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豪雨の夜‐1※
しおりを挟むフェリクスの上に跨り見下ろすと、彼は耳まで赤くなっている。それが、酒に酔っているからなのか恥ずかしさ故かは判断がつかない。
フェリクスはごくりと唾を飲み込んだ。
「なんてね…流石に、これはまずいわね…冗談よ?」
降りようとすると、バスローブの袷をぐいっと引かれて前に倒れ込んだ。
フェリクスの上に倒れ込んだ拍子に唇と唇がぶつかる。
「痛っ……ふっ……んん!」
そのまま唇が強く押し付けられる。
目を見開き、離れようと腕を突っ張ろうとするが背中に腕を回され抱き締められる。フェリクスのあの華奢な体のどこに、こんな力があったのかと思うくらい強い力で身動きが取れない。
必死になってどうにか顔を横にそむけた。
やっと唇が離され乱れた呼吸を繰り返す。
「ちょっと……なに……」
「僕は、もう大人だよ…」
「わかっているから…もう、酔っ払い!離して」
「嫌だ……僕を子供だと思っているから出来ないの?」
「だから、子供だなんて思っていないってば…」
「…なら、出来るよね?」
売り言葉に買い言葉だ。
相手は美少年。
いや、童顔美青年。
相手として不足はない。
妙なスイッチが入った。
経験豊富とまではいかないが、私だって一応恋人のいた時もあったし一通り経験は済ませている。
「分かった」
私はゆっくり上半身を起こすと、横になっているフェリクスの手を引き起こした。
「ベッドでしましょ」
そのまま彼の手を引きベッドに連れていき押し倒した。すぐ隣に彼の方を向いて横になるとフェリクスも態勢を変え私の方に体を向けた。見つめ合い、彼の後頭部に手をまわし引き寄せ私からキスをした。
さっきのぶつかるだけの乱暴なキスとは違って、ゆっくりと口づけると感触を確かめるように何度も繰り返した。
「フェリクス、舌出して……」
目を瞑っていたフェリクスは薄眼を開け、うっとりとした表情のまま舌を出した。
彼の濡れた赤い舌に自分の舌を這わせる。
お互いに舌を絡ませ弾くように弄ぶ。
フェリクスは我慢ならないというように私の頭を両手で掴み、舌を絡ませながら唇を塞いだ。
それが合図になり私は自分のバスローブを脱ぎ、彼のバスローブの紐をほどくと前をはだけさせた。下着は洗濯してバスルームに干してあるため私もフェリクスも中は何も着けていなかった。
チュッと音がして唇が離れると、彼の視線は私の二つのふくらみへと注がれる。
多分、平均より少し大きめの私の胸は揉みごたえがあるのか両手で鷲掴みにすると夢中で捏ね繰り回す。
正直、フェリクスの揉み方は力が入り過ぎていて痛くて全然気持ち良くない。
「フェリクス、痛い…もう少し優しく触って」
「ごめん…」
しゅんと耳を垂らした子犬の様なフェリクスが可愛くて仕方ない。
「大丈夫だから」
そっとフェリクスの頭を撫でてやると気を取り直したのか、鷲掴みにしていた胸を撫でるように触り始めた。
「リディ…おっぱい…吸いたい…いい?」
「うん、吸って……」
美少年改め童顔美青年は芯を持ち赤くなったふくらみの先端を口に含むと、赤ちゃんみたいにチュッチュと吸い続ける。美少年の容姿を持つ彼のこんな姿は淫靡で…いけないことしているような気分になり子宮の辺りが甘く疼く。
「んん…ぁ…ん」
鼻にかかるような甘い声が漏れてしまい恥ずかしくなる。
舐めたり吸われたりしている間、彼の頭をそっと抱きしめ優しく髪を撫で続けた。
フェリクスは舐めながら…ちらりと私を見上げ子供のように安心したような、どこか満足そうな顔をした。
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