらミツに会いたくなってきたぜ!帰ろう帰ろう。
青龍 : そうね。あんまりリュウタロウを一人で待たせておけないし。行く時に早く帰ってきてねなんて言われちゃったもの!はぁ、もう、なんであんなに可愛いのかしら!それでも素直になれない私を許して!!
朱雀 : 本当に五月蝿い人ですね。帰りに彼女の好きなお菓子と着物を御用意せねばなりません。私も帰らせて頂きます。
玄武 : はぁ、結局三十分も要らなかったね。でもまあ、みんな満足してたなら、それでいっか。僕も早くユキジに抱っこして欲しい。
朱雀 : おや、もう隠さないのですね?
玄武 : バレてるならもう隠す必要も無いでしょ。疲れた……。
白虎 : そんじゃ、次の定期報告会で会おうぜ!またな!
風の巻き起こる音と同時に白虎が退場。
青龍 : はぁ、リュウタロウ!今から帰るからね!が、頑張って今日は素直になるわ!で、出来ないかもだけど!それじゃあね!
白虎同様、風の巻き起こる音で退場。
朱雀 : 私は一度下界に降りて、着物と簪を見てきますが、玄武はどう致しますか?共にどうでしょう?ユキジくんにお似合いの着物とか、見てみませんか?
玄武 : ん、僕はいい。昨日買ったばっかだし。
朱雀 : へぇ?貴方も大概、ユキジくんに甘いものです。では、また次の定期報告会でお会いしましょう。
白虎、青龍同様に退場。
玄武 : はぁ、疲れた……僕も、帰ろっと。
ポムっと、柔らかい音が響き、玄武の屋敷につく。悲しげに俯いている可愛いユキジを眺めて。
玄武 : ……ただいま、ユキジ。
※ アドリブ可
玄武(台詞:33) 性別不問
北方の何処かに住む水神。冬の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。中性的な口調で、非常に面倒臭がり。
朱雀(台詞:33) 男
南方の何処かに住む神獣。夏の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。丁寧な口調だが、どこか胡散臭い。
白虎(台詞:18) 性別不問(中性よりだと尚可)
西方の何処かに住む神獣。秋の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。口調は荒いが、悪い奴ではない。怒鳴りあり。
青龍(台詞:25) 女
東方の何処かに住む神獣。春の象徴。生贄として捧げられた子を育てている。女口調で動きも女性的だが、一番気性が荒い。怒鳴りあり。
麒麟 男
中央を治める神獣。今回出番はなし。とあるメイドがお気に入り。
玄武 : 皆、集まったね…本当は一人足りないけど、今回も麒麟には来ないって言われたし。
青龍 : ええ、そうでしょうね。あの人、今回はなんで来ないわけ?前回は内乱があって、とか言ってたけれど。
玄武 : 運命の子を見つけたから、って僕は聞いた。
白虎 : 俺たちは毎回来てるっつーのに、責任の欠片もねぇ野郎だな。ま、ある意味好都合か。
朱雀 : ええ。あの方がいらっしゃると、あの会話に花を咲かせることが出来ませんからね。
青龍 : じゃあ、さっさと情報交換してしまいましょうか。東方はいつも通り平和よ。人間たちも仲が良さそうだし、動物たちも弱肉強食の理に沿って生きてる。ああ、でも……人間たちが移動してきて多くなったからか、自然に手を出そうとしているかもしれないわ。
朱雀 : おやおや、いつになくせっかちですね。そんなに話したいことがあるんですか?
青龍 : ……うるさいわ。
朱雀 : 成程、図星ですか。なぜそのように隠そうとするのか不思議で堪りませんよ。貴方もなんだかんだ、この時を楽しみにしているのでしょう?
青龍 : (被せて)ねぇ、その騒がしい口一杯に桜の花を詰め込んであげましょうか?きっと素敵な言葉が出てくるようになるわよ。
朱雀 : それはそれは……面白い提案かとは思いますが、是非とも御遠慮願いたい。私もこの時間の為に、幾度となく我慢を強いられてきました。みすみす貴重な機会を逃す訳には行きません。
青龍 : あらそう。それなら利口に口を閉じておくのね。
朱雀 : 善処はいたしましょう。とはいえ、何故ここに来たのかと問われれば、黙ってなどいられないのは分かっておりましょうに。
青龍 : あら、貴方物忘れが酷すぎるんじゃないかしら。寝惚けているなら起こして差し上げる、”百桜一蘭”!!
朱雀 : なんと野蛮な!もう少々冷静に考えられないんですか?まあそんな術にかかる私ではありませんが。
青龍 : (被せて)黙れ!!
玄武 : ……二人は、よく飽きないよね。
白虎 : あ~、だな。毎回毎回同じ事で言い合ってやがる。青龍の野郎も突っかからなきゃいい話だろ。違ぇか?
玄武 : それはそうだけど……というか、野郎って言うと青龍が怒るよ?
白虎 : 大丈夫だって。あいつは朱雀に夢中だしな!そもそも、おしとやかなんてあいつには合わねぇだろ。今だって野郎らしくすげぇ口調で怒鳴っふぇるはふはひ……ぶへっ!はらがくふぃに!ぺっ、ぺっ!テメェ!!あにすんだクソ青龍!!
青龍 : 誰がクソだ、誰が!……(咳払い)アンタが色々余計なこと言うからでしょ!?
白虎 : あぁ゙!?ぶっ殺してやる!!”月光散華”!!!
青龍 : ヴ……視界が暗い…!よくも術をかけやが…かけてくれたわね!本気でやりたいようだから、全力でやってやろうじゃない!!
余裕があれば、背景で青龍と白虎のアドリブ戦闘。同時進行、もしくは無くても可。
玄武 : あーあ、始まっちゃったよ……。仕方ないなぁ、待っとこう……。
朱雀 : ええ、全く……それにしても、本当に元気ですね。つい先程まで私を追いかけていたとは思えぬほどです。
玄武 : ……元凶が何言ってんのさ、どうにかしてよ。
朱雀 : いいえ!私がいっても火に油を注ぐだけ、つまりは悪化させることしか出来ません!ですので、玄武にお願いします。
玄武 : 絶対やだね。めんどくさい。
朱雀 : おやおや、それは残念…と、言っておきますか。恐らく貴方が行っても巻き込まれるだけでしょうから、行かない方が身のためですね。万が一も無さそうですが、もしも行く様子であれば止めるつもりでしたし。
玄武 : ……君の考えてる事は、本当に分からないよ。じゃあ、なんで僕をけしかけようとしたのさ。
朱雀 : え?面白そうだったからですが。
玄武 : はは、そんなことだろうとは思ったよ。それを人間たちは変人と呼ぶんじゃないのかな。
朱雀 : それはそれで面白いではありませんか。何よりも面白さが一番優先度が高い。悦楽というものは、万物の感情に刺激を与えますからね。
玄武 : あー、うん。やっぱり話が分からないからいいや。
朱雀 : おや、そうですか?聞いてくだされば答えますが?
玄武 : 何が分からないかも分からないからいい。
朱雀 : ふふ……なんとも玄武らしい答えです。
玄武 : どうも。
そしてやっと終わる喧嘩。ぜぇぜぇと息が切れた二人がお互いを睨み合っている。
青龍 : はぁ、はぁ……ほんと、アンタなんて嫌いよ。
白虎 : …はぁ……奇遇だな、俺もだ。
玄武 : あ、終わった?なら、話し合いに戻ろう。
朱雀 : ええ、その通りですね。さあお座り下さい。まだ、青龍の報告しか済んでいないのですからね。
青龍 : っだ、れの、せいよ……!
朱雀 : ふむ、誰のせいでしょう。
青龍 : んの野郎!!
玄武 : ……煩いんだよ、もう黙ってよ。報告が最優先でしょ。
朱雀 : ……。
青龍 : っあ、う~……そうね、悪かったわ。
白虎 : さっすが、玄武。こういう時の圧のかけ方をよくご存知で!
玄武 : あのさ、白虎にも言ってるんだけど。次騒いだら、報告会だけにするからね。
白虎 : あ~、そうだよな。悪かった悪かった。流石にそれは困んだよ。
青龍 : ……ごめんなさいね、玄武。
朱雀 : 私は特に悪いとは思っていませんがね。
青龍 : (朱雀の言葉に被せて)ちょっと。
朱雀 : ……申し訳ありません。
玄武 : ん、それでいいよ。青龍が終わったから、白虎。
白虎 : 俺んとこねぇ。つっても、別に何かあったとかじゃねぇぜ?青龍も言ってた通り、人間らにも動物らにも変化はねぇ。まあ強いて言うなら、人間の数がどんどん減ってってることか?こんくらいだな(欠伸)
玄武 : じゃあ次は朱雀。
朱雀 : 成程?東西南北の順ですか。人間界の勝手な呼び名を使うとは、面白いですね。
玄武 : まあ、わかりやすい方が楽でしょ。皮肉より先に情報は?
朱雀 : ふふ、せっかちなことで。では、僭越ながら私の南部の情報提示をさせていただきます。とは言っても、結局お伝えできるのは一つ。以前とほとんど変わらぬということばかり。変わっているとしても、あまりに微々たる差であり、伝えるほどのことではありません。しかし、気温が僅かに上がり始めて……。
青龍 : うるさい。簡潔に話したらどうなの?
朱雀 : ……そうですね、簡潔に言うと…気温の上昇に伴い、雨量が減っている。それだけの話です。
玄武 : ありがとう。じゃあ最後に僕だね。北方は、変わらないよ。本当に何も。人間も動物も、気候でさえも変わらない。以上。
朱雀 : 玄武、貴方は本当に必要最低限のことばかりですね。あの話の際とは比べ物になりません。そんなところも面白いです、見ていて飽きない。
青龍 : あんた、面白い面白い言うけれど、その言葉しか知らないわけ?
白虎 : そうだぜ。言ってる方も面白くないしな。
朱雀 : 貴方がた、私に因縁をつけたいようですが、私はそのようなことに乗るほど馬鹿ではありません。どうしてもやりたいのであれば、二人で喧嘩をしていなさい。
玄武 : また怒らなくちゃいけないの?ねぇ、時間が無くなる。
青龍 : そ、それは困るわ!早く話に入りましょう?あの子を待たせる訳には行かないの!
白虎 : だからつっても、何も言わずにゃ終われねぇ!アイツらの話はしねぇと!!
朱雀 : 以前の私であれば何を言っているのかと冷たい視線をしていたのでしょうが、私は知ってしまったのです……………………あの、可愛さに!!
玄武 : ……そう、ここで定期報告会は終わり。あの子たちの成長や愛らしいところを好きに話して欲しい。あと三十分、時間はあまりない。
青龍 : ええ、そう……そうよね!以前なら三十分なんて瞬きの間だったというのに、今ではもっと短いのよ!気がついたら経っているような……でも、すごく勿体なく感じてしまうの!だってあの子、すごく可愛いのよ!私の伸ばした髪を梳かして微笑むのよ!後ろにいるから見えていないと思っているのね……!でも残念、私は神だから……!!貴方をすごく見えているのよ!まあ、終わったらいつものように「邪魔なら切ればいいのに」って、不貞腐れた顔にするの!貴方が好きみたいだからよ、なんて言えないの!私、あの子には正直になれない!誰か助けて!
朱雀 : ……貴方は、どうせ”じゃあやらなければいい”とでも言ったのでしょう。そんな態度では、あの子に飽きられても知りませんよ。私は逆ですが!あの子には好きにして欲しい!好きな食べ物も遊びもして欲しいのです……!しかし、あの子どこか遠慮しているのか、欲しくても一度断るんですよ!なんていじらしい……おかげで、そんな姿に悶える暇もなく、とにかく君のために用意したのだとお伝えするのですよ!あの美しい濡羽色の髪に合う簪をどれだけ買い与えたか…!卯の花色の頬がその際に僅かに赤らむのがどれだけ愛しいか……!あなたがたには分かりますまい!
白虎 : っは!お前らわかってねーなァ。上に乗せてやるんだよ!元々笑顔だったのが、さらに太陽みてぇにキラキラしてて、見ててすげぇ楽しいんだよ。虎の姿だからこそ出来ることか?嗚呼、悪い悪い。お前らじゃ厳しいかもなぁ?まあそんなことはどうだっていいが、マッジでさ、上に乗っけて走り回るとまあ可愛い笑顔すんだよ。止まるともっともっと、ってオネダリしてくんのがさらに可愛くてなぁ?もう二度と止まんねぇ!と何度思ったことか……なんで俺の体力が無尽蔵じゃねぇんだ!!!
玄武 : ……へぇ。みんな随分と溜め込んでるよね、毎回。
青龍 : だって当たり前でしょう!?この会合だって五年に一回あるか否か。これでも回数を増やした方でしょう?それでも、ここまで溜まってしまうのは、もはや罪深い可愛さの問題……!
朱雀 : ええ、その通り!あの可愛さは私をもメロメロにしてしまう凶器……!とはいえ、失ってしまうのはあまりに惜しい痛み、というものです……!もう以前の姿には戻れない!
青龍 : ええ、そうよね……!私ももう、女の姿しか出来ないのよ!怖がっていたあの子が心を開いてくれた唯一の姿……!それに、この体だとよくくっついてきてくれるの!可愛いわ!!
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白虎 : 玄武は未だにあれか?本来の姿をサイズ調整して、あの子に抱っこされんのか?
玄武 : ん、まぁね。自分で歩く労力も要らないし、喜んで運んでくれるからとても楽だよ。ずっと抱えてくれるから、温度も丁度良くて気持ちいいし。
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青龍 : あらあら、玄武にこんな可愛い姿があったなんて。知らなかったわ。
朱雀 : ええ、全くその通りです。あの子のおかげですね。まあ、私の子は私の子だけの可愛さもたくさんあるのですがね!欲しいと思っていたとしても、あげませんからね!私のサチさん!
白虎 : 誰が欲しいかっての!俺の子がいちばん可愛い!!ミツって名前が似合う、甘い笑顔持ってんだぜ!?まあ欲しがったってあげねぇけどな!!
青龍 : その言葉、そっくりそのまま返すことにするわ。私のリュウタロウにかなう可愛さなんてないのよ。
玄武 : 勝手に言ってなよ、僕のユキジは誰にも渡さないし。
白虎 : だぁ~!!こうやって喋ってたらミツに会いたくなってきたぜ!帰ろう帰ろう。
青龍 : そうね。あんまりリュウタロウを一人で待たせておけないし。行く時に早く帰ってきてねなんて言われちゃったもの!はぁ、もう、なんであんなに可愛いのかしら!それでも素直になれない私を許して!!
朱雀 : 本当に五月蝿い人ですね。帰りに彼女の好きなお菓子と着物を御用意せねばなりません。私も帰らせて頂きます。
玄武 : はぁ、結局三十分も要らなかったね。でもまあ、みんな満足してたなら、それでいっか。僕も早くユキジに抱っこして欲しい。
朱雀 : おや、もう隠さないのですね?
玄武 : バレてるならもう隠す必要も無いでしょ。疲れた……。
白虎 : そんじゃ、次の定期報告会で会おうぜ!またな!
風の巻き起こる音と同時に白虎が退場。
青龍 : はぁ、リュウタロウ!今から帰るからね!が、頑張って今日は素直になるわ!で、出来ないかもだけど!それじゃあね!
白虎同様、風の巻き起こる音で退場。
朱雀 : 私は一度下界に降りて、着物と簪を見てきますが、玄武はどう致しますか?共にどうでしょう?ユキジくんにお似合いの着物とか、見てみませんか?
玄武 : ん、僕はいい。昨日買ったばっかだし。
朱雀 : へぇ?貴方も大概、ユキジくんに甘いものです。では、また次の定期報告会でお会いしましょう。
白虎、青龍同様に退場。
玄武 : はぁ、疲れた……僕も、帰ろっと。
ポムっと、柔らかい音が響き、玄武の屋敷につく。悲しげに俯いている可愛いユキジを眺めて。
玄武 : ……ただいま、ユキジ。
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「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選
上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。
一人用の短い恋愛系中心。
【利用規約】
・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。
・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。
・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。
声劇・シチュボ台本たち
ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。
声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。
使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります)
自作発言・過度な改変は許可していません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
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