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Fragrance 8-タビノカオリ-
第55話『許せない人』
俺は藍沢さんや晴実さんと一緒に2階のカフェへと向かう。
まだ、チェックインの時間になっておらず、連泊の客もプールや海で泳いだり、ツアーで観光したりしている客が多いのか、カフェの中にはほとんど人がいない。
カフェに入ったけれど、俺が一番年上だし、バイトで稼いだお金がまだ残っているので2人の飲み物代を奢ることにしよう。
俺と藍沢さんはアイスコーヒー、晴実さんはホットレモンティーを頼んだ。
「すみません、俺まで奢ってもらっちゃって」
「気にしないでください。それに、藍沢さんには一昨日、ウォータースライダーで意識を失ったときに助けてもらったお礼もありますし」
「……そうですか」
藍沢さんがいなかったら、俺は今頃どうなっていたことか。
「お待たせしました。アイスコーヒーとホットレモンティーです」
さすがに、飲み物だけあって注文してから早い時間で来たな。この店の若い女性がアイスコーヒーとホットレモンティーをテーブルに置いた。
さっそく、アイスコーヒーを飲む。さすがに家で飲むインスタントコーヒーや缶コーヒーとは違って美味しいな。
「……さっそくですが本題に入りましょうか、晴実さん」
「そうですね、坂井さん」
俺と藍沢さんだけに話したいことが何なのかずっと気になっていた。女性にはなかなか話しにくいことなのかなぁ。まずは晴実さんの話を聞くことにするか。
「……悠子さんから聞いているかもしれませんが、私は姉がこのホテルで自殺した2年後に生まれました」
「ええ。水代さんが亡くなった悲しみを乗り越えた御両親が、もう一度、子供を育てたいと決めてできた人だと、相良さんからは聞いています」
藍沢さんがそう言うと、晴実さんは俯いてしまう。
「……じゃあ、あの話も聞いているんですね。私が初めてお姉ちゃんのことを両親から話されたときに泣いてしまったことを……」
「……はい。自分は水代さんの代わりでしかないのかと……」
泣きじゃくったんだよな、確か。そういった過去があるんだったら、やはり晴実さんには協力してもらわず、せいぜい、見守ってくれるくらいの方がいいのかなと思っている。
「今でも時々思います。私は水代晴実ではなく、水代円加の代わりに生まれてきた女の子でしかないと。自分自身が何者なのか分からなくなるときがあるんです」
「……なるほど」
それはつまり、水代晴実として生きるべきなのか、それとも水代円加の代わり者として生きるべきなのかどうか迷っているとも言えそうだ。
「20年前、このホテルでお姉ちゃんが自殺しなければ、きっと私は生まれてこなかったでしょう。ですから、お姉ちゃんの自殺の代償として私が姿を現せば、氷高さんに何らかの精神的なダメージを与えることができるかもしれません」
「代償だなんてとんでもない。確かに、御両親がもう一度子供を作って育てようと思ったきっかけがお姉さんの自殺かもしれませんが……晴実さんは晴実さんだと思います。お姉さんの代わりだなんて……」
藍沢さんがそう言うと、
「それなら、私が生まれる前に姉が亡くなったと一言言えばいいじゃないですか。それなのに、お姉ちゃんが自殺したいきさつを詳しく説明され、もう一度、子供を育てたいと言ったんですよ。お姉ちゃんがいないから私ができたようなものじゃないですか!」
晴実さんは涙をこぼしながらそう言い放った。
なるほど、御両親がお姉さんのことを詳しく話してしまったために、自分がお姉さんの代わりだという印象を抱いてしまったのか。
「……ホームビデオを見てお姉ちゃんは素敵な女の子だと思いました。ですから、お姉ちゃんのような子供をもう一度持ちたいと願った両親のことは納得できます」
「晴実さん……」
「ですから、お姉ちゃんを自殺に追い込んだ人達を許しません」
そう言って涙を拭った晴実さんは鋭い目つきをしていた。自分のことが分からなくなるときはあっても、お姉さんのことを傷つけた人達のことを許さない、って気持ちははっきりしているのか。
「藍沢さん、何だか……違和感を抱きませんか? 今の晴実さんの言葉に……」
「えっ? そうですか?」
藍沢さんは……抱かないのかな、今の晴実さんの言葉に違和感を。それとも、単に俺が聞き間違いをしたのかな。
ただ、藍沢さんのことを見ると、彼は真剣な表情をして、
「自殺に追い込んだ人、達……ですか。坂井さん」
落ち着いた口調でそう言った。やっぱり、俺の聞き間違いじゃなかったんだ。
「そうです、藍沢さん。俺達は氷高さんと出会ってから、水代さんを自殺に追い込んだのは氷高さんの1人だけのせいだと思い込んでいました。氷高さんと決着を付けることも考えていたので、その思い込みが更に深まってしまいました」
「ええ。ですが……実際にあったことを振り返れば、晴実さんが恨みを抱いてもおかしくない相手が1人いますね」
「藍沢さんも気付いていただけましたか」
もしかして、晴実さんはそのことを話したいから俺と藍沢さんをロビーから離れたところに連れ出したのかな。
「晴実さん。あなたが許せない人は、氷高さんと相良さんですね」
藍沢さんがそう言うと、晴実さんは真剣な表情をしてしっかりと頷いた。
「……そうです。私が許せない人は……氷高裕美さんと相良悠子さんです。氷高さんはもちろん、お姉ちゃんのことをいじめた中心人物だからです。そして、悠子さんは……お姉ちゃんのことを追い詰めたからです。このホテルの近くの浜辺で氷高さんと出会ってしまったからって、自分中心に考えてお姉ちゃんのことを振ったんです。だから、お姉ちゃんは孤独になってしまい、追い詰められて自殺するしかなかったんですよ!」
これまでで一番大きな声で晴実さんはそう言った。この様子だと、晴実さんは氷高さんよりも相良さんへの恨みの方が強いように思える。
水代さんの心を傷つけた中心人物の氷高さん、そして水代さんを追い詰めた相良さんのことが許せない……か。氷高さん達にいじめられていても、相良さんが別れようと言わなければ、自殺はせずに今も生きていたと考えているのかも。
今、ここで俺と藍沢さんの2人で、相良さんが何も悪くないと彼女に分かってもらうのは難しそうだ。一旦、今は氷高さんのことだけに集中して、相良さんについては氷高さんと決着を付けてから話し合うのが良さそうだ。
「確かに、あの日……悠子ちゃんに別れを切り出されて、彼女が部屋を出ていった。そのとき、死んでもいいかなって思ったんだよ、晴実」
そう言ったのは、俺達にコーヒーや紅茶を運んできてくれた女性店員だった。まさか、彼女に――。
「あなた、水代さんですか?」
俺がそう問いかけると、店員さんはニコッと笑う。
「そう、正解だよ、坂井君。また来ちゃった。あなた達の様子を見守らせてもらっていたけれど、ここは私自身から言っておきたいと思ってね。それに、自分が亡くなった後に生まれた妹と話してみたかったし」
「そう、ですか……」
やっぱり、水代さんは俺達の様子を見守っていたのか。ただ、こうして誰かに憑依して俺達に話しかけたということは、水代さんは晴実さんに伝えたいことがあるんだろう。
「お姉ちゃん、なの……?」
晴実さん、驚いているからなのか目を見開いている。
そうか、晴実さんは水代さんが誰かに憑依しているところを見るのは初めてなのか。そして、水代さんと話すことも。
「ええ、そうよ。初めまして、で合っているかな。私……20年前にこのホテルで自殺をした水代円加です」
「初めまして。おねえ、ちゃん……」
そう言って流した涙に込められていたのは嬉しさなのか、悲しさなのか。それとも、怒りなのか。晴実さんは泣きながら水代さんのことを抱きしめた。
普通なら決して出会うことのできない姉妹が、他人の体を借りながらも出会うことができたのだ。そして、話をすることも。
「ううっ……」
「……そんなに嬉しかったのかな。まあ、この体に憑依したときに、店長から休憩をもらったから、ちょっとの間はみんなと話していて大丈夫だよ。それに、晴実……ずっと、色々なことを抱え込んでいたようだから、少しでも無くしてあげなきゃ」
晴実さんの頭を撫でる様子は、まさしく悲しむ妹を優しく包み込む姉のよう。それはとても微笑ましく、価値ある光景なのであった。
まだ、チェックインの時間になっておらず、連泊の客もプールや海で泳いだり、ツアーで観光したりしている客が多いのか、カフェの中にはほとんど人がいない。
カフェに入ったけれど、俺が一番年上だし、バイトで稼いだお金がまだ残っているので2人の飲み物代を奢ることにしよう。
俺と藍沢さんはアイスコーヒー、晴実さんはホットレモンティーを頼んだ。
「すみません、俺まで奢ってもらっちゃって」
「気にしないでください。それに、藍沢さんには一昨日、ウォータースライダーで意識を失ったときに助けてもらったお礼もありますし」
「……そうですか」
藍沢さんがいなかったら、俺は今頃どうなっていたことか。
「お待たせしました。アイスコーヒーとホットレモンティーです」
さすがに、飲み物だけあって注文してから早い時間で来たな。この店の若い女性がアイスコーヒーとホットレモンティーをテーブルに置いた。
さっそく、アイスコーヒーを飲む。さすがに家で飲むインスタントコーヒーや缶コーヒーとは違って美味しいな。
「……さっそくですが本題に入りましょうか、晴実さん」
「そうですね、坂井さん」
俺と藍沢さんだけに話したいことが何なのかずっと気になっていた。女性にはなかなか話しにくいことなのかなぁ。まずは晴実さんの話を聞くことにするか。
「……悠子さんから聞いているかもしれませんが、私は姉がこのホテルで自殺した2年後に生まれました」
「ええ。水代さんが亡くなった悲しみを乗り越えた御両親が、もう一度、子供を育てたいと決めてできた人だと、相良さんからは聞いています」
藍沢さんがそう言うと、晴実さんは俯いてしまう。
「……じゃあ、あの話も聞いているんですね。私が初めてお姉ちゃんのことを両親から話されたときに泣いてしまったことを……」
「……はい。自分は水代さんの代わりでしかないのかと……」
泣きじゃくったんだよな、確か。そういった過去があるんだったら、やはり晴実さんには協力してもらわず、せいぜい、見守ってくれるくらいの方がいいのかなと思っている。
「今でも時々思います。私は水代晴実ではなく、水代円加の代わりに生まれてきた女の子でしかないと。自分自身が何者なのか分からなくなるときがあるんです」
「……なるほど」
それはつまり、水代晴実として生きるべきなのか、それとも水代円加の代わり者として生きるべきなのかどうか迷っているとも言えそうだ。
「20年前、このホテルでお姉ちゃんが自殺しなければ、きっと私は生まれてこなかったでしょう。ですから、お姉ちゃんの自殺の代償として私が姿を現せば、氷高さんに何らかの精神的なダメージを与えることができるかもしれません」
「代償だなんてとんでもない。確かに、御両親がもう一度子供を作って育てようと思ったきっかけがお姉さんの自殺かもしれませんが……晴実さんは晴実さんだと思います。お姉さんの代わりだなんて……」
藍沢さんがそう言うと、
「それなら、私が生まれる前に姉が亡くなったと一言言えばいいじゃないですか。それなのに、お姉ちゃんが自殺したいきさつを詳しく説明され、もう一度、子供を育てたいと言ったんですよ。お姉ちゃんがいないから私ができたようなものじゃないですか!」
晴実さんは涙をこぼしながらそう言い放った。
なるほど、御両親がお姉さんのことを詳しく話してしまったために、自分がお姉さんの代わりだという印象を抱いてしまったのか。
「……ホームビデオを見てお姉ちゃんは素敵な女の子だと思いました。ですから、お姉ちゃんのような子供をもう一度持ちたいと願った両親のことは納得できます」
「晴実さん……」
「ですから、お姉ちゃんを自殺に追い込んだ人達を許しません」
そう言って涙を拭った晴実さんは鋭い目つきをしていた。自分のことが分からなくなるときはあっても、お姉さんのことを傷つけた人達のことを許さない、って気持ちははっきりしているのか。
「藍沢さん、何だか……違和感を抱きませんか? 今の晴実さんの言葉に……」
「えっ? そうですか?」
藍沢さんは……抱かないのかな、今の晴実さんの言葉に違和感を。それとも、単に俺が聞き間違いをしたのかな。
ただ、藍沢さんのことを見ると、彼は真剣な表情をして、
「自殺に追い込んだ人、達……ですか。坂井さん」
落ち着いた口調でそう言った。やっぱり、俺の聞き間違いじゃなかったんだ。
「そうです、藍沢さん。俺達は氷高さんと出会ってから、水代さんを自殺に追い込んだのは氷高さんの1人だけのせいだと思い込んでいました。氷高さんと決着を付けることも考えていたので、その思い込みが更に深まってしまいました」
「ええ。ですが……実際にあったことを振り返れば、晴実さんが恨みを抱いてもおかしくない相手が1人いますね」
「藍沢さんも気付いていただけましたか」
もしかして、晴実さんはそのことを話したいから俺と藍沢さんをロビーから離れたところに連れ出したのかな。
「晴実さん。あなたが許せない人は、氷高さんと相良さんですね」
藍沢さんがそう言うと、晴実さんは真剣な表情をしてしっかりと頷いた。
「……そうです。私が許せない人は……氷高裕美さんと相良悠子さんです。氷高さんはもちろん、お姉ちゃんのことをいじめた中心人物だからです。そして、悠子さんは……お姉ちゃんのことを追い詰めたからです。このホテルの近くの浜辺で氷高さんと出会ってしまったからって、自分中心に考えてお姉ちゃんのことを振ったんです。だから、お姉ちゃんは孤独になってしまい、追い詰められて自殺するしかなかったんですよ!」
これまでで一番大きな声で晴実さんはそう言った。この様子だと、晴実さんは氷高さんよりも相良さんへの恨みの方が強いように思える。
水代さんの心を傷つけた中心人物の氷高さん、そして水代さんを追い詰めた相良さんのことが許せない……か。氷高さん達にいじめられていても、相良さんが別れようと言わなければ、自殺はせずに今も生きていたと考えているのかも。
今、ここで俺と藍沢さんの2人で、相良さんが何も悪くないと彼女に分かってもらうのは難しそうだ。一旦、今は氷高さんのことだけに集中して、相良さんについては氷高さんと決着を付けてから話し合うのが良さそうだ。
「確かに、あの日……悠子ちゃんに別れを切り出されて、彼女が部屋を出ていった。そのとき、死んでもいいかなって思ったんだよ、晴実」
そう言ったのは、俺達にコーヒーや紅茶を運んできてくれた女性店員だった。まさか、彼女に――。
「あなた、水代さんですか?」
俺がそう問いかけると、店員さんはニコッと笑う。
「そう、正解だよ、坂井君。また来ちゃった。あなた達の様子を見守らせてもらっていたけれど、ここは私自身から言っておきたいと思ってね。それに、自分が亡くなった後に生まれた妹と話してみたかったし」
「そう、ですか……」
やっぱり、水代さんは俺達の様子を見守っていたのか。ただ、こうして誰かに憑依して俺達に話しかけたということは、水代さんは晴実さんに伝えたいことがあるんだろう。
「お姉ちゃん、なの……?」
晴実さん、驚いているからなのか目を見開いている。
そうか、晴実さんは水代さんが誰かに憑依しているところを見るのは初めてなのか。そして、水代さんと話すことも。
「ええ、そうよ。初めまして、で合っているかな。私……20年前にこのホテルで自殺をした水代円加です」
「初めまして。おねえ、ちゃん……」
そう言って流した涙に込められていたのは嬉しさなのか、悲しさなのか。それとも、怒りなのか。晴実さんは泣きながら水代さんのことを抱きしめた。
普通なら決して出会うことのできない姉妹が、他人の体を借りながらも出会うことができたのだ。そして、話をすることも。
「ううっ……」
「……そんなに嬉しかったのかな。まあ、この体に憑依したときに、店長から休憩をもらったから、ちょっとの間はみんなと話していて大丈夫だよ。それに、晴実……ずっと、色々なことを抱え込んでいたようだから、少しでも無くしてあげなきゃ」
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