クーの復讐

慈眼川まる

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クーちゃんが家に来た

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クーちゃんが牛島さんの家にやって来たのは、牛島さんの両親の長女の望美が中学校に入って間もなくでした。
真っ白い毛は長めのふわふわなチンチラ。薄い青い目が透明感のある綺麗なメス猫。ちょっと、神経質で頭の良い人にあまり慣れない性格で、お家に来てからはおっかなびっくりな日々が続いた。
しかし、牛島家は猫には慣れていたのでおおらかに構えて、日々のクーちゃんの信用出来るかどうかの試す行いに忍耐強くいた。
ある日お母さんはクーちゃんに
「クーちゃん、もうこれ以上粗相したら本当に怒るよ」とか
そのうち「コラッ、クーちゃんもうダメ」
最後には「もう駄目だからね」
そこまで試したらある日ピタリと粗相やイタズラを止めたクーちゃん。
どうやら牛島家の人は信用出来ると思ったのかもしれない。家族の一員になったクーちゃん。
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