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復讐悪鬼爆殺魔
しおりを挟む「本当にここで良いのかよクソッタレが…?」
私様は事前に渡された紙に書いてある住所を三度確かめてさらにもう一回確かめてみても今いるこの場所と書いてある住所は完全に一致していたわ………間違ってくれたら嬉しかったんだけどよお
治安が悪くて世紀末気味な禍西市じゃあ、良くある廃工場に私は呼び出されたわ
なんで呼び出されたってか?いつも通りの依頼でこの蛙の鳴き声が死ぬほど五月蝿い廃工場に呼び出されたんだよ!
依頼主の名前は七香新居ちゃん、年齢は16歳でマスクにサングラスに可愛らしい猫耳パーカーという不審者バリバリの怪しすぎる格好で私様の前に現れたんだぜ
「人を死なせて欲しいんですよ、一人」
体全体が電子レンジの中に突っ込まれたように全身が重く暑く、茹だるようにまとわりつく湿っぽい熱された空気の気候に神を呪う台詞を100言くらい唱えていたらクーラーがある涼しいところに行きなさいと言う天啓を受けた
私様は信仰心深い神の僕だから言う通りに五階でテラス席がある中華喫茶まで向かってテラス席だからクーラーなくてやっぱ暑いじゃんってなり団扇扇ぎながら烏龍茶飲んでいたら話かけられたんだよ
「人殺しかよ?あ“あ”?そんな簡単に言うんじゃねえよ、私様はクソ忙しいんだからよ。つーかテメエは誰だよ?」
「………七香新居って言います………私知っています、あなたはスプラッターガール蛇ですよね。金さえ積めば大体の事をやるスーサイドクラッチみたいな馬鹿で死んで欲しいと思われてる人」
「馬鹿にしてんのかよ?殺すぞ?今の私様はこの電子レンジの中に入れられたダイナマイトのように熱々で沸騰して血が上りやすくなってんだよ?つまり些細な事でキレやすい」
「それを重々承知で言います、人を一人死なせてください、金ならありますので」
そう言って七香ちゃんは猫耳パーカーのポケットから無造作にゴム(コンドームだったらよかった)で纏められた札巻を出してテーブルの上に置いた
「へー、へー、えーっと、……人一人殺すには十分な額だなだぜ」
「ちなみにそれは前金です、経費別で成功報酬も後で支払います」
「金持ちで本当に羨ましいよ、その金運を私様にも少し分けろ」
「誰があなたみたいなのに……とにかく、やるんですか?やらないんですか?」
「ディスってんじゃねえよ?やるよやる、金は欲しいからな、んでぶっ殺して欲しい奴は誰でどうしたんだよ?この私様がランプの精霊の如しに1発一瞬で簡単にぶっ殺していきましょう」
「………やってくれるのね、じゃあ殺して欲しいのはこいつなんだけどーー」
とまあクソタレ失礼な感じで依頼されてその死んで欲しい奴はこの廃工場でうろついているからサクッと殺してくれっていってたんだよ
可愛いけどムカつく態度で依頼とか受けたくねーって思ってたけど残念ながら万年金欠金に貪欲良く深い私様は受けたよ、金だよ金
「それにしても来ねえんだよなクソッタレが?ああ?いるって言ったよな?七香ちゃんよお?」
コンテナの陰で隠れてコーヒーを飲みながらぶつくさ文句を言う
さっきから一時間くらいここで待機してよ、コーヒー飲んでよ、待機してんのに一切ぶっ殺し対象はやって来ねえし物音一つ鳴らないんだよ………クソ暇過ぎて眠いわ
あれか?もういっそのことコソコソ隠れてないで飛び出して叫んで死ねえ!!!って絶叫して無理やり引き出させるか?背後からこっそり闇討ちとか考えたけどナシだ
「クソッタレが!!!!ヤンキー!!!テメエは死んで欲しい奴がいるから死ねよおおおおおおおおおおおお!!!!!」
私様はなあ!堪え性がないんだよ!だから!飛び出す!撃ってこい!殺してこい!殺してやる!!
勢いよく飛び出したけど相変わらず廃工場内は静かで私様の虚しい限りの叫び声が響いて消えただけだった
「あーうん、なんだ?居ないの?居ねえんだよなきっと、あのクソ女が言ったのは間違ってんだな?多分きっと来たくない日なんだよ。良く来る場所って言っても来ない日もあるよなうん」
頭をかく
もう面倒臭いから帰るか、そう思って鉄パイプを私の体内に肩から戻して踵を返して帰ろうとして一歩踏み出したら足元になにか感触を感じて足の裏でスイッチが入ったような感じがして足を離す
なんだあこれ?そう思った次の瞬間踏んだところが爆発して爆風で私様は吹き飛んで近距離での爆音で耳がヤられる
空中で回転して鋭い角度で地面に全身を叩きつけられて内側から肺が潰される
「クソッタレが!!!なんだよ!!!何が起きたんだよお!!爆発物?地雷か?どこの阿呆だよ私を殺しに来た奴は!!!!!」
脳が揺さぶられて足が焼かれるような強烈な痛みの中で悪態をつく
本当はもっと大量に悪態をついて神を呪って地雷を仕掛けた阿呆をぶっ殺したいという台詞を叫びたかったけど残念ながらそれは許されなかった。私様のすぐ近くの地面が赤く点滅してピピピという音が鳴る
爆弾かよ…!!
地面に仕掛けられた爆弾とは逆方向に転がり少しでも良いから逃れようとするが爆弾がキレる方が早く爆風でまた吹き飛ばされてコンテナに叩きつけられてもう一度全身に逃れることのない衝撃が襲いかかり内臓中が全部シェイクされる
あーもうダメダメ、なんか誰かが本気で殺しにかかってる
二度の爆発で工場内に充満した煙が風で流されて晴れて来る
そして晴れたところにはキャスケット帽子をかぶり右目には眼帯を付けて手榴弾ぶら下げたベストを着て右手にはデカいトリガー型のスイッチを持ってる女が出てきた
「焔火悪鬼参上、殺しに来た」
「スプラッターガール蛇だわテメエ…!てぶっ殺してやるよテメエええがああ!!!!!!!!」
吹き飛ばされた右脚を瞬時に再生してそれっぽい形を作りゆっくりと体全体に走る激痛を味わいながら立ち上がる
「そうなんだね、死ね」
悪鬼が手に持っているトリガーを引いてスイッチを入れる、私様の足元が爆破してまた吹き飛ぶ
死ね
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