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夢の万馬券
「ギャンブルには興味がなかったのだが、そのジャンルには『必勝ガイド』なる雑誌が複数発行されていることを知っているか?」
今夜も兄ちゃんが遠慮することなく僕の部屋に入ってきた。
「知ってるよ。パチスロ系とか競馬とかのレース系、あとロトとかでしょ?兄ちゃん、雑誌読んでやってみたくなったの?」
僕の言葉に「興味はない」と言いながら、そのジャンルの雑誌を数冊テーブルに並べた。
「しかし、雑誌を愛読するすべてのギャンブラーが一攫千金に成功していたなら、世の中が狂ってしまうだろう?そんな上手い話はないと思っている」
「そうだね。たとえば競馬で、読者全員が大穴当狙って買った時点でオッズが下がるだろうしね」
「そうだろう?俺もこのての雑誌は、『当たればラッキー』程度の攻略法ばかりだと思っていたんだ」
「うん。その結論でいいと思うよ」
なんだよ、今回はもう疑問は解消しているじゃないか。ちょっと拍子抜けしていたんだけど、兄ちゃんの言葉で僕のテンションが跳ね上がった。
「当たったんだ」
「何が?」
「データを元に自分なりに分析して、アドバイス通りに予想したら、大穴というものが的中したんだ」
「!!」
僕は兄ちゃんが並べた競馬の必勝ガイドに赤マジックで書かれた予想と、実際のレース結果をスマホで照会して確認した。
配当は、馬連で134倍・・・万馬券じゃないか !1口100円だから、100円分だけ買っても13400円に!
「兄ちゃん、スゴいよ!博才あるんじゃない?」
「そうなのか?この雑誌が適切な攻略法を提供してくれた結果だと思うが」
この人、こういう特技があったのか!こだわりすぎる性格も妙なところで役に立つじゃん!
「で、兄ちゃん。このレースいくら儲けたの?正直に教えてよ」
「1銭も儲けていない」
「は!?なんで?だって予想を検証するために馬券買ったんじゃないの?」
すると兄ちゃんは平然とこう言った。
「俺は、勝ち馬投票券(馬券)の購入方法を知らない。なぜ購入してもいないのに、配当が手に入ると思ったんだ?」
おい!なんでそこは実践してなかったんだよ!
一瞬だけ甘い夢見せてもらったよ。兄ちゃんは純粋に必勝法を検証して、その結果を親切に弟に教えてくれただけなんだよね。
あぁ、どうせ検証するなら現金賭けてほしかったよ・・・
今夜も兄ちゃんが遠慮することなく僕の部屋に入ってきた。
「知ってるよ。パチスロ系とか競馬とかのレース系、あとロトとかでしょ?兄ちゃん、雑誌読んでやってみたくなったの?」
僕の言葉に「興味はない」と言いながら、そのジャンルの雑誌を数冊テーブルに並べた。
「しかし、雑誌を愛読するすべてのギャンブラーが一攫千金に成功していたなら、世の中が狂ってしまうだろう?そんな上手い話はないと思っている」
「そうだね。たとえば競馬で、読者全員が大穴当狙って買った時点でオッズが下がるだろうしね」
「そうだろう?俺もこのての雑誌は、『当たればラッキー』程度の攻略法ばかりだと思っていたんだ」
「うん。その結論でいいと思うよ」
なんだよ、今回はもう疑問は解消しているじゃないか。ちょっと拍子抜けしていたんだけど、兄ちゃんの言葉で僕のテンションが跳ね上がった。
「当たったんだ」
「何が?」
「データを元に自分なりに分析して、アドバイス通りに予想したら、大穴というものが的中したんだ」
「!!」
僕は兄ちゃんが並べた競馬の必勝ガイドに赤マジックで書かれた予想と、実際のレース結果をスマホで照会して確認した。
配当は、馬連で134倍・・・万馬券じゃないか !1口100円だから、100円分だけ買っても13400円に!
「兄ちゃん、スゴいよ!博才あるんじゃない?」
「そうなのか?この雑誌が適切な攻略法を提供してくれた結果だと思うが」
この人、こういう特技があったのか!こだわりすぎる性格も妙なところで役に立つじゃん!
「で、兄ちゃん。このレースいくら儲けたの?正直に教えてよ」
「1銭も儲けていない」
「は!?なんで?だって予想を検証するために馬券買ったんじゃないの?」
すると兄ちゃんは平然とこう言った。
「俺は、勝ち馬投票券(馬券)の購入方法を知らない。なぜ購入してもいないのに、配当が手に入ると思ったんだ?」
おい!なんでそこは実践してなかったんだよ!
一瞬だけ甘い夢見せてもらったよ。兄ちゃんは純粋に必勝法を検証して、その結果を親切に弟に教えてくれただけなんだよね。
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