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王女物語
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しおりを挟む「ねぇ、聞きたいことがあるんだけど」
放課後、私はアイツの席に行って声をかける。
「おや、めずらしい。ミル子さんから声をかけてくれるなんて
初めてじゃないですか? 」
相変わらず面倒臭い。
「そんな事はどうでもいいの。それよりもアンタに聞きたい事があるのよ」
「ええ、そうでしょうね。もちろんお話させて頂きますよ、
御徒町さんもご一緒にどうぞ」
私は都と一緒に話を聞くことにした。
*****
カフェにて
「先日は本当にすみませんでした」
頭を下げる王子様
「あんな事に巻き込ませてしまって申し訳なく思っています」
「ミル子さんがアイドルのファンだという情報を入手しまして
ライブに行ってみたいという事だったのでチケットの方を送らせて
もらったのですが……」
「情報? どうやって入手したのよ」
「私、こう見えても王子ですのでそれくらいは」
当たり前のように言う王子。
「王子、怖! 」
都も思わず叫ぶ。
「チケットは? 」
「王子ですので」
「王子、怖! 」
これではプライベート何てあったもんじゃない。
こいつ一体どこまで知っているのか?
「そう警戒なさらずとも大丈夫ですよ。私の知りたい事しか入手しませんから」
「なんだ、そうか」
何故か納得する都。
「いやいや、それが危ないんでしょうが! 」
そのまま進もうとしていた話をぶった切る。
「だって、王子が知りたいのはミル子の事なんだから私はセーフじゃない? 」
「おいおい都さん。なんて事をおっしゃっているんですかね。
貴方の親友のプライベートが危機にさらされているんですが」
「ドンマイ♥ 」
「よし、表に出ろ。やってやる」
私は席を立つ。
「まあまあ、お二人とも落ち着いて。私は漏らしたりはしませんので
ご安心ください。それに、私の情報なんて世界中に知れ渡っているんですから、
それと比べればミル子さんの情報なんて大したことないです」
「お前もだな。二人とも表に出ろ、やってやる」
「そんな事よりも、どうして王子はミル子の事を知ってたの?
ミル子は王子の事なんて知らないって言ってるけど」
都は私を無視して王子に聞いた。
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