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Fragrance 8-タビノカオリ-
第47話『あさひかり』
昨晩のこともあったから、絢ちゃんとは顔を合わせにくい。だから、朝食は直人さんと2人きりで食べた。直人さんにわがままを言って、絢ちゃん達と鉢合わせをしないように、お兄ちゃんに連絡してもらった。そのおかげで、部屋に戻ってくるまで絢ちゃん達とは一度も顔を合わさなかった。
「ごめんなさい、私のわがままで……」
「いえ、気にしないでください。例え、恋人であっても……一緒に居辛いときもあるでしょう。そんな方と一緒に食事をしていたら、美味しいものも美味しくなくなってしまいます」
「……ありがとうございます」
直人さんのことを抱きしめ、ようやく安心できた気がする。
「ただ、いずれは絢さんと必ず向き合いましょうね。そのときは俺もついていますので」
「……はい」
直人さんの言うとおりだよね。今朝は絢ちゃんを避けるようなことをしちゃったけれど、いずれはちゃんと向き合わないといけないよね。
ただ、絢ちゃん達から全然連絡がないことを考えると、向こうももしかしたら私達と顔を合わせるのは気まずいと思っているのかも。
――プルルッ。
私のスマートフォン……じゃないか。直人さんの方だ。
「もしもし、藍沢です」
『おはようございます、相良です』
電話をしてきているのが相良さんだからなのか、直人さんはスピーカーホンにしてくれる。
「おはようございます。何かありましたでしょうか」
『……藍沢様達とこの現状を変えようと決めまして。そのために、昨晩、ある方に……このホテルにお越しいただくことになりました』
「そうですか。ちなみに、その方は?」
『……晴実ちゃんです』
「晴実ちゃん、というのは確か自殺した水代さんの妹さんですよね」
水代さんの妹さんか。考えてみれば、今の状況を変えることができそうな人ではあるけれど。
でも、お姉さんをいじめた人がいるホテルに晴実さんを来させてしまうのは、ちょっと危険な気がするけど。氷高さんと決着を付けるということは、晴実さんがお姉さんの自殺に触れることになるだろうし。精神的に耐えることができるかどうかが心配だ。
『ええ。今日の午後に到着する予定です。晴実ちゃんが来ることについて、後ほどお話ししたいのですが』
「分かりました。俺達も相良さんに話したいことがありまして。昨晩のことなのですが……水代さんの霊が彩花と遥香さんの体に入り込んだんです」
きっと、お風呂で急に意識が無くなったのは、水代さんがこの体に入ったからだろう。
『えっ、そうなのですか? 円加の霊が……』
「ええ。俺達に色々と想いを話してくれました。ただ、夜も遅かったのでお知らせしていませんでした。申し訳ないです」
『お気になさらないでください。では、そのことを含めて、後ほどお話をしましょう。こちらの都合で申し訳ないのですが、午前9時半にロビーでもよろしいでしょうか』
「分かりました」
今は午前8時過ぎだから……あと、1時間半か。
『あと、お手数をかけてしまいますが、このことを坂井様達にもお伝えしていただいても宜しいでしょうか。私、藍沢様の携帯番号しか存じておりませんので。部屋番号は分かっていますので、私の方から内線で掛けるのも手ですが……』
「そのくらいでしたら、俺の方から伝えます。午前9時半にロビーでお話をしましょう、ということですよね」
『その通りでございます』
「じゃあ、俺の方から坂井さん達に伝えます」
『ありがとうございます。宜しくお願いいたします』
「はい。では、失礼します」
『失礼いたします』
そして、相良さんの方から通話を切った。
水代さんの妹である晴実さんがこのホテルに来るんだ。これは、今日……大きな動きがありそう。もしかしたら、今日中に氷高さんと何かしらの決着を付けることができるかもしれない。
「相良さんからでしたね。彼女、水代さんの妹さんをこのホテルに呼んだと。9時半になったらロビーで相良さんと色々話すことになりました」
「はい。でも、妹さんを呼ぶなんて。何か考えがあるからだと思いますが。ただ、お姉さんのいじめの中心となった氷高さんがいますから……水代さんではなく、妹さんが氷高さんに何かしてしまうかもしれません」
「……その可能性も否定できませんね」
お姉さんのことが大好きなら、お姉さんをいじめた中心人物である氷高さんのことを許すことはできないだろう。もし、その恨みが相当なものだったら、何か傷を負わせてしまう可能性もあるかも。
「俺達で晴実さんを支えるしかないでしょうね」
「そうですね。それに、私達がいるからこそ相良さんは妹さんのことを呼んだのかもしれませんし。サポートしていきましょう」
「ええ。ちょっとこのことを坂井さん達にも伝えたいので、坂井さんに電話しますね」
「分かりました」
そして、直人さんはお兄ちゃんのスマートフォンに電話を掛ける。お兄ちゃん達、今頃朝ご飯を食べているんだよね。
『はい、坂井です』
「藍沢です。お食事中ですか?」
『ええ、そうですが……話していただいてかまいませんよ。何かありましたか?』
「ついさっき、相良さんから電話がありまして。彼女、昨日の夜……水代さんの妹さんにこのホテルへ来るように頼んだそうです。今日の午後に到着するそうですが」
『そうですか。水代さんのことをいじめた氷高さんがいるのに、随分と思い切ったことをしますね。ただ、彼女がいてこそ決着が付くことができると考えているんでしょうね』
やっぱり、お兄ちゃんもそう思うよね。
「ええ。それで、俺達と話がしたいそうで、午前9時半にロビーに来て欲しいとのことです。そのときにでも、水代さんの霊が2人の体に入り込んだことを相良さんに話そうと思っています」
『そうですね。水代さんも色々なことを言っていましたからね。分かりました。今、3人はデザートを取りに行っているんで、戻ってきたら3人に話しておきます。午前9時半にロビーですね』
「はい、そうです。宜しくお願いします」
『はい。ちなみに、遥香の様子はどうですか? やっぱり、今もあまり元気がないですか?』
「部屋に戻ってきたら、2人きりということもあって元気ですよ。彩花や絢さんの方はどうですか?」
『今朝になって彩花さんの方は元気になりましたよ。ただ、絢さんはやっぱり昨日の電話のことがあってか、時々、元気のない表情を見せますね。そこは彩花さんや奈央がサポートしてくれています』
やっぱり、絢ちゃん……元気がないんだ。思い切って、一緒に朝ご飯を食べていれば良かったのかな。彩花さんが元気であることに安心するけど。
「分かりました」
『はい。では、また後で』
そう言って、お兄ちゃんの方から通話を切った。絢ちゃん、奈央ちゃん、彩花さんにはお兄ちゃんから伝えてもらえばいいよね。
「どうでしたか?」
「4人は朝食を食べているところでした。ですが、坂井さんに話しておいたので大丈夫です」
「そうですか」
9時半になったら、絢ちゃんと会わないといけないんだよね。うううっ、どんな顔をして会えばいいんだろう。
「相良さんと話をするまであと1時間はあります。それまでは紅茶やコーヒーを飲んでのんびりしましょう」
「……そうですね」
「遥香さんは何を飲みますか?」
「……温かいストレートティーでお願いします。砂糖を入れてください」
「分かりました」
直人さん、本当に落ち着いていて……しっかりしているなぁ。1個しか年上じゃないのが信じられないくらい。きっと、彩花さんは直人さんに引っ張ってもらって、時には支えてもらっているんだろうなぁ。
「はい、砂糖入りのストレートティーです」
「ありがとうございます」
ふぅ、とちょっとだけ冷まして、直人さんの淹れてくれた温かい紅茶を飲む。
「……美味しいです」
まだまだ暑い夏だけど、温かいものを飲むと心が落ち着くな。絢ちゃんと会うことが不安だと思うのも事実だけど、これまでと変わらずに接することができるように、それまではゆっくりと過ごすことにしよう。
「ごめんなさい、私のわがままで……」
「いえ、気にしないでください。例え、恋人であっても……一緒に居辛いときもあるでしょう。そんな方と一緒に食事をしていたら、美味しいものも美味しくなくなってしまいます」
「……ありがとうございます」
直人さんのことを抱きしめ、ようやく安心できた気がする。
「ただ、いずれは絢さんと必ず向き合いましょうね。そのときは俺もついていますので」
「……はい」
直人さんの言うとおりだよね。今朝は絢ちゃんを避けるようなことをしちゃったけれど、いずれはちゃんと向き合わないといけないよね。
ただ、絢ちゃん達から全然連絡がないことを考えると、向こうももしかしたら私達と顔を合わせるのは気まずいと思っているのかも。
――プルルッ。
私のスマートフォン……じゃないか。直人さんの方だ。
「もしもし、藍沢です」
『おはようございます、相良です』
電話をしてきているのが相良さんだからなのか、直人さんはスピーカーホンにしてくれる。
「おはようございます。何かありましたでしょうか」
『……藍沢様達とこの現状を変えようと決めまして。そのために、昨晩、ある方に……このホテルにお越しいただくことになりました』
「そうですか。ちなみに、その方は?」
『……晴実ちゃんです』
「晴実ちゃん、というのは確か自殺した水代さんの妹さんですよね」
水代さんの妹さんか。考えてみれば、今の状況を変えることができそうな人ではあるけれど。
でも、お姉さんをいじめた人がいるホテルに晴実さんを来させてしまうのは、ちょっと危険な気がするけど。氷高さんと決着を付けるということは、晴実さんがお姉さんの自殺に触れることになるだろうし。精神的に耐えることができるかどうかが心配だ。
『ええ。今日の午後に到着する予定です。晴実ちゃんが来ることについて、後ほどお話ししたいのですが』
「分かりました。俺達も相良さんに話したいことがありまして。昨晩のことなのですが……水代さんの霊が彩花と遥香さんの体に入り込んだんです」
きっと、お風呂で急に意識が無くなったのは、水代さんがこの体に入ったからだろう。
『えっ、そうなのですか? 円加の霊が……』
「ええ。俺達に色々と想いを話してくれました。ただ、夜も遅かったのでお知らせしていませんでした。申し訳ないです」
『お気になさらないでください。では、そのことを含めて、後ほどお話をしましょう。こちらの都合で申し訳ないのですが、午前9時半にロビーでもよろしいでしょうか』
「分かりました」
今は午前8時過ぎだから……あと、1時間半か。
『あと、お手数をかけてしまいますが、このことを坂井様達にもお伝えしていただいても宜しいでしょうか。私、藍沢様の携帯番号しか存じておりませんので。部屋番号は分かっていますので、私の方から内線で掛けるのも手ですが……』
「そのくらいでしたら、俺の方から伝えます。午前9時半にロビーでお話をしましょう、ということですよね」
『その通りでございます』
「じゃあ、俺の方から坂井さん達に伝えます」
『ありがとうございます。宜しくお願いいたします』
「はい。では、失礼します」
『失礼いたします』
そして、相良さんの方から通話を切った。
水代さんの妹である晴実さんがこのホテルに来るんだ。これは、今日……大きな動きがありそう。もしかしたら、今日中に氷高さんと何かしらの決着を付けることができるかもしれない。
「相良さんからでしたね。彼女、水代さんの妹さんをこのホテルに呼んだと。9時半になったらロビーで相良さんと色々話すことになりました」
「はい。でも、妹さんを呼ぶなんて。何か考えがあるからだと思いますが。ただ、お姉さんのいじめの中心となった氷高さんがいますから……水代さんではなく、妹さんが氷高さんに何かしてしまうかもしれません」
「……その可能性も否定できませんね」
お姉さんのことが大好きなら、お姉さんをいじめた中心人物である氷高さんのことを許すことはできないだろう。もし、その恨みが相当なものだったら、何か傷を負わせてしまう可能性もあるかも。
「俺達で晴実さんを支えるしかないでしょうね」
「そうですね。それに、私達がいるからこそ相良さんは妹さんのことを呼んだのかもしれませんし。サポートしていきましょう」
「ええ。ちょっとこのことを坂井さん達にも伝えたいので、坂井さんに電話しますね」
「分かりました」
そして、直人さんはお兄ちゃんのスマートフォンに電話を掛ける。お兄ちゃん達、今頃朝ご飯を食べているんだよね。
『はい、坂井です』
「藍沢です。お食事中ですか?」
『ええ、そうですが……話していただいてかまいませんよ。何かありましたか?』
「ついさっき、相良さんから電話がありまして。彼女、昨日の夜……水代さんの妹さんにこのホテルへ来るように頼んだそうです。今日の午後に到着するそうですが」
『そうですか。水代さんのことをいじめた氷高さんがいるのに、随分と思い切ったことをしますね。ただ、彼女がいてこそ決着が付くことができると考えているんでしょうね』
やっぱり、お兄ちゃんもそう思うよね。
「ええ。それで、俺達と話がしたいそうで、午前9時半にロビーに来て欲しいとのことです。そのときにでも、水代さんの霊が2人の体に入り込んだことを相良さんに話そうと思っています」
『そうですね。水代さんも色々なことを言っていましたからね。分かりました。今、3人はデザートを取りに行っているんで、戻ってきたら3人に話しておきます。午前9時半にロビーですね』
「はい、そうです。宜しくお願いします」
『はい。ちなみに、遥香の様子はどうですか? やっぱり、今もあまり元気がないですか?』
「部屋に戻ってきたら、2人きりということもあって元気ですよ。彩花や絢さんの方はどうですか?」
『今朝になって彩花さんの方は元気になりましたよ。ただ、絢さんはやっぱり昨日の電話のことがあってか、時々、元気のない表情を見せますね。そこは彩花さんや奈央がサポートしてくれています』
やっぱり、絢ちゃん……元気がないんだ。思い切って、一緒に朝ご飯を食べていれば良かったのかな。彩花さんが元気であることに安心するけど。
「分かりました」
『はい。では、また後で』
そう言って、お兄ちゃんの方から通話を切った。絢ちゃん、奈央ちゃん、彩花さんにはお兄ちゃんから伝えてもらえばいいよね。
「どうでしたか?」
「4人は朝食を食べているところでした。ですが、坂井さんに話しておいたので大丈夫です」
「そうですか」
9時半になったら、絢ちゃんと会わないといけないんだよね。うううっ、どんな顔をして会えばいいんだろう。
「相良さんと話をするまであと1時間はあります。それまでは紅茶やコーヒーを飲んでのんびりしましょう」
「……そうですね」
「遥香さんは何を飲みますか?」
「……温かいストレートティーでお願いします。砂糖を入れてください」
「分かりました」
直人さん、本当に落ち着いていて……しっかりしているなぁ。1個しか年上じゃないのが信じられないくらい。きっと、彩花さんは直人さんに引っ張ってもらって、時には支えてもらっているんだろうなぁ。
「はい、砂糖入りのストレートティーです」
「ありがとうございます」
ふぅ、とちょっとだけ冷まして、直人さんの淹れてくれた温かい紅茶を飲む。
「……美味しいです」
まだまだ暑い夏だけど、温かいものを飲むと心が落ち着くな。絢ちゃんと会うことが不安だと思うのも事実だけど、これまでと変わらずに接することができるように、それまではゆっくりと過ごすことにしよう。
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