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回帰後、神々との会話

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 神々に聞きたくて、祝福をもらった、次の日にお母様にお願いして、教会に連れて行って貰うことにした。

 何かあったらは、まだないけど、私には確認したいことがあるからだ。

 教会で祈るために手を組み神々に呼びかける

《あれ、どうしたの、もうアレクと何かあったかな?》

 祝福の時に聞こえた声が頭の中で問いかけてきた
「私は……」

《僕達と話すときは、声に出さず、強く心の中で話しかけてごらん》

❨その声は芸術の神、エイリス様ですか?
 今日は聞きたいことがあり、参りました。質問してもよろしいでしょうか?
 
 神々と話せることは秘密だとおっしゃいましたが、アレク様も神々のサポートがつくのなら、アレク様とは、神様の事を話しても良いのでしょうか?
 
 次に私には回帰前の記憶がございます。

 お母様が来年、風邪をこじらせ、亡くなります。私は、それを阻止したいのですが……、それをすることによって何か、別の事がおこるのでしょうか?❩

《うん、僕はエイリスだよ。美の女神のオリビアとも話したんだけど、アレクには、シアに神々のサポートがついてる話はしてないんだよ。

 だから、シアは知らないふりをして欲しい。また、話しても良い時期になったら言うね。

 あと君の記憶があるのは、シアがツンデレの祝福で毒杯を飲んで亡くなっただろう、全能の神アウロスが哀れんでね。

 記憶があれば罠にかかることもないだろうと、シアには記憶を持たせて回帰させたんだよ。

 本来、僕達は、人の人生に関わることがない、人にプラスになるように祝福を与える。

 ただ、今回ツンデレは初めての祝福だったからね。様子をみてたんだよ。そうしたら、あんな結果になってしまってね。

 記憶があると言うのは特典だよ。僕達神は、人の生き死に関わらない、人の君は関わっても良いと言うことだよ。 

 この答え方しか出来ないけど、シアならわかるよね》

❨はい、わかりました。私はこの記憶でお母様を助けたいです。
また、祈りに来ます。ありがとうございました❩

《ああ、いつでもおいで》

 私は、エイリス様と話してたので、あっと言う間だったが、周りからは熱心に祈りを捧げていると思われたようだ。

 お母様は、昨日から私の様子がおかしいので、心配顔をしている。

 私は、とびっきりの笑顔でお母様に抱きついた。

 私の記憶でお母様の命を助けて見せる。さっそく、家に帰ってくると、何がこれから起こるか時系列に、書き出してみた。

 たしか、来年、夏を過ぎた頃から風邪が流行ってきて、秋頃には大流行したはず。

 そのため、薬が手に入らなくて、お母様は高熱に苦しんでいた。

 流行り病ではなかったけど、天候の関係で薬となる植物があまり手に入らなかったのが、原因のはず。

 対策としては、今から薬を買いだめすることと、念の為、お父様にたのんで、国外から薬草を取り寄せてもらうこと。

 理由は何にしよう。まだ、誕生日プレゼントもらってないから、薬草が欲しいとお願いしよう。

 そうだわ、薬草園でもいいわ。とにかく、お母様の薬の確保をすることに。

 アウロス様、記憶を残してくださり、ありがとうございます。

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