2 / 21
甘い夜の時間
しおりを挟む「あんっ......だめぇ......見ないで......あっ!」
光琉は枕に顔を埋めながら必死にだめだめと訴える。
「なんでだ? かわいい。綺麗だ」
熱のこもった声で近衛がそう囁く。光琉はベッドにうつぶせになり腰だけを高く持ち上げられていた。
足元に感じる近衛の気配、その視線が光琉の秘所に注がれているのを感じて光琉は恥ずかしさで体を見悶えさせる。
「やだっ......このえせ......んんっ......」
恥ずかしいと名前を呼ぼうとするが、指が後孔の淵をなぞってそれは叶わなくなる。
「あっ、あ、あん、あぁ......」
そのまま指が中に忍ばされ、代わりに光琉の口からは大きな嬌声が漏れた。
「ふふ、かわいい光琉。気持ちいいな......」
「んぁっ......」
言いながら深く指を差し込まれ、光琉の腰が揺れる。もっとというように光琉の後ろが、キュッと近衛の指を締め付けた。
「光琉はほんと素直でかわいい。堪んない」
可愛い反応に、近衛がチュッと光琉のお尻の丸まりに口付け舐め上げる。
「ひゃぁっ......」
予期せぬ場所への愛撫に、光琉は体を大きく震わせた。背筋にぞくぞくと快感が駆け上がって光琉は強く枕を握りしめた。
「いい反応。もっと可愛い声聞かせて」
声に嬉しさを滲ませて、近衛が何度もお尻にキスをする。舌が丸まりをくすぐり舐め上げ、そして。
光琉の後孔をペロリと舐めた。
「うそ! 近衛先輩!」
あまりのことに光琉は大きく叫ぶ。
「んー?」
そんな光琉に構わず、近衛はそこにキスを落とし、何度も舌でなぞる。
「やぁ......んっんっ、あぁ......」
舌が動くたび、お腹の奥が疼くような快感が突き抜けて光琉は口を押えてそれに堪える。
「だめぇ......せんぱっ......きたないからぁ......」
だけど近衛にそんなところを舐めさせるわけにはいけなくて、快感に震える体を叱咤して、どうにか近衛を静止しようとする。
「ん、汚く、ない......」
後孔を愛撫しながら、近衛が返事をする。
「いつも俺が、ひかるの色んなとこ、食べる、から、風呂ですごく綺麗にしてくれてるもんな」
「っ! んんっ、あっ......」
近衛の言葉に甘い声を零しながら光琉は赤くなる。毎日行為があるというわけではないが、いつそうなってもいいように入浴の際はいつも念入りに光琉は自分の体を洗っていた。
まさか気付かれていたなんて、恥ずかしくて光琉の白い肌が一気に赤く染まった。
「だから、安心して気持ちよくなれよ。ひかる......」
「ああっ......あっあ―――ー!」
舌が深く後ろに突き入れられる。それと同時に近衛の手が、光琉の双玉を揉み込んで、光琉はあられもない声を上げ白濁を放った。
「あ......んっ......ふぁ......」
はぁはぁと息を吐いて快感の余韻に堪える。
「あっ......だめぇ......あぁっ」
すると近衛が中に指を入れ、光琉の感じるところを刺激する。快感の余韻が引かないまま、新しい快感を与えられて光琉は大きく背中を仰け反らせた。
「ひかる。かわいい。すきだ。ひかる」
「っ......ひぁ......んーー」
近衛が体を伸び上がらせ、耳元で囁く。中を愛撫され、耳元で愛の言葉の雨を降らされ、痺れるような快感が駆け抜けた。体も心も甘く弛緩して何も考えられなくなる。光琉は枕を抱きしめ、強すぎる快感に身を震わせた。
近衛は光琉が初めてだと言った、もちろん光琉も近衛が初めてだ。ということは経験した行為の回数は光琉と同じになる。なのに何故こうも経験値が違うように感じるのか。初めての時に近衛が言った『体の構造に関しては、人より知識がある』という言葉は、伊達ではなかった。いつも光琉はとろとろに溶かされ、めちゃくちゃ感じさせられてしまう。一度拗ねるようにそれを近衛に言ったら『知識だけじゃなくて、愛情もたっぷりあるからな』と嬉しそうに返された。
体を重ねるたびに上手くなっていく近衛に、光琉は蕩けさせられるしかなくて。
光琉は枕にしがみついて、快感に堪えていた。すると近衛がそれを掴んだ。
「俺以外に抱きつかないで......ひかる」
「ふ......」
耳元で切なげに囁かれ、甘い吐息が零れる。
震える体を叱咤して、光琉は枕離し仰向けになると近衛にぎゅうっと抱きついた。
「光琉......」
そんな光琉に近衛が息を飲むように名前を呼ぶ。そして次の瞬間とても嬉しそうに笑顔になった。
光琉を抱きしめて、近衛が体を起こす。抱きしめられたまま、光琉は近衛の太ももに向き合うように座る体勢になる。
「いい子だな光琉......いっぱい気持ちよくしてやる......」
熱い近衛の吐息が耳元にかかる。
「ほら、支えてあげるから。入れられるか?」
「うん」
近衛の言葉に、熱に浮かされた光琉は素直に頷く。
スウェットを下げ、近衛が自身を取り出す。大きく反り立つそれに、光琉はこくんと喉を鳴らした。
近衛の大きな手が光琉を支えてくれる。光琉は近衛のペニスを掴むと、自分から後孔に宛がった。
「あ......っんっ......」
光琉はそのまま腰を下ろす。中に入ってくる温かい近衛の体温に、光琉はとろんと瞳を惚けさせた。
「んっ、んっ......」
夢中で奥まで咥えようとしたら、支える近衛の手が光琉の体を止める。
「あん......このえせんぱぁい......」
「ふふ、かわい......分かってる。だけど光琉の可愛いとこが傷つくかもしれないからゆっくり、な」
優しく甘い子で囁かれる。それだけで胸がきゅんとなって光琉の体が甘く痺れた。近衛が光琉の顔中にキスをする。
「んっ......」
その唇が、光琉の唇に重なって、キスはあっという間に深くなった。それと同時に、体を下に降ろされる。
「んぅ......ふ、んっんっんんーー」
ゆっくりと中に入ってくる近衛が、光琉の前立腺をゆっくりとなぞって、強く深い快感が光琉の体を襲った。
口の中で近衛が舌を重ねてすり合わせる。粘膜が触れ合う感触が甘くて心地いい。甘さと強い快感、二つを同時に与えられて、光琉はもう近衛に抱きつくしかできない。
「あっ......」
近衛の足が光琉のお尻に触れて、奥まで入ったのを知る。それと同時に近衛が腰を揺らし出した。
「あっあっ! ......っん......このえせんぱ、いっ......せんぱいっ......!」
近衛が腰を揺らすたびに、近衛の先が光琉の奥を刺激する。気持ちよくて堪らない、光琉は近衛にしがみついて何度も名前を呼ぶ。
「光琉......ひかる......」
呼ぶたびに近衛が答えてくれる。甘くて幸せな気持ちが全身に広がった。
「近衛先輩......もっとギュッとしてっ......」
甘え切った声で求めると、すぐに背中に近衛の
しい腕が回される。
「あっ、あっ......せんぱいっ......きもち、いっ......」
それに安心しきって、光琉は甘い嬌声を零す。中も外も近衛の温かさで包まれている、この瞬間が光琉はとても大好きで。
「ひかる。かわいい......俺のひかる......」
安心しきって、近衛の与える快感に身を委ねる光琉に、堪らないというように近衛の動きが激しくなる。
「んんっ......ああっ......このえせんぱ......んっもう......!」
「ん、一緒に......」
「あ、だめ......だめっ......イク......あ、あっんぅ......ああ――――」
「っ......ひかる......」
光琉が白濁を放つのと同時に、吐息交じりの声で名前を呼んで、光琉の中に近衛の欲望が放たれた。温かいその感触に、光琉は幸せを感じながら、強く近衛の体に抱きついた。
31
あなたにおすすめの小説
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
【完結】こじらせ半猫くんは、好きな人の前だけ可愛い―溺愛ダーリン×半猫化男子―
砂原紗藍
BL
大学生の三毛乃レンは、雨に濡れたり感情が高ぶったりすると、ふわふわの猫耳としっぽが勝手に出てしまう“半猫体質”。
誰にも知られないように隠してきたのに、気になっていた隣人・橘カナトに見られてしまう。
「お前は、そのままで可愛い」
そう言って優しく受け入れてくれるカナトに対し、レンは「別に嬉しくない」と強がる。
でも本当は――寂しがりで不安になりやすく、嫉妬も拗ねるのも止められない“無自覚メンヘラ”気質。
実はその原因は、“幼い頃に背負った傷”にあった。
半猫姿を狙われて怯えたり、危ない目に遭えば、カナトは迷わず抱き寄せて守ってくれる。
そんな溺愛に触れていくうちに、気づけば、“心も体も”カナトなしでは生きていけなくて――。
「カナトさんがいないと、やだ。置いてかないでね」
「置いていかない。絶対に」
「……約束?」
「約束するよ」
レンを守り甘やかす一方で、嫉妬や拗ねるレンにデレデレになりがちなカナト。
耳もしっぽも、心も体も――お互いを独り占めしたくて、手放せない。
こじらせ半猫男子と、一途に溺愛するダーリンの、甘々ラブストーリー。
【完結】社畜の俺が一途な犬系イケメン大学生に告白された話
日向汐
BL
「好きです」
「…手離せよ」
「いやだ、」
じっと見つめてくる眼力に気圧される。
ただでさえ16時間勤務の後なんだ。勘弁してくれ──。
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
純真天然イケメン大学生(21)× 気怠げ社畜お兄さん(26)
閉店間際のスーパーでの出会いから始まる、
一途でほんわか甘いラブストーリー🥐☕️💕
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
📚 **全5話/9月20日(土)完結!** ✨
短期でサクッと読める完結作です♡
ぜひぜひ
ゆるりとお楽しみください☻*
・───────────・
🧸更新のお知らせや、2人の“舞台裏”の小話🫧
❥❥❥ https://x.com/ushio_hinata_2?s=21
・───────────・
応援していただけると励みになります💪( ¨̮ 💪)
なにとぞ、よしなに♡
・───────────・
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。
あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。
♡♡♡
恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!
【完結】執着系幼馴染みが、大好きな彼を手に入れるために叶えたい6つの願い事。
髙槻 壬黎
BL
ヤンデレ執着攻め×鈍感強気受け
ユハン・イーグラントには、幼い頃から共に過ごしてきた幼馴染みがいる。それは、天使のような美貌を持つミカイル・アイフォスターという男。
彼は公爵家の嫡男として、いつも穏やかな微笑みを浮かべ、凛とした立ち振舞いをしているが、ユハンの前では違う。というのも、ミカイルは実のところ我が儘で、傲慢な一面を併せ持ち、さらには時々様子がおかしくなって頬を赤らめたり、ユハンの行動を制限してこようとするときがあるのだ。
けれども、ユハンにとってミカイルは大切な友達。
だから彼のことを憎らしく思うときがあっても、なんだかんだこれまで許してきた。
だというのに、どうやらミカイルの気持ちはユハンとは違うようで‥‥‥‥?
そんな中、偶然出会った第二王子や、学園の生徒達を巻き込んで、ミカイルの想いは暴走していく────
※旧題「執着系幼馴染みの、絶対に叶えたい6つの願い事。」
路地裏の王子様と秘密のカフェ ―10年ぶりに再会した親友はトップアイドルでした―
たら昆布
BL
大学生の千秋がバイト帰りの路地裏で助けたのは、今をときめくアイドル『GALAXY』のセンター、レオだった。
以来、レオは変装して千秋の働くカフェへ毎日通い詰めるようになる。
「千秋に会うと疲れなんて全部消えちゃうんだ」
トップアイドルとは思えないほど素直に懐いてくるレオに、千秋は戸惑いながらも多忙な彼を支えたいと願うようになる。
しかし、千秋はまだ知らない。
レオが10年前に「また絶対会おう」と約束して別れた泣き虫な親友の玲央本人だということに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる