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第四話 冒険者
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戦士の男は、憐れんでいるようなそうではないような、何とも言えない表情を浮かべている。
私が何も知らないってどういう事?
意味が分からない。
「それは、どういう意味ですか?」
「言葉通りだよ。お前、ルクナ教団の事を何も知らないんだろ」
「教団? 私は教団員ですよ。知らないわけないじゃないですか」
「そうじゃねぇ……」
戦士の男はそう言うと、頭をポリポリと掻く。
「俺達は見ての通り冒険者だ。そして俺達冒険者はルクナ教団を毛嫌いしてる。だから相手されないのは当然だって事だよ」
「……そうなんですか?」
「やっぱ知らねえか。その格好を見るに、お前修道院上がりなんだろ」
「そうですが……」
「だったら世間知らずなのも当然か。閉鎖された空間でしか物を見てきてねぇもんな」
「一応、社会常識は教えられましたが」
「それはオメェら教団の中での常識だろうが。世間様ではそんなモン関係ねぇんだよ」
「………………」
彼の言葉は私の中で衝撃だった。
私にとってルクナ教団は弱者を護り世界の平和を祈って活動している素晴らしい教団だと思っていた。それが、これ程までに嫌われているなんて想像だにしていなかった。
特に冒険者に……。
「どうして……嫌われているんですか?」
「そりゃあ何かと冒険者に干渉しようとしてくるからな。やれアレしろコレしろ規律だクソだと押し付けてくるし、ギルドへも首を突っ込んでくる。自由を求める俺達冒険者にとって、最も疎ましい存在だ」
「そんな……」
「分かったか? お前には特別に忠告してやるけどよ、間違っても他の冒険者とツルもうとすんなよ。下手すると殺されるぞ」
「そ、そんなこと……」
「冒険者ってのは血気盛んな奴が多い。後先考えず先走る奴だって居るかもしれないぜ? だから止めとけ」
「けど……私、冒険者になりたくて……」
「は?」
戦士の男はキョトンとした表情を浮かべた。
いきなり何を突飛な事を言っているのかと私の言葉が信じられないかのよう。
「お前……俺の聞き間違いか? 冒険者になりたい?」
「はい……そうです」
「……バカじゃねぇのお前?」
「バッ、バカ!?」
バカとは何ですかバカとは!
いきなりの侮辱。これは聞き捨てなりません!
「バカとは何ですか! 私は真面目に言っているんですよ!」
「だってそうだろ! 冒険者になりたいんなら何で教団に居るんだよ!」
「それは修道院長が残った方が良いと言ったからそうしただけです! 別に教団員でも冒険者にはなれるでしょう!」
「だからバカなんだよオメェは! そんなんギルドが認めるわけねぇだろ!」
「ギルドにそんな規則はありませんーッ! きちんと調べましたーッ!」
「だから世間知らずなんだよオメェは! 規則ウンヌンじゃねぇんだよ!」
「規則は規則です!」
「だーかーらー!」
「何ですか!」
私は話をしている間に思わず熱くなる。
そもそもこの人は、人に対する口の利き方がなってない!
何ですかその粗暴な口と態度は! 初対面の人に対してする態度じゃない!
私が直々に教育してやろうかしら!
私がこの失礼な男をどうしてやろうかと考えていると、そこで少女が割り込んできた。
「……ちょっと」
すると戦士の男はキッと少女を睨みつけた。
「あんだよ?」
けれど少女は動じない。ジッと感情の読めない顔で戦士の男を見つめる。
「そこまで言うなら、ギルドへ行かせてあげれば良いじゃない」
その言葉を聞き、戦士の男は視線を斜め上へチラリと向けると頷いた。
「あー……そうだな、そうするか。そうすりゃ現実が分かるだろ」
私はその言葉を聞き、ジトーっと男を睨む。
「……どういう事ですか」
「冒険者になりたいんだろ? ギルドまで案内してやるって言ってんだよ」
「それは有難いですが、他意を感じます」
「言葉通りだ。案内はしてやる。その先は知らん」
どういう事ですかそれは!
ほんっとうに意味が分からない!
それは善意なのですか!?
絶対に違いますよね!
私は戦士の男の言葉に、半ば怒りを感じる。
けれど、提案自体は悪い話では無い。
ギルドの詳しい場所は知らないので、案内して貰えるならとても助かる。
「分・か・り・ま・し・た! 一応悪い話では無いので、有り難くお願いさせて頂きます!」
「何だよその態度は。それが案内してもらう人の態度か?」
「あなたに言われたく無いんですけどぉ!?」
「あぁん!?」
私、この人とも仲良く出来なさそうです。
◇ ◇
その後、また一悶着に二悶着もありつつも、私は少女と戦士の男と三人でギルドへ向かう事になった。
少女はこれ以上関わりたくないのか一人で帰ろうとするのを戦士の男が無理やり引き留め、その後ブラッドウルフの尻尾を回収。そしてまた一人帰ろうとする少女を戦士の男が引き留め、森を共に進む。
私はコントを見ている気分だった。
二人はとても仲が良いんだな。
私も冒険者になると、仲間とこういった面白い掛け合いをするようになるのだろうか?
今は想像できないけど、それはきっと楽しい冒険になる事でしょう。
この二人ともそのうち仲良くなるのだろうか。
――そこで私は気づく。
〝二人の名前を知らない!〟
ギルドまでとはいえ、ほんの僅かでも共に行動する身。
名前すら知らないというのは失礼だ。
名前くらいは聞いておこう。
「そういえば、お二人のお名前を伺っていませんでした。お伺いしても宜しいですか?」
私が二人にそう話しかけると、戦士の男は「あーそういえば自己紹介してなかったな」と言って話し出す。
「俺はテオ、テオ・コリンズ。見ての通り戦士だ」
「テオさんですね。申し遅れました、私はミア・マラコイデスと申します。ルクナ教団より伝道師の役を賜っております」
「伝道師……か。伝道師って何をするんだ?」
「そうですね……、簡単に言えば創造の女神ルクナ様の教えを皆に教え導く役ですかね」
「教えねぇ……例えば?」
「とても簡単な事ですよ。皆と仲良くしましょう、皆を平等に扱いましょう、悪い事をしてはいけません、何が善で何が悪か正しい知識を学びましょう、とかです」
「へぇ……」
テオは私の話を聞き、何か言いたそうな顔をしている。
きっと『くだらない』とか思っているんでしょうね。
信仰心の欠片も無さそうですから。
けど私は怒りません。そういった人を導くのも私の役目。
これから私も同じ冒険者になるのですから、いずれきちんと女神様のもとへと旅立てるように導いて差し上げましょう。
そこで少女がボソッと呟いた。
「……くだらない」
その言葉を私は聞き逃さなかった。
色々と言いたい所ではあるが、とりあえず名前を尋ねようと思う。
「お名前をお伺いしても?」
そう尋ねると、キリッとした鋭い目付きで私を見てくる。少女は口元をギュッと締め、言いたくなさそうな様子。
けれど私も負けじと笑みを浮かべ少女へと笑いかける。
すると少女は根負けしたのか「はぁ」と一つ息を吐いた。
「……アルシア。一応……魔術師かな」
へぇ、この人アルシアという名前なのか。
とても聞き馴染みのある名前で素敵。
けどこれなら言いたくないのも理解は出来ますね。
だって――
「よろしくお願いします。素敵なお名前ですね」
「……どこが?」
「だってそうじゃないですか。あの《神々の聖戦》に出てくる神の使徒と同じ名前ですもの!」
私が何も知らないってどういう事?
意味が分からない。
「それは、どういう意味ですか?」
「言葉通りだよ。お前、ルクナ教団の事を何も知らないんだろ」
「教団? 私は教団員ですよ。知らないわけないじゃないですか」
「そうじゃねぇ……」
戦士の男はそう言うと、頭をポリポリと掻く。
「俺達は見ての通り冒険者だ。そして俺達冒険者はルクナ教団を毛嫌いしてる。だから相手されないのは当然だって事だよ」
「……そうなんですか?」
「やっぱ知らねえか。その格好を見るに、お前修道院上がりなんだろ」
「そうですが……」
「だったら世間知らずなのも当然か。閉鎖された空間でしか物を見てきてねぇもんな」
「一応、社会常識は教えられましたが」
「それはオメェら教団の中での常識だろうが。世間様ではそんなモン関係ねぇんだよ」
「………………」
彼の言葉は私の中で衝撃だった。
私にとってルクナ教団は弱者を護り世界の平和を祈って活動している素晴らしい教団だと思っていた。それが、これ程までに嫌われているなんて想像だにしていなかった。
特に冒険者に……。
「どうして……嫌われているんですか?」
「そりゃあ何かと冒険者に干渉しようとしてくるからな。やれアレしろコレしろ規律だクソだと押し付けてくるし、ギルドへも首を突っ込んでくる。自由を求める俺達冒険者にとって、最も疎ましい存在だ」
「そんな……」
「分かったか? お前には特別に忠告してやるけどよ、間違っても他の冒険者とツルもうとすんなよ。下手すると殺されるぞ」
「そ、そんなこと……」
「冒険者ってのは血気盛んな奴が多い。後先考えず先走る奴だって居るかもしれないぜ? だから止めとけ」
「けど……私、冒険者になりたくて……」
「は?」
戦士の男はキョトンとした表情を浮かべた。
いきなり何を突飛な事を言っているのかと私の言葉が信じられないかのよう。
「お前……俺の聞き間違いか? 冒険者になりたい?」
「はい……そうです」
「……バカじゃねぇのお前?」
「バッ、バカ!?」
バカとは何ですかバカとは!
いきなりの侮辱。これは聞き捨てなりません!
「バカとは何ですか! 私は真面目に言っているんですよ!」
「だってそうだろ! 冒険者になりたいんなら何で教団に居るんだよ!」
「それは修道院長が残った方が良いと言ったからそうしただけです! 別に教団員でも冒険者にはなれるでしょう!」
「だからバカなんだよオメェは! そんなんギルドが認めるわけねぇだろ!」
「ギルドにそんな規則はありませんーッ! きちんと調べましたーッ!」
「だから世間知らずなんだよオメェは! 規則ウンヌンじゃねぇんだよ!」
「規則は規則です!」
「だーかーらー!」
「何ですか!」
私は話をしている間に思わず熱くなる。
そもそもこの人は、人に対する口の利き方がなってない!
何ですかその粗暴な口と態度は! 初対面の人に対してする態度じゃない!
私が直々に教育してやろうかしら!
私がこの失礼な男をどうしてやろうかと考えていると、そこで少女が割り込んできた。
「……ちょっと」
すると戦士の男はキッと少女を睨みつけた。
「あんだよ?」
けれど少女は動じない。ジッと感情の読めない顔で戦士の男を見つめる。
「そこまで言うなら、ギルドへ行かせてあげれば良いじゃない」
その言葉を聞き、戦士の男は視線を斜め上へチラリと向けると頷いた。
「あー……そうだな、そうするか。そうすりゃ現実が分かるだろ」
私はその言葉を聞き、ジトーっと男を睨む。
「……どういう事ですか」
「冒険者になりたいんだろ? ギルドまで案内してやるって言ってんだよ」
「それは有難いですが、他意を感じます」
「言葉通りだ。案内はしてやる。その先は知らん」
どういう事ですかそれは!
ほんっとうに意味が分からない!
それは善意なのですか!?
絶対に違いますよね!
私は戦士の男の言葉に、半ば怒りを感じる。
けれど、提案自体は悪い話では無い。
ギルドの詳しい場所は知らないので、案内して貰えるならとても助かる。
「分・か・り・ま・し・た! 一応悪い話では無いので、有り難くお願いさせて頂きます!」
「何だよその態度は。それが案内してもらう人の態度か?」
「あなたに言われたく無いんですけどぉ!?」
「あぁん!?」
私、この人とも仲良く出来なさそうです。
◇ ◇
その後、また一悶着に二悶着もありつつも、私は少女と戦士の男と三人でギルドへ向かう事になった。
少女はこれ以上関わりたくないのか一人で帰ろうとするのを戦士の男が無理やり引き留め、その後ブラッドウルフの尻尾を回収。そしてまた一人帰ろうとする少女を戦士の男が引き留め、森を共に進む。
私はコントを見ている気分だった。
二人はとても仲が良いんだな。
私も冒険者になると、仲間とこういった面白い掛け合いをするようになるのだろうか?
今は想像できないけど、それはきっと楽しい冒険になる事でしょう。
この二人ともそのうち仲良くなるのだろうか。
――そこで私は気づく。
〝二人の名前を知らない!〟
ギルドまでとはいえ、ほんの僅かでも共に行動する身。
名前すら知らないというのは失礼だ。
名前くらいは聞いておこう。
「そういえば、お二人のお名前を伺っていませんでした。お伺いしても宜しいですか?」
私が二人にそう話しかけると、戦士の男は「あーそういえば自己紹介してなかったな」と言って話し出す。
「俺はテオ、テオ・コリンズ。見ての通り戦士だ」
「テオさんですね。申し遅れました、私はミア・マラコイデスと申します。ルクナ教団より伝道師の役を賜っております」
「伝道師……か。伝道師って何をするんだ?」
「そうですね……、簡単に言えば創造の女神ルクナ様の教えを皆に教え導く役ですかね」
「教えねぇ……例えば?」
「とても簡単な事ですよ。皆と仲良くしましょう、皆を平等に扱いましょう、悪い事をしてはいけません、何が善で何が悪か正しい知識を学びましょう、とかです」
「へぇ……」
テオは私の話を聞き、何か言いたそうな顔をしている。
きっと『くだらない』とか思っているんでしょうね。
信仰心の欠片も無さそうですから。
けど私は怒りません。そういった人を導くのも私の役目。
これから私も同じ冒険者になるのですから、いずれきちんと女神様のもとへと旅立てるように導いて差し上げましょう。
そこで少女がボソッと呟いた。
「……くだらない」
その言葉を私は聞き逃さなかった。
色々と言いたい所ではあるが、とりあえず名前を尋ねようと思う。
「お名前をお伺いしても?」
そう尋ねると、キリッとした鋭い目付きで私を見てくる。少女は口元をギュッと締め、言いたくなさそうな様子。
けれど私も負けじと笑みを浮かべ少女へと笑いかける。
すると少女は根負けしたのか「はぁ」と一つ息を吐いた。
「……アルシア。一応……魔術師かな」
へぇ、この人アルシアという名前なのか。
とても聞き馴染みのある名前で素敵。
けどこれなら言いたくないのも理解は出来ますね。
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