1 / 9
一目惚れ
しおりを挟む
俺は大手電気メーカーに勤めている二宮貴史34歳だ。
今日は仕事の商談で一人横浜に出張している。
営業部に所属しており、売り込み専門の外回り部隊である。
なんとか無事に商談も終わり、早々に新幹線へ乗り込んだ。
新横浜から乗った指定席の隣には既に東京から乗っていたであろう若者が
営業マンといったスーツ姿にビジネスバッグを抱えて座っていた。
「すみません。」と一言断りを入れて席につく俺。
チラッと見る限りは反応が無い。
座席の前かごには空ビールの缶が入っていて、もう寝ているようだ。
俺も売店で買ったビールを開けながら携帯でネット情報を見ていた。
隣に座った俺の雑音が煩かったのか、隣の若者が目を覚ました。
「前、すみません。」と言って立ち上がる。トイレのようだ。
「あ、はい。」と言いながらその若者の大きさにビックリする。
あまり気にしていなかったが、身長は180cmはありそうで、体重も100kg近いように見える。
俺も最近は運動もしておらず太ってしまって90kgに届きそうな勢いであるが、
若者の身体は更に大きくスーツもピチピチとしてお腹の感じは最高にエロい。
ムチムチとした中にズシッと重そうな股間が見てわかる。
トイレに向かう若者の後ろ姿を見ながら、俺が興奮してしまいそうになる。
こんな奴と抱き合えたら最高だろうなと思いながら、また携帯に戻る。
そう、俺はゲイである。しかも俺と同じ体型のいわゆるデブ専だ。
しばらくして奴がトイレから戻ってきた。
体型もドンピシャだったが顔もドンピシャで、
イモ可愛い感じでありながら清潔そうで男前な顔立ちをしている。
その瞬間、俺はドーンと撃たれたぐらいの感覚に陥ってしまい、
俺の顔がみるみる真っ赤になっていくのがわかるほどの一目惚れだった。
「すみません。」と奴は一言断って俺の足を跨ぐ。
跨ぎながら奴がよろめいたので、咄嗟に俺は腰を支え、
「大丈夫ですか?」と聞くと奴は笑って、
「すみません、重かったでしょう?有難うございます。」
と笑顔でお礼を言う。その笑顔が更に俺のハートに突き刺さる感じがした。
「いえいえ、お酒飲まれてるようで、飲みすぎましたか?」
「いやー、まだ全然足りないっす。」
屈託なく笑うその顔とムチムチとしたボディに俺は完全に脳内のすべてを奪われた。
しばらく他愛もない話をしていたが、俺は終始ドキドキが続いている。
車内サービスが通ったところで、まだ飲みたりなかったのか
「ビールください。あとおつまみも。」と奴が声をかけた。
「じゃぁ俺もビールもらおうかな。」と合わせて買い足す。
お互いのビールが来たところで、なんとなく乾杯となった。
よっぽど待っていたのかグイグイと一気に飲んでいる。
今日は仕事の商談で一人横浜に出張している。
営業部に所属しており、売り込み専門の外回り部隊である。
なんとか無事に商談も終わり、早々に新幹線へ乗り込んだ。
新横浜から乗った指定席の隣には既に東京から乗っていたであろう若者が
営業マンといったスーツ姿にビジネスバッグを抱えて座っていた。
「すみません。」と一言断りを入れて席につく俺。
チラッと見る限りは反応が無い。
座席の前かごには空ビールの缶が入っていて、もう寝ているようだ。
俺も売店で買ったビールを開けながら携帯でネット情報を見ていた。
隣に座った俺の雑音が煩かったのか、隣の若者が目を覚ました。
「前、すみません。」と言って立ち上がる。トイレのようだ。
「あ、はい。」と言いながらその若者の大きさにビックリする。
あまり気にしていなかったが、身長は180cmはありそうで、体重も100kg近いように見える。
俺も最近は運動もしておらず太ってしまって90kgに届きそうな勢いであるが、
若者の身体は更に大きくスーツもピチピチとしてお腹の感じは最高にエロい。
ムチムチとした中にズシッと重そうな股間が見てわかる。
トイレに向かう若者の後ろ姿を見ながら、俺が興奮してしまいそうになる。
こんな奴と抱き合えたら最高だろうなと思いながら、また携帯に戻る。
そう、俺はゲイである。しかも俺と同じ体型のいわゆるデブ専だ。
しばらくして奴がトイレから戻ってきた。
体型もドンピシャだったが顔もドンピシャで、
イモ可愛い感じでありながら清潔そうで男前な顔立ちをしている。
その瞬間、俺はドーンと撃たれたぐらいの感覚に陥ってしまい、
俺の顔がみるみる真っ赤になっていくのがわかるほどの一目惚れだった。
「すみません。」と奴は一言断って俺の足を跨ぐ。
跨ぎながら奴がよろめいたので、咄嗟に俺は腰を支え、
「大丈夫ですか?」と聞くと奴は笑って、
「すみません、重かったでしょう?有難うございます。」
と笑顔でお礼を言う。その笑顔が更に俺のハートに突き刺さる感じがした。
「いえいえ、お酒飲まれてるようで、飲みすぎましたか?」
「いやー、まだ全然足りないっす。」
屈託なく笑うその顔とムチムチとしたボディに俺は完全に脳内のすべてを奪われた。
しばらく他愛もない話をしていたが、俺は終始ドキドキが続いている。
車内サービスが通ったところで、まだ飲みたりなかったのか
「ビールください。あとおつまみも。」と奴が声をかけた。
「じゃぁ俺もビールもらおうかな。」と合わせて買い足す。
お互いのビールが来たところで、なんとなく乾杯となった。
よっぽど待っていたのかグイグイと一気に飲んでいる。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる