パロディ!!!

桂木 鏡夜

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どないすんねん!?

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「カバタ。お前どないすんねん?アンマンマンこないにしてもうて‥。」

「だって‥美味しかったんやもん。」

「美味しかったんは分かるけど、頭全部食うてもうて動かんなってもうたやないかい!このチョコンと座っとる奴どないすんねん?」

「動かんくなるとは思ってなかったんやもん。けど、もうなってもうたことをとやかく言うなよ~。(人間小っさ。)」

「え!?今何言うた?っつか、なんの開き直り!?お前がやったんちゃうんかい!!」

「あ~。もう!。煩いやっちゃな。取り敢えずパン工場に行かなしゃぁないやん。それでええんやろ?」

「なんで上から?何!?お前がやったんだよね?コレ!」

「キャンキャン喚くな。取り敢えず青い狸からポケット掻っ攫ってきたさかいにコレからピンクのドア取り出したら終いや。」

「掻っ攫って!?犯罪じゃん!!何してんねんカバタ!返してこい!」

「おい、モンタ。冷静になれよ?。今コレを返しに行くのは簡単や。けど今返してもうたらこの無言で座っとる奴どないすんねん?」

「そ、‥そうか。取り敢えず返すよりも、先コイツをどないかせんとあかん訳やった。けど、盗みはあかんやろ?」

「あー!あー!あー!本間に煩い奴やの。黙って着いてこんかい!(俺が悪の道を教えたるわ)。」

「え!?今、明らかに変な発言したよね!?」

「取り敢えずパン工場行くで。」

「だからお前が仕切んな!!」


〇〇

「カバタはここでアンマンマン見とれ。話がややこなるさかいに。」

「しゃーないの。」

「だから何でそない偉そうやねん。まぁええわ。」

 モンタはカランとパン工場の扉をあける。

「いらっしゃいませ帰れー!」

「おう!‥ってオッサン、アホか!!こっちは用事で来とんねん!」

「ふぅ。‥なんや客か。」

「何の溜息!!?っつか客やなかったら何が来んねん!!?ここはパン工場やないんですか!?」

「そだねぇー。」

「軽!!っつかオッサンのくせに流行りに乗ってるし!!ってか鼻くそほじりながら言うんじやねぇ!!」

「で、貴様は何しにきたん?」

「貴様!!?コレも聞いた事あるネタやの!。 ‥まぁええわ。実は客ちゃうねん。」

「ちゃうんかい!!やっぱりな!やっぱりや!!そんな気ぃしててん。この時間はいっつも暇な筈やもん!!」

「待て!まぁ待てよ!!こっちは用事あって来とんねや。」

「なんやの?用事て。ベットの下に隠してあるアダルトグッズは渡さへんからね!!」

「誰がいるかい!!っつか高校生か!」

「じゃぁ、アンタは一体此処に何しに来たんや?」

「‥実はオタクのアンマンマンの顔をツレのカバタが全部食って、無くなってもうてやな‥」

「きゃ!この男ったら、マンマンとか厭らしいったらないわ。」

「何の話をしとんねん!?っつか頬を染めるなジジイ!」

「はいはい。分かった、分かった。アンマンマンの顔を焼いてくれって言うとんやろ?」

「分かってたんかい!!今までの下り入りました?ねえ?」

「直ぐに焼くさかいに待っとれ。」

〇〇

「ほら、焼けたで。アンマンマン何処や?」

「外で転がっとるで。カバタが見張ってる思うけど。」

 外にでる。

「って、何しとんねんカバタ!!!」

「何って、アンマンマンの服脱がしとんねん!!」

「自信げに威張る所か!!!」

「だって、ちゃんと又の間にエレファント着いてんかお前も気になるやろ!?」

「何がエレファントやねん!っつか其処だけ発音良くしてる場合ちゃうやろ!!取り敢えず服着せんかい!!」

「(ちぇっ。後もうちょいやったのに。)」

「おーい。声が漏れてるよぉ。」

〇〇。

「さて、爺さん。宜しく頼むわ。」

「うむ。」

 頭をはめ込む。

たんた、たった、たんたんたーん!

「元気百烈!!アンマンマン!!」

「おう!やっと復活したか!うちのツレが済まんかったな。」

「済まんかったな。」

「お前が偉そうに言うな!」

「まぁまぁ。」

「さすがアンマンマン。寛大やな。」

「だからお前が言うな!!」

「また腹減ったらお前の顔に齧り付いたるさかいに覚悟せい。」

「余計な事を言うでない!!指をさすでない!」

「ほな僕らはコレで。」

「なんでカバタがそれ言うの?俺の台詞だよな?」

「待って。」

「アンマンマン何やねん?」

「僕は頭が無くても耳は聞こえているんだ。君の持ってる狸の袋は元の持ち主に返してもらうよ。」

「ここで現れた正義の味方!?」

「何、訳のわからん事ゆうてんねん。今から返しに行くからほっとけや。」

「いや。それは信用できないね。僕が直接返しに行くよ。さぁ、それを僕に渡しなさい。」

「何で渡さなあかんねん!!‥あ。さてはお前もこの袋で世界取ろうって腹か!?」

「お前も!!?カバタ!そんなつもりで盗んで来てたんか!!?アンマンマン!コイツの陰謀を止めたってくれ!」

「ふぅ。‥バレては仕方ない。実はその通りだ!」

「ってお前もなんかーい!!正義のヒーローとちゃうんかーい!!そして堂々宣言するでなーい!!」

「たしかに僕は正義のヒーローだ。だが僕は程々にこの世界に愛想が尽きた。悪を挫いても挫いても何処からか菌のように湧き上がる。殴っても、殴っても殴っても無意味だ。暴力で解決するのにも限りがある。ならどうするか?。僕は爺さんと相談して決めたんだ。この世界に菌が湧かない為にどうするか?その答えは直ぐに出た。圧倒的なパワー。そう、誰も僕に勝とうなんて思えない程の圧倒的最強の存在になると僕達は決めたんだ。」

「なんだよこの展開!!?誰か助けてぇ!」

「モンタ。もうこの戦いは始まったんだ。誰も止めることはできない。」

「何が!!?っつか睨みあってんじゃねぇよ!!ってかジジイ鼻くそほじんじゃねぇ!!呑気か!!」

「さあ、いくよ。」

「かかってこんかい!!」

 カバタは袋を地面に叩きつけた。

「って捨てんのかい!!!」

「「うぉぉぉぉぉ!!!」」

 「ダメやコイツらアホすぎる!」

 不意に爺さんが動きだす。

「何処いくねんジジイ!」

 ジジイはカバタとアンマンマンが激闘する横を通りすぎ、袋を手にする。

 そして顔の皮を引き剥がすと、そこに現れたのは青い狸だった。

「ドザエモン!!?」

「「何!!?」」

「ふははは!!所詮貴様ら劣等種とは出来が違うのだよ。こんな事もあろうかと日頃から変装していたのさ!!」

「日頃から!!?お前の務めはどうした!!?っつか暇か!!?」

「くっ。僕は騙されていたのか!」

「何凹んでんの!?騙されて正解だよ!!お前とんでもない事たくらんでたんやぞ!!」

「世界を統べるのはこのドザエモン様だぁ!!!」

「貴様もかい!!!もうええわ!!!」



 この後の話はご想像に‥。笑
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