ワールドアンドオンライン

武藤ケンタウロス

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ようこそワールドアンドオンラインへ

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 車が走り、鳥が飛ぶ、そして人は歩く。俺は窓の外を眺めながらぼーとする。俺の周りではがやがやと討論をしたり騒いだりしている奴もいる。すると慌しくドアが開き「おい、この企画こっちに変更しろだとよ」と息を上げながら言ってきた。「はぁ~!!、閉め切り後三日なんだよ 上はどうして今からやり直せって言うんだよ」「間に合わないよ」とあちこちから聞こえる。
「あ、あの俺がやりましょうか」
すると大勢の人が自分を見た。「お前がやるなら安心だな」「この前も締め切りぎりぎりで作り直したもんな」「たのむ」ある人は自分の手を握りある人は嬉しそうに笑っていた。
 この前だってそうだった・・・どうせ自分に押し込むつもりだったんだろ と思った。
でも、俺は今日を待ちどうしく思っていた。それは今日発売のゲームソフトだった。そのためにも早く仕事を終わらせてゲームを買わなくてはならない。どうせ押しつけられるならさっさと終わらせたほうがいい俺はそう思った。仕事が終わったのが夜の十一時頃だった。俺は車や店の光を浴びながらとぼとぼと歩く、手にはちゃんと発売されはゲームをもって・・・・ゲームの名は『ワールドアンドオンライン』
 俺は昔からゲームをするのが好きだった。特にアクション系のゲームが好きだった。そしてゲームは俺の生きがいでもあり休みの日は一日中ゲームにぼっとしたこともあった。
 家に着きさっそく新作のゲームを開け、ゲーム機にセットした。そしてテレビをつけゲーム機の電源を入れた。
しかし、テレビ画面は何も反応せず、ずっと真っ暗な状態だった。故障はないだろと思いいらいらしながらテレビを揺らした。すると、触った瞬間テレビの中に吸い込まれてしまった。
 そして、吸い込まれた後の俺の部屋は真っ暗でテレビだけが付いていた。
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