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1話 悪魔の眷属になりました。
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1話 [悪魔の眷属になりました。]
呼吸の音「ヒュー、ヒュー」
静かな病室に息苦しい呼吸の音。
個室の狭いとも広いとも言えない病室全体は酸素濃度が高い特殊な部屋になっていた。
卓哉『息が詰まる…呼吸ができているのかも今となっては分からない…』
卓哉『あぁ…死ぬのかな…俺』
そんなことばかり考えながら静かに目を瞑る。
仕舞 卓哉は生まれつき肺が弱かった、幼少期は月に1度家に帰ることが出来れば運が良かったと自分も家族も思える程に、そんな彼も身体が成長するにつれて日常的な生活を送れるくらいには身体も丈夫になっていたが、大事な仕事での資料が入った鞄をひったくり犯に取られ無理に追いかけ発作が起きた。
卓哉『なんで無理したんだろ…』
後悔するが、なってしまったのだから仕方がないと最早諦めるしか無い。
卓哉『あぁ…ぼーっとする…』
意識が遠のいていくような感覚が不意に彼を包み込む。
機械音『ピィー!!』
甲高い音が病室全体に大きく鳴る。
卓哉『これ、鳴っちゃだめなやつなのでは?』
そう思った瞬間にパツンと何かが切れる感覚がした。
…
……
………
謎の声『貴様、まだ生きたいか?』
どこから聞こえるかも分からない声が聞こえる。
謎の声『貴様に話しかけているのだ。我の問いに答えぬか!』
卓哉『なんなんだうるさいな、生きたいも何も死んだんだよ俺は!てかあんた誰だよ!』
そう死んだのだ自分でも分かる。意識が何故あるのかまでは分からないが死んだということは何故か分かる。
……ほんと誰だよ!?何よりもそこに意識は持ってかれた。
死んだはず…そう死んだはずなのだ!
声なんか聞こえるはずがないのに妙に偉そうな奴の声が聞こえる。
謎の声『ほぉ?我に向かってうるさいとな?貴様消されたいらしいな?』
やばい…地雷を踏み抜いたらしい。
ダラダラと汗が流れ出る…いや感覚での話しなんだけどね。
卓哉『あ、いや!その、なんて言うかまだ状況がよく呑み込めていないので…あの……すみませんでした!』
ここは謝ろう!何に対して謝っているのかは分からないがとにかく謝ろう!そう感じた。
謎の声『素直だな…まぁ良い貴様、死んだ自覚はあるようだな』
卓哉『はい、一応はありますけど…死神か何かですかね?』
謎の声『死神?いや我は悪魔だ、貴様を延命してやろうかと思ってな』
こいつは何を言っているのだろうか…悪魔?あの悪魔?ツノ生えてるコウモリみたいな羽生えてる?ついでにしっぽもあるのかな?まぁ、見えないから分からないのだけれど…
卓哉『いや、結構です。契約とか何するか分からないので』
延命してもらえばいいだろって?嫌だよ!何要求されるか分かったもんじゃない!大人しく死ぬよ!永遠に魂縛られるとかになったら最悪だよ!絶対にヤダね!
悪魔『つまらないやつだな…我がせっかく命をくれてやると言っておるのに…あぁ!つまらないクソみたいなやつだな貴様』
そんな言われるの?俺?別に断ってもいいだろ!俺の勝手だ!
悪魔『どうせ何を要求されるか分かったものではないと思っているのだろ』
なんでこの人俺の考えてる事分かるの?怖いんだけど…頭の中のぞき込まれたりしてるのかな…
悪魔『別に要求などないわ。我の暇つぶしだ』
卓哉『え?本当にただ延命してくれるだけ何ですか?』
悪魔『そうだ魔界の方はつまらなくてな、昔はよくやっていたケイヤクを思い出して来てみたら丁度よく死んだやつがいたのでな』
俺…ちょうど良く死んだから暇つぶしになれって言われてんの?…なんか辛い…
卓哉『え、じゃ、じゃあ本当になんのペナルティもなく私は生きることができるのですか?』
悪魔『そうだと言っておるではないか!』
やった!これは運が良かったのでは?ついでに身体の弱いところ全部治してくれないかな?そしたらまだ目指してた職にだってつけるかもしれない!
卓哉『ぜ、是非!是非お願いします!延命して欲しいです!』
悪魔『おぉ!そうでなくてはな!よし良いだろう!貴様に我が延命してやろう』
卓哉『あの、身体の悪いところって治すことも出来ますか?延命ついでに』
悪魔『ん?まぁ良いだろう、またすぐに死なれたらつまらんからな』
卓哉『ありがとうございます!』
歓喜!そう!この言葉が今最高に力を発揮するだろう!なんのペナルティーも受けずに命を貰える。こんな超お得パックがあるだろうか!?こんなに嬉しい事があるだろうか!?生まれながらに身体が悪かったせいで行けなかった登山!テーマパーク!海水浴!大型ショッピングモール!なんでも来いだ!
今この時のために今まで我慢したかいがあった!言葉では言い表せない歓喜の渦の真っ最中に、
悪魔『あ、』
嫌な予感がする…何?今の「あ、」って?まさか、いやまさかね?そんなわけないよね!アハハハハ…いやまさか…
卓哉『あの?どうしました?』
悪魔『え?あっ、いや、そのだな…えぇー』
なんだよ~さっきまで我に任せておけ!みたいだっただろ!?なんだよいきなり「え?あっ」ってはっきり言えよ~!
卓哉『あ、身体の悪いところは治せないとかですか?それとももう手遅れだったとか…』
悪魔『いや…久しぶり人間の身体を弄ったのでな…消してしまったのだ…』
ん?この自称悪魔さんなんて言った?
卓哉『あの~どういうことでしょうか?』
悪魔『貴様の身体を消し炭にしてしまったのだ……スマン』
おぉぉぉぉぉい!?何言ってくれちゃってんのこの人!?消し炭!?俺の体?てかすまんって小さく言ってんじゃねーぞ!?すみませんで許されるならポリスも何もいらねーだろ!!
卓哉『えぇーー!?!?!?』
えぇー!?まさにこれである。
悪魔『ほんと…なんか……ほんとごめん』
どうするんだよ…泣きたくなってきた、身体消し炭…お葬式の前に火葬されちゃったよ。
お父さん、お母さん、ごめんよ。俺は焼肉の時によく出る食べきれなくてそのまま網の上に置いといたらできてる黒い炭になってしまったよ。
卓哉『何してくれてるんですか!?』
悪魔『いや、下級悪魔(レーサーデーモン)以来のケイヤクだし…人間の身体を弄るのもそれ以来だし…』
最悪だよ~延命どころか昇天だよ!…いや焼天…いや!それどころじゃないよ!どうするんだよ本当に!
悪魔『うーむ…どうしたものか…』
驚愕と落胆、衝撃、色々な感情な俺を他所にしばらく悩む悪魔。
悪魔『よし!我は眷属を持たぬ主義だが貴様を最初の眷属にしてやろう!身体を作って貴様にやろう!』
…………眷属!?
え?俺は悪魔にされるの!?実質魂縛られたのと同じじゃん!最悪の想定が現実になったよ~!泣きたい…涙でないけど。
卓哉『眷属…ですか?』
悪魔『そうだ!我が魂を形作るわけではないからな、我に縛られることもない。まぁ悪いことをした。詫びというには些か軽いものにはなるが…』
なんか別に悪い話しじゃない気がするな…縛られる事はないのか…
卓哉『あの…例えば眷属になったら身体とかどうなるんですか?』
悪魔『それは貴様の理想とする身体に変わるだけだが?』
これは本当に悪い話しではない感じだ、筋肉ムキムキマッチョマンになる事だってできるはず!
卓哉『眷属にさせてください!』
悪魔『く、食い気味だな、まぁよい今回は我が悪いからな。姿は貴様が心の奥底で理想としている姿に変わるからな、良いな?』
卓哉『分かりました!』
筋肉ムキムキマッチョマン!さぁいでよ!俺に筋肉を!
そんな事を考えてる間に作ってもらった身体に魂が入るのを感じる。
バサッとした翠色の長髪、キリッとした大きい琥珀色の瞳、シュッとした眉毛…ん?なんか想像と違うぞ?俺……女の子になってないか!?はい?良かっただろって?良くないよ!元々男だぞ!?俺は!いきなり女性になりました!しかもかなり美人!わーい!なんてならねーんだよ!
卓哉『女の子になってる!?』
悪魔『ほぉ?それが貴様の理想か』
卓哉『ち、ちがぅ…』
大きな赤い瞳、人間の形に近い別の生物、大きなツノ、大きな羽…鋭い牙…
The悪魔!うん!かっこいい!ならない!恐怖!さっきから驚愕続きで疲れてきた…
アスモデウス『そういえば我の名を言ってなかったな、我の名はアスモデウス、魔界に8体のみ存在する王が1人だ』
目が点である、何を言われてるのかもよく分からない…王?王様なのかな?いやアレか?悪魔には爵位が何とかって聞いたことあるぞ?……王…?頂点じゃね!?ヤバいやつじゃんアスモデウス。
卓哉『王ってアレですか?爵位のやつ』
アスモデウス『貴様の世界ではそうだな』
何やらアスモデウス曰く階級以外にも色々あるらしい、下から
下級悪魔(レッサー・デーモン)
上級悪魔(グレーター・デーモン)
悪魔騎士(デーモン・ナイト)
ここまでが全体的に見て下位の悪魔とのこと騎士は爵位に入らないのか聞いたところ弱すぎでどっちでも同じとの事だ。下級と上級を足した位なのだとか。
爵位に関してはこんな感じだ
準男爵級(バロネット)
男爵級(バロン)
子爵級(バイスカウント)
伯爵級(カウント)
辺境伯級(マーグレイヴ)
侯爵(マーキス)
公爵(デューク)
ここまでが上位の悪魔達なのだとか
因みに俺は[準男爵]バロネットと言われるところに入るらしい!上位の悪魔だからと調子には乗るなと言い聞かされた、なんでもバロネットは爵位の中でも除け者扱いされるらしく目に留まることがあれば叩きのめされることがあるのだとか…怖いな悪魔って。
アスモデウスの言っていた王と言われるのは更に上位の最上位悪魔、悪魔の中の悪魔と呼ばれる存在が存在するところなのだと言う!身体消されるは貰った身体は女の子になってると悪いことだらけだと思ったが案外そんなことは無いかもしれない。
最上位の悪魔は2種しかいないらしく
宰相級(チャンセラー)
王級(ロード)
中でも別格な悪魔は[2つ名持ちの王]と呼ばれるとか2つ名の王は魔界では2体しかいないらしい。名をサタンとベルゼバブと言うらしい…めっちゃ有名すぎて驚きが少なくないのは別に不思議ではないだろう。まぁ普通に過ごしていればまぁ会うことはないのだと。会わないことを祈るばかりだ。
アスモデウス『貴様は我の最初で最後の眷属、子みたいなものだ…うーむ名前をくれてやろう!』
卓哉『え?名前って自分で勝手に名乗れないんですか?』
アスモデウス『名乗れるが名付けをしてもらうのとでは天と地の差があるのだぞ?』
卓哉『そうなんですか!?じゃあお願いします!』
なるほど名付けをされると何が変わるのかは分からないが天と地の差があると言われたらまぁ普通は付けてもらうよね。
アスモデウス『よし!では貴様の名前は[リア]』
卓哉『リア、それが俺の…』
うん!悪くない!なんなら気に入ったまであるな!リアって名前なのに俺って言ってたら変だよな…うーむ、わたしって言うのは抵抗あるからな、ボクにしよう!ボクって話してる方が違和感ないだろう!
アスモデウス『気に入らなかったか?』
リア『いや!とてもいい名前だと思って色々考えてました!』
アスモデウス『おぉ!そうかそうか!ならば良い!我も悩んだ甲斐が有るというものだ!』
リア『俺って言うのはこんな見た目ですからこれからはボクって言いますけど変ですかね?』
アスモデウス『いや別に良いのではないか?変には感じんぞ?』
リア『じゃあこれはからはボクって言います!』
アスモデウス『ではこれより貴様を我はリアと呼ぶ、貴様も我のことは…そうだなアスモデウス様でもなんでも良い!そう呼べ』
リア『分かりました!アスモデウス…さま?様!』
そんなこんなで無茶苦茶だけどボクは大悪魔の眷属になりました!これからすごい大変だと思うけどまぁ何とかするしかないね!せっかくの第2の人生…いや?魔生?なんでもいいけど次こそは自分の好きなように生きるんだ!
呼吸の音「ヒュー、ヒュー」
静かな病室に息苦しい呼吸の音。
個室の狭いとも広いとも言えない病室全体は酸素濃度が高い特殊な部屋になっていた。
卓哉『息が詰まる…呼吸ができているのかも今となっては分からない…』
卓哉『あぁ…死ぬのかな…俺』
そんなことばかり考えながら静かに目を瞑る。
仕舞 卓哉は生まれつき肺が弱かった、幼少期は月に1度家に帰ることが出来れば運が良かったと自分も家族も思える程に、そんな彼も身体が成長するにつれて日常的な生活を送れるくらいには身体も丈夫になっていたが、大事な仕事での資料が入った鞄をひったくり犯に取られ無理に追いかけ発作が起きた。
卓哉『なんで無理したんだろ…』
後悔するが、なってしまったのだから仕方がないと最早諦めるしか無い。
卓哉『あぁ…ぼーっとする…』
意識が遠のいていくような感覚が不意に彼を包み込む。
機械音『ピィー!!』
甲高い音が病室全体に大きく鳴る。
卓哉『これ、鳴っちゃだめなやつなのでは?』
そう思った瞬間にパツンと何かが切れる感覚がした。
…
……
………
謎の声『貴様、まだ生きたいか?』
どこから聞こえるかも分からない声が聞こえる。
謎の声『貴様に話しかけているのだ。我の問いに答えぬか!』
卓哉『なんなんだうるさいな、生きたいも何も死んだんだよ俺は!てかあんた誰だよ!』
そう死んだのだ自分でも分かる。意識が何故あるのかまでは分からないが死んだということは何故か分かる。
……ほんと誰だよ!?何よりもそこに意識は持ってかれた。
死んだはず…そう死んだはずなのだ!
声なんか聞こえるはずがないのに妙に偉そうな奴の声が聞こえる。
謎の声『ほぉ?我に向かってうるさいとな?貴様消されたいらしいな?』
やばい…地雷を踏み抜いたらしい。
ダラダラと汗が流れ出る…いや感覚での話しなんだけどね。
卓哉『あ、いや!その、なんて言うかまだ状況がよく呑み込めていないので…あの……すみませんでした!』
ここは謝ろう!何に対して謝っているのかは分からないがとにかく謝ろう!そう感じた。
謎の声『素直だな…まぁ良い貴様、死んだ自覚はあるようだな』
卓哉『はい、一応はありますけど…死神か何かですかね?』
謎の声『死神?いや我は悪魔だ、貴様を延命してやろうかと思ってな』
こいつは何を言っているのだろうか…悪魔?あの悪魔?ツノ生えてるコウモリみたいな羽生えてる?ついでにしっぽもあるのかな?まぁ、見えないから分からないのだけれど…
卓哉『いや、結構です。契約とか何するか分からないので』
延命してもらえばいいだろって?嫌だよ!何要求されるか分かったもんじゃない!大人しく死ぬよ!永遠に魂縛られるとかになったら最悪だよ!絶対にヤダね!
悪魔『つまらないやつだな…我がせっかく命をくれてやると言っておるのに…あぁ!つまらないクソみたいなやつだな貴様』
そんな言われるの?俺?別に断ってもいいだろ!俺の勝手だ!
悪魔『どうせ何を要求されるか分かったものではないと思っているのだろ』
なんでこの人俺の考えてる事分かるの?怖いんだけど…頭の中のぞき込まれたりしてるのかな…
悪魔『別に要求などないわ。我の暇つぶしだ』
卓哉『え?本当にただ延命してくれるだけ何ですか?』
悪魔『そうだ魔界の方はつまらなくてな、昔はよくやっていたケイヤクを思い出して来てみたら丁度よく死んだやつがいたのでな』
俺…ちょうど良く死んだから暇つぶしになれって言われてんの?…なんか辛い…
卓哉『え、じゃ、じゃあ本当になんのペナルティもなく私は生きることができるのですか?』
悪魔『そうだと言っておるではないか!』
やった!これは運が良かったのでは?ついでに身体の弱いところ全部治してくれないかな?そしたらまだ目指してた職にだってつけるかもしれない!
卓哉『ぜ、是非!是非お願いします!延命して欲しいです!』
悪魔『おぉ!そうでなくてはな!よし良いだろう!貴様に我が延命してやろう』
卓哉『あの、身体の悪いところって治すことも出来ますか?延命ついでに』
悪魔『ん?まぁ良いだろう、またすぐに死なれたらつまらんからな』
卓哉『ありがとうございます!』
歓喜!そう!この言葉が今最高に力を発揮するだろう!なんのペナルティーも受けずに命を貰える。こんな超お得パックがあるだろうか!?こんなに嬉しい事があるだろうか!?生まれながらに身体が悪かったせいで行けなかった登山!テーマパーク!海水浴!大型ショッピングモール!なんでも来いだ!
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嫌な予感がする…何?今の「あ、」って?まさか、いやまさかね?そんなわけないよね!アハハハハ…いやまさか…
卓哉『あの?どうしました?』
悪魔『え?あっ、いや、そのだな…えぇー』
なんだよ~さっきまで我に任せておけ!みたいだっただろ!?なんだよいきなり「え?あっ」ってはっきり言えよ~!
卓哉『あ、身体の悪いところは治せないとかですか?それとももう手遅れだったとか…』
悪魔『いや…久しぶり人間の身体を弄ったのでな…消してしまったのだ…』
ん?この自称悪魔さんなんて言った?
卓哉『あの~どういうことでしょうか?』
悪魔『貴様の身体を消し炭にしてしまったのだ……スマン』
おぉぉぉぉぉい!?何言ってくれちゃってんのこの人!?消し炭!?俺の体?てかすまんって小さく言ってんじゃねーぞ!?すみませんで許されるならポリスも何もいらねーだろ!!
卓哉『えぇーー!?!?!?』
えぇー!?まさにこれである。
悪魔『ほんと…なんか……ほんとごめん』
どうするんだよ…泣きたくなってきた、身体消し炭…お葬式の前に火葬されちゃったよ。
お父さん、お母さん、ごめんよ。俺は焼肉の時によく出る食べきれなくてそのまま網の上に置いといたらできてる黒い炭になってしまったよ。
卓哉『何してくれてるんですか!?』
悪魔『いや、下級悪魔(レーサーデーモン)以来のケイヤクだし…人間の身体を弄るのもそれ以来だし…』
最悪だよ~延命どころか昇天だよ!…いや焼天…いや!それどころじゃないよ!どうするんだよ本当に!
悪魔『うーむ…どうしたものか…』
驚愕と落胆、衝撃、色々な感情な俺を他所にしばらく悩む悪魔。
悪魔『よし!我は眷属を持たぬ主義だが貴様を最初の眷属にしてやろう!身体を作って貴様にやろう!』
…………眷属!?
え?俺は悪魔にされるの!?実質魂縛られたのと同じじゃん!最悪の想定が現実になったよ~!泣きたい…涙でないけど。
卓哉『眷属…ですか?』
悪魔『そうだ!我が魂を形作るわけではないからな、我に縛られることもない。まぁ悪いことをした。詫びというには些か軽いものにはなるが…』
なんか別に悪い話しじゃない気がするな…縛られる事はないのか…
卓哉『あの…例えば眷属になったら身体とかどうなるんですか?』
悪魔『それは貴様の理想とする身体に変わるだけだが?』
これは本当に悪い話しではない感じだ、筋肉ムキムキマッチョマンになる事だってできるはず!
卓哉『眷属にさせてください!』
悪魔『く、食い気味だな、まぁよい今回は我が悪いからな。姿は貴様が心の奥底で理想としている姿に変わるからな、良いな?』
卓哉『分かりました!』
筋肉ムキムキマッチョマン!さぁいでよ!俺に筋肉を!
そんな事を考えてる間に作ってもらった身体に魂が入るのを感じる。
バサッとした翠色の長髪、キリッとした大きい琥珀色の瞳、シュッとした眉毛…ん?なんか想像と違うぞ?俺……女の子になってないか!?はい?良かっただろって?良くないよ!元々男だぞ!?俺は!いきなり女性になりました!しかもかなり美人!わーい!なんてならねーんだよ!
卓哉『女の子になってる!?』
悪魔『ほぉ?それが貴様の理想か』
卓哉『ち、ちがぅ…』
大きな赤い瞳、人間の形に近い別の生物、大きなツノ、大きな羽…鋭い牙…
The悪魔!うん!かっこいい!ならない!恐怖!さっきから驚愕続きで疲れてきた…
アスモデウス『そういえば我の名を言ってなかったな、我の名はアスモデウス、魔界に8体のみ存在する王が1人だ』
目が点である、何を言われてるのかもよく分からない…王?王様なのかな?いやアレか?悪魔には爵位が何とかって聞いたことあるぞ?……王…?頂点じゃね!?ヤバいやつじゃんアスモデウス。
卓哉『王ってアレですか?爵位のやつ』
アスモデウス『貴様の世界ではそうだな』
何やらアスモデウス曰く階級以外にも色々あるらしい、下から
下級悪魔(レッサー・デーモン)
上級悪魔(グレーター・デーモン)
悪魔騎士(デーモン・ナイト)
ここまでが全体的に見て下位の悪魔とのこと騎士は爵位に入らないのか聞いたところ弱すぎでどっちでも同じとの事だ。下級と上級を足した位なのだとか。
爵位に関してはこんな感じだ
準男爵級(バロネット)
男爵級(バロン)
子爵級(バイスカウント)
伯爵級(カウント)
辺境伯級(マーグレイヴ)
侯爵(マーキス)
公爵(デューク)
ここまでが上位の悪魔達なのだとか
因みに俺は[準男爵]バロネットと言われるところに入るらしい!上位の悪魔だからと調子には乗るなと言い聞かされた、なんでもバロネットは爵位の中でも除け者扱いされるらしく目に留まることがあれば叩きのめされることがあるのだとか…怖いな悪魔って。
アスモデウスの言っていた王と言われるのは更に上位の最上位悪魔、悪魔の中の悪魔と呼ばれる存在が存在するところなのだと言う!身体消されるは貰った身体は女の子になってると悪いことだらけだと思ったが案外そんなことは無いかもしれない。
最上位の悪魔は2種しかいないらしく
宰相級(チャンセラー)
王級(ロード)
中でも別格な悪魔は[2つ名持ちの王]と呼ばれるとか2つ名の王は魔界では2体しかいないらしい。名をサタンとベルゼバブと言うらしい…めっちゃ有名すぎて驚きが少なくないのは別に不思議ではないだろう。まぁ普通に過ごしていればまぁ会うことはないのだと。会わないことを祈るばかりだ。
アスモデウス『貴様は我の最初で最後の眷属、子みたいなものだ…うーむ名前をくれてやろう!』
卓哉『え?名前って自分で勝手に名乗れないんですか?』
アスモデウス『名乗れるが名付けをしてもらうのとでは天と地の差があるのだぞ?』
卓哉『そうなんですか!?じゃあお願いします!』
なるほど名付けをされると何が変わるのかは分からないが天と地の差があると言われたらまぁ普通は付けてもらうよね。
アスモデウス『よし!では貴様の名前は[リア]』
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うん!悪くない!なんなら気に入ったまであるな!リアって名前なのに俺って言ってたら変だよな…うーむ、わたしって言うのは抵抗あるからな、ボクにしよう!ボクって話してる方が違和感ないだろう!
アスモデウス『気に入らなかったか?』
リア『いや!とてもいい名前だと思って色々考えてました!』
アスモデウス『おぉ!そうかそうか!ならば良い!我も悩んだ甲斐が有るというものだ!』
リア『俺って言うのはこんな見た目ですからこれからはボクって言いますけど変ですかね?』
アスモデウス『いや別に良いのではないか?変には感じんぞ?』
リア『じゃあこれはからはボクって言います!』
アスモデウス『ではこれより貴様を我はリアと呼ぶ、貴様も我のことは…そうだなアスモデウス様でもなんでも良い!そう呼べ』
リア『分かりました!アスモデウス…さま?様!』
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