魔女の国の魔法使い

Erito

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魔女の国

魔法使い

オギャー!!!
僕の生まれた瞬間、
国中に聴きなれない奇声が響き渡ったという。
ある者は恐怖し、またある者はその声が何であるかを理解し、
久しく忘れていた、生き物の神秘を思い出す。
僕が生まれた国は、誰にも見つかる事のない深い深い海の底、「魔女の国」。
性別は女しかいない。
僕はルーク。
魔女の国に生まれた、後の魔法使いだ。


    僕は建国以来の自然出産で生まれたらしい。
まず、常識的に女だけというのがおかしな話だ。
僕が小さい頃、
「赤ちゃんは何処から来るの?」と聞いたら、
「年に一回だけね、龍さんに選ばれた者のところに空から降ってくるんだよ。」
そう言われた。
この国はあらゆる常識から逸脱している。
これはそんな国で育った、たった一人の男の子、僕の話だ。
その話をするなら、まずは話を遡る他ないだろう。
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