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第一部 土筆とスタンビート編
第三十四話 土筆と八人の孤児⑥
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朝食後、手伝いをしたいと申し出てきたホッツとネゾンを連れて買い出しに出掛けた土筆《つくし》は、道すがら二人と雑談を交わしながらホズミとシェイラを除いた六人の子供達についての話を聞くのだった。
「そうか、それは大変だったな。でも、そんなに生傷付けて帰ったら怒られるんじゃないか?」
「そりゃ、もう、こっぴどく怒られたさ」
「ルウツなんて、薬師《くすし》やってるエトラの母ちゃんの所まで怒られながら連れていかれたもんなー」
「なっ、ネゾンお前だって、次の日頭に大きなたん瘤作ってエトラの母ちゃんに薬塗ってもらってただろう?」
八人の子供達の中でもホッツとネゾンは小さな頃から腕白《わんぱく》だったらしく、会話の殆《ほとん》どがやんちゃ自慢である。
彼らの両親は皆、獣人のみで構成されているビスケス傭兵団の団員だったようで、六人の子供達は幼いころから同じ開拓村で過ごし、ホッツとネゾンの話から察すれば六人の繋がりや開拓村がどのような所だったかも大方把握する事ができる。
土筆《つくし》は予定していた品物の買い出しを終えると、ホッツとネゾンを土筆《つくし》一押しの屋台へと案内し、宿舎で待つ子供達が喜びそうなお土産を購入して帰路に就くのだった。
土筆《つくし》達一行が宿舎に戻ると、一足先に来ていたコルレットが迎え入れる。
土筆《つくし》はそのまま厨房に入ると昼食の準備に取り掛かり、カウンター席でその様子を眺めているコルレットにゴトッフ達の事を相談するのだった。
「そんな事になってたっすか?」
コルレットも始祖の魔素が及ぼす影響については全く予想していなかったらしく、土筆《つくし》の相談に快く応じる。
「ポプリちゃんの言う通りっす。大気中に混ざっている濃度がこの程度であれば、影響は限定的っすよ」
コルレットはそう言うと、昼食後にゴトッフ達の元へ赴いて異常がないか調べることを約束する。
「それと、雌のゴトッフ達は魔素の影響で乳が張ってるらしくって、搾乳《さくにゅう》したミルクは俺達が飲んでも問題ないかな?」
今日作る予定のおやつの材料用にと市場でミルクの代用品は購入したのだが、できれば新鮮なミルクを使用したい。
「調べてみないと分からないっすけど、多分大丈夫だと思うっすよ。始祖の魔力自体は極めて神聖っすから」
コルレットの話では、宿舎中庭の井戸の底で結界を張り直した際に井戸水の安全性も確認していたらしく、土筆《つくし》が感じていた通り、井戸水には市販されている低品質ポーションにも満たない程度ではあるが、回復の効果が確認されていたのである。
「でも、短期間に大量の井戸水を摂取すると体内で濃縮されて害を及ぼす可能性もあるっすから、飲みすぎ注意っすよ」
ちなみに土筆《つくし》が冗談交じりに井戸水を摂取して害になる量をコルレットに聞いたところ、始祖の魔素が体内で毒となる以前に、どう足掻いても普通の人族が飲める量では無かったことを付け加えておこう。
宿舎で生活する全員が揃って昼食を済ました後、土筆《つくし》は八人の子供達とコルレットを連れて宿舎東に在る厩舎《きゅうしゃ》へと移動する。
子供達が生活していた開拓村でもゴトッフを放し飼いしていたらしく、土筆《つくし》が搾乳《さくにゅう》について話をしたら参加したいと手を挙げたのである。
土筆《つくし》としても従魔であるモーリス達を子供達に紹介しようと考えていたこともあり、交流を兼ねて一つのイベントとして開催する運びとなったのだ。
「ツクっち。コルレットちゃんは先にゴトッフを調べるっすね」
コルレットはそう言うと、神力を解放してモーリスを含めた全てのゴトッフの魔力回路と体内の様子を調べ始める。
土筆《つくし》はその時間を利用して、髪の中に潜り込んでいるフェアリープラントのタッツを取り出すと、八人の子供達に紹介するのだった。
「これは竜床草《りゅうとこそう》のフェアリープラントですか?」
タッツの姿を一目見たホズミが唸るように言葉を漏らすのだが、他の子供達にとっては可愛らしい妖精としか映らないらしく、わいわいと騒がしいのを嫌がったタッツが土筆《つくし》の髪の中に逃げ込むと、子供達は残念そうに溜め息を漏らすのだった。
「ツクっち、この子達は皆健康っすよー。乳房炎《にゅうぼうえん》も起きてないので搾乳《さくにゅう》もオッケーっす」
土筆《つくし》はコルレットから受けた説明を念話を通してモーリスに伝えると、空間からミルクを入れる容器をコルレットに取り出してもらって雌ゴトッフ達の搾乳《さくにゅう》を開始する。
「コルレット、雌のゴトッフ達の乳は一時的なものなの?」
土筆《つくし》は子供達が楽しそうに搾乳《さくにゅう》をしている姿を眺めているコルレットに問い掛ける。
「あくまで推測の域っすけど、雌ゴトッフの変化が始祖の魔素によるものなら継続的になると思うっすよ」
コルレットが先ほど神力で調べた結果によると、ゴットフ達が取り込んだ始祖の魔素は体内に留まることなく排出されているようである。
魔素自体は一定時間経過すれば自然に還るので、これ以上この地域で始祖の魔素が濃くなることもないらしい。
「まあ、気の遠くなるような年月を経ると予想外のことが起きる可能性はあるっすけど、彼らの寿命を考えればそれも有り得ないっす」
心なしか遠い目をしたコルレットはそう言うと、胸元から片眼鏡のような道具を取り出して土筆《つくし》に手渡す。
「これは眼鏡越しに見た食材の安全性を知る事ができる魔道具っす」
定期的に雌のゴトッフから搾乳《さくにゅう》することになった際、乳房炎《にゅうぼうえん》などによって採取したミルクの品質が悪くなってないかを確認するために渡してくれたらしい。
「他の食材にも使えるっすから、冒険のお供にも最適っす」
土筆《つくし》は感謝の言葉をコルレットに伝えると、試しに搾乳《さくにゅう》されたミルクの安全性を調べるのだった……
子供達による搾乳《さくにゅう》が終わり宿舎に戻った土筆《つくし》は、今日のメインイベントであるホットケーキ作りに着手する。
土筆《つくし》は大きめのボウルに、市場で購入した小麦粉をふるいに掛けてだまを取り除くと、先ほど搾乳《さくにゅう》したミルクと昨日作った土根の砂糖、更にコルレットから譲り受けたウッガーの卵をボウルに入れてかき混ぜホットケーキの種を作る。
後はテーブル上にセットした冒険者向けの野外調理用魔道具を使って弱火を起こし、その上に鉄板を敷いて市場で購入したバターを落とし、ホットケーキを焼き上げていく。
「ツクっち? これが噂のホットケーキっすか?」
相変らず何処で仕入れた知識なのか分からないが、コルレットは地球の情報に精通している。
「ああそうだよ。土根から作った砂糖の味見を兼ねて作ってみた」
砂糖が焼ける甘い香りに誘われて、子供達の腹の虫が一斉に鳴き始める。
「熱いから気を付けて食べなよ」
土筆《つくし》は焼き上がったホットケーキをさらに移すと、仕上げに市場で購入した蜂蜜を垂らす。
この世界ではヴィーと言う蜜蜂の習性を持つ魔物の養蜂が行われているので、蜂蜜の品質は地球の物よりも高い。
「まだまだ沢山焼くから慌てなくてもいいからな」
土筆《つくし》はホットケーキの種が無くなるまで焼き続け、途中から参加したメルも食べきれないほどのホットケーキを作るのだった……
土筆《つくし》がおやつにと作ったホットケーキを食べ過ぎた宿舎の住人は夜になっても満腹感が消えず、結局土筆《つくし》とポプリも夜ご飯は余り物のホットケーキとなるのだった。
「これは新鮮ね」
食べ過ぎて部屋に戻っていった子供達と入れ替わりでやって来たポプリは、残り物のホットケーキを口にすると、ホットケーキの食感に思わず言葉を漏らす。
「この世界にはスイーツってあんまりないからね」
土筆《つくし》は口に入れたホットケーキを呑み込むと、土根から作った砂糖が十分使える事に手応えを感じる。
「私達には食事が必要ないと思っていたけど、考えを改めないといけないわね」
ポプリは宿舎に来た当初、コルレットの命令で食事を共にしていたのだが、最近は多少なりとも楽しみにしてくれているようだ。
「砂糖が自給自足できるなら、もっと色々なスイーツを作れるから、楽しみにしてくれると嬉しいな」
土筆《つくし》はそう言うと、最後のホットケーキを口に放り込み後片付けを始めるのだった……
「そうか、それは大変だったな。でも、そんなに生傷付けて帰ったら怒られるんじゃないか?」
「そりゃ、もう、こっぴどく怒られたさ」
「ルウツなんて、薬師《くすし》やってるエトラの母ちゃんの所まで怒られながら連れていかれたもんなー」
「なっ、ネゾンお前だって、次の日頭に大きなたん瘤作ってエトラの母ちゃんに薬塗ってもらってただろう?」
八人の子供達の中でもホッツとネゾンは小さな頃から腕白《わんぱく》だったらしく、会話の殆《ほとん》どがやんちゃ自慢である。
彼らの両親は皆、獣人のみで構成されているビスケス傭兵団の団員だったようで、六人の子供達は幼いころから同じ開拓村で過ごし、ホッツとネゾンの話から察すれば六人の繋がりや開拓村がどのような所だったかも大方把握する事ができる。
土筆《つくし》は予定していた品物の買い出しを終えると、ホッツとネゾンを土筆《つくし》一押しの屋台へと案内し、宿舎で待つ子供達が喜びそうなお土産を購入して帰路に就くのだった。
土筆《つくし》達一行が宿舎に戻ると、一足先に来ていたコルレットが迎え入れる。
土筆《つくし》はそのまま厨房に入ると昼食の準備に取り掛かり、カウンター席でその様子を眺めているコルレットにゴトッフ達の事を相談するのだった。
「そんな事になってたっすか?」
コルレットも始祖の魔素が及ぼす影響については全く予想していなかったらしく、土筆《つくし》の相談に快く応じる。
「ポプリちゃんの言う通りっす。大気中に混ざっている濃度がこの程度であれば、影響は限定的っすよ」
コルレットはそう言うと、昼食後にゴトッフ達の元へ赴いて異常がないか調べることを約束する。
「それと、雌のゴトッフ達は魔素の影響で乳が張ってるらしくって、搾乳《さくにゅう》したミルクは俺達が飲んでも問題ないかな?」
今日作る予定のおやつの材料用にと市場でミルクの代用品は購入したのだが、できれば新鮮なミルクを使用したい。
「調べてみないと分からないっすけど、多分大丈夫だと思うっすよ。始祖の魔力自体は極めて神聖っすから」
コルレットの話では、宿舎中庭の井戸の底で結界を張り直した際に井戸水の安全性も確認していたらしく、土筆《つくし》が感じていた通り、井戸水には市販されている低品質ポーションにも満たない程度ではあるが、回復の効果が確認されていたのである。
「でも、短期間に大量の井戸水を摂取すると体内で濃縮されて害を及ぼす可能性もあるっすから、飲みすぎ注意っすよ」
ちなみに土筆《つくし》が冗談交じりに井戸水を摂取して害になる量をコルレットに聞いたところ、始祖の魔素が体内で毒となる以前に、どう足掻いても普通の人族が飲める量では無かったことを付け加えておこう。
宿舎で生活する全員が揃って昼食を済ました後、土筆《つくし》は八人の子供達とコルレットを連れて宿舎東に在る厩舎《きゅうしゃ》へと移動する。
子供達が生活していた開拓村でもゴトッフを放し飼いしていたらしく、土筆《つくし》が搾乳《さくにゅう》について話をしたら参加したいと手を挙げたのである。
土筆《つくし》としても従魔であるモーリス達を子供達に紹介しようと考えていたこともあり、交流を兼ねて一つのイベントとして開催する運びとなったのだ。
「ツクっち。コルレットちゃんは先にゴトッフを調べるっすね」
コルレットはそう言うと、神力を解放してモーリスを含めた全てのゴトッフの魔力回路と体内の様子を調べ始める。
土筆《つくし》はその時間を利用して、髪の中に潜り込んでいるフェアリープラントのタッツを取り出すと、八人の子供達に紹介するのだった。
「これは竜床草《りゅうとこそう》のフェアリープラントですか?」
タッツの姿を一目見たホズミが唸るように言葉を漏らすのだが、他の子供達にとっては可愛らしい妖精としか映らないらしく、わいわいと騒がしいのを嫌がったタッツが土筆《つくし》の髪の中に逃げ込むと、子供達は残念そうに溜め息を漏らすのだった。
「ツクっち、この子達は皆健康っすよー。乳房炎《にゅうぼうえん》も起きてないので搾乳《さくにゅう》もオッケーっす」
土筆《つくし》はコルレットから受けた説明を念話を通してモーリスに伝えると、空間からミルクを入れる容器をコルレットに取り出してもらって雌ゴトッフ達の搾乳《さくにゅう》を開始する。
「コルレット、雌のゴトッフ達の乳は一時的なものなの?」
土筆《つくし》は子供達が楽しそうに搾乳《さくにゅう》をしている姿を眺めているコルレットに問い掛ける。
「あくまで推測の域っすけど、雌ゴトッフの変化が始祖の魔素によるものなら継続的になると思うっすよ」
コルレットが先ほど神力で調べた結果によると、ゴットフ達が取り込んだ始祖の魔素は体内に留まることなく排出されているようである。
魔素自体は一定時間経過すれば自然に還るので、これ以上この地域で始祖の魔素が濃くなることもないらしい。
「まあ、気の遠くなるような年月を経ると予想外のことが起きる可能性はあるっすけど、彼らの寿命を考えればそれも有り得ないっす」
心なしか遠い目をしたコルレットはそう言うと、胸元から片眼鏡のような道具を取り出して土筆《つくし》に手渡す。
「これは眼鏡越しに見た食材の安全性を知る事ができる魔道具っす」
定期的に雌のゴトッフから搾乳《さくにゅう》することになった際、乳房炎《にゅうぼうえん》などによって採取したミルクの品質が悪くなってないかを確認するために渡してくれたらしい。
「他の食材にも使えるっすから、冒険のお供にも最適っす」
土筆《つくし》は感謝の言葉をコルレットに伝えると、試しに搾乳《さくにゅう》されたミルクの安全性を調べるのだった……
子供達による搾乳《さくにゅう》が終わり宿舎に戻った土筆《つくし》は、今日のメインイベントであるホットケーキ作りに着手する。
土筆《つくし》は大きめのボウルに、市場で購入した小麦粉をふるいに掛けてだまを取り除くと、先ほど搾乳《さくにゅう》したミルクと昨日作った土根の砂糖、更にコルレットから譲り受けたウッガーの卵をボウルに入れてかき混ぜホットケーキの種を作る。
後はテーブル上にセットした冒険者向けの野外調理用魔道具を使って弱火を起こし、その上に鉄板を敷いて市場で購入したバターを落とし、ホットケーキを焼き上げていく。
「ツクっち? これが噂のホットケーキっすか?」
相変らず何処で仕入れた知識なのか分からないが、コルレットは地球の情報に精通している。
「ああそうだよ。土根から作った砂糖の味見を兼ねて作ってみた」
砂糖が焼ける甘い香りに誘われて、子供達の腹の虫が一斉に鳴き始める。
「熱いから気を付けて食べなよ」
土筆《つくし》は焼き上がったホットケーキをさらに移すと、仕上げに市場で購入した蜂蜜を垂らす。
この世界ではヴィーと言う蜜蜂の習性を持つ魔物の養蜂が行われているので、蜂蜜の品質は地球の物よりも高い。
「まだまだ沢山焼くから慌てなくてもいいからな」
土筆《つくし》はホットケーキの種が無くなるまで焼き続け、途中から参加したメルも食べきれないほどのホットケーキを作るのだった……
土筆《つくし》がおやつにと作ったホットケーキを食べ過ぎた宿舎の住人は夜になっても満腹感が消えず、結局土筆《つくし》とポプリも夜ご飯は余り物のホットケーキとなるのだった。
「これは新鮮ね」
食べ過ぎて部屋に戻っていった子供達と入れ替わりでやって来たポプリは、残り物のホットケーキを口にすると、ホットケーキの食感に思わず言葉を漏らす。
「この世界にはスイーツってあんまりないからね」
土筆《つくし》は口に入れたホットケーキを呑み込むと、土根から作った砂糖が十分使える事に手応えを感じる。
「私達には食事が必要ないと思っていたけど、考えを改めないといけないわね」
ポプリは宿舎に来た当初、コルレットの命令で食事を共にしていたのだが、最近は多少なりとも楽しみにしてくれているようだ。
「砂糖が自給自足できるなら、もっと色々なスイーツを作れるから、楽しみにしてくれると嬉しいな」
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