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家族
家族愛
しおりを挟む「今日は裕一の好きな唐揚げよ! 」
そう言って母は皿に山盛りに積まれた唐揚げをテーブルの中心に置いた。
「うわー、すごい! おいしそう! 」
そう言って僕はすぐに手を伸ばす
「こら、まだ食べちゃダメでしょ! お父さんを待ってあげないと」
母はそう言って僕を止めたので待つ事にする。
「おお、凄いな! 山盛りじゃないか! 裕一の好物だもんな! 」
着替えて来た父が食卓に座って漸く食事が始まった。
「おいしい? 」
「おいしいよ! 」
母に聞かれ感想を言う。
「裕一は何歳になったんだ? 」
「7歳! 」
父に聞かれて答えた。
そう、僕は7歳になった。
もう7年も生きていればそれなりに世界の事も分かってくる。
どうやって振る舞うの最も喜ばれるのかぐらい知っている。
だから僕は無邪気な7歳をちゃんとこなさないといけない。
そうする事で僕の両親は喜ぶのだから……
たとえ、僕が唐揚げがそんなに好きじゃない。
いつの間にかそう言う事にされてしまっていただけだ。
けど僕は好きじゃなくたって、好きなように振る舞う。
たとえ今日が両親から聞いていた誕生日の日にちと一日ずれていたとしても
今日だったように振る舞うのが僕がとるべき行動なのだ。
家族ってそういうものでしょ?
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