旦那様、離婚しても大丈夫なんですか…?

小野

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「……どうです?やっぱりないんでしょう?」

「そ、そんなことはありません!私を初めて抱いた時『愛している』と言ってくれましたし、それに……!!」


 このままじゃ大好きなシュベルク公爵が強姦魔になってしまうと思ったリーゼは必死にクリスの言葉を否定しようとする。が、リーゼの言葉を遮るようにクリスの白い手がリーゼの頬に添えられた。


「……リーゼ様、愛の無い営みはただの暴力です。それに……私なら行為の最中に何度だって貴方に愛を囁きます。キスだって何回もします。行為が終わった後も貴方の側から離れません。……それでも、私では夫として不足でしょうか?」

「っ」


 真剣なクリスの眼差しにリーゼは口を噤む。そして「どうしてそこまで私のことを…」と呟くと、クリスは困ったような笑みで笑った。


「どうして……と言われると些か困ってしまいますが……でも私は一人で公爵家の為に奮闘する貴方の姿に惹かれてしまったのです。そして、頑張る貴女を助けたいと思った。……こんな理由、おかしいでしょうか?」



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