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二.学園ものらしい学園生活
悪役の男に就いて
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入学式の日。俺は二つの選択に迫られた。
学園での性格、陽キャか、陰キャか。
陽キャのメリットは班決めとかやりやすい。デメリットは下手すれば優等生好きな先生に目をつけられる可能性がある。
陰キャのメリットはのんびりできる。デメリットは班決めで下手すれば孤立。
はい。二択。
もう中立は取らないって決めたんだ。2度目の人生同じでは意味ないじゃん?だから。
さてどうしようか。
そう考えていたところで、この家の長男が部屋に来た。
「入るよ。ローソ。」
「あ、はーい!」
そうそう。俺の名前、ローソだったみたい。
長男が入ってくる。
「いかがなさいましたか?お兄様。」
「挨拶に。」
見送りの時にすりゃいいだろうがよと思うのは流石に失礼だろう。
「そうですか。」
俺は頷いた。
兄者は心配そうに俺を見る。
「ローソ、本当に大丈夫か…?」
「何がです?」
それは、その…と少し気が弱い兄は言い淀む。
どうせあれでしょ?俺が学園でやっていけるかどうか心配なんでしょ?
俺が王様とご対面した後、王様はいろんな改革してくれて、案外闇魔法の使い手も生きやすくなった。案外というかめちゃくちゃ。なんなら「光魔法と闇魔法は同じくらいすごい説」とか「闇魔法使える人情に熱い説」とかなんか好感的な印象の噂も増えた。
それでもまだ偏見は止まらないわけで。そりゃまだ数年間しか経ってないからね。
兄者は多分、俺が闇魔法の使い手だからなんかやなこと学校でされないかなーとか、俺が無愛想だからみんなの仲間に入らないんじゃないかなーとか心配してるんでしょ?まったくもうブラコンなんだから。
「…心配ありませんよお兄様。私は大丈夫です。」
「…大丈夫……そう言って前乗馬していた時に馬に振り下ろされたのは君だった気がするが。」
「あれも大丈夫の範疇です。」
「ますます心配になる。」
このブラコンは面倒臭い。つかブラコンじゃなくて心配性なだけなのか?まぁ何でもいいが。
養子の俺にも愛情を与えてくれるのはとてもとてもありがたいしとてもとても嬉しい事である。
だからこそこの無愛想は申し訳ない。
この表情筋さん動いてくれないんだ。
「だったらクールキャラいっちゃおー」ってやった俺も悪いけどさ。
そこから後は引かないじゃん?引いたらなんか、「昔の君は黒歴史製造機だったよね」って馬鹿にされるじゃん。
ならばもう現在進行形で黒歴史製造機になって馬鹿にされる未来というシチュエーションを作らないと決めたんだ。
行動で恩返しするから許してくれマイディアブラザー。
そんなことを思いながら、まだ心配そうな目をしている彼を部屋から出ていくのをお辞儀で見送り、俺は制服に着替え、荷物を召使様様方方にお持ちいただいて、玄関へ向かった。
学園での性格、陽キャか、陰キャか。
陽キャのメリットは班決めとかやりやすい。デメリットは下手すれば優等生好きな先生に目をつけられる可能性がある。
陰キャのメリットはのんびりできる。デメリットは班決めで下手すれば孤立。
はい。二択。
もう中立は取らないって決めたんだ。2度目の人生同じでは意味ないじゃん?だから。
さてどうしようか。
そう考えていたところで、この家の長男が部屋に来た。
「入るよ。ローソ。」
「あ、はーい!」
そうそう。俺の名前、ローソだったみたい。
長男が入ってくる。
「いかがなさいましたか?お兄様。」
「挨拶に。」
見送りの時にすりゃいいだろうがよと思うのは流石に失礼だろう。
「そうですか。」
俺は頷いた。
兄者は心配そうに俺を見る。
「ローソ、本当に大丈夫か…?」
「何がです?」
それは、その…と少し気が弱い兄は言い淀む。
どうせあれでしょ?俺が学園でやっていけるかどうか心配なんでしょ?
俺が王様とご対面した後、王様はいろんな改革してくれて、案外闇魔法の使い手も生きやすくなった。案外というかめちゃくちゃ。なんなら「光魔法と闇魔法は同じくらいすごい説」とか「闇魔法使える人情に熱い説」とかなんか好感的な印象の噂も増えた。
それでもまだ偏見は止まらないわけで。そりゃまだ数年間しか経ってないからね。
兄者は多分、俺が闇魔法の使い手だからなんかやなこと学校でされないかなーとか、俺が無愛想だからみんなの仲間に入らないんじゃないかなーとか心配してるんでしょ?まったくもうブラコンなんだから。
「…心配ありませんよお兄様。私は大丈夫です。」
「…大丈夫……そう言って前乗馬していた時に馬に振り下ろされたのは君だった気がするが。」
「あれも大丈夫の範疇です。」
「ますます心配になる。」
このブラコンは面倒臭い。つかブラコンじゃなくて心配性なだけなのか?まぁ何でもいいが。
養子の俺にも愛情を与えてくれるのはとてもとてもありがたいしとてもとても嬉しい事である。
だからこそこの無愛想は申し訳ない。
この表情筋さん動いてくれないんだ。
「だったらクールキャラいっちゃおー」ってやった俺も悪いけどさ。
そこから後は引かないじゃん?引いたらなんか、「昔の君は黒歴史製造機だったよね」って馬鹿にされるじゃん。
ならばもう現在進行形で黒歴史製造機になって馬鹿にされる未来というシチュエーションを作らないと決めたんだ。
行動で恩返しするから許してくれマイディアブラザー。
そんなことを思いながら、まだ心配そうな目をしている彼を部屋から出ていくのをお辞儀で見送り、俺は制服に着替え、荷物を召使様様方方にお持ちいただいて、玄関へ向かった。
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